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第三四二話 シャルロッタ 一六歳 闇征く者 〇二
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「これは魔剣死神の舞踏……」
漆黒の刀身はまるで虚無を凝縮したかのようなぬらりとした光沢を放っており、その幾重にも枝分かれしたような刃先からは尋常のものではない魔力が漲っているのがわかる。
闇征く者が所持するその魔剣……いや邪剣と呼んでも差し障りのないそれを見ると、恐怖で足が竦みそうになるのがわかる。
これは勇者とか、種族とかそういうのではなく本能的に『これはヤバい』ということを、魂や肉体に刻み込まれた古い記憶のようなものが教えてくれているのかもしれない。
「……どっからそんな物騒なもん持ってくるんだよ……」
「長い歴史の中、真に価値あるものは人の手を渡って保管されることなどがあるが、これは俺がずっと所持していたものだ」
「アンタ好事家かなんかか?」
「クフッ! そういう側面もあるかな……」
仮面の下の赤い瞳が咲うと手に持った死神の舞踏を顔の前で直立に立ててまるで決闘前の騎士の例にもにた姿勢をとった。
この世界にも魔剣の類というのは存在していて、俺が手に持つ不滅の他にもクリスが持っている虹色の名剣蜻蛉も実は分類としては魔剣として扱われている。
なぜ魔剣というカテゴリがあるのか……そりゃもちろん普通の剣とは違った特殊な能力を持っているからに他ならないが、この手の武器が非常に面倒くさいのは、知識がなければ切られないと効果がまるでわからないという点に他ならない。
例えば不滅は折れたり刃こぼれをしない、がそれは剣の存在そのものが何らかの力により固定しているからに他ならない。
「……仰々しい見た目だけど効果はあんのかよ」
「それはこれからのお楽しみ……だッ!」
ギャイイイイイイン! という甲高い音を立てて咄嗟にて防御姿勢をとった俺の剣に漆黒の魔剣が叩きつけられる。
ほぼ予備動作なし、一瞬で距離を潰した闇征く者の一撃は凄まじく重く、ビリビリと細い今世の肉体が震える。
魔力で強化しまくっているとはいえ、本質的な意味では女性の体というのは男性の肉体に比べて脆い……あまりに重い一撃を受けた俺の剣を持つ腕がメキョ、という鈍い音を立ててへし折れる。
咄嗟に防御結界を展開して避けきれなかった死神の舞踏を受け止めるが、肉体まで数ミリという位置でぴたりと止まった刀身はよく見るとうねうねと生き物のように動いているようにも見える。
「……おや? 肉体を損傷しても表情が変わらないな……」
「この程度本来は負傷に入らないからな」
ベキパキという骨を無理やり修復する音と共に、俺の腕が元に戻っていくのをみた訓戒者は仮面の奥に光る瞳を歪めて笑った。
だが当然のことながら肉体を無理やり修復するという行為は激痛を伴うため、普通の人間ではその苦痛で気絶したり失禁するものすら出てくる。
普通は耐えられない痛みを平然と許容する俺への嫌味とも取れるが、そんなのはすでに勇者として生きている間に克服したものだ。
そのまま俺は横なぎに剣を振り払う……こちらもほぼ予備動作などない本気の一撃を叩き込むが、その一撃はいつの間にか距離を離した闇征く者の残像のみを切り払い空を切る。
「……防御結界の類はないか」
「……クハハッ! 先ほどの結界か……随分と高密度の魔力だったな」
「手品のタネは明かせないぜ?」
「必要ないな……俺にも理解できる」
闇征く者は仮面の下で引き攣るように笑うと再び前に出た……それに呼応するかのように距離を詰めると、電光石火の斬撃をお互いが叩きつけ合う。
刀身が衝突するたびにギャアンッ! という鈍い音と共に火花が空間に舞い散っていく……人間の反射速度を超えた恐ろしい速度の斬撃による応酬。
双方の肉体に斬撃が触れることはないが、刀身同士が衝突するたびに俺の腕がへし折れるがそれを瞬時に修復して再び斬撃を叩きつける。
対して闇征く者の肉体は恐ろしいまでの筋力と頑強さを有しているのか、修復しているような傾向を見せていない。
「……どうやら痩せ我慢しているようだねえ?」
「してねえよ」
「ほんの一瞬だが……修復が遅れたぞ」
「師匠みてえなこと言ってんじゃねえよ!」
そのまま俺は左拳に集中した魔力を一気に撃ち放つ……拳戦闘術の基本技には遠く離れた相手へ放つための一撃が存在している。
俺は放った技はその一つ……技名すらない基本の型ではあるが、莫大な魔力を集約することで一撃必殺の威力を有するに至っている物だ。
悪魔の肉体くらいであれば簡単に粉砕する一撃に対して、闇征く者は剣による防御で受け止める。
ドゴアアアッ! という爆音と共に彼の身体が大きく跳ね飛ばされるが、その一撃を受けてもなお死神の舞踏はまるでびくともせずにその形を保っていた。
同じような耐久系の能力でもなさそうなんだがな……だが今の一撃を受け止めたということは、やはり相手の防御結界による防御というのは選択肢から外しても良いだろう。
「……だが反射速度が速いか……」
「素晴らしい一撃だ、さすがは強い魂と言える」
「別に逃げ帰ってもいいんだぜ?」
「いやいや、来客へはおもてなしをしなくてはな……」
そう答えるが速いか闇征く者はまるで瞬間移動のように距離を詰めると、無造作なくらいに剣を振るう。
だがその一撃に反応した俺は斬撃へと剣を置くように叩きつけて防御すると、反撃に移る……だが連続した斬撃をお互いが難なく防ぎ切っていく。
一歩も引かぬ攻防の中で、俺は彼の動きがひどく気持ち悪く感じてならない……よく見ていると彼はモーションをほとんど発生させていない。
人間の姿をしているのに、上半身のブレや動きがひどく少なく予備動作が認識しにくい……ついでに足もほとんど動いていないんだよな。
「どうやって攻撃してんだよ……」
「肉体など飾りだよ? ああ……人の体に押し込められているからあくまでも人であろうとするのはそういうことか」
「俺は……れっきとした人間だッ!」
渾身の一撃……俺の一撃がついに闇征く者の防御をこじ開けると、稲妻のような刺突を彼の肉体へと叩き込む。
空気を切り裂くズドンッ! という音を立てて不滅が訓戒者の肉体へと突き刺さる瞬間……黒いローブの中から黒い何かが飛び出すと、剣先を受け止めた。
なんだ……? と自分が握る剣の先端に視線を向けると、そこにはどす黒く渦巻く一本の腕と剣先を挟む二本の指が見えた。
三本目の腕……? 俺が剣を引こうとした瞬間こちらが想定しないほどの強い力で引き込まれ、その勢いを使ったカウンターの拳が俺の腹部に突き刺さる。
「……う、が……ッ……」
「くはッ!」
そのまま俺の体は大きく跳ね飛ばされる……ある程度広さのある場所とはいえ、空中で姿勢を制御するだけの時間は流石になく、そのまま壁へと叩きつけられた俺は悶絶してしまう。
あまりの衝撃に壁に大きな亀裂が走ると崩壊し、勢いそのまま隣の部屋まで吹き飛ばされると受け身も取れなかった俺は、床へと叩きつけられた。
全身に走る激しい痛みに思わず呻き声をあげてしまうが、防御結界の展開がほんの少し遅かったら上半身だけ吹き飛ばされたかもしれない。
だが立ちあがろうとした俺の両腕が、へし折れてあちらこちらに曲がっているのを見た俺は思わず歯を食いしばる……遅れて感じる痛みに耐えながら肉体を修復するが、よく見れば足首すらも本来曲がらない方向に曲がっていた。
「……クソッタレ……」
「クハハ! まだまだ殺し合おうじゃないか……」
「……余裕あんじゃねえか……」
憎々し気に闇征く者を見るが、すでにこっちは何度も攻撃を叩き込まれているにもかかわらず相手は無傷。
いや、何か手品のタネがあるに違いない……言い方が悪いが俺自身の持つ魔力、肉体強化、戦闘術を含めても総合的な戦闘能力において自分以上の存在は決していないと思っている。
一〇〇パーセントあり得ないと訳ではないと思うが、比類する力の持ち主がそうホイホイ出てくるような状況というのは異常だ。
じっと目を凝らして相手の魔力の動きを確認していくが、どうも闇征く者が纏う魔力が恐ろしく強いことに気がつき、その可能性をいくつか想定していく。
つまり、可能性としては強化魔法……魔力による永続的な肉体の強化とは別で、一時的な能力向上を図るために行使されるのが強化魔法なのだが、それによる能力の底上げを行なっている、のが妥当か。
「強化魔法……しかも俺が知らねえやつか……」
「クハッ! 正解……ッ!」
人間が強化魔法を使っても実はそれほど大きな能力向上というのは望めない……まあせいぜい大きな岩を持ち上げたりとか、そういうのだな。
また、魔法による魔力の垂れ流しというのはコストパフォーマンスが異常に悪く、俺もいくつかの強化魔法を使えるけど瞬間的な出力を上げるためにしか使っていない。
しかし……もしかしたら人間以外の存在にはこちらの想像を遥かに超える能力向上を果たすもの、永続とは言わないが少ない魔力消費でも莫大なリターンを発生させるものがあるのかもしれない。
俺が立ち上がって剣を構えると、闇征く者は引き攣るような笑いを浮かべて剣を構える。
「君が異世界の剣術や技を使うのと同様に、俺も同じように神域の技や魔法を行使できる……混沌魔法の一つである戦神機構による超強力な底上げ効果だ」
漆黒の刀身はまるで虚無を凝縮したかのようなぬらりとした光沢を放っており、その幾重にも枝分かれしたような刃先からは尋常のものではない魔力が漲っているのがわかる。
闇征く者が所持するその魔剣……いや邪剣と呼んでも差し障りのないそれを見ると、恐怖で足が竦みそうになるのがわかる。
これは勇者とか、種族とかそういうのではなく本能的に『これはヤバい』ということを、魂や肉体に刻み込まれた古い記憶のようなものが教えてくれているのかもしれない。
「……どっからそんな物騒なもん持ってくるんだよ……」
「長い歴史の中、真に価値あるものは人の手を渡って保管されることなどがあるが、これは俺がずっと所持していたものだ」
「アンタ好事家かなんかか?」
「クフッ! そういう側面もあるかな……」
仮面の下の赤い瞳が咲うと手に持った死神の舞踏を顔の前で直立に立ててまるで決闘前の騎士の例にもにた姿勢をとった。
この世界にも魔剣の類というのは存在していて、俺が手に持つ不滅の他にもクリスが持っている虹色の名剣蜻蛉も実は分類としては魔剣として扱われている。
なぜ魔剣というカテゴリがあるのか……そりゃもちろん普通の剣とは違った特殊な能力を持っているからに他ならないが、この手の武器が非常に面倒くさいのは、知識がなければ切られないと効果がまるでわからないという点に他ならない。
例えば不滅は折れたり刃こぼれをしない、がそれは剣の存在そのものが何らかの力により固定しているからに他ならない。
「……仰々しい見た目だけど効果はあんのかよ」
「それはこれからのお楽しみ……だッ!」
ギャイイイイイイン! という甲高い音を立てて咄嗟にて防御姿勢をとった俺の剣に漆黒の魔剣が叩きつけられる。
ほぼ予備動作なし、一瞬で距離を潰した闇征く者の一撃は凄まじく重く、ビリビリと細い今世の肉体が震える。
魔力で強化しまくっているとはいえ、本質的な意味では女性の体というのは男性の肉体に比べて脆い……あまりに重い一撃を受けた俺の剣を持つ腕がメキョ、という鈍い音を立ててへし折れる。
咄嗟に防御結界を展開して避けきれなかった死神の舞踏を受け止めるが、肉体まで数ミリという位置でぴたりと止まった刀身はよく見るとうねうねと生き物のように動いているようにも見える。
「……おや? 肉体を損傷しても表情が変わらないな……」
「この程度本来は負傷に入らないからな」
ベキパキという骨を無理やり修復する音と共に、俺の腕が元に戻っていくのをみた訓戒者は仮面の奥に光る瞳を歪めて笑った。
だが当然のことながら肉体を無理やり修復するという行為は激痛を伴うため、普通の人間ではその苦痛で気絶したり失禁するものすら出てくる。
普通は耐えられない痛みを平然と許容する俺への嫌味とも取れるが、そんなのはすでに勇者として生きている間に克服したものだ。
そのまま俺は横なぎに剣を振り払う……こちらもほぼ予備動作などない本気の一撃を叩き込むが、その一撃はいつの間にか距離を離した闇征く者の残像のみを切り払い空を切る。
「……防御結界の類はないか」
「……クハハッ! 先ほどの結界か……随分と高密度の魔力だったな」
「手品のタネは明かせないぜ?」
「必要ないな……俺にも理解できる」
闇征く者は仮面の下で引き攣るように笑うと再び前に出た……それに呼応するかのように距離を詰めると、電光石火の斬撃をお互いが叩きつけ合う。
刀身が衝突するたびにギャアンッ! という鈍い音と共に火花が空間に舞い散っていく……人間の反射速度を超えた恐ろしい速度の斬撃による応酬。
双方の肉体に斬撃が触れることはないが、刀身同士が衝突するたびに俺の腕がへし折れるがそれを瞬時に修復して再び斬撃を叩きつける。
対して闇征く者の肉体は恐ろしいまでの筋力と頑強さを有しているのか、修復しているような傾向を見せていない。
「……どうやら痩せ我慢しているようだねえ?」
「してねえよ」
「ほんの一瞬だが……修復が遅れたぞ」
「師匠みてえなこと言ってんじゃねえよ!」
そのまま俺は左拳に集中した魔力を一気に撃ち放つ……拳戦闘術の基本技には遠く離れた相手へ放つための一撃が存在している。
俺は放った技はその一つ……技名すらない基本の型ではあるが、莫大な魔力を集約することで一撃必殺の威力を有するに至っている物だ。
悪魔の肉体くらいであれば簡単に粉砕する一撃に対して、闇征く者は剣による防御で受け止める。
ドゴアアアッ! という爆音と共に彼の身体が大きく跳ね飛ばされるが、その一撃を受けてもなお死神の舞踏はまるでびくともせずにその形を保っていた。
同じような耐久系の能力でもなさそうなんだがな……だが今の一撃を受け止めたということは、やはり相手の防御結界による防御というのは選択肢から外しても良いだろう。
「……だが反射速度が速いか……」
「素晴らしい一撃だ、さすがは強い魂と言える」
「別に逃げ帰ってもいいんだぜ?」
「いやいや、来客へはおもてなしをしなくてはな……」
そう答えるが速いか闇征く者はまるで瞬間移動のように距離を詰めると、無造作なくらいに剣を振るう。
だがその一撃に反応した俺は斬撃へと剣を置くように叩きつけて防御すると、反撃に移る……だが連続した斬撃をお互いが難なく防ぎ切っていく。
一歩も引かぬ攻防の中で、俺は彼の動きがひどく気持ち悪く感じてならない……よく見ていると彼はモーションをほとんど発生させていない。
人間の姿をしているのに、上半身のブレや動きがひどく少なく予備動作が認識しにくい……ついでに足もほとんど動いていないんだよな。
「どうやって攻撃してんだよ……」
「肉体など飾りだよ? ああ……人の体に押し込められているからあくまでも人であろうとするのはそういうことか」
「俺は……れっきとした人間だッ!」
渾身の一撃……俺の一撃がついに闇征く者の防御をこじ開けると、稲妻のような刺突を彼の肉体へと叩き込む。
空気を切り裂くズドンッ! という音を立てて不滅が訓戒者の肉体へと突き刺さる瞬間……黒いローブの中から黒い何かが飛び出すと、剣先を受け止めた。
なんだ……? と自分が握る剣の先端に視線を向けると、そこにはどす黒く渦巻く一本の腕と剣先を挟む二本の指が見えた。
三本目の腕……? 俺が剣を引こうとした瞬間こちらが想定しないほどの強い力で引き込まれ、その勢いを使ったカウンターの拳が俺の腹部に突き刺さる。
「……う、が……ッ……」
「くはッ!」
そのまま俺の体は大きく跳ね飛ばされる……ある程度広さのある場所とはいえ、空中で姿勢を制御するだけの時間は流石になく、そのまま壁へと叩きつけられた俺は悶絶してしまう。
あまりの衝撃に壁に大きな亀裂が走ると崩壊し、勢いそのまま隣の部屋まで吹き飛ばされると受け身も取れなかった俺は、床へと叩きつけられた。
全身に走る激しい痛みに思わず呻き声をあげてしまうが、防御結界の展開がほんの少し遅かったら上半身だけ吹き飛ばされたかもしれない。
だが立ちあがろうとした俺の両腕が、へし折れてあちらこちらに曲がっているのを見た俺は思わず歯を食いしばる……遅れて感じる痛みに耐えながら肉体を修復するが、よく見れば足首すらも本来曲がらない方向に曲がっていた。
「……クソッタレ……」
「クハハ! まだまだ殺し合おうじゃないか……」
「……余裕あんじゃねえか……」
憎々し気に闇征く者を見るが、すでにこっちは何度も攻撃を叩き込まれているにもかかわらず相手は無傷。
いや、何か手品のタネがあるに違いない……言い方が悪いが俺自身の持つ魔力、肉体強化、戦闘術を含めても総合的な戦闘能力において自分以上の存在は決していないと思っている。
一〇〇パーセントあり得ないと訳ではないと思うが、比類する力の持ち主がそうホイホイ出てくるような状況というのは異常だ。
じっと目を凝らして相手の魔力の動きを確認していくが、どうも闇征く者が纏う魔力が恐ろしく強いことに気がつき、その可能性をいくつか想定していく。
つまり、可能性としては強化魔法……魔力による永続的な肉体の強化とは別で、一時的な能力向上を図るために行使されるのが強化魔法なのだが、それによる能力の底上げを行なっている、のが妥当か。
「強化魔法……しかも俺が知らねえやつか……」
「クハッ! 正解……ッ!」
人間が強化魔法を使っても実はそれほど大きな能力向上というのは望めない……まあせいぜい大きな岩を持ち上げたりとか、そういうのだな。
また、魔法による魔力の垂れ流しというのはコストパフォーマンスが異常に悪く、俺もいくつかの強化魔法を使えるけど瞬間的な出力を上げるためにしか使っていない。
しかし……もしかしたら人間以外の存在にはこちらの想像を遥かに超える能力向上を果たすもの、永続とは言わないが少ない魔力消費でも莫大なリターンを発生させるものがあるのかもしれない。
俺が立ち上がって剣を構えると、闇征く者は引き攣るような笑いを浮かべて剣を構える。
「君が異世界の剣術や技を使うのと同様に、俺も同じように神域の技や魔法を行使できる……混沌魔法の一つである戦神機構による超強力な底上げ効果だ」
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