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第46話 ドラゴンの背に乗って
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「あー。えーと。おほん。タツ」
「はいっ」
もう。そんな風に胸を張って軍隊みたいに返事するの、やめてよね。
「これからタツのためにみんなで火山を目指す訳だから、タツだって頑張らなきゃいけないのは分かるよね?」
「え? ぼくのために皆さんが……。あ、ええと。はい。なんでも頑張ります!」
あー多分、これから俺が言おうとしていること、分かってないよね。
「じゃ、運んでくれるかな?」
「え?」
うわー。派手にキョトンとしてるよ。おっきな頭が斜めに傾く様子は、どれから食べようかなーって思案しているみたいで――。
あ! 俺はまたしてもそんな偏見を。ごめんよー、タツ。
「俺たち全員を背中に乗せて飛んでってほしいんだけど」
「……」
え? いつもはすぐに「はい」って返事をしてくれるのに。どうして? 嫌だった?
「ぼ、ぼくが皆さんを……? だ、大丈夫でしょうか? ぼくにできるでしょうか? もし、うっかり、ぼくが傾いたりして皆さんを落としてしまったら――」
ああそうだった。そうだった。タツはあんまり自分に自信を持っていなかったんだよね。
うーん。とりあえず――。
「大丈夫! 俺がなんとかするから! そこは考えないで。タツはとにかく飛ぶことだけを考えてくれればいいから」
「は、はいっ」
そうそう。その感じでよろしくね。
――で。どうしたらいいんだ?
背中に乗って、どこをつかめばいいの?
安全バーなしにジェットコースターに乗るようなまねはしたくない。
振り落とされたら一巻の終わり。
ゾウの背中に乗るようなカゴがあるわけでもなし。
うーん。ロープをタツの首にぐるぐる巻きつけてから、命綱として胴体にくくりつけるとか?
いやいやいやいやいや。
それじゃあ多分、飛び立った途端にずれ落ちて、ぶらんぶらん吊り下げられた状態になっちゃう。
ちゃんと座れるように椅子かなんかを固定しなきゃダメだな。じゃないと長時間耐えられない。
「ステータスオープン」
とりあえず困ったら何でも買える「無地」で検索。
平べったい椅子があったらなー。
あった! これか。スツール。いや、ベンチの方がいいか。これを首の付け根のところに固定できたらいいかも!
じゃロープも買おう――と思ったらなかった。そっか、DIY系の商品はないんだね。
あるのは麻紐かー。いやあ。これじゃあ無理だな。
「おっほ! これならいけるんじゃない?」
タツの首は、今なら直径三十センチほどだし。一メートルあれば固定できるはず。
シモーネさんのことも考えてベンチとクッションと麻紐とベルトを三本買った。
ベルトだよベルト!
俺、冴えてるー!
「タツ! ちょっとそこに座って頭を下げてくれるかな」
「えっと、こうですか?」
「そうそう」
タツが俺を見ながら不安そうにうずくまって頭を地面につけた。
「そのままじっとしててね」
ベンチを置いて、ちょっとだけ揺らしてみた。
「どう? 痛かったりする?」
「え? いえ。何にも感じないですけど」
いいじゃん! いいじゃん!
「じゃ、もうちょっとだけ我慢だからね」
ベルトを首輪みたいに巻いて、命綱の麻紐を結ぶ。馬でいうところの手綱みたいなもんだな。
ベルト二本を、ベンチの足と足の間の横棒に通して固定する。
麻紐でクッションをベンチに縛り付けると出来上がり。
座ってみると気持ちいいっ! こんなの初めて!
ちょっとしたアトラクション感覚だな。
「タツ。俺が今、背中に乗ってるの分かる?」
「はい。ご主人様はどこにいても分かります」
「えっと。そうじゃなくて。背中になんか違和感を感じない?」
「背中ですか? ええと。ちょっと分かんないです」
ダメでしょうか? って顔しなくていいからね。
「オッケー。それでいいんだよ。こっちは大助かりだから。いったん降りるから、そのまま。そのまま」
これで準備オッケー。
……あ。馬車。
いらないからって、ここに置いていたら邪魔だしね。うーん。しまってみる?
ここまで大きなものをゴミ箱に入れたことがないけど、やってみよう。
なんてことはない。ステータス画面を表示させた状態で、馬車に手をかけてちょっと押すような仕草をしたら入った。
やっぱゴミ箱、超便利かも!
「キュウ、おいで。タツの背中に乗るよ」
「はいでしゅ」
キュウはそういうと、嬉しそうに弾んだ。
ぼよん。ぼよん。ぷにょ。ぷにょーん。
キュウは器用にタツの背中(首の付け根?)に登った。
「よしつねー。早く。早く」
「はいはい。じゃ、シモーネ様も乗ってください」
「ほう? そんなものをドラゴンに縛り付けるとは、何を考えておるんじゃ」
シモーネさんは、「お主はバカか」と言いたげな目で俺を見上げている。
そんなこと言って、結局は乗るくせに。
「なんじゃと? なんか言いたげじゃな?」
「ああいいえ。ささ。お先にどうぞ」
シモーネ様はピョンと一っ飛びでタツの背中に上がった。枝を膝に置いてクッションの座り心地を確認している。
なんか、俺だけ「よいしょ」って言いながら、両手両足で必死に登ってない?
ベンチに座ると、既に目線が相当高い。
あー。なんか電車に乗る時の癖で、リュックを前に抱えちゃうな。
「キュウ。じゃ、危ないからカバンに入っていようか」
「キュウも一緒に座りたいでしゅ」
え? 座るっていったって。ベンチは二人分だし。
「ええと。あのね、キュウ――」
なんと言って思いとどまらせようかと考えていたら、キュウは勝手に膨らんで俺の背中に回ると、ベンチに座った俺ごと後ろから包みこんだ。
「ぅええっ?! 何? どうなってんの?!」
「よしつねと一緒に座ったでしゅ」
キュウに背中から体をすっぽり包まれて――なんだろう、もう、なんとも言えない心地よさ。
あったかくてふんわり。ふんわりじゃないか、ぶんにゃりって感じ。
でもめっちゃくっちゃ気持ちいい!!
「はぁ……。気持ちいい……」
もう、キュウったら! なんなのこれ。すっごい幸せを感じるんですけど!
それに、いい感じにホールドされて安心感が半端ない。
「キュウ。お利口さんだねー。こんなこともできるんだね」
「はいでしゅ! キュウ!」
じゃ、行きますか。
「タツ。お待たせ。みんな準備できたから、飛んでくれるかな」
「はいっ。頑張ります!」
さっきまで散々飛んでいたはずなのに、タツは、「ふー」と息を吐きながら気持ちを整えている。
おいおい。大丈夫?
背中に人がいると緊張しちゃう?
「タツ。ちょっとくらい揺れても大丈夫だから、そんなに気を遣わないで――うおーー!!」
覚悟を決めたタツがいきなり急上昇をしたため、危うく舌を噛むところだった。
それにしても、飛行機の離陸よりも急加速で、体が持っていかれそうなほど風を浴びてるんですけどっ!!
「はいっ」
もう。そんな風に胸を張って軍隊みたいに返事するの、やめてよね。
「これからタツのためにみんなで火山を目指す訳だから、タツだって頑張らなきゃいけないのは分かるよね?」
「え? ぼくのために皆さんが……。あ、ええと。はい。なんでも頑張ります!」
あー多分、これから俺が言おうとしていること、分かってないよね。
「じゃ、運んでくれるかな?」
「え?」
うわー。派手にキョトンとしてるよ。おっきな頭が斜めに傾く様子は、どれから食べようかなーって思案しているみたいで――。
あ! 俺はまたしてもそんな偏見を。ごめんよー、タツ。
「俺たち全員を背中に乗せて飛んでってほしいんだけど」
「……」
え? いつもはすぐに「はい」って返事をしてくれるのに。どうして? 嫌だった?
「ぼ、ぼくが皆さんを……? だ、大丈夫でしょうか? ぼくにできるでしょうか? もし、うっかり、ぼくが傾いたりして皆さんを落としてしまったら――」
ああそうだった。そうだった。タツはあんまり自分に自信を持っていなかったんだよね。
うーん。とりあえず――。
「大丈夫! 俺がなんとかするから! そこは考えないで。タツはとにかく飛ぶことだけを考えてくれればいいから」
「は、はいっ」
そうそう。その感じでよろしくね。
――で。どうしたらいいんだ?
背中に乗って、どこをつかめばいいの?
安全バーなしにジェットコースターに乗るようなまねはしたくない。
振り落とされたら一巻の終わり。
ゾウの背中に乗るようなカゴがあるわけでもなし。
うーん。ロープをタツの首にぐるぐる巻きつけてから、命綱として胴体にくくりつけるとか?
いやいやいやいやいや。
それじゃあ多分、飛び立った途端にずれ落ちて、ぶらんぶらん吊り下げられた状態になっちゃう。
ちゃんと座れるように椅子かなんかを固定しなきゃダメだな。じゃないと長時間耐えられない。
「ステータスオープン」
とりあえず困ったら何でも買える「無地」で検索。
平べったい椅子があったらなー。
あった! これか。スツール。いや、ベンチの方がいいか。これを首の付け根のところに固定できたらいいかも!
じゃロープも買おう――と思ったらなかった。そっか、DIY系の商品はないんだね。
あるのは麻紐かー。いやあ。これじゃあ無理だな。
「おっほ! これならいけるんじゃない?」
タツの首は、今なら直径三十センチほどだし。一メートルあれば固定できるはず。
シモーネさんのことも考えてベンチとクッションと麻紐とベルトを三本買った。
ベルトだよベルト!
俺、冴えてるー!
「タツ! ちょっとそこに座って頭を下げてくれるかな」
「えっと、こうですか?」
「そうそう」
タツが俺を見ながら不安そうにうずくまって頭を地面につけた。
「そのままじっとしててね」
ベンチを置いて、ちょっとだけ揺らしてみた。
「どう? 痛かったりする?」
「え? いえ。何にも感じないですけど」
いいじゃん! いいじゃん!
「じゃ、もうちょっとだけ我慢だからね」
ベルトを首輪みたいに巻いて、命綱の麻紐を結ぶ。馬でいうところの手綱みたいなもんだな。
ベルト二本を、ベンチの足と足の間の横棒に通して固定する。
麻紐でクッションをベンチに縛り付けると出来上がり。
座ってみると気持ちいいっ! こんなの初めて!
ちょっとしたアトラクション感覚だな。
「タツ。俺が今、背中に乗ってるの分かる?」
「はい。ご主人様はどこにいても分かります」
「えっと。そうじゃなくて。背中になんか違和感を感じない?」
「背中ですか? ええと。ちょっと分かんないです」
ダメでしょうか? って顔しなくていいからね。
「オッケー。それでいいんだよ。こっちは大助かりだから。いったん降りるから、そのまま。そのまま」
これで準備オッケー。
……あ。馬車。
いらないからって、ここに置いていたら邪魔だしね。うーん。しまってみる?
ここまで大きなものをゴミ箱に入れたことがないけど、やってみよう。
なんてことはない。ステータス画面を表示させた状態で、馬車に手をかけてちょっと押すような仕草をしたら入った。
やっぱゴミ箱、超便利かも!
「キュウ、おいで。タツの背中に乗るよ」
「はいでしゅ」
キュウはそういうと、嬉しそうに弾んだ。
ぼよん。ぼよん。ぷにょ。ぷにょーん。
キュウは器用にタツの背中(首の付け根?)に登った。
「よしつねー。早く。早く」
「はいはい。じゃ、シモーネ様も乗ってください」
「ほう? そんなものをドラゴンに縛り付けるとは、何を考えておるんじゃ」
シモーネさんは、「お主はバカか」と言いたげな目で俺を見上げている。
そんなこと言って、結局は乗るくせに。
「なんじゃと? なんか言いたげじゃな?」
「ああいいえ。ささ。お先にどうぞ」
シモーネ様はピョンと一っ飛びでタツの背中に上がった。枝を膝に置いてクッションの座り心地を確認している。
なんか、俺だけ「よいしょ」って言いながら、両手両足で必死に登ってない?
ベンチに座ると、既に目線が相当高い。
あー。なんか電車に乗る時の癖で、リュックを前に抱えちゃうな。
「キュウ。じゃ、危ないからカバンに入っていようか」
「キュウも一緒に座りたいでしゅ」
え? 座るっていったって。ベンチは二人分だし。
「ええと。あのね、キュウ――」
なんと言って思いとどまらせようかと考えていたら、キュウは勝手に膨らんで俺の背中に回ると、ベンチに座った俺ごと後ろから包みこんだ。
「ぅええっ?! 何? どうなってんの?!」
「よしつねと一緒に座ったでしゅ」
キュウに背中から体をすっぽり包まれて――なんだろう、もう、なんとも言えない心地よさ。
あったかくてふんわり。ふんわりじゃないか、ぶんにゃりって感じ。
でもめっちゃくっちゃ気持ちいい!!
「はぁ……。気持ちいい……」
もう、キュウったら! なんなのこれ。すっごい幸せを感じるんですけど!
それに、いい感じにホールドされて安心感が半端ない。
「キュウ。お利口さんだねー。こんなこともできるんだね」
「はいでしゅ! キュウ!」
じゃ、行きますか。
「タツ。お待たせ。みんな準備できたから、飛んでくれるかな」
「はいっ。頑張ります!」
さっきまで散々飛んでいたはずなのに、タツは、「ふー」と息を吐きながら気持ちを整えている。
おいおい。大丈夫?
背中に人がいると緊張しちゃう?
「タツ。ちょっとくらい揺れても大丈夫だから、そんなに気を遣わないで――うおーー!!」
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