ハズレスキル《創造》と《操作》を持つ俺はくそみたいな理由で殺されかけたので復讐します〜元家族と金髪三人衆よ!フルボッコにしてやる!~

ゆーき@書籍発売中

文字の大きさ
61 / 61
第三章 メグジス

第十二話 変装しよう

しおりを挟む
「予想外のことが起きたが、計画自体に大きな支障はなさそうだな」

 俺は深く息を吐くと、そう呟いた。
 どっちにしろ、俺のやることは変わらない。この街に来るネイルとハルスを上手いこと路地裏に誘導し、拉致、もしくは始末すればいいだけなのだから。

 路地裏に誘導する手段は、ネイルとハルスの近くで俺がひったくり事件を起こして路地裏に逃げ、その俺を二人に追わせることだ。護衛の騎士が後から追ってくるだろうが、それはノアに任せればいい。因みにケインはひったくられ役だ。

「ことが済んだら、次はどうするか……」

 ケインが言っていた抜け道を使えば、この街の外に出るのはたやすいだろう。だが、俺達はガルド公爵からマリア殺害の容疑を向けられている。その為、二人を殺せばその犯人は俺達だと思われてしまう可能性が非常に高い。そうなってしまうと、今後の行動が大きく制限されてしまう。

「……ガルドもやるしかないのか」

 闘いづらくなってしまうが、仮面をつけて正体を隠せば殺しに行くことも可能だろう。後は諜報部員も殺しておかないとな。奴らに俺の情報を持ち逃げされたら大変だ。

「さてと。ノアは……て、寝てるし」

 ノアは机に顔を伏して、すやすやと寝息を立てていた。

「それじゃあ寝づらいだろうに。〈創造〉」

 俺は部屋の角に〈創造〉で木製のベッドを作った。その後、そのベッドの上にマジックバッグから取り出した敷布団を敷くと、ノアをその上に寝かせ、最後に掛け布団をかけた。

「ノアには俺の私情につきあわせてばっかりだなぁ」

 ノアには嫌になったらいつでも俺から離れていいと言ってある。その為、ノアは俺の私情につきあうことがいやというわけではないのだろう。だがそれでも、申し訳ないという思いがあり続けることに変わりはない。

「さっさとゴミどもを潰して、のんびり生きてやる」

 俺はそう心に決めた。



「カイン。買ってきたぞ」

 暫くして、ケインが革袋を持って帰ってきた。

「ありがとな」

 俺は革袋を受け取ると、中身を取り出した。

「幻術系の魔道具か。お前のことだからてっきり染粉を買って、浮いたお金で酒を飲みまくるのかと思ったよ」

 俺はペンダントを手に持つと、笑いながらそう言った。

「……俺に対する認識について、これから一緒に話し合いましょう」

 ケインはにこやか~な笑みを浮かべると、俺の肩を強めに握った。

「い、いやぁ。ち、因みに俺だったら染粉を買うぞ」

 俺は視線をそらしながらそう言った。

「それは貴方の考えですよね? さあ、俺に何か言うことはございませんか?」

 こ、怖い。目が怖い。不気味な何かを感じる。こいつはやべぇ……

「あ、あなたのような素晴らしい部下を持てて、僕は幸せ者だなぁ……あと、すいませんでした!」

 俺はケインを褒め、そして謝罪した。

「……よし。初めてカインの頭を下げさせたぜ。いい気味だ」

 ケインはガッツポーズを取ると、そう言った。
 前言撤回。やっぱりケインはケインだった。

「……まあいいや。早速つけてみるか」

 俺あそのペンダントを早速身に着けてみた。

「どんな感じかな?」

 俺は以前来ていた服の装飾品を原材料の銀に戻すと、それとガラスを素材に〈創造〉で鏡を作った。

「ん~……髪は赤。眼は金か」

 髪色は白銀から赤へ、瞳の色は蒼穹から金色に変わった。

「そこに、伊達メガネをかければ完成」

 俺は〈創造〉で伊達メガネをつくると、それをかけた。

「おお。ぱっと見なら分かんないんじゃないか? 顔の造形は同じだから、お前のことを良く知っている人ならカインだと分かっちゃうと思うけど」

「まあ、これに追加でローブを羽織り、フードをかぶるから問題ない。後でノアにも渡しておこう」

 俺はそう言うと、ベッドでぐっすりと寝ているノアを見た。

==================================
投稿が遅くなってすみません!
こ、これも全てスプラ3が悪いんだ。す、スプラ3が俺の執筆時間を奪ったんだあぁ~
しおりを挟む
感想 8

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(8件)

断空我
2024.10.23 断空我

|ω・)チラ

解除
ソロ
2022.12.08 ソロ

続き待ってますw

2022.12.08 ゆーき@書籍発売中

最近は忙しく、1作品で精一杯なんですよね……冬休みになれば余裕が生まれそうですが……

解除
mikan@23
2022.12.07 mikan@23

49話で盗賊の集めた宝はなかったのですか?

2022.12.07 ゆーき@書籍発売中

盗賊は即殺してしまったので、宝の場所を聞き出すことは出来ませんでした。なので、宝はアジトに行けていれば手に入れられていました。

解除

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました

白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。 そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。 王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。 しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。 突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。 スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。 王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。 そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。 Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。 スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが―― なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。 スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。 スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。 この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

シシルナ島物語 少年薬師ノルド/ 荷運び人ノルド 蠱惑の魔剣

織部
ファンタジー
 ノルドは、古き風の島、正式名称シシルナ・アエリア・エルダで育った。母セラと二人きりで暮らし。  背は低く猫背で、隻眼で、両手は動くものの、左腕は上がらず、左足もほとんど動かない、生まれつき障害を抱えていた。  母セラもまた、頭に毒薬を浴びたような痣がある。彼女はスカーフで頭を覆い、人目を避けてひっそりと暮らしていた。  セラ親子がシシルナ島に渡ってきたのは、ノルドがわずか2歳の時だった。  彼の中で最も古い記憶。船のデッキで、母セラに抱かれながら、この新たな島がゆっくりと近づいてくるのを見つめた瞬間だ。  セラの腕の中で、ぽつりと一言、彼がつぶやく。 「セラ、ウミ」 「ええ、そうよ。海」 ノルドの成長譚と冒険譚の物語が開幕します! カクヨム様 小説家になろう様でも掲載しております。

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ

ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。 見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は? 異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。 鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~

榊与一
ファンタジー
幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。 彼はその日から探索者――シーカーを目指した。 そして遂に訪れた覚醒の日。 「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」 スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。 「幸運の強化って……」 幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。 そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。 そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。 だが彼は知らない。 ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。 しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。 これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。