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まだ未熟な
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兄たちはかれこれ一時間ほど打ち合っている。
凄いなぁと眺めていれば、リーマンが見てくる。
「こい。イネス」
声を上げながら木剣を振るう。
だが反対に転がされる。
「さぁ。どんどん打ち込んで来い」
起き上がって何度も打ち込む。
訓練後、体を井戸水で簡単に綺麗にしてからお茶会を始める。
兄たちはがっつかないように必死にお菓子を前に耐えながらお茶とお菓子をゆっくりと食べる。
課せられた内容は一時間はお菓子をもたせるように。とのこと。
「先生。お帰り、明日と伺ってましたが、何かありましたか?」
「予定より早く工程を終えたので戻ってきただけですよ。美味しいお菓子も手に入りました。好みにあいますか?」
美味しいです。と兄二人は声を揃えている。
「それと、皇子からお手紙頂きましたよ。婚約者に渡すようにと」
なんでだろう。と思い開ける。
「イネス、クラヴェロ様
遅くなりましたがお誕生日おめでとうございます。
王位第一継承者リアム、リヴォルタより」
という簡単な内容。
初めて見る婚約者直筆だろう文字。
少々歪だが、読めなくもない。
今までは代筆でを送って来ていた手紙。
「えっと?私の誕生日は先月ですが」
「ご存じなかったみたいですね。先月帰郷したときに陛下からお伝えしたのを聞き取ったみたいですよ」
「今更だろ?」
兄が聞き返すが、イネスは首を捻る。
「何時もは代理者が送ってきてくださっていたような」
「お祝いの手紙を直接書いて送って来たと始めて知って、対抗心を燃やしているだけですよ。お気になさらず。どうしますか?」
見つめてくる瞳に手紙を見下ろしてから頷く。
試されていると知って、答えを返す。
「お礼の文を送っておきます。婚約者候補とはいえ頂いたのですから候補者としてお礼をします」
「よろ、こびますかね?まぁいいでしょう。そうしてください。次の帰郷時に陛下に渡しておきましょう」
「後添削も一緒にお願いします」
「それと半年後の春の祭りのときに一度登城するようにと陛下から。先程お父上にもお話させて頂いています」
羨ましいと兄たちが見てくる。
「婚約者候補とはいえ顔を合わせておこうと陛下が申しておりました」
「そういえば、一度も行ったことないですね」
父母は度々行っていたが、まだ社交界に出る時期でもないからとお留守番していた。
そろそろ長兄がそういう時期ではあるが、田舎の領地。
往復で一ヶ月はかかる。
その道のりを兄たちは耐えれるのかと眺める。
主に馬車に乗ってじっとしていられるかどうか。
「謁見はイネス様とご両親と私が参ります。王都観光にはお兄様たちも行きますよ」
やったーと二人は大喜び。
「イネス様はもちろん、お二人も、社交界に出る服を用意しなければなりませんからね」
まじかーと落胆中の二人。
「我が家にもお抱えの裁縫師が居ます」
イネスがすごく腕がいいんです。と褒めて、我が事のごとく話す。
「せっかくなので王都のお抱えで、二着ほど用意しておけば陛下に謁見時でも迷わず選べます。流行もありますが、今回選ぶのは流行問わない無難なものを用意します」
リーマンは落ち着きのない二人を見てから聞く。
「ちなみに裁縫師はどんなお方ですか?」
「優しいです。サイズを図る間、兄たちとじっとしてたら飴玉くれます。細工が見事です。こういった訓練着も仕立ててくれました」
えっへん三人が自慢するように見せる。
「お母様の服を優先で仕立ててます」
「今度仕立て時に同行しても?どれほどの腕前か」
「はい。父上に伺っておきます」
嬉しそうに笑うイネスに、いい腕前の裁縫師であれば、選ばれた場合の結婚式で、裁縫を任せるのもいいのかもしれないと考える。
イネスが仰々しい結婚式の間、緊張ほぐせるものとして。
凄いなぁと眺めていれば、リーマンが見てくる。
「こい。イネス」
声を上げながら木剣を振るう。
だが反対に転がされる。
「さぁ。どんどん打ち込んで来い」
起き上がって何度も打ち込む。
訓練後、体を井戸水で簡単に綺麗にしてからお茶会を始める。
兄たちはがっつかないように必死にお菓子を前に耐えながらお茶とお菓子をゆっくりと食べる。
課せられた内容は一時間はお菓子をもたせるように。とのこと。
「先生。お帰り、明日と伺ってましたが、何かありましたか?」
「予定より早く工程を終えたので戻ってきただけですよ。美味しいお菓子も手に入りました。好みにあいますか?」
美味しいです。と兄二人は声を揃えている。
「それと、皇子からお手紙頂きましたよ。婚約者に渡すようにと」
なんでだろう。と思い開ける。
「イネス、クラヴェロ様
遅くなりましたがお誕生日おめでとうございます。
王位第一継承者リアム、リヴォルタより」
という簡単な内容。
初めて見る婚約者直筆だろう文字。
少々歪だが、読めなくもない。
今までは代筆でを送って来ていた手紙。
「えっと?私の誕生日は先月ですが」
「ご存じなかったみたいですね。先月帰郷したときに陛下からお伝えしたのを聞き取ったみたいですよ」
「今更だろ?」
兄が聞き返すが、イネスは首を捻る。
「何時もは代理者が送ってきてくださっていたような」
「お祝いの手紙を直接書いて送って来たと始めて知って、対抗心を燃やしているだけですよ。お気になさらず。どうしますか?」
見つめてくる瞳に手紙を見下ろしてから頷く。
試されていると知って、答えを返す。
「お礼の文を送っておきます。婚約者候補とはいえ頂いたのですから候補者としてお礼をします」
「よろ、こびますかね?まぁいいでしょう。そうしてください。次の帰郷時に陛下に渡しておきましょう」
「後添削も一緒にお願いします」
「それと半年後の春の祭りのときに一度登城するようにと陛下から。先程お父上にもお話させて頂いています」
羨ましいと兄たちが見てくる。
「婚約者候補とはいえ顔を合わせておこうと陛下が申しておりました」
「そういえば、一度も行ったことないですね」
父母は度々行っていたが、まだ社交界に出る時期でもないからとお留守番していた。
そろそろ長兄がそういう時期ではあるが、田舎の領地。
往復で一ヶ月はかかる。
その道のりを兄たちは耐えれるのかと眺める。
主に馬車に乗ってじっとしていられるかどうか。
「謁見はイネス様とご両親と私が参ります。王都観光にはお兄様たちも行きますよ」
やったーと二人は大喜び。
「イネス様はもちろん、お二人も、社交界に出る服を用意しなければなりませんからね」
まじかーと落胆中の二人。
「我が家にもお抱えの裁縫師が居ます」
イネスがすごく腕がいいんです。と褒めて、我が事のごとく話す。
「せっかくなので王都のお抱えで、二着ほど用意しておけば陛下に謁見時でも迷わず選べます。流行もありますが、今回選ぶのは流行問わない無難なものを用意します」
リーマンは落ち着きのない二人を見てから聞く。
「ちなみに裁縫師はどんなお方ですか?」
「優しいです。サイズを図る間、兄たちとじっとしてたら飴玉くれます。細工が見事です。こういった訓練着も仕立ててくれました」
えっへん三人が自慢するように見せる。
「お母様の服を優先で仕立ててます」
「今度仕立て時に同行しても?どれほどの腕前か」
「はい。父上に伺っておきます」
嬉しそうに笑うイネスに、いい腕前の裁縫師であれば、選ばれた場合の結婚式で、裁縫を任せるのもいいのかもしれないと考える。
イネスが仰々しい結婚式の間、緊張ほぐせるものとして。
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