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第307話 領主会議ーエルスタイン領編1
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「あれがシャルルのいるルーシャ様のお屋敷ね」
ルーシャ様のお屋敷は街の一角に隣接しているわけではなく少し高台にあって、泊まっていた宿から少し距離がありました。
「それにしてもシクスエス様、エルスタイン領に入ってから“シャルル巻き”を食べ過ぎなのでは? 朝食にも食べておられましたし…。体型が丸くなってきているように思えますよ」
「ひ、ひどいわね…。ネル達も私が食べると一緒に“シャルル巻き”を食べているじゃない」
「あなたも丸くなってきていますよ」
「わ、分かっていますよ…。それにしても恐ろしいお菓子ですね」
「種類が色々あるからつい食べてしまうんですよね」
「恐ろしいのはそこではありません」
「それをシャルル君が考えて領民にレシピを無料で公開するだなんて…」
シャルル君の顔を知らない領民までがシャルル君を敬愛し、領全体の名物としての意識も高いから他領で商売をしようとする者もいません。
お店によって工夫も許されているから店員もやりがいを感じながら楽しそうに働いていました。
「さすがのお母様もシャルルには勝てませんね」
「そ、そうね。シャルル君には勝てないわねぇ」
こんなに頼もしいと思える男性はいませんね。
シャルル君が長く生きるほどエルスタイン領は繁栄が続くことでしょう。
「シクスエス様…」
「お母様…」
冗談で言ったのにまさかそんな風に答えられるなんて…。
でも、“シャルル巻き”は本当に美味しい…。
私はやっぱりどこにでもある“あかべりーのシャルル巻き”が一番良いかな~。
それにエルスタイン領の“あかべりー”はバルゼ領の物より少し甘い気がしますよ。
XX XY
ルージュ領都で“シャルル巻き”のお店が開店してから数日後、今日はエルスタイン領都でも領主会議が行われます。
もうしばらくすると領主様達も屋敷へ来られるでしょう。
実に4年ぶりとなります。
僕達はリビングでお茶を飲みながらその時を待ちます。
『さて、準備は万端ですね』
「そうですね。どんな領主会議になるでしょうか、皆さんの反応が楽しみです」
昨晩はお母さんと、一昨日はグレイス様とお風呂に入ったので、二人とも髪も肌も艶々で瑞々しくなっています。
特にグレイス様は先日エルスタイン領都に早目に来られた日にも一緒にお風呂に入ってあげたので更に若々しくなったととてもご機嫌です。
グレイス様も口を付けるのを気に入ったようで、部屋に一緒にいる間は何度もお願いされました。
お風呂では女性器にある豆を弄ってあげると何度もおしっこを噴き出しながら気を失われ、ベッドでもマドリーンお姉さんと同じように豆をペロペロッと舐めたり啄ばんだりしてあげると、気を失っていてもビクビクッと身体を震わせながら気持ち良さそうにしておられました。
グレイス様が僕から離れないのでエリシアが文句を言っていたようなので、領主会議が終わったらみんな共一緒にお風呂に入ってあげないとね…。
そう言えばオーリエにもお願いされていたよ。
『シャルル、オーリエさんとユナさんもシャルルのパートナー候補として皆さんに紹介するつもりですが、他国の領主のお嬢様だとか王女様だとか素性はまだ言わないつもりですから…』
「う、うん…、分かったよ」
いつの間にかそんな風に決めてあったみたいです。
エリシアはいつも通りですが、オーリエとユナは少し緊張しているみたいでした。
「ユナもクーシアのお店を気に入ってくれたんだってね。その服もとても似合っているよ」
「あ、ありがとう。シャルル…」
先日僕に会いに来たアシュリが着ていた服のように伸縮性のある生地のワンピースに腰回りを締めるような装飾を着けていました。
ユナは元々体型が良いのですが腰回りの装飾のせいで更に胸とお尻がプルンっとしているのが目立ちます。
エリシアとオーリエが羨ましそうな目で見ているのには気づかない振りをしておいた方が良さそうです。
そう言えば、アシュリとフラネルが屋敷に来てから二人を見ていないなぁ。
メンテールお姉ちゃんが教育係であの二人は大丈夫かな…。
僕がルージュ領都と行き来してばっかりだったから、メンテールお姉ちゃんとも話が出来ていないよ…。
「ルーシャ様、シクスエス様御一行が到着されました。歓談室にお通ししています」
『ありがとう、ヌエット』
さすがシクスエス様、行動が早いわね。
エバーミット様は“転移の祠”を使って行き来されると前もって連絡されていましたね。
やはりメラニーさんを連れてこられるのかしら…。
「ルーシャ様、サリー様御一行が到着されました。歓談室にお通ししておきました」
『ありがとう、エリオン』
サリー様もめずらしく早目に来られましたね。
「では、ルーシャ様、私達も先に歓談室に向かうとします」
「一緒に行くのも少し変ですからね」
『そう言えばそうですね』
「じゃあ、エリシア行きますよ」
「はい、お母様。シャルル、オーリエさん、ユナさん、お先に…」
XX XY
「あら、皆さん、お揃いでしたか…」
私が最後でしたか…。
案内された歓談室にはすでにシクスエス様とサリー様もそして今回はめずらしくグレイス女王様もお越しのようでしたが、グレイス様を囲むように皆さんがザワザワとしています。
そしてそれぞれのお嬢様達が少し離れた所で顔を合わされているようでした。
エリシア王女様もおられるようだから一応メラニーも連れてきて正解のようです。
「メラニー、あなたも王女様やお姉さん達に挨拶をしていらっしゃい」
「はい、お母様…」と、パタパタ…と小走りで向かいました。
さて、それにしても各領のメイドの方達もいますのですごい人数ですね。
「皆さん、どうかなさったのですか?」
「エ、エバーミット様、グレイス様が…、グレイス様が…」
私がシクスエス様の方へ近づくと、シクスエス様が珍しく取り乱しておられます。
「えっ!? グレイス様がどうされ…?」
「ひぃ~~~っ!」
「グ…グレイス様なのですか!?」
グレイス様の顔を見ると、面影はあるものの一瞬認識できないくらいに若々しく変貌されていました。
「グレイス様、異常ですよ~!」
私がグレイス様に最後にお会いしたのは2年前…、バルゼ領都で行われる領主会議に向かうために王都に立ち寄った時です。
その時はお変わりなかったのに…。
「異常とはひどいですね。サリー様」
「綺麗になったと言ってくださらないと…」
「……」
もはや綺麗になったとかそう言った話ではありません。
各領のメイド達よりも若々しいのですから…。
シクスエス様やサリー様が混乱されるのも分かります。
「グ…グレイス様が領主会議に参加されるとは珍しいですね」
「えぇ、色々と報告もありますし、エバーミット様には“シャルルの風”の生産状況についても聞いておかないといけませんから…」
「そ、そうでしたか…」
XX XY
「皆様初めまして、エリシア・ローマンです」
「初めましてエリシア様、カプランド領領主サリー・カプランドの娘、ジェシカ・カプランドです」
なんて女性らしくてお綺麗なのでしょうか。
エリシア様は確か私より一つ年上で今年で13歳ですよね…。
「初めましてエリシア様、バルゼ領領主シクスエス・バルゼの娘、ナーナルン・バルゼです」
エリシア様がこんなに綺麗な方だったなんて…。
確か私より3つ年上なのよね。
変わった服装のせいかしら、胸もまだそんなには大きくないけれどプルプルしていて柔らかそうなのが分かります。
ジェシカさんも昨年ケープノット領都で初めてお会いした以来ですが、身長も胸も少し大きく成長されています。
(うぅ~、私だって少しは成長したんだから…)
「ジェシカさんにナーナルンさん、お会いできて光栄です…」
ジェシカさんが12歳、ナーナールンさんがシャルルより一つ年下だから10歳ね。
「皆様、おは…ようございます…」
「あなたは…?」
「は、はじめまして、メラニー・ケープノットです」
「初めましてメラニーさん、私はエリシア・ローマンよ。よろしくね」
メラニーさんはまだ幼いけれど、“女”になったらとっても綺麗になられるでしょうね。
金髪に白い肌、まるでお人形のような顔立ちをされています。
「ジェシカさん達はすでに顔見知りなの?」
「はい、昨年ケープノット領都へ行く機会がありまして、私達3人は顔を合わせています」
「そうでしたか…」
皆さん三者三様にお綺麗です。
サリー様からジェシカ様もシャルルに興味を持たれていると言うのは聞いていましたから、この中で私が最初に“女”になって、シャルルのパートナー候補になれたことは幸運としか言いようがありませんね。
XX XY
『皆様、ようこそお越しくださいました~』
お母さんがそう言いながら歓談室に入ると、お母さんを見た者から口を閉ざし、歓談室内がシ~ンっと静まり返ります。
『あれ? 皆さん生気のない目をされてどうしました…?』
「みんなお母さんを見て驚いているんだと思うよ…」
「「「「シャルル~」」」」
エリシア達が部屋の隅から手を振ってくれていたので、僕も手を振って返しておきます。
「ど、ど…どうして毎年毎年ルーシャ様はそんなに若返っていくのですか~!」
「それに今回はグレイス様まで!」
『サリー様、落ち着いてください。しかしどうしてと言われましても…』
「シャルル君はこの一年でまた大きく、たくましくなられましたね」
「ありがとうございます。エバーミット様」
「……」
本当に11歳なのかしら…。
シャルル君を見ると、残念ながらメラニーは幼すぎます。
これではパートナーにはなってもらえないでしょうね…。
『では、皆さんお揃いですから領主会議を始めましょう』
『最初はシャルルも出席しますので、会議室に来られるのはお嬢様達と各領メイドお一人でお願いします』
『他のメイドの方はこのままこの歓談室でゆっくりしていてください』
『屋敷特製の“シャルル巻き”をお出ししますね』
「「「わ~っ、嬉しいです!」」」
「えっ…?」
「ルーシャ様、“シャルル巻き”とは?」
『ああ、エバーミット様は“転移の祠”で来られたからご存じないのですね』
『エルスタイン領の新しい名物の一つですよ』
「ルーシャ様、私達には出ないのですか?」
『休憩時にちゃんとシクスエス様達にもお出ししますよ』
シクスエス様もこちらに来られるまでにかなり食べられたようですね。
『では、場所を会議室に移しましょう』
ルーシャ様のお屋敷は街の一角に隣接しているわけではなく少し高台にあって、泊まっていた宿から少し距離がありました。
「それにしてもシクスエス様、エルスタイン領に入ってから“シャルル巻き”を食べ過ぎなのでは? 朝食にも食べておられましたし…。体型が丸くなってきているように思えますよ」
「ひ、ひどいわね…。ネル達も私が食べると一緒に“シャルル巻き”を食べているじゃない」
「あなたも丸くなってきていますよ」
「わ、分かっていますよ…。それにしても恐ろしいお菓子ですね」
「種類が色々あるからつい食べてしまうんですよね」
「恐ろしいのはそこではありません」
「それをシャルル君が考えて領民にレシピを無料で公開するだなんて…」
シャルル君の顔を知らない領民までがシャルル君を敬愛し、領全体の名物としての意識も高いから他領で商売をしようとする者もいません。
お店によって工夫も許されているから店員もやりがいを感じながら楽しそうに働いていました。
「さすがのお母様もシャルルには勝てませんね」
「そ、そうね。シャルル君には勝てないわねぇ」
こんなに頼もしいと思える男性はいませんね。
シャルル君が長く生きるほどエルスタイン領は繁栄が続くことでしょう。
「シクスエス様…」
「お母様…」
冗談で言ったのにまさかそんな風に答えられるなんて…。
でも、“シャルル巻き”は本当に美味しい…。
私はやっぱりどこにでもある“あかべりーのシャルル巻き”が一番良いかな~。
それにエルスタイン領の“あかべりー”はバルゼ領の物より少し甘い気がしますよ。
XX XY
ルージュ領都で“シャルル巻き”のお店が開店してから数日後、今日はエルスタイン領都でも領主会議が行われます。
もうしばらくすると領主様達も屋敷へ来られるでしょう。
実に4年ぶりとなります。
僕達はリビングでお茶を飲みながらその時を待ちます。
『さて、準備は万端ですね』
「そうですね。どんな領主会議になるでしょうか、皆さんの反応が楽しみです」
昨晩はお母さんと、一昨日はグレイス様とお風呂に入ったので、二人とも髪も肌も艶々で瑞々しくなっています。
特にグレイス様は先日エルスタイン領都に早目に来られた日にも一緒にお風呂に入ってあげたので更に若々しくなったととてもご機嫌です。
グレイス様も口を付けるのを気に入ったようで、部屋に一緒にいる間は何度もお願いされました。
お風呂では女性器にある豆を弄ってあげると何度もおしっこを噴き出しながら気を失われ、ベッドでもマドリーンお姉さんと同じように豆をペロペロッと舐めたり啄ばんだりしてあげると、気を失っていてもビクビクッと身体を震わせながら気持ち良さそうにしておられました。
グレイス様が僕から離れないのでエリシアが文句を言っていたようなので、領主会議が終わったらみんな共一緒にお風呂に入ってあげないとね…。
そう言えばオーリエにもお願いされていたよ。
『シャルル、オーリエさんとユナさんもシャルルのパートナー候補として皆さんに紹介するつもりですが、他国の領主のお嬢様だとか王女様だとか素性はまだ言わないつもりですから…』
「う、うん…、分かったよ」
いつの間にかそんな風に決めてあったみたいです。
エリシアはいつも通りですが、オーリエとユナは少し緊張しているみたいでした。
「ユナもクーシアのお店を気に入ってくれたんだってね。その服もとても似合っているよ」
「あ、ありがとう。シャルル…」
先日僕に会いに来たアシュリが着ていた服のように伸縮性のある生地のワンピースに腰回りを締めるような装飾を着けていました。
ユナは元々体型が良いのですが腰回りの装飾のせいで更に胸とお尻がプルンっとしているのが目立ちます。
エリシアとオーリエが羨ましそうな目で見ているのには気づかない振りをしておいた方が良さそうです。
そう言えば、アシュリとフラネルが屋敷に来てから二人を見ていないなぁ。
メンテールお姉ちゃんが教育係であの二人は大丈夫かな…。
僕がルージュ領都と行き来してばっかりだったから、メンテールお姉ちゃんとも話が出来ていないよ…。
「ルーシャ様、シクスエス様御一行が到着されました。歓談室にお通ししています」
『ありがとう、ヌエット』
さすがシクスエス様、行動が早いわね。
エバーミット様は“転移の祠”を使って行き来されると前もって連絡されていましたね。
やはりメラニーさんを連れてこられるのかしら…。
「ルーシャ様、サリー様御一行が到着されました。歓談室にお通ししておきました」
『ありがとう、エリオン』
サリー様もめずらしく早目に来られましたね。
「では、ルーシャ様、私達も先に歓談室に向かうとします」
「一緒に行くのも少し変ですからね」
『そう言えばそうですね』
「じゃあ、エリシア行きますよ」
「はい、お母様。シャルル、オーリエさん、ユナさん、お先に…」
XX XY
「あら、皆さん、お揃いでしたか…」
私が最後でしたか…。
案内された歓談室にはすでにシクスエス様とサリー様もそして今回はめずらしくグレイス女王様もお越しのようでしたが、グレイス様を囲むように皆さんがザワザワとしています。
そしてそれぞれのお嬢様達が少し離れた所で顔を合わされているようでした。
エリシア王女様もおられるようだから一応メラニーも連れてきて正解のようです。
「メラニー、あなたも王女様やお姉さん達に挨拶をしていらっしゃい」
「はい、お母様…」と、パタパタ…と小走りで向かいました。
さて、それにしても各領のメイドの方達もいますのですごい人数ですね。
「皆さん、どうかなさったのですか?」
「エ、エバーミット様、グレイス様が…、グレイス様が…」
私がシクスエス様の方へ近づくと、シクスエス様が珍しく取り乱しておられます。
「えっ!? グレイス様がどうされ…?」
「ひぃ~~~っ!」
「グ…グレイス様なのですか!?」
グレイス様の顔を見ると、面影はあるものの一瞬認識できないくらいに若々しく変貌されていました。
「グレイス様、異常ですよ~!」
私がグレイス様に最後にお会いしたのは2年前…、バルゼ領都で行われる領主会議に向かうために王都に立ち寄った時です。
その時はお変わりなかったのに…。
「異常とはひどいですね。サリー様」
「綺麗になったと言ってくださらないと…」
「……」
もはや綺麗になったとかそう言った話ではありません。
各領のメイド達よりも若々しいのですから…。
シクスエス様やサリー様が混乱されるのも分かります。
「グ…グレイス様が領主会議に参加されるとは珍しいですね」
「えぇ、色々と報告もありますし、エバーミット様には“シャルルの風”の生産状況についても聞いておかないといけませんから…」
「そ、そうでしたか…」
XX XY
「皆様初めまして、エリシア・ローマンです」
「初めましてエリシア様、カプランド領領主サリー・カプランドの娘、ジェシカ・カプランドです」
なんて女性らしくてお綺麗なのでしょうか。
エリシア様は確か私より一つ年上で今年で13歳ですよね…。
「初めましてエリシア様、バルゼ領領主シクスエス・バルゼの娘、ナーナルン・バルゼです」
エリシア様がこんなに綺麗な方だったなんて…。
確か私より3つ年上なのよね。
変わった服装のせいかしら、胸もまだそんなには大きくないけれどプルプルしていて柔らかそうなのが分かります。
ジェシカさんも昨年ケープノット領都で初めてお会いした以来ですが、身長も胸も少し大きく成長されています。
(うぅ~、私だって少しは成長したんだから…)
「ジェシカさんにナーナルンさん、お会いできて光栄です…」
ジェシカさんが12歳、ナーナールンさんがシャルルより一つ年下だから10歳ね。
「皆様、おは…ようございます…」
「あなたは…?」
「は、はじめまして、メラニー・ケープノットです」
「初めましてメラニーさん、私はエリシア・ローマンよ。よろしくね」
メラニーさんはまだ幼いけれど、“女”になったらとっても綺麗になられるでしょうね。
金髪に白い肌、まるでお人形のような顔立ちをされています。
「ジェシカさん達はすでに顔見知りなの?」
「はい、昨年ケープノット領都へ行く機会がありまして、私達3人は顔を合わせています」
「そうでしたか…」
皆さん三者三様にお綺麗です。
サリー様からジェシカ様もシャルルに興味を持たれていると言うのは聞いていましたから、この中で私が最初に“女”になって、シャルルのパートナー候補になれたことは幸運としか言いようがありませんね。
XX XY
『皆様、ようこそお越しくださいました~』
お母さんがそう言いながら歓談室に入ると、お母さんを見た者から口を閉ざし、歓談室内がシ~ンっと静まり返ります。
『あれ? 皆さん生気のない目をされてどうしました…?』
「みんなお母さんを見て驚いているんだと思うよ…」
「「「「シャルル~」」」」
エリシア達が部屋の隅から手を振ってくれていたので、僕も手を振って返しておきます。
「ど、ど…どうして毎年毎年ルーシャ様はそんなに若返っていくのですか~!」
「それに今回はグレイス様まで!」
『サリー様、落ち着いてください。しかしどうしてと言われましても…』
「シャルル君はこの一年でまた大きく、たくましくなられましたね」
「ありがとうございます。エバーミット様」
「……」
本当に11歳なのかしら…。
シャルル君を見ると、残念ながらメラニーは幼すぎます。
これではパートナーにはなってもらえないでしょうね…。
『では、皆さんお揃いですから領主会議を始めましょう』
『最初はシャルルも出席しますので、会議室に来られるのはお嬢様達と各領メイドお一人でお願いします』
『他のメイドの方はこのままこの歓談室でゆっくりしていてください』
『屋敷特製の“シャルル巻き”をお出ししますね』
「「「わ~っ、嬉しいです!」」」
「えっ…?」
「ルーシャ様、“シャルル巻き”とは?」
『ああ、エバーミット様は“転移の祠”で来られたからご存じないのですね』
『エルスタイン領の新しい名物の一つですよ』
「ルーシャ様、私達には出ないのですか?」
『休憩時にちゃんとシクスエス様達にもお出ししますよ』
シクスエス様もこちらに来られるまでにかなり食べられたようですね。
『では、場所を会議室に移しましょう』
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