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21.久々の逢瀬
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しばしの間、離れていた二人は、以前のように寝台にもつれこもうとする。
「あ……この傷……」
ところが、ベルナルドの腕に、獣の爪あとらしき赤い筋があるのを見て、アンジェリアの心がぎゅっと締め付けられる。
かすっただけとベルナルドは言っていたが、アンジェリアには痛々しい傷に見えた。
「これか? 表面をかすっただけで、傷のうちにも入らないくらいだ」
アンジェリアの視線に気づき、ベルナルドが何でもないことのように答えた。
「でも……旦那様がお怪我をしたと、騒ぎになっていて……」
不安になり、アンジェリアはか細い声を漏らす。
神官たちがベルナルドの怪我のことで騒いでいたのだ。それだけの騒ぎになるということは、実は深い傷ではないかと、アンジェリアははらはらする。
「最近は滅多に怪我をすることがなかったからな。あんな雑魚相手に傷を負ったということで、周りの連中が慌てただけだ。不甲斐ないことは確かだが、怪我自体は本当にたいしたことがない」
ベルナルドは苦笑しながら、何も問題がないことを示すように、アンジェリアを抱き上げた。
その腕は力強く、アンジェリアは安心感に包まれる。
優しく寝台におろされ、ベルナルドが覆い被さってくると、もう不安は消えていた。
口づけを交わしながら、ベルナルドの手によって衣服がはぎとられていくのを、アンジェリアはうっとりと眺める。
快楽を教え込まれた体は、しばらく遠ざかっていた愉悦の予感で、期待に震えていた。
「は、あぁ……ん」
アンジェリアの髪をかき分け、首筋にベルナルドの唇が落とされる。
やわらかく、くすぐったいような感触が、ぞくぞくとした痺れを全身に運んでいく。
白い膨らみにベルナルドの手が伸びてきて、包み込まれる。すでに先端は期待でつんと尖っていたが、そこには触れることなく、すくいあげるようにこね回す。
「ん……ふぅ……」
もどかしい疼きに、アンジェリアは身をよじる。
早く先端に触れてほしかったが、ベルナルドの手はそこに触れることがないまま、焦らすように膨らみだけを弄ぶ。
「だ……旦那様……」
「どうした?」
切なくて、アンジェリアはねだるような視線を送るが、ベルナルドは軽く笑うだけだ。
乳首に触れてほしいなど口には出せず、アンジェリアが黙り込んでしまうと、ベルナルドは唇で腰のくびれをくすぐる。手は期待に震える胸の先端を無視して、脇腹を這っていく。
もどかしい熱が全身にくすぶり、アンジェリアは内腿をこすり合わせる。
すでに花弁はとろとろとあふれてきた蜜に濡れ、触れてほしいとひくついていた。
するとベルナルドの手がおりてきて、内腿を優しく撫でる。待ち望んだ快楽への期待に、アンジェリアの心が震えるが、ベルナルドの手は足の付け根までを行き来するだけで、決して触れてほしい場所に触れることはない。
「やぁ……ん……旦那様、意地悪しないで……ください……んんっ……」
アンジェリアは、腰を揺すって懇願した。
一度も触れてもらえない胸の先端は痛みにも似た疼きを覚え、不満げに震えている。蜜壷からはだらだらと蜜があふれ続け、シーツを濡らす。
しばらく快楽から遠ざかっていた体は、焦らすような愛撫が呼び水となって、燃え上がりそうに熱くなっている。
もっと強い刺激が欲しくて、おかしくなってしまいそうだった。
「どうしてほしい?」
「あ、あぁん……やぁ……っ……」
ベルナルドは問いかけながら、アンジェリアの淫裂を上下に撫で上げる。
だが、敏感な花芽に触れることはなく、アンジェリアはもどかしさに涙を浮かべた。
「ずっと……旦那様に触れて欲しかったんです……だから、早く……」
アンジェリアはそれだけを言うのが、精一杯だった。
仕方がないといったように軽く笑うと、ベルナルドはぷっくりと膨れた花芽を、指先でつまみあげる。
「ひっ……! あぁああ……っ!」
強すぎる快感がはじけ、焦らされ続けて快楽を捉えようと貪欲になっていた体は、一気に押し上げられてしまう。
アンジェリアは悲鳴のような嬌声をあげ、背筋をそらせた。
「これだけで達したのか?」
「あぁ……やぁっ……あぁん……」
からかうように、ベルナルドは達したばかりの花芽をくすぐるように擦る。
アンジェリアは昇り詰めた体を休めることもできず、甘い痺れが走り続けて、蜜に濡れた秘所がびくびくと痙攣する。
しばし花芽を弄られた後、ぐずぐずに蕩けきった蜜壷に指が差し込まれた。
空虚だった秘所を埋められていく感触に、アンジェリアは酔う。
だが、これだけではまだ足りないとばかりに、肉壁はベルナルドの指を締め付ける。
「あぁん……旦那様……旦那様を中にください……」
もう我慢できず、アンジェリアはねだる。
指だけでは物足りない。内側をベルナルドで満たしてほしかった。
「……もう少し、可愛がってやりたかったが、俺も限界だ。いくぞ」
今度は焦らされることなく、アンジェリアの蜜口に熱い塊が押し付けられる。
いよいよだと、アンジェリアは期待で気が遠くなりそうだった。
狭い肉壁を押し広げ、太く硬い雄が入ってくると、満たされる充足感で、アンジェリアは再び達してしまいそうになる。
「ああっ! そ、そんなぁ……あぁん……っ」
内側を満たされながら、これまで触れられていなかった乳頭をきゅっと摘ままれ、アンジェリアの体が跳ねる。
下肢は穿たれる快楽で甘く痺れているのに、さらに胸の突起をこりこりと弄られ、幾重にも愉悦が広がっていく。
「あっ、ああっ……だ、だめぇ……もう、もう……っ……あぁあああ……っ!」
あっけなく、アンジェリアは二度目の絶頂を迎える。
それでもアンジェリアを穿つ腰の動きは、止まることがない。快楽の波は引くことなく、繰り返し荒ぶって襲い掛かってくる。
「あ、あぁ……く、くるし……あぁん……ひぃ……っ……」
アンジェリアの口からは喘ぎがとめどなくあふれ、うまく呼吸ができなくて息苦しくなってしまう。
それでも、満たされた体は悦びに震え、媚肉はベルナルドの雄を咥えこんで離そうとはしない。
もっと、もっと欲しかった。このまま、二人で溶け合ってしまいたい。
これまでの乾きを潤すように、二人は抱き合い続けた。
「あ……この傷……」
ところが、ベルナルドの腕に、獣の爪あとらしき赤い筋があるのを見て、アンジェリアの心がぎゅっと締め付けられる。
かすっただけとベルナルドは言っていたが、アンジェリアには痛々しい傷に見えた。
「これか? 表面をかすっただけで、傷のうちにも入らないくらいだ」
アンジェリアの視線に気づき、ベルナルドが何でもないことのように答えた。
「でも……旦那様がお怪我をしたと、騒ぎになっていて……」
不安になり、アンジェリアはか細い声を漏らす。
神官たちがベルナルドの怪我のことで騒いでいたのだ。それだけの騒ぎになるということは、実は深い傷ではないかと、アンジェリアははらはらする。
「最近は滅多に怪我をすることがなかったからな。あんな雑魚相手に傷を負ったということで、周りの連中が慌てただけだ。不甲斐ないことは確かだが、怪我自体は本当にたいしたことがない」
ベルナルドは苦笑しながら、何も問題がないことを示すように、アンジェリアを抱き上げた。
その腕は力強く、アンジェリアは安心感に包まれる。
優しく寝台におろされ、ベルナルドが覆い被さってくると、もう不安は消えていた。
口づけを交わしながら、ベルナルドの手によって衣服がはぎとられていくのを、アンジェリアはうっとりと眺める。
快楽を教え込まれた体は、しばらく遠ざかっていた愉悦の予感で、期待に震えていた。
「は、あぁ……ん」
アンジェリアの髪をかき分け、首筋にベルナルドの唇が落とされる。
やわらかく、くすぐったいような感触が、ぞくぞくとした痺れを全身に運んでいく。
白い膨らみにベルナルドの手が伸びてきて、包み込まれる。すでに先端は期待でつんと尖っていたが、そこには触れることなく、すくいあげるようにこね回す。
「ん……ふぅ……」
もどかしい疼きに、アンジェリアは身をよじる。
早く先端に触れてほしかったが、ベルナルドの手はそこに触れることがないまま、焦らすように膨らみだけを弄ぶ。
「だ……旦那様……」
「どうした?」
切なくて、アンジェリアはねだるような視線を送るが、ベルナルドは軽く笑うだけだ。
乳首に触れてほしいなど口には出せず、アンジェリアが黙り込んでしまうと、ベルナルドは唇で腰のくびれをくすぐる。手は期待に震える胸の先端を無視して、脇腹を這っていく。
もどかしい熱が全身にくすぶり、アンジェリアは内腿をこすり合わせる。
すでに花弁はとろとろとあふれてきた蜜に濡れ、触れてほしいとひくついていた。
するとベルナルドの手がおりてきて、内腿を優しく撫でる。待ち望んだ快楽への期待に、アンジェリアの心が震えるが、ベルナルドの手は足の付け根までを行き来するだけで、決して触れてほしい場所に触れることはない。
「やぁ……ん……旦那様、意地悪しないで……ください……んんっ……」
アンジェリアは、腰を揺すって懇願した。
一度も触れてもらえない胸の先端は痛みにも似た疼きを覚え、不満げに震えている。蜜壷からはだらだらと蜜があふれ続け、シーツを濡らす。
しばらく快楽から遠ざかっていた体は、焦らすような愛撫が呼び水となって、燃え上がりそうに熱くなっている。
もっと強い刺激が欲しくて、おかしくなってしまいそうだった。
「どうしてほしい?」
「あ、あぁん……やぁ……っ……」
ベルナルドは問いかけながら、アンジェリアの淫裂を上下に撫で上げる。
だが、敏感な花芽に触れることはなく、アンジェリアはもどかしさに涙を浮かべた。
「ずっと……旦那様に触れて欲しかったんです……だから、早く……」
アンジェリアはそれだけを言うのが、精一杯だった。
仕方がないといったように軽く笑うと、ベルナルドはぷっくりと膨れた花芽を、指先でつまみあげる。
「ひっ……! あぁああ……っ!」
強すぎる快感がはじけ、焦らされ続けて快楽を捉えようと貪欲になっていた体は、一気に押し上げられてしまう。
アンジェリアは悲鳴のような嬌声をあげ、背筋をそらせた。
「これだけで達したのか?」
「あぁ……やぁっ……あぁん……」
からかうように、ベルナルドは達したばかりの花芽をくすぐるように擦る。
アンジェリアは昇り詰めた体を休めることもできず、甘い痺れが走り続けて、蜜に濡れた秘所がびくびくと痙攣する。
しばし花芽を弄られた後、ぐずぐずに蕩けきった蜜壷に指が差し込まれた。
空虚だった秘所を埋められていく感触に、アンジェリアは酔う。
だが、これだけではまだ足りないとばかりに、肉壁はベルナルドの指を締め付ける。
「あぁん……旦那様……旦那様を中にください……」
もう我慢できず、アンジェリアはねだる。
指だけでは物足りない。内側をベルナルドで満たしてほしかった。
「……もう少し、可愛がってやりたかったが、俺も限界だ。いくぞ」
今度は焦らされることなく、アンジェリアの蜜口に熱い塊が押し付けられる。
いよいよだと、アンジェリアは期待で気が遠くなりそうだった。
狭い肉壁を押し広げ、太く硬い雄が入ってくると、満たされる充足感で、アンジェリアは再び達してしまいそうになる。
「ああっ! そ、そんなぁ……あぁん……っ」
内側を満たされながら、これまで触れられていなかった乳頭をきゅっと摘ままれ、アンジェリアの体が跳ねる。
下肢は穿たれる快楽で甘く痺れているのに、さらに胸の突起をこりこりと弄られ、幾重にも愉悦が広がっていく。
「あっ、ああっ……だ、だめぇ……もう、もう……っ……あぁあああ……っ!」
あっけなく、アンジェリアは二度目の絶頂を迎える。
それでもアンジェリアを穿つ腰の動きは、止まることがない。快楽の波は引くことなく、繰り返し荒ぶって襲い掛かってくる。
「あ、あぁ……く、くるし……あぁん……ひぃ……っ……」
アンジェリアの口からは喘ぎがとめどなくあふれ、うまく呼吸ができなくて息苦しくなってしまう。
それでも、満たされた体は悦びに震え、媚肉はベルナルドの雄を咥えこんで離そうとはしない。
もっと、もっと欲しかった。このまま、二人で溶け合ってしまいたい。
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