生臭坊主の異世界転生 死霊術師はスローライフを送れない

しめさば

文字の大きさ
71 / 722

第71話 要救助者

しおりを挟む
 名前を呼ばれ、シャーリーはハッとした。その男の顔には見覚えがあったのだ。
 男の名は九条。ダンジョン調査に訪れた際に、この炭鉱の道案内として雇ったコット村の死霊術師ネクロマンサーだ。
 その時の記憶が流れ込むように頭の中を支配し、1つの解答が出た。

 ――絶望的かと思われていた救助が来たのである。

 目には涙が溢れ、足の痛みなど忘れて安堵と嬉しさのあまり、九条に抱き着いた。

「ぐじょぉー!」

「見つかって良かった。もう大丈夫ですよ」

 多少驚きはしたものの、九条は安堵の表情で溜息をついた。
 丸1日炭鉱を彷徨っていたのだ、その心細さも頷ける。
 それはシャーリーに向けた言葉でもあり、九条自身に向けた言葉でもあった。

(コクセイには後で謝らないとな……)

 シャーリーの正確な歳はわからないが見た感じ17、8位だろう。九条から見ればまだまだ子供だ。
 何時までたっても泣き止まないシャーリーを仕方なく抱き寄せ、落ち着くまで頭を優しくなでていた。

 暫くすると、落ち着きを取り戻したシャーリーは涙を拭い顔を上げた。

「ありがとう九条。助かったよ」

 シャーリーが九条から離れると、狐火に照らされ浮かび上がるシャーリーの肢体。
 その首にシルバープレートが下げられているだけの一糸纏わぬ姿である。
 狐火に反射してキラキラと輝くブロンドの髪。白く透き通った素肌。それでいてあまり主張しすぎない双丘。
 無言で立ち尽くしていた九条の視線の先に気が付き、シャーリーはようやく自分が裸であったことを思い出した。

「きゃぁぁぁぁ! ぐぅっ……」

 慌てて身体を隠そうとするシャーリーであったが、それはすぐに意味をなさなくなった。
 急激に動いた所為で脳に伝わる激しい痛み。それは足の怪我を気付かせるには十分であり、耐えきれなくなったシャーリーはその場に座り込んだ。

「酷い怪我じゃないか! ちょっと待ってろ」

 九条は革袋に入っていた水で患部を洗い、昼食用のサンドイッチを包んでいた布で縛った。応急処置だがしないよりはマシだろう。
 そんな中、炭鉱内に響く重低音。シャーリーの腹の虫だ。
 九条が顔を上げると、シャーリーの視線はサンドイッチに釘付けだった。
 丸1日何も食べていないのだ。今にも涎が垂れそうな開けっ放しの口を見て、ふと笑みがこぼれる。

「食っていいぞ。コット村自慢のサンドイッチだ」

 それを差し出すと、シャーリーは小さな声で礼を言い豪快にかぶりつく。
 その食いっぷりは味わって食べていると言うにはほど遠いが、それも元気な証拠だ。

「なんで裸なんだ? 岩盤浴か?」

「そんな訳ないでしょ! 松明の代わりに燃やしたの!」

「冗談だよ……。そんなに怒るな……」

 足の応急処置も終わり、シャーリーもサンドイッチを食べ終えた。
 腹は膨れ、その表情は満足気だ。

「カガリ、頼めるか?」

「もちろんです」

 カガリはシャーリーにお尻を向けてその場で伏せた。

「え? 何!? ちょ……ちょっと……。うわぁ!」

 九条は意味がわからずキョトンとしていたシャーリーの両脇を持ち上げると、カガリの上へと降ろしたのだ。

「大丈夫だとは思うが、一応掴まってろよ」

 カガリはシャーリーを乗せ、ゆっくりと歩き出した。
 シャーリーにとっては初めての体験だ。まさか魔獣の背に乗れるとは夢にも思わなかった。
 しかもモフモフでふわふわ。馬とは違う優しい乗り心地に感動すら覚える。
 カガリの上で揺られていると、助かったのだという実感から余裕が生まれ、シャーリーは色々なことに考えを巡らせた。

(何故、九条は助けに来てくれたのだろう……)

 九条は死霊術師ネクロマンサーだ。ダウジングで炭鉱内のダンジョンの入口をも探し当てる実力があるのは知っているが、モーガンが捜索依頼を出したのであれば、救助費用の請求が来る。
 何人生き残っているのか定かではないが、相当な額になるはずだ。
 それよりも、ここの管理をしているプラチナプレートの冒険者がカッパーの九条に入場許可を出したというのが信じられない。
 あんなに強い魔物が蔓延っているのに、そこにカッパーを向かわせるなんて死にに行けと言っているようなものである。
 それともう1つ。この魔獣はなぜ九条の言うことを聞いているのか。
 確か九条の担当のミアとか言う子が従えていたはず。いつも隣にいたからそうだと思っていたのだが、実は九条の方が従えているのだろうか。
 だとすれば、九条は死霊術より獣使いの方が適性値が高いことになる。それなのに死霊術師として登録しているのは、何故なのか……。
 考えても答えは出ない。
 カガリから伝わってくる温かさと心地よい振動。それとサンドイッチの満腹感と昨晩寝ていなかったのも相まって、シャーリーの瞼は重力に負ける寸前であった。

「主」

「ん?」

 カガリに呼ばれて振り返る九条。そこにはウトウトと船を漕いでいるシャーリーの姿。
 自分の身体を隠そうともしないのは、それに気付かないほど限界が近いからだ。

「シャーリー。眠いならカガリに身体を預けて寝ろ。落とさず運んでくれるはずだ」

「……うん……ごめん……。ちょっと寝る……」

 カガリに覆いかぶさるシャーリーは、すぐにスヤスヤと寝息を立てた。
 カガリの上に素っ裸の女性が乗っているのだ。なんというか魔獣に育てられた野生児のようにも見え、笑みがこぼれる。
 まるでもののけ……。いや、これ以上考えるのはよそう。


 シャーリーは夢を見ていた。ぼんやりと聞こえてきたのは誰かの話声。
 先程まで見ていた背中……。九条が獣達の前で何か話をしていた。
 それを行儀よく聞いている獣達。
 白いキツネ……、蒼いウルフに黒いウルフ……。それをただ後ろから眺めているだけの自分。
 現実味のない不思議な空間だった。夢の中特有のボーっとした感覚だけが辺りを包んでいるようにも感じていた。

「シャーリー……。シャーリー? ちょっと起きてくれないか?」

 九条の声でシャーリーは目を覚ました。急いで体を起こすと、そこは覚えのある風景。ダンジョンの中だ。

「なんで戻ってきたの!?」

 シンと静まり返ったダンジョンに、シャーリーの声が響き渡る。

「大丈夫。安全だから静かにしてくれ」

 トラッキングに意識を向けるシャーリー。しかし、リビングアーマーの反応は何処にもなく、反応があるのは獣達だけであった。
 それに安堵し溜息をつく。

「安全なのはわかったけど……。なんで?」

「その……あれだ……。裸のまま村まで連れて行くのも……な?」

 シャーリーの顔が真っ赤に染まった。服を着ていなかったことを思い出したのだ。
 九条に見られていることを意識するととたんに恥ずかしくなり、手で前を隠し九条をキッと睨みつける。

「だが、俺は着替えは持ってない。そこで転がっている冒険者達から必要な物を自分で選んでくれ」

 九条が指さした場所は小さな部屋だ。その中には一緒に来た仲間達の遺体が安置されていた。

「……そっか……。しょうがないよね……」

 薄々わかっていた事だが、シャーリーは胸が締め付けられるような感覚を覚えた。
 そこに並んでいる遺体の数は13。もう動くことはない仲間達。といっても数日の付き合いだ。名も知らぬ者も多い。
 シャーリーだって冒険者。仲間の死は何度か経験している。
 悲しくはあるものの、明日は我が身。皆自分の意志で行動し、その結果がこうなってしまっただけなのだ。
 これを教訓に冒険者は強くなっていくと言っても過言ではない。
 カガリから降りたシャーリーは、1体の亡骸から外套を剥ぎ取った。
 使える物は何でも使う。冒険者の間では普通のこと。死者には必要ない物だ。
 それを身に纏い改めて辺りを見渡すと、床に置かれた一張の弓に視線が奪われた。
 銀色に鈍く輝くそれは、鏡のようにシャーリーの姿を映していたのだ。

「アレン……」

 それを手に取り振り返る。

「九条。これも持って行っていい?」

「あぁ。好きにしてくれ」

「ありがとう……」

 九条に所有権がある訳でもないのに、自然と礼を口にしたシャーリー。
 何故なのかはわからないが、仲間達の遺体を集めてくれたのは他でもない九条だ。そう言う意味での礼だと捉え、シャーリーは気にしないことにした。

「そろそろ帰ろう。モーガンもタイラーも心配している」

「うん」

 カガリはシャーリーの近くに移動すると、乗りやすいよう伏せる。

「いいの?」

「何を今更……。足、歩くのもきついだろ? 我慢しているのがまるわかりだ」

 口を尖らせるシャーリー。それが図星だったからだ。
 九条はカッパーの冒険者。このままでは格下相手にマウントを取られてしまうと無理して強気に振舞ってはみたものの、やはり痛いものは痛かった。
 シャーリーは素直にカガリに跨ると背中を撫でる。

「この子、名前なんていうんだっけ?」

「カガリだ」

「カガリ。ありがとうね」

 カガリからの返事がないことはわかっていたが、シャーリーはこの想いがどうか伝わりますようにと願い、短い炭鉱生活が幕を閉じた。
しおりを挟む
感想 21

あなたにおすすめの小説

平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~

金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。 そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。 カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。 やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。 魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。 これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。 エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。 第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。 旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。 ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載

Shining Rhapsody 〜神に転生した料理人〜

橘 霞月
ファンタジー
異世界へと転生した有名料理人は、この世界では最強でした。しかし自分の事を理解していない為、自重無しの生活はトラブルだらけ。しかも、いつの間にかハーレムを築いてます。平穏無事に、夢を叶える事は出来るのか!?

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

美女エルフの異世界道具屋で宝石職人してます

網野ホウ
ファンタジー
小説家になろうで先行投稿してます。 異世界から飛ばされてきた美しいエルフのセレナ=ミッフィール。彼女がその先で出会った人物は、石の力を見分けることが出来る宝石職人。 宝石職人でありながら法具店の店主の役職に就いている彼の力を借りて、一緒に故郷へ帰還できた彼女は彼と一緒に自分の店を思いつく。 セレナや冒険者である客達に振り回されながらも、その力を大いに発揮して宝石職人として活躍していく物語。

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる

六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。 強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。 死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。 再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。 ※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。 ※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!

バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話

紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界―― 田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。 暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。 仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン> 「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。 最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。 しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。 ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと―― ――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。 しかもその姿は、 血まみれ。 右手には討伐したモンスターの首。 左手にはモンスターのドロップアイテム。 そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。 「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」 ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。 タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。 ――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――

ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。 獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。 俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。 単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。 ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。 大抵ガチャがあるんだよな。 幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。 だが俺は運がなかった。 ゲームの話ではないぞ? 現実で、だ。 疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。 そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。 そのまま帰らぬ人となったようだ。 で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。 どうやら異世界だ。 魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。 しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。 10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。 そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。 5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。 残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。 そんなある日、変化がやってきた。 疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。 その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

処理中です...