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第二話 交際開始
01-3.
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しかし、両親はどうであろうか。
二人の仲を引き裂こうとしてくるかもしれない。
そう考えると怖くてカミングアウトはできそうにもなかった。
「不安そうな顔をしているから教えてあげる」
「なにを?」
「僕の両親と葵の両親も知っているよ」
律は既に問題解決に動いていた。
共依存の関係が始まった頃にはカミングアウトをして外堀を埋めていたのだろう。
……既に理解されていた。
その上で「今日も仲良しだね」と母は穏やかに笑っていたのだ。父は「律とは仲良くしているのか?」と夕飯の時に度々聞いていたのだ。
「外堀埋めるのが早すぎだろ」
葵はため息を零す。
心配をして損をした気分だ。
「……俺が好きじゃなかったら、どうするつもりだったんだよ」
葵は心配そうな顔で聞いた。
それに対し、律は首を傾げた。想像もしたことがなかったのだろう。
「僕を好きじゃないなんて、葵じゃないよ」
「そこまで言うか」
「うん。だって、葵は僕に依存しているでしょ?」
律はなんでも知っているようだった。
依存するように仕向けたのも律だ。律はどうしても葵と一緒がよかった。
「あとね。葵、けっこう、顔に出やすよ」
「まじか」
「君の友達ほどじゃないけどね。あの顔を隠している子」
律は意外と周りを見ている。
周囲にいる友人たちが暴走をしないか、見張るためでもある。なにより、人間観察が得意だった。
「浩二か」
「そう、その子。もう一人の友人が好きなんでしょ?」
「よく気づいたな」
葵は感心する。
葵の友人が隠している恋愛事情まで把握しているとは知らなかった。
「たぶんだけどな」
葵も確信はない。
本人から告げられるまでは見守るつもりだ。
二人の仲を引き裂こうとしてくるかもしれない。
そう考えると怖くてカミングアウトはできそうにもなかった。
「不安そうな顔をしているから教えてあげる」
「なにを?」
「僕の両親と葵の両親も知っているよ」
律は既に問題解決に動いていた。
共依存の関係が始まった頃にはカミングアウトをして外堀を埋めていたのだろう。
……既に理解されていた。
その上で「今日も仲良しだね」と母は穏やかに笑っていたのだ。父は「律とは仲良くしているのか?」と夕飯の時に度々聞いていたのだ。
「外堀埋めるのが早すぎだろ」
葵はため息を零す。
心配をして損をした気分だ。
「……俺が好きじゃなかったら、どうするつもりだったんだよ」
葵は心配そうな顔で聞いた。
それに対し、律は首を傾げた。想像もしたことがなかったのだろう。
「僕を好きじゃないなんて、葵じゃないよ」
「そこまで言うか」
「うん。だって、葵は僕に依存しているでしょ?」
律はなんでも知っているようだった。
依存するように仕向けたのも律だ。律はどうしても葵と一緒がよかった。
「あとね。葵、けっこう、顔に出やすよ」
「まじか」
「君の友達ほどじゃないけどね。あの顔を隠している子」
律は意外と周りを見ている。
周囲にいる友人たちが暴走をしないか、見張るためでもある。なにより、人間観察が得意だった。
「浩二か」
「そう、その子。もう一人の友人が好きなんでしょ?」
「よく気づいたな」
葵は感心する。
葵の友人が隠している恋愛事情まで把握しているとは知らなかった。
「たぶんだけどな」
葵も確信はない。
本人から告げられるまでは見守るつもりだ。
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