407 / 722
第407話 グランスロード王国へと向けて
しおりを挟む
ローゼス達の乗って来た小さな馬車が2台と、乗り慣れてしまった場違いな巨大馬車が険しい山道をものともせず突き進む。
俺達は王都スタッグを出発しミスト領のプラヘイムを北上、レナの故郷でもあるノースウェッジ領を目指していた。
「この辺りも懐かしいな。九条殿」
「そうだな……」
ワダツミと共に、流れる景色に目を向ける。
そこは、ノルディックにまんまと嵌められ、ダンジョン調査へと赴いた場所。
巨大なワームとの戦闘を繰り広げ辛くも勝利を収めたが、それが灰の蠕虫と呼ばれていると知ったのは、暫く後のこと。
その傷跡は生々しく残されていた。倒れた幾つもの巨木に、削り取られた山肌。あの時の出来事が、つい昨日の事のように思い浮かぶ。
「ここが、みんなで灰の蠕虫を倒したって所?」
「ああ」
ミアの長い髪が、簾のように垂れ下がる。見上げると、そこには逆さになったミアの顔。
カガリをほったらかしにして何をしているのかと思えば、ミアはハンモックの上ではしゃいでいた様子。
馬車の中にハンモック? と驚かれるかもしれないが、それはただの荷物置き。
バイスから借りた馬車は、俺の助言で内装が進化したのである。
高い天井を生かして作られた網棚。そこに荷物を置く事で、車内はより広く感じられるようになった。
所謂、電車のパクリである。ミア程度の体重なら、その上で暴れ回っても壊れたりはしないはずだ。
異世界ならではだろう。元の世界でやろうものなら、SNSに晒され大炎上間違いなしである。
「それにしても、これほど大きな馬車は見たことがない。流石はプラチナプレートの冒険者ですな。専用の馬車をお持ちだとは……」
「いや、借り物ですから……」
無料でいいから、後悔したくなければ持って行け……と、バイスから半ば強制的に貸し出された巨大馬車。
一応は、グランスロード王国に行ったことがある経験者の意見。それを信じたのはいいのだが、険しい山道に馬の方が悲鳴を上げ、現在はカイエンが荷台を引いている。
流石は熊といったところか。速度はそれほどでもないが、上り坂も意に介さず非常にパワフル。
報酬は、カイエンが満足するだけの御馳走で手を打ってもらった。
「それで九条様。今後なのですが、いかがいたしましょう? ノースウェッジの領主様にご挨拶などは……」
ローゼスの気遣いはありがたい。細かい所まで目の届く従者のお手本とも呼べる存在。それなのにケシュアときたら……。
「いえ、そこまで気になさらなくても結構ですよ。確かに面識はありますが、挨拶に伺うほどの仲ではないので……」
レナの両親と顔を合わせるのはアレックスの結婚式以来だが、アポもなしに顔を出せるほどの関係ではない。
相手だって忙しいだろう。立ち寄ったら声を掛けてくれとは言われていたが、それが社交辞令だろうことは理解している。
「かしこまりました。では、グランスロード王国に入ってからのことなのですが、少々迂回させていただいてもよろしいでしょうか?」
「別に構いませんが、何か用事ですか?」
「用事と言うよりは、安全策のようなものでして……」
個人的にはさっさと終わらせて帰りたいので、最短距離を行ってもらいたい。
何の為の安全策なのだろうか? 盗賊や野生の獣に負けるとは思われていないはずだが……。
思い当たる節があるとすれば、悪路である可能性だろうか。雪国で舗装されていない道ならば、泥濘は当然。
「この馬車では、通れませんか?」
「いえ、そうではありません。……実は、帝国との交渉が思ったほど上手くいっていないのです。今回皆様方のお迎えが遅れたのも、それが主な要因でして……」
申し訳なさそうではあるが、ローゼスが頭を下げる必要はない。その大元の原因は、俺なのだ。
黒き厄災を管理していたのはグランスロード王国。その封印が解けシルトフリューゲル軍を一掃したともなれば、その矛先がどちらに向くかは想像に難くない。
俺の所為で、グランスロード王国とシルトフリューゲル帝国の関係性が悪化したのだろう。
とは言え、他国のことである。正直関係ないと突っぱねるのは簡単だが、面と向かって言われると罪悪感も湧いて来る。
謝りたい気持ちは大いにあるが、今更言い出せるわけがない。今度はスタッグとグランスロードで対立が始まってしまう。
逆に天下三分の計から着想を得て3国でバランスが取れないだろうかと思案するも、分不相応が過ぎると俺はすぐに考えるのを止め、結局口から出たのはただの気休めだ。
「そ……そうですか。……大変ですね……」
「恐らくは帝国も本気ではないでしょう。寒さ故にあまり作物も多くは育たない。人間が住むには厳しい土地です。そもそも我等獣人が極寒の地を拠点としているのは、罰のようなものですから……」
グランスロード王国の成り立ちについては、少しだけネストから教わった。
2000年前、魔王亡き後、獣人達は黒き厄災の監視という名目で北の地へと追いやられた。それが彼等の贖罪。
オークやリザードマンなど、獣人達の中には魔王に協力していた種族もいたからだ。
それが、獣人差別の始まりとも言われている。
それから2000年という月日が経ち。差別は随分と緩和したが、シルトフリューゲルだけが懐疑的な立場を取っているのは、教会勢力の権能が強いからだろう。
馬車内の空気はどんよりと重い。ローゼスになんと声を掛ければよいのか……。
あなた達は悪くない? 辛い過去でしたね? 過去の事は水に流しましょう? 生きていればいいこともありますよ?
どんな言葉を投げかけても薄っぺらく感じてしまうのは、俺がこの世界の住人ではないからだろう。
当事者同士で話し合ってくれというのが正直なところだ。
ガラガラと途切れず聞こえる馬車の音。薪ストーブは暖かく、このまま寝てしまえればどれだけ楽かと現実逃避もしたくなる。
そんな中、どうにか雰囲気だけでも元に戻そうと慰めの言葉を考えていると、無神経にも吐き捨てるよう口を開いたのはケシュアだ。
「エルフとは大違いね……」
その意味はすぐにわかった。それは、獣人であるローゼスには重くのしかかる言葉だろう。
一瞬歪んだ表情を見せたローゼス。しかし、それを抑え込んだのは流石である。
「確かにそうですね。神に跪き裏切者を切り捨てれば、エルフと同等であったかもしれません。ですが、我等の御先祖様はかつての仲間を見捨てなかった。私はそれを間違いだとは思っていません」
それがハイエルフという種を守る為、ダークエルフを切り捨てる選択した者達と、全てを受け入れた獣人の差なのだろう。
種の存続を考えれば、どちらも間違ってはいない。だが、個人的には獣人達の方が好感は持てる。
群れを大切にする獣にも似た考え方。かつての仲間を許すという度量の広さ。
それは、自分の幸せも大事だが、他人の幸せも大事だという仏の教え利他行にも通ずるところがある。
それよりも問題はケシュアだ。コイツは一体何がしたいのか……。
世間では、エルフは大人しく獣人は荒事に向くなどと言われているようだが、この空間に限ってはどう考えても逆である。
グランスロード王国まで、ローゼスとは一緒に旅をしなければならない仲間。それなのにこの居心地の悪い険悪なムード。頭を抱えずにはいられない。
「ケシュア。お前にはまだ罰が足りないみたいだな」
俺達は王都スタッグを出発しミスト領のプラヘイムを北上、レナの故郷でもあるノースウェッジ領を目指していた。
「この辺りも懐かしいな。九条殿」
「そうだな……」
ワダツミと共に、流れる景色に目を向ける。
そこは、ノルディックにまんまと嵌められ、ダンジョン調査へと赴いた場所。
巨大なワームとの戦闘を繰り広げ辛くも勝利を収めたが、それが灰の蠕虫と呼ばれていると知ったのは、暫く後のこと。
その傷跡は生々しく残されていた。倒れた幾つもの巨木に、削り取られた山肌。あの時の出来事が、つい昨日の事のように思い浮かぶ。
「ここが、みんなで灰の蠕虫を倒したって所?」
「ああ」
ミアの長い髪が、簾のように垂れ下がる。見上げると、そこには逆さになったミアの顔。
カガリをほったらかしにして何をしているのかと思えば、ミアはハンモックの上ではしゃいでいた様子。
馬車の中にハンモック? と驚かれるかもしれないが、それはただの荷物置き。
バイスから借りた馬車は、俺の助言で内装が進化したのである。
高い天井を生かして作られた網棚。そこに荷物を置く事で、車内はより広く感じられるようになった。
所謂、電車のパクリである。ミア程度の体重なら、その上で暴れ回っても壊れたりはしないはずだ。
異世界ならではだろう。元の世界でやろうものなら、SNSに晒され大炎上間違いなしである。
「それにしても、これほど大きな馬車は見たことがない。流石はプラチナプレートの冒険者ですな。専用の馬車をお持ちだとは……」
「いや、借り物ですから……」
無料でいいから、後悔したくなければ持って行け……と、バイスから半ば強制的に貸し出された巨大馬車。
一応は、グランスロード王国に行ったことがある経験者の意見。それを信じたのはいいのだが、険しい山道に馬の方が悲鳴を上げ、現在はカイエンが荷台を引いている。
流石は熊といったところか。速度はそれほどでもないが、上り坂も意に介さず非常にパワフル。
報酬は、カイエンが満足するだけの御馳走で手を打ってもらった。
「それで九条様。今後なのですが、いかがいたしましょう? ノースウェッジの領主様にご挨拶などは……」
ローゼスの気遣いはありがたい。細かい所まで目の届く従者のお手本とも呼べる存在。それなのにケシュアときたら……。
「いえ、そこまで気になさらなくても結構ですよ。確かに面識はありますが、挨拶に伺うほどの仲ではないので……」
レナの両親と顔を合わせるのはアレックスの結婚式以来だが、アポもなしに顔を出せるほどの関係ではない。
相手だって忙しいだろう。立ち寄ったら声を掛けてくれとは言われていたが、それが社交辞令だろうことは理解している。
「かしこまりました。では、グランスロード王国に入ってからのことなのですが、少々迂回させていただいてもよろしいでしょうか?」
「別に構いませんが、何か用事ですか?」
「用事と言うよりは、安全策のようなものでして……」
個人的にはさっさと終わらせて帰りたいので、最短距離を行ってもらいたい。
何の為の安全策なのだろうか? 盗賊や野生の獣に負けるとは思われていないはずだが……。
思い当たる節があるとすれば、悪路である可能性だろうか。雪国で舗装されていない道ならば、泥濘は当然。
「この馬車では、通れませんか?」
「いえ、そうではありません。……実は、帝国との交渉が思ったほど上手くいっていないのです。今回皆様方のお迎えが遅れたのも、それが主な要因でして……」
申し訳なさそうではあるが、ローゼスが頭を下げる必要はない。その大元の原因は、俺なのだ。
黒き厄災を管理していたのはグランスロード王国。その封印が解けシルトフリューゲル軍を一掃したともなれば、その矛先がどちらに向くかは想像に難くない。
俺の所為で、グランスロード王国とシルトフリューゲル帝国の関係性が悪化したのだろう。
とは言え、他国のことである。正直関係ないと突っぱねるのは簡単だが、面と向かって言われると罪悪感も湧いて来る。
謝りたい気持ちは大いにあるが、今更言い出せるわけがない。今度はスタッグとグランスロードで対立が始まってしまう。
逆に天下三分の計から着想を得て3国でバランスが取れないだろうかと思案するも、分不相応が過ぎると俺はすぐに考えるのを止め、結局口から出たのはただの気休めだ。
「そ……そうですか。……大変ですね……」
「恐らくは帝国も本気ではないでしょう。寒さ故にあまり作物も多くは育たない。人間が住むには厳しい土地です。そもそも我等獣人が極寒の地を拠点としているのは、罰のようなものですから……」
グランスロード王国の成り立ちについては、少しだけネストから教わった。
2000年前、魔王亡き後、獣人達は黒き厄災の監視という名目で北の地へと追いやられた。それが彼等の贖罪。
オークやリザードマンなど、獣人達の中には魔王に協力していた種族もいたからだ。
それが、獣人差別の始まりとも言われている。
それから2000年という月日が経ち。差別は随分と緩和したが、シルトフリューゲルだけが懐疑的な立場を取っているのは、教会勢力の権能が強いからだろう。
馬車内の空気はどんよりと重い。ローゼスになんと声を掛ければよいのか……。
あなた達は悪くない? 辛い過去でしたね? 過去の事は水に流しましょう? 生きていればいいこともありますよ?
どんな言葉を投げかけても薄っぺらく感じてしまうのは、俺がこの世界の住人ではないからだろう。
当事者同士で話し合ってくれというのが正直なところだ。
ガラガラと途切れず聞こえる馬車の音。薪ストーブは暖かく、このまま寝てしまえればどれだけ楽かと現実逃避もしたくなる。
そんな中、どうにか雰囲気だけでも元に戻そうと慰めの言葉を考えていると、無神経にも吐き捨てるよう口を開いたのはケシュアだ。
「エルフとは大違いね……」
その意味はすぐにわかった。それは、獣人であるローゼスには重くのしかかる言葉だろう。
一瞬歪んだ表情を見せたローゼス。しかし、それを抑え込んだのは流石である。
「確かにそうですね。神に跪き裏切者を切り捨てれば、エルフと同等であったかもしれません。ですが、我等の御先祖様はかつての仲間を見捨てなかった。私はそれを間違いだとは思っていません」
それがハイエルフという種を守る為、ダークエルフを切り捨てる選択した者達と、全てを受け入れた獣人の差なのだろう。
種の存続を考えれば、どちらも間違ってはいない。だが、個人的には獣人達の方が好感は持てる。
群れを大切にする獣にも似た考え方。かつての仲間を許すという度量の広さ。
それは、自分の幸せも大事だが、他人の幸せも大事だという仏の教え利他行にも通ずるところがある。
それよりも問題はケシュアだ。コイツは一体何がしたいのか……。
世間では、エルフは大人しく獣人は荒事に向くなどと言われているようだが、この空間に限ってはどう考えても逆である。
グランスロード王国まで、ローゼスとは一緒に旅をしなければならない仲間。それなのにこの居心地の悪い険悪なムード。頭を抱えずにはいられない。
「ケシュア。お前にはまだ罰が足りないみたいだな」
20
あなたにおすすめの小説
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
Shining Rhapsody 〜神に転生した料理人〜
橘 霞月
ファンタジー
異世界へと転生した有名料理人は、この世界では最強でした。しかし自分の事を理解していない為、自重無しの生活はトラブルだらけ。しかも、いつの間にかハーレムを築いてます。平穏無事に、夢を叶える事は出来るのか!?
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
美女エルフの異世界道具屋で宝石職人してます
網野ホウ
ファンタジー
小説家になろうで先行投稿してます。
異世界から飛ばされてきた美しいエルフのセレナ=ミッフィール。彼女がその先で出会った人物は、石の力を見分けることが出来る宝石職人。
宝石職人でありながら法具店の店主の役職に就いている彼の力を借りて、一緒に故郷へ帰還できた彼女は彼と一緒に自分の店を思いつく。
セレナや冒険者である客達に振り回されながらも、その力を大いに発揮して宝石職人として活躍していく物語。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる