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AV
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しおりを挟むギシギシと身体中が痛んだ。
無茶な抱かれ方をされたのと、達した回数が回数だった為だと言うのは分かっていた。
馴れた動作になってしまった、精液をナカから掻き出す作業を行う。
指に絡む光彦と司郎のそれを洗い流しながら、なぜこれが威のじゃないんだろうとぼんやりとした思考に陥った。
「…威のじゃないのは…、当たり前じゃないか…」
自分の体を見下ろし、その汚さに吐き気がした。
光彦につけられた痣を指で追いながら、あれほど拒否していた司郎との情交を何故行っていたのか虚ろに考えた。
司郎に凭れて緩やかに撫でられている自分を見た威の目が忘れられない。
あれは…軽蔑なのか?
「……」
あの目の中に、それは見つからなかったように思い、ここまで威を裏切り続けた自身をなぜ放り出さないのか、答えの出ない問いを繰り返す。
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