俺の幼馴染が陽キャのくせに重すぎる!

佐倉海斗

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第三話 体育祭

04-6.

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「須山、粘着質なんだよね」

「は? 暑苦しい男の間違いじゃなくて?」

「一度、好きになったら追い掛け回すよ」

 律の言葉に葵は開いた口が塞がらなかった。

 ……ヤンデレかよ。

 想定外の二面性に驚く。

 ……ストーカー気質なのか?

 どちらにしろ、狙いは武だ。

 公開告白をした敏郎に怖いものはない。今後は距離を縮めるために手段を選ばないだろう。

「大人しい男は依存をしやすいからね」

「それ、俺にも言っているよな?」

「そうだよ。好きなタイプが似ているから気が合うんだよね」

 律は認める。

 ……依存させられているなぁ。

 いまさら、律なしでは生きていけない。

 依存をしてしまっている。

「やめろよ」

 浩二が動いた。

「嫌がってるだろ」

 浩二は武を庇うような言葉を口にする。それは友人としての言葉だった。

「嫌がられてなどいない! 照れているだけだ!」

「そんなわけがない」

「大山は俺のことが嫌いとは言っていないだろう! それならば、惚れさせてみせるのが男というものだ!」

 敏郎は一歩も引かなかった。

 その間にも武は倒れそうな顔をしていた。

「どうした! 大山! やはり体調が悪いのではないか!?」

 武の異変に真っ先に気づいたのは敏郎だった。

 敏郎に言われ、浩二はようやく気が付いた。

「陽キャ酔いです……」

 武は離してくれとは言えない。

 ただ、陽キャに魔横で告白をされて混乱していた。

「座って話をしようか! 倒れそうで心配だ!」

 敏郎は軽々と武を横抱きにする。

 そして、速やかに応援席に座らせた。
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