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5章
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■第44話『ぴっぴ式れんあい実践編、なのにきゅんしてしまう件』
*
朝のピノ屋店内。
開店準備を終えたリィナに、ピノが近づいて言った。
「ぴっ(今日中に、なんとかするぞ)」
「え、なにを……」
「ぴぴ(“れんあい進展ミッション”開始!)」
「むりむりむりむりむり!! そ、それに今そんなに焦って――」
「ぴ!(ぎゅってする!)」「モル、ゴール!」
「だからそこが早いのよ!?」
それでもピノの目は本気だった。
今日のリィナは、“自然なアピール作戦”を仕込まれていた。
⸻
【ぴっぴ式・自然アピール計画】
1. レオと目を合わせる(3秒以上)
2. さりげなく褒める(声のトーンを上げて)
3. 目が合ったら「きゅん顔」してみる
4. 最終奥義「手が重なったら“わっ……”って言う」
⸻
「……この最終奥義、もはや事故でしょ……」
「ぴぴ(でも効く)」
「効くの!? ぴっぴ経験者なの!?」
*
その日、レオがカウンターに現れた瞬間――
(1. 目を合わせる!)
「…………(3秒、3秒……きゃー!)」→5秒以上見つめて、リィナ赤面
(2. さりげなく褒める!)
「レオさん今日も……その、すてきな立ち姿で……脚が長いですね……!」
「……え?」
「ぴぴーー!?(褒め方ー!!)」
(3. 目が合ったらきゅん顔!)
→赤面しすぎて引きつった顔になり、レオが「……体調、大丈夫ですか?」と心配する始末。
(4. 手が重なったら“わっ……”)
→トレイを渡すときに手が触れ――
「わ、わっ……わっふるっ!! いまワッフルって言いたくて!!」
「ワッフルは今日出してませんよね?」
(全滅)
「モル、作戦、ゼンメツ」
「ぴぴぴ(想定内)」
*
しかし。
そんな全力空回りなリィナを見つめるレオの瞳は、
これまでにないほど、やわらかく、そして切実だった。
夕方。店が落ち着いた頃、レオは静かに言った。
「……リィナさん。今度、少し時間をいただけませんか?」
「え、えと、はいっ!」
「伝えたいことがあるんです。“昔のこと”も、“これから”のことも」
リィナは一瞬固まり――でも、勇気を出して頷いた。
「……わたしも。今度は、ちゃんと聞きたいです」
ピノとモルが、遠くからそっとガッツポーズしていた。
*
朝のピノ屋店内。
開店準備を終えたリィナに、ピノが近づいて言った。
「ぴっ(今日中に、なんとかするぞ)」
「え、なにを……」
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「むりむりむりむりむり!! そ、それに今そんなに焦って――」
「ぴ!(ぎゅってする!)」「モル、ゴール!」
「だからそこが早いのよ!?」
それでもピノの目は本気だった。
今日のリィナは、“自然なアピール作戦”を仕込まれていた。
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【ぴっぴ式・自然アピール計画】
1. レオと目を合わせる(3秒以上)
2. さりげなく褒める(声のトーンを上げて)
3. 目が合ったら「きゅん顔」してみる
4. 最終奥義「手が重なったら“わっ……”って言う」
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「……この最終奥義、もはや事故でしょ……」
「ぴぴ(でも効く)」
「効くの!? ぴっぴ経験者なの!?」
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その日、レオがカウンターに現れた瞬間――
(1. 目を合わせる!)
「…………(3秒、3秒……きゃー!)」→5秒以上見つめて、リィナ赤面
(2. さりげなく褒める!)
「レオさん今日も……その、すてきな立ち姿で……脚が長いですね……!」
「……え?」
「ぴぴーー!?(褒め方ー!!)」
(3. 目が合ったらきゅん顔!)
→赤面しすぎて引きつった顔になり、レオが「……体調、大丈夫ですか?」と心配する始末。
(4. 手が重なったら“わっ……”)
→トレイを渡すときに手が触れ――
「わ、わっ……わっふるっ!! いまワッフルって言いたくて!!」
「ワッフルは今日出してませんよね?」
(全滅)
「モル、作戦、ゼンメツ」
「ぴぴぴ(想定内)」
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しかし。
そんな全力空回りなリィナを見つめるレオの瞳は、
これまでにないほど、やわらかく、そして切実だった。
夕方。店が落ち着いた頃、レオは静かに言った。
「……リィナさん。今度、少し時間をいただけませんか?」
「え、えと、はいっ!」
「伝えたいことがあるんです。“昔のこと”も、“これから”のことも」
リィナは一瞬固まり――でも、勇気を出して頷いた。
「……わたしも。今度は、ちゃんと聞きたいです」
ピノとモルが、遠くからそっとガッツポーズしていた。
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