俺の幼馴染が陽キャのくせに重すぎる!

佐倉海斗

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第四話 日常が変わる

03-2.

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 ……堂々とキスするなよな。

 頬を手で触れる。
 口付けされたところが熱を持ったように熱く感じた。

「キス、好きでしょ?」

 律は小さな声で問いかける。

「家に帰ったらしてあげる」

 律の言葉に葵は期待をしてしまう。

 ……まあ、好きだけど。

 触れ合うだけの優しいキスは幸せな気分になる。

「……期待しておくからな」

「うん」

「電車降りたら手を繋いでやるよ。人通り少ないし」

 葵は俯いたまま、返事をした、

 それに対し、律は嬉しそうな顔をする。

「約束ね」

 律の言葉に葵は頷いた、

 降りる駅への到着を知らせるアナウンスが鳴る。

「降りようか」

「おう」

「手を繋ぐ?」

 律は立ち上がり、手を差し伸ばしてくる。

 その手をとらずに葵は立ち上がった。

「電車の中では手を繋がないって言っただろ」

「残念」

「本気で思ってもねーくせに。白々しいぞ」

 葵の言葉に律は笑っていた。
 公共の場では手を繋がないと言ったことを覚えているのだろう。それでも、差し出してみたのだ。どうしても手を繋ぎたかったのである。

「本気だよ」

 律は電車を降りる。

 それに続けて葵も降りた。

「葵と手を繋ぐのは好きなんだよ」

「そうか? まあ、俺も嫌いじゃねーけど」

「でしょ? 手を繋ぐのはいいことだよ」

 律は葵の手を掴んだ。

 約束通りに指を絡め、手を繋ぐ。
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