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しおりを挟む「ふ…うぅ…」
「……っ、あっ…せんぱ…」
低く唸り、互いの手を重ねるようにして握り込んだモノを二本同時に扱き上げる。
二人の先端から出た先走りが、ぐちゅぐちゅと音を立てるに従い、葉人は仰け反り喘ぎ、司郎は歯を食い縛りながら腕を動かした。
「ぃ…っ!!せんぱ…っ、ぁ、イイっ」
葉人の掠れた悲鳴のような声と水っぽい精液が零れたのと同時に司郎も達し、お互いに荒く息をつく。
ぐったりとする葉人を腹の上に乗せ、司郎は手をパタパタと振る。
「ケンショーエンになったら、お前のせいだからな」
酷使して痛む腕を動かしてとろとろと微睡む葉人の頬をくすぐった。
「眠いか?」
「…うん……」
幼子のようにこくりと頷く葉人の頭を自分の胸に凭れさせてやりながら、司郎は思案の表情を葉人に気づかれないように浮かべた。
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