生臭坊主の異世界転生 死霊術師はスローライフを送れない

しめさば

文字の大きさ
330 / 722

第330話 デスマスク

しおりを挟む
「ありがとう九条。疑ってごめんなさい」

 一頻り泣いたアニタはフードルから離れると、腫れぼったい目を擦る。
 その顔は、何もかもが吹っ切れたような晴れやかな表情で、ひとまずは俺もホッとした。

「少しは俺の言うことを信じる気にはなったか?」

「ええ。もう疑ったりはしない。約束もちゃんと果たすつもり。九条は私に何を望むの? 何だってするわ」

 アニタの決意は硬そうだ。胸の前で見せた小さなガッツポーズは力強く気概に溢れ、真っ直ぐ見据えるその視線は、恥ずかしくて俺の方が目を逸らしてしまうほど。
 とは言え、俺がアニタに望むことなぞ既に決まっている。俺の逸らした視線の先にあるものが答えなのだ。

「なら、まずは服を着てくれ。目の保養にはいいんだが、こんなところをミアに見られたら、後でどやされる」

 それを聞いて視線を落とすアニタ。その顔が真っ赤に染まると、ようやく自分の脱ぎ捨てたローブの事を思い出したらしい。
 左手で胸を隠すと同時に振り上げられた右手。しかしそれが振り下ろされることはなく、悔しそうに歯を食いしばるアニタは、捨て台詞を吐きながらも投げ捨てたローブを取りに走った。

「死ねッ!」

「どう考えても不可抗力だろうが……」

 それを見てフードルは笑っていた。先程までの悲壮感から一転、和やかな雰囲気が辺りを包む。
 とは言え、全てが終わった訳ではない。
 確かにフードルは助かったが、それは一時的なものだ。使わなくとも魔力は消費されていく。それは人がカロリーを消費するのと同じ事。
 その速度は微々たるものだが、それでも数か月後には尽きてしまう。

「フードル。尻尾はどうした?」

「ほう。人族でそれを知る者がいるとは……。ワシの尾はイーミアルの父親に切り落とされたんじゃ。もちろん返り討ちにしてやったがな」

 フードルの表情が険しさを増した。しかし、それも束の間。溜息をつくと気を落ち着かせ、緊張を緩めた。
 イーミアルからすれば、フードルは父親の仇なのだろう。道理で執念深い訳である。

「昔の話だ。ワシ等魔族はダンジョンを住処にしておった。そこにエルフ族が攻め入り、デスマスクを奪って行ったのだ。ワシの尾が切られたのはその時じゃ」

 魔族の尻尾は、魔力を吸い上げる為に存在する重要な器官。それを地面に突き刺すことで、地下から魔力を吸収し、角へと溜めるのである。
 植物でいうところの根と同じようなもの。本来それがあれば、魔族が人を食べる必要はないのだ。

「ちょっと待て。デスマスクってネロの仮面の事か?」

「さよう。あれはワシ等魔族がネロ様の為に作り上げた唯一無二の仮面。ワシ等にはそう伝えられている」

 ネロと魔族との間に交流があったとすれば、ダンジョンに魔法書が保管されていたのも頷ける。
 ネクロガルドはネロのことを行方不明と言っていたが、ダンジョンで人知れず亡くなっていたなら、そう伝わっていてもおかしな話ではない。
 それよりも、もうちょっと名前はどうにかならなかったのか……。デスクラウンといいデスマスクといい、物騒がすぎる。

「それを奪い返したのが、8年前なんだな?」

「そうだ。さすがのワシでさえフェルヴェフルールに忍び込むことは叶わん。だからドワーフ共に盗ませてからそれを奪ってやったんじゃ。デスマスクについて嘘の情報を教えてやった。それを信じて奪い合うエルフ族とドワーフ族は滑稽じゃったわ」

「嘘の情報?」

「うむ。お主は知っておろう? ダンジョンにはコアと呼ばれる物体があると。その中の液体が無限に精製出来るとしたらどうする? それが何なのかお主は知っておるんじゃろう? 躊躇せずワシに飲ませたんじゃから……」

 賢者の石。マナポーションの原料にもなる物質。だが、それは有限なのだ。
 研究が進めば、それ以外の使い道が見つかるかもしれない。言わばエネルギー資源となりうる物。
 元の世界で言うところの石油やガスに相当する物が無限に手に入るのなら、何処の国も喉から手が出るほど欲しがるだろう。

「本来の使い道は別にあると?」

「そうじゃ。お主には教えても構わんじゃろう。デスマスクはダンジョン内の転移に使う為のものなんじゃよ」

「ダンジョンから別のダンジョンにワープできるってことか?」

「概ねその認識で間違いはない。魔族はそんなものなくても出来るんじゃが、ネロ様は人族じゃったからの。まぁ、ダンジョン内にエーテルが残っていなければ意味はない。使い方も特殊で、それを知る者もおらんじゃろう。今の時代には何の役にも立たん無用の長物じゃよ」

 確かに108番はダンジョンを行き来する能力を持っていた。それが魔族由来の力なのだろう。
 エーテルは恐らく賢者の石のこと。呼び方が違うのは時代の違いなのだろうか?
 兎に角、仮面に対する背後関係は呑み込めた。だが、問題はここからだ。

「他の魔族はいないのか?」

「ああ。一族の中では恐らくワシが最後じゃろう。他の者達は魔界へと帰った」

「フードルは帰らないのか? このまま追われる身を続けるには骨が折れるだろう?」

 それを聞いて、フードルの視線がふとアニタへと向いた。
 ビショビショのローブを絞り上げ、滝のように流れ出る水に辟易とした表情を見せるアニタ。
 俺達の視線に気付いたのか、目が合うと恥ずかしそうに背中を向ける。

「アニタの事が心配なのか? それなら……」

「もちろんそれもある。じゃが、ワシにはすでに魔界に帰るほどの魔力を蓄えられないんじゃ……」

 そう言ってフードルが指差したのは、自分の角の折れた側。
 魔界とこちらの世界を行き来するには、膨大な魔力が必要だと108番が言っていたことを思い出した。
 角は魔族の魔力貯蔵器官。その半分が失われているフードルには、帰還するほどの魔力を溜めておけないのだろう。

「まぁ、そう悲観的にならずともよい。何処かで生きているダンジョンを探し出し、そこで細々と暮らしていくつもりじゃ」

 確かにそれが出来れば姿を隠すことも出来て一石二鳥……と、言いたいところではあるが、俺はその確率がほぼ0に近いことを知っているのだ。

「デスマスクはどうする?」

「ワシにはもう必要ない。そんな物より守りたいものが出来てしまったんじゃ……」

 アニタを見つめるフードルの瞳は慈愛に満ち溢れ、柔らかくも暖かい。それはまさしく子供を見守る親の視線である。
 そんなものを見せられれば、放っておくわけにもいくまい。
 恐らくダンジョンは見つからず、いずれは人を食い始めることになる。そうでなければ、待っているのは死だ。
 それが自然の摂理なのかもしれないが、なんとか出来るのなら手を差し伸べてやることこそ、仏の教えなのではないだろうか。

房舎施ぼうじゃせ』それは無財の七施むざいのしちせと呼ばれる仏の教えの1つだ。
 困っている人を家に泊めたり、休息の場を提供することも修行の一環であり、それ即ち慈悲である。
 日本には、四国にある88箇所の霊場を巡る『お遍路』という修行が存在する。そこには『お遍路さん』をもてなす『お接待』という習慣があるのだが、それこそが房舎施ぼうじゃせであるのだ。

「もしよかったらだが、俺のダンジョンに来ないか?」

 さすがに村に来いとは言えなかった。魔族なんか連れて帰ったら、村人達が腰を抜かしてしまう。
 そんな俺に、不思議そうな目を向けるフードル。

「変わり者だとは思っていたが、お主ダンジョンを所有しておるのか? ワシが言っているのは、人間達が揺らぎの地下迷宮と呼んでいるダンジョンの事だぞ?」

「もちろんそうだ。コア……ダンジョンハートは小さいが、崩落することなく稼働し続けている。なんならウェルカムドリンクとして、お前の言うエーテルを出してやるぞ?」

「ウェ……。お主、一体どこまで……」

 目を丸くするフードルに、肩を竦めて笑顔を見せる。

「さあな。恐らく全部は知らないんじゃないか? むしろ知らないことは教えて欲しいくらいだよ。デスマスクの存在も、その本来の使い方も知らなかったしな」

「それで? お主は見返りに何を望む?」

「別に何も? ダンジョンに引き籠れとは言わないが、あまり目立った行動は控えてくれれば助かるかな……。後は……そうだ! 先住のゴブリン達と仲良くやってくれれば言う事はない」

「人族のクセに、ゴブリンを飼っておるのか?」

「飼う――と表現していいのかわからんが、まぁ成り行きでな。住処を提供している代わりにダンジョンの掃除を任せている」

「お主、本当に人間か?」

「人間じゃなかったら何に見えるんだよ……」

 呆れる俺を前に、鼻で笑ったフードルは口角を少しだけ上げながらも、眉を顰める。

「ふん。もう何を言われようと驚かんわい。お主がなんであろうと、ワシ等を助けてくれたのは変わりないからの。……それで? 他のお仲間はどうしたんじゃ?」

「ああ。そうだった。ヤート村で待たせているんだ。アニタを少し借りたいんだが大丈夫か?」

「それは本人に聞くべきことだと思うが……、一体どうするつもりじゃ?」

「ああ。連れて来るように頼まれてるんだ」

「誰に?」

「母親だよ」
しおりを挟む
感想 21

あなたにおすすめの小説

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

黄金蒐覇のグリード 〜力と財貨を欲しても、理性と対価は忘れずに〜

黒城白爵
ファンタジー
 とある異世界を救い、元の世界へと帰還した玄鐘理音は、その後の人生を平凡に送った末に病でこの世を去った。  死後、不可思議な空間にいた謎の神性存在から、異世界を救った報酬として全盛期の肉体と変質したかつての力である〈強欲〉を受け取り、以前とは別の異世界にて第二の人生をはじめる。  自由気儘に人を救い、スキルやアイテムを集め、敵を滅する日々は、リオンの空虚だった心を満たしていく。  黄金と力を蒐集し目指すは世界最高ランクの冒険者。  使命も宿命も無き救世の勇者は、今日も欲望と理性を秤にかけて我が道を往く。 ※ 更新予定日は【月曜日】と【金曜日】です。 ※第301話から更新時間を朝5時からに変更します。

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

Shining Rhapsody 〜神に転生した料理人〜

橘 霞月
ファンタジー
異世界へと転生した有名料理人は、この世界では最強でした。しかし自分の事を理解していない為、自重無しの生活はトラブルだらけ。しかも、いつの間にかハーレムを築いてます。平穏無事に、夢を叶える事は出来るのか!?

平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~

金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。 そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。 カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。 やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。 魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。 これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。 エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。 第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。 旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。 ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!! 2巻2月中旬出棺です!! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

処理中です...