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裏切り
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しおりを挟む「勝手に入って来てくれていいから、まだ合鍵持ってるんだろ?」
合鍵…の言葉にふと足を止める。
亜矢子の顔が一瞬脳裏に浮かんだ。
彼女ならば…持っていてもおかしくはない?
「そう、けっこう限界…」
限界?
ぞくっと胸が冷たくなる。
早く部屋に戻った方がいいと思うのに、葉人の足は動かずにその場に立ち続ける。
「泊りは葉がいるからパスな」
オレ?と、突然呼ばれた名前に背筋が伸びた。
「……―――ああ、待ってる。気を付けてな、悠哉」
その名前を呼ぶ威の声が酷く色っぽく熱い物を含んでいるのに気が付く。
深夜に、悠哉を呼ぶその理由に気付きながらも意味が分からなかった。
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