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学校
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しおりを挟む「でも、オレは傷ついた」
「…ごめん」
「オレの事好きだって言っときながら、他の奴を抱いて…ショックだった」
「ごめんて…」
「……溜まらないようにしたら…もう、他の奴を抱いたりしない?」
そう問われ、威は意味を掴み損ねたように「は?」と返した。
「まだ…あそこが切れてて無理だけど……く、口でならできるよ」
伏せた首筋まで赤く染め、葉人はそう切り出す。
「…威がオレの事、大事にしてくれてるのは……分かるし…………威が溜まってるのも、オレのせいかなって思うし…」
「い、いや…だからって…いきなり……」
葉人は俯いた視線の先にある威の制服のズボンへと手を伸ばし、前を寛げて中の物を取り出す。
「熱ぃ…」
ぽつんと呟き、顔を伏せる。
男の臭いのするソレを舐める事にいつの間にか抵抗のなくなっている自分がいるのに気が付きながら、葉人は喉の奥までぐっと銜え込む。
「はっ…な……!」
まだ微かに柔らかさを残していたそれがぐんと力を持ち、咥内で膨れ上がる。
はち切れそうなソレを小さな口で精一杯頬張り、棹の根元を指で刺激していく。
先程漏らした言葉通りの熱を持ったソレに、唾液を眩し、ちゅちゅと音を立てて吸い付く。
その度に微かな呻きが漏れ、下に下がる二つの玉がきゅっと縮み上がった。
じゅるりと吸い上げる。
先走りの苦みが美味いと思える自分がいる事に、葉人は改めて驚きながらも口の奥を使って亀頭を刺激する。
「はっ…く……」
短い威の呼吸に煽られるように口を窄め、頭を上下させるスピードを上げて行く。
唇がカリに引っ掛かる度に威の体が小さく跳ねる。
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