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2-3 恋と出会いとお化け
第69話 想定外
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孤児院の綺麗に手入れの行き届いた中庭、いつも図鑑を眺めて過ごし勉強熱心だという少女、"エマ"と即席の勉強会を開き打ち解けた俺は、彼女からある相談を受けていた。
「──リーフルちゃん可愛い! ヤマトさんはどうやってリーフルちゃんと仲良くなったの?」
やはり動物と一緒というのは羨ましく映るのか、エマが目を輝かせ尋ねる。
「ホホーホ(ナカマ)」
まじまじと観察され、最初は少し警戒していたリーフルも、すっかり仲良しになったようだ。
「んと、俺が未知の緑翼の皆さんの荷物持ちをした時の帰りに、ブラックベアに襲われてね。リーフルもその時ローウルフに追われてて、てんやわんやだったけど何とか撃退して保護して、一緒に暮らし出してって感じかな?」
「ブラックベア!」──ペラペラッ!
名前に反応し、エマが図鑑を素早く捲り、ものの一秒足らずでブラックベアの詳細が記述されたページを開いてみせた。
穴が開く程とはよく言ったもので、本当に何度も何度も熟読しているという事が伝わって来る。
「ブラックベア──体長二~大きい者なら五メートル。その強靭な爪は岩をも砕き、厚い皮膚は粗悪な刃では切裂くことは難しい、サウド周辺の魔物の生態系において上位種」
エマが説明文を読み上げる。
「すごいね! よっぽど魔物に興味があるんだ?」
「う~ん……半々って感じかなぁ……」
少し悲し気に言い淀む。
(──そうだ、ここは孤児院……)
「でも正直言うと恨みもそんなに感じないの。だって私は一歳の頃からここに居るし、恨みや憎しみが沸く暇もないもの。お母さん達はそんな事気にならなくなるほど優しく面倒見てくれるしね」
「そっか……職員さん──お母さん達はみんな立派な人達なんだね」
「だから私ね、自分の強みを活かすにはどうすればいいかって考えたの。好きに観察が出来てお金も稼げる──冒険者になってお母さん達に恩返ししたいの!」
まだ成長途中の小さな手には収まりきらない図鑑を握りしめ、決意の宿る瞳でそう宣言する。
「確かに魔物の事を人一倍知ってるエマちゃんなら、パーティーにおいてかなりの強みになると思うな」
「でしょー! でも、お母さん達もお兄ちゃん達も、中々許してくれないの……」
「ん~、悪いけど俺も同意見かなぁ。何より危険だからね~。"ギルド職員"って手もあると思うけど、それは考えた事ないの?」
先程聞いた話では、未知の緑翼の皆は偶然にも全員同じ年齢、同じような時期に孤児院に引き取られ、幸運にも各々の相性が良く、始めから四人で仲が良かったそうだ。
そう聞くと、四人揃って冒険者を志し、パーティーを組んで働いていくというのは必然だったように思う。
そんな未知の緑翼と違いエマのように孤児院を卒業するに当たり、女の子が単身冒険者になるというのは、誰だって賛同し難い就職先だろう。
「ギルド職員かぁ……それって魔物見れる?」
「"生き生き"としたものは見ないと思うよ。買取の時に見る程度かな。でも逆に考えれば、安全かつじっくり観察出来るんじゃないかな?」
「なるほど……ありがとうヤマトさん。いい事聞いたわ!」
「俺の方こそ図鑑ありがとうね。また見に来てもいいかな?」
「今度は違う味が食べたい!」
「わかった、次は他の子達の分も揃えてくるよ」
「やったぁ! リーフルちゃんもまた一緒に遊ぼうねっ!」
「ホホーホ(ナカマ)」
◇
エマや他の子供達や"お母さん達"、未知の緑翼の面々に挨拶し、孤児院を後にした俺は、その足でルーティの下へやってきた。
「ルーティさん、しっかり渡してきましたよ」
「ホント!? どうだったかしら……反応は……?」
「好感触でしたよ」
親指を立て、ロットの態度が明るかった事を伝える。
「ホホーホ(ナカマ)」──バサッ!
リーフルが翼を広げ、恐らく『子供達の相手をした』という事を報告している。
「はは、そうだなリーフル。ありがとな」
「リーフルちゃん、楽しそうですね。どうしたんですか?」
「あの後ギルドへ行きまして、未知の緑翼の皆さんの……」
手紙を渡すまでに至った経緯を報告する。
「……はぁ~……やっぱり素敵ね……ロットさん」
ため息一つ、遠くを見つめ感慨深げに呟く。
「そうですね~。孤児院出身という事は俺も初耳だったんですけど、巣立った後も恩返しに勤しんでいるなんて立派ですよね」
「そうですねぇ……──彼ね、ちょくちょく私の所で果物を買ってくれるの」
「あぁ。そういうきっかけなんですね」
「ええ、未知の緑翼と言えばこの街では大概の人が知るこの街を代表する冒険者チームだわ」
「なのにその人気に驕る事も無いし、気さくだし、いつも目の前で『お姉さんのはいつも美味いな!』って豪快に一口かじって笑顔で話してくれるの」
「ハハ、ロットさんらしいですね」
思わず乾いた笑いが口を付いてしまう。
惚気た表情の女性は魅力的に見えるが、自分に向けられたものでは無いので味がしない。
「逞しい身体つきに大きな盾を背負ってるのに、その時ばかりは少年みたいな笑顔で……はぁ……可愛いわ……」
「ヘェー。所謂"ギャップ萌え"ってやつですか」
「──ギャップモエ? どういう意味かしら?」
(あぁっ──久しぶりに迂闊だった……まぁでも元々日本人で、自然な会話中に飛び出る言葉なんだから仕方ない……オリジナルの造語を作ってる変な奴とでも思われておけばいいか)
「え、えっと……俺が考えた造語でして『場面場面で受ける印象が変わって、その差でもって相手に惹かれる』みたいな意味合いです」
「へぇ~、お兄さん変わった趣味があるのね……でもピッタリね! その言葉。今度から私も使わせてもらってもいいかしら?」
「か、構いませんけど説明が面倒ですよ?」
「"流行"っていうのは発案者のあずかり知らない所で起こるものよ」
ルーティがウインクして見せる。
「ま、まぁ程々にお願いします──では早速明日の晩、東区のあの店で予定してますので、頑張ってください!」
ロットは東区にある肉料理が美味いというレストランを指定していた。
通りがかりに外観は拝んだことがあるが、高級そうな店構えをしていたような記憶がある。
「……お兄さん? 何で他人事?」
「む? どういう事でしょうか?」
「仲人よ、"仲人"!」
「え?? 手紙の件はもう済ませたはずですけど……」
ルーティの指す意味がよく分からず、困惑してしまう。
「ああ~。お兄さんそういえば記憶が……でしたもんね。席を取り持つんですよ。上手くいくように」
「というと?」
「紹介人──仲人が、会食の初めは場を取りなすのよ。それで、いい具合になったところで退席してもらうの。ちょっと堅苦しい気もするけど、"正式な出会い"を演出する昔からの文化なの」
(あ! あぁ~……そういえばわざわざ成功報酬って言ってたもんな……)
ルーティとの会話を思い出し青ざめる。
所謂、古くから日本にもある"お見合い"の事だ。
てっきり最初の一歩だけの手伝いだと思っていたのだが、まさかルーティ、ロット共に、そこまで正式な面持ちだったとは。
嫌な予感というのは、かくも的中するものか。
良い予感なんて感じる事自体少ないし、当たったためしが無い。
相棒の充実した食生活の為とはいえ、アプルの半額に釣られ、安請け合いしてしまった事を今更ながら後悔したのだった。
「──リーフルちゃん可愛い! ヤマトさんはどうやってリーフルちゃんと仲良くなったの?」
やはり動物と一緒というのは羨ましく映るのか、エマが目を輝かせ尋ねる。
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まじまじと観察され、最初は少し警戒していたリーフルも、すっかり仲良しになったようだ。
「んと、俺が未知の緑翼の皆さんの荷物持ちをした時の帰りに、ブラックベアに襲われてね。リーフルもその時ローウルフに追われてて、てんやわんやだったけど何とか撃退して保護して、一緒に暮らし出してって感じかな?」
「ブラックベア!」──ペラペラッ!
名前に反応し、エマが図鑑を素早く捲り、ものの一秒足らずでブラックベアの詳細が記述されたページを開いてみせた。
穴が開く程とはよく言ったもので、本当に何度も何度も熟読しているという事が伝わって来る。
「ブラックベア──体長二~大きい者なら五メートル。その強靭な爪は岩をも砕き、厚い皮膚は粗悪な刃では切裂くことは難しい、サウド周辺の魔物の生態系において上位種」
エマが説明文を読み上げる。
「すごいね! よっぽど魔物に興味があるんだ?」
「う~ん……半々って感じかなぁ……」
少し悲し気に言い淀む。
(──そうだ、ここは孤児院……)
「でも正直言うと恨みもそんなに感じないの。だって私は一歳の頃からここに居るし、恨みや憎しみが沸く暇もないもの。お母さん達はそんな事気にならなくなるほど優しく面倒見てくれるしね」
「そっか……職員さん──お母さん達はみんな立派な人達なんだね」
「だから私ね、自分の強みを活かすにはどうすればいいかって考えたの。好きに観察が出来てお金も稼げる──冒険者になってお母さん達に恩返ししたいの!」
まだ成長途中の小さな手には収まりきらない図鑑を握りしめ、決意の宿る瞳でそう宣言する。
「確かに魔物の事を人一倍知ってるエマちゃんなら、パーティーにおいてかなりの強みになると思うな」
「でしょー! でも、お母さん達もお兄ちゃん達も、中々許してくれないの……」
「ん~、悪いけど俺も同意見かなぁ。何より危険だからね~。"ギルド職員"って手もあると思うけど、それは考えた事ないの?」
先程聞いた話では、未知の緑翼の皆は偶然にも全員同じ年齢、同じような時期に孤児院に引き取られ、幸運にも各々の相性が良く、始めから四人で仲が良かったそうだ。
そう聞くと、四人揃って冒険者を志し、パーティーを組んで働いていくというのは必然だったように思う。
そんな未知の緑翼と違いエマのように孤児院を卒業するに当たり、女の子が単身冒険者になるというのは、誰だって賛同し難い就職先だろう。
「ギルド職員かぁ……それって魔物見れる?」
「"生き生き"としたものは見ないと思うよ。買取の時に見る程度かな。でも逆に考えれば、安全かつじっくり観察出来るんじゃないかな?」
「なるほど……ありがとうヤマトさん。いい事聞いたわ!」
「俺の方こそ図鑑ありがとうね。また見に来てもいいかな?」
「今度は違う味が食べたい!」
「わかった、次は他の子達の分も揃えてくるよ」
「やったぁ! リーフルちゃんもまた一緒に遊ぼうねっ!」
「ホホーホ(ナカマ)」
◇
エマや他の子供達や"お母さん達"、未知の緑翼の面々に挨拶し、孤児院を後にした俺は、その足でルーティの下へやってきた。
「ルーティさん、しっかり渡してきましたよ」
「ホント!? どうだったかしら……反応は……?」
「好感触でしたよ」
親指を立て、ロットの態度が明るかった事を伝える。
「ホホーホ(ナカマ)」──バサッ!
リーフルが翼を広げ、恐らく『子供達の相手をした』という事を報告している。
「はは、そうだなリーフル。ありがとな」
「リーフルちゃん、楽しそうですね。どうしたんですか?」
「あの後ギルドへ行きまして、未知の緑翼の皆さんの……」
手紙を渡すまでに至った経緯を報告する。
「……はぁ~……やっぱり素敵ね……ロットさん」
ため息一つ、遠くを見つめ感慨深げに呟く。
「そうですね~。孤児院出身という事は俺も初耳だったんですけど、巣立った後も恩返しに勤しんでいるなんて立派ですよね」
「そうですねぇ……──彼ね、ちょくちょく私の所で果物を買ってくれるの」
「あぁ。そういうきっかけなんですね」
「ええ、未知の緑翼と言えばこの街では大概の人が知るこの街を代表する冒険者チームだわ」
「なのにその人気に驕る事も無いし、気さくだし、いつも目の前で『お姉さんのはいつも美味いな!』って豪快に一口かじって笑顔で話してくれるの」
「ハハ、ロットさんらしいですね」
思わず乾いた笑いが口を付いてしまう。
惚気た表情の女性は魅力的に見えるが、自分に向けられたものでは無いので味がしない。
「逞しい身体つきに大きな盾を背負ってるのに、その時ばかりは少年みたいな笑顔で……はぁ……可愛いわ……」
「ヘェー。所謂"ギャップ萌え"ってやつですか」
「──ギャップモエ? どういう意味かしら?」
(あぁっ──久しぶりに迂闊だった……まぁでも元々日本人で、自然な会話中に飛び出る言葉なんだから仕方ない……オリジナルの造語を作ってる変な奴とでも思われておけばいいか)
「え、えっと……俺が考えた造語でして『場面場面で受ける印象が変わって、その差でもって相手に惹かれる』みたいな意味合いです」
「へぇ~、お兄さん変わった趣味があるのね……でもピッタリね! その言葉。今度から私も使わせてもらってもいいかしら?」
「か、構いませんけど説明が面倒ですよ?」
「"流行"っていうのは発案者のあずかり知らない所で起こるものよ」
ルーティがウインクして見せる。
「ま、まぁ程々にお願いします──では早速明日の晩、東区のあの店で予定してますので、頑張ってください!」
ロットは東区にある肉料理が美味いというレストランを指定していた。
通りがかりに外観は拝んだことがあるが、高級そうな店構えをしていたような記憶がある。
「……お兄さん? 何で他人事?」
「む? どういう事でしょうか?」
「仲人よ、"仲人"!」
「え?? 手紙の件はもう済ませたはずですけど……」
ルーティの指す意味がよく分からず、困惑してしまう。
「ああ~。お兄さんそういえば記憶が……でしたもんね。席を取り持つんですよ。上手くいくように」
「というと?」
「紹介人──仲人が、会食の初めは場を取りなすのよ。それで、いい具合になったところで退席してもらうの。ちょっと堅苦しい気もするけど、"正式な出会い"を演出する昔からの文化なの」
(あ! あぁ~……そういえばわざわざ成功報酬って言ってたもんな……)
ルーティとの会話を思い出し青ざめる。
所謂、古くから日本にもある"お見合い"の事だ。
てっきり最初の一歩だけの手伝いだと思っていたのだが、まさかルーティ、ロット共に、そこまで正式な面持ちだったとは。
嫌な予感というのは、かくも的中するものか。
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