俺の幼馴染が陽キャのくせに重すぎる!

佐倉海斗

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第四話 日常が変わる

03-5.

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 同棲できる自信があると言いたげな顔をしていた。

「僕は両親の許可をとったよ」

「早いな。いつの間に決めていたんだよ」

「大学が違うってわかった時にね」

 律は付き合う前から同棲をする気でいたようだ。そして、その提案を葵が断らないと自信を持っていた。

 離れたくない気持ちは葵も同じだ。

 両想いである確信も持っていたのかもしれない。

「葵と離れるなんて耐えられないから」

 律の言葉に葵は頷いた。

 ……同棲か。

 両親は許可をしてくれるだろうか。

 朗らかな両親のことだ。律と一緒ならば安心だと言ってくれる気がする。

「同棲しようよ」

 律の言葉は砂糖のようだった。

 甘く、誘惑をしてくる。

「今日、親に話してみる。だから、返事はもう少し待ってくれ」

 葵はその甘さに慣れていた。甘く溶かされるような感覚も、甘い誘惑も、付き合う以前からのものだ。簡単に葵を律に依存させた甘い誘惑だ。

 葵は律から逃げられない。逃げようとすら思わない。

「わかったよ」

 律は笑顔で肯定した。

 断られないとわかっていたようだ。

「今日は僕の部屋に行こうか」

「いいぞ。たまには律の家に遊びに行きたい」

「なにもないけどね」

 律は苦笑した。

 律の家には最低限のものしか置いてはいない。律の両親も物に執着心がなく、最低限の家具さえ揃っていれば問題ないという考えだった。

「母さんに連絡しとく」

 葵は鞄の中からスマホを取り出し、母親にメッセージを送る。

「葵のお母さん、心配性だよね」

「前に兄貴が家出をしたからな。兄貴のようにならないか、心配なんだろ」

「そんなこともあったね」

 律は懐かしそうに言った。
 葵の兄は自由奔放だ。気ままな旅に出かけてしまうことも多い。
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