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2-3 恋と出会いとお化け
第71話 幽霊屋敷 1
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「私、こういう"冒険"的な事、普段は縁遠いので緊張します……」
キャシーが両手に空き家のカギと持参した十字架の飾りを握りしめ、少し強張る表情で話す。
「もし幽霊が本当に居たとしても、俺が退治できる訳でも無いですけどねぇ」
仲人を務めるに当たり同伴者の役をキャシーに頼んでみたところ、交換条件に"幽霊屋敷"の調査を引き受けた俺は、居住区の一角にある屋敷へとやってきた。
この調査に関しては冒険者としての"依頼"という訳では無く、あくまでもキャシーからのお願いによるものだ。
なんでも、周囲の家々の住人達から、空き家となり役所の管理下にあるはずのこの屋敷から、夜な夜な妙な物音等が聞こえ、気味が悪いという話が上がっていたらしい。
冒険者を雇い入れる程の懸案では無いとの判断で、ギルド職員の誰かが調査に向かうように指示されていたが、普段はデスクワークで荒事の経験も無く、ましてや"幽霊"の存在をほのめかされ、皆で尻込みしていた所、俺に白羽の矢が立ったという訳だ。
今は昼間で十分に明るさもあり、屋敷の外観もそれ程古びた様子でも無いので、雰囲気としては拍子抜けな印象を覚える。
幽霊と言えば夜──暗がりのイメージだが、それはこちら側の勝手な印象で、仮に実在するとすれば、実際には昼夜問わず活動しているのではないかと思う。
そう思うと、明るいからといって安心できるものでも無いが、物理的肉体を持たない霊体が、俺達に何か危害を加えられる可能性も低いのではないだろうか。
屋敷の規模としては他の家々と同程度で、家の前は簡易な木の柵で花壇が囲われ、茶色の瓦葺きの屋根に、正面から見える二階には窓が二つと、ごく一般的な造りだ。
事前にこの屋敷について説明を受けたが、何かしらの暗い過去を背負った場所でも無さそうで、危険もあまり予想されない。
ただ、幽霊という先入観がある現状では、身構えているキャシーのように、俺も警戒心が拭えないのは、人間の未知への恐怖からくる本能だろうか。
「一応俺の後ろから付いてきてください。何かの魔物が居る可能性も捨て切れないので」
「はい……」
ガチャ……キィィ──
「う~ん……中はそれ程荒んでる様子は無いですね」
扉を開け屋敷内に立ち入る。
「うぅぅ……ヤマトさん、何もいません……?」
目を瞑ったまま俺の服を掴んで追従するキャシーが恐る恐る尋ねる。
「今の所ごくごく普通の家に見えますね。ほら、意外と綺麗ですよ」
玄関すぐの部屋は居間となっており、家具等は取り払われているのでがらんと殺風景で少々空気は淀んでいるが、特に違和感は感じない。
「んん……ホントですね」
片目を開け俺の背中越しにキャシーが様子を伺っている。
「ホゥ……(イラナイ)」
リーフルが否定的な事を呟く。
「ん? こういう家はあんまり好きじゃないか。というか宿の一室暮らしだし、広いと落ち着かないって感じか」
「──ふ、ふふん! 私にはこの十字架がありますからね! ヤマトさんも居るし!──幽霊さん! に、逃げるなら今のうちですよ!」
どうやら相当勇気を出してこの屋敷に臨んでいるようで、キャシーが虚勢を口にしている。
「十字架って幽霊にはどうなんでしょうか」
──ス
「ホホーホ(ナカマ)」
リーフルがキャシーの肩に移り励ましている。
「リーフルちゃ~ん、ありがとう……」
「とりあえず一階の部屋を全部確認してから二階に上がりましょうか」
一階の残る二部屋を順に確認して回る事にする。
「……特に異常なし。窓から差す光のおかげで助かりますね」
「そうですね。明るいから思ったより怖くないです」
一階全ての部屋を見回り終え、未知が無くなった事により落ち着きを取り戻したのか、先程までとは打って変わってキャシーは平然としている。
「残るは二階か。今の所気配も物音も何も……」
──ガタッ!!
「──キャッ!!」
「!」
突然何処かから物音が響いた。
「ヤ、ヤ、ヤマトサン……」
意表を突かれ、キャシーが身を震わせながら十字架を前に突き出している。
「小動物でもいるのか……キャシーさん、外で待ちますか?」
「は、はい……と言いたい所ですけど……御国に報告する義務のある調査なので、私も確認しないと……」
「そうですか。偉いですね、あまり無理はせずに」
「や、やるのよ私……そ、そう! 私は栄えある冒険者ギルドサウド支部の看板娘! なんでもこなせるスーパー受付嬢!」
足は震えているものの、腰に手を当て胸を張り、いつもの大袈裟なポーズを取り自分を鼓舞している。
(職責の為に偉いなぁ……俺も見習うべき精神だな)
俺としては恐怖よりも幽霊に対する好奇心の方が勝るので冷静に眺めていられるが、いざ自分がキャシーと同じ心持ちになった場合に、奮い立てるかどうか自信は無い。
「じゃあ……二階へ」
「は、はいっ……」
ギシッ……ギシッ……
少々痛みのある階段の木材の軋む音が響く中、二階へと慎重に上ってゆく。
仮に幽霊、もしくは魔物の類が存在するとすれば、この狭い家中で戦闘は避けられない。
階段の突き当りには窓から日が差しており、視界に困る事が無いのが唯一の救いか。
「──ホー! (テキ!)」
「キャアッ!!──」
リーフルが突然警戒を発し、キャシーが俺の服を力強く引き寄せる。
階段を上り切らず、中二階といった所で、リーフルが何かを発見したようだ。
「──うっ……キャシーさん、く、首が……」
引っ張られる服の襟元が食い込み首が締まる。
「あ、ああっ、ご、ごめんなさい……」
「い、いえ、お気にされずに──テキ? 何か見えたのか? リーフル」
「ホー! (テキ!)」
リーフルは二階の左側の部屋の方を向き警戒している。
「そっか、左側に何か居たんだな……よし、気を付けて慎重に行きましょう」
「は、はいぃぃ……」
ギシッ……ギシッ……
腰に帯びるロングソードの柄に手をかけつつ先程よりも警戒しながら階段を上ってゆく。
「とりあえず俺が先に確認します。キャシーさんはここで待機しててください」
「お、お気をつけて……」
いよいよ部屋の前に到達し、勢いよく部屋へと進入する。
「…………」
「何も無い……リーフルの見間違いか?」
元々寝室だったであろう部屋の中には何も無く、窓から差し込む光の筋だけが床を照らし、違和感等は何も感じない。
「ホ?」
リーフルも普段と変わりの無い様子で話している。
「ふぅ──異常なし。残すはもう一部屋──」
──グイッ
「うっ……キャ、キャシーさん、怖いのは分かりますけど首が……」
(んっ!? いや、違う!──手の感触。首を"両手"で絞められてるっ……!)
「ホー! (テキ!)」
(くっ! い、息が……)
首を絞められ呼吸が出来ない。
今この屋敷内に居る人間は俺とキャシーの二人だけ。
必然的に彼女が俺の首を絞めているという事になるが、突然の事で対応が遅れてしまった。
(ぐぐっ……どうするっ……相手はキャシーさん、下手に攻撃できないぞ……!)
首を絞める腕に手をかけ引き離そうと試みるが、とても一般的な女性とは思えない怪力を発揮しており、振りほどくことが出来ない。
(ダ、ダメだ……息が……)
突然のキャシーの凶行の原因を推察する余裕も無く、徐々に意識が遠のいてゆく。
「ホー!! (テキ!!)」──バサバサッ
リーフルが俺を助けようと背後に居るであろうキャシーに体当たりをしている。
──フッ……ドサッ!
突然首を締め上げていた力が緩んだかと思うと、キャシーがその場に倒れこんだ。
「──かはっ!……はぁはぁ……キャシーさん……」
すぐさま振り返りキャシーの安否を確認する。
「クククッ……」
見ると伏せるキャシーの真上、空中に、半透明で不気味な暗い色をした、歪な人型の幽霊と思しき存在が、幾重にも重なる和音状の薄気味悪い嘲笑をあげながらこちらを見据えていた。
キャシーが両手に空き家のカギと持参した十字架の飾りを握りしめ、少し強張る表情で話す。
「もし幽霊が本当に居たとしても、俺が退治できる訳でも無いですけどねぇ」
仲人を務めるに当たり同伴者の役をキャシーに頼んでみたところ、交換条件に"幽霊屋敷"の調査を引き受けた俺は、居住区の一角にある屋敷へとやってきた。
この調査に関しては冒険者としての"依頼"という訳では無く、あくまでもキャシーからのお願いによるものだ。
なんでも、周囲の家々の住人達から、空き家となり役所の管理下にあるはずのこの屋敷から、夜な夜な妙な物音等が聞こえ、気味が悪いという話が上がっていたらしい。
冒険者を雇い入れる程の懸案では無いとの判断で、ギルド職員の誰かが調査に向かうように指示されていたが、普段はデスクワークで荒事の経験も無く、ましてや"幽霊"の存在をほのめかされ、皆で尻込みしていた所、俺に白羽の矢が立ったという訳だ。
今は昼間で十分に明るさもあり、屋敷の外観もそれ程古びた様子でも無いので、雰囲気としては拍子抜けな印象を覚える。
幽霊と言えば夜──暗がりのイメージだが、それはこちら側の勝手な印象で、仮に実在するとすれば、実際には昼夜問わず活動しているのではないかと思う。
そう思うと、明るいからといって安心できるものでも無いが、物理的肉体を持たない霊体が、俺達に何か危害を加えられる可能性も低いのではないだろうか。
屋敷の規模としては他の家々と同程度で、家の前は簡易な木の柵で花壇が囲われ、茶色の瓦葺きの屋根に、正面から見える二階には窓が二つと、ごく一般的な造りだ。
事前にこの屋敷について説明を受けたが、何かしらの暗い過去を背負った場所でも無さそうで、危険もあまり予想されない。
ただ、幽霊という先入観がある現状では、身構えているキャシーのように、俺も警戒心が拭えないのは、人間の未知への恐怖からくる本能だろうか。
「一応俺の後ろから付いてきてください。何かの魔物が居る可能性も捨て切れないので」
「はい……」
ガチャ……キィィ──
「う~ん……中はそれ程荒んでる様子は無いですね」
扉を開け屋敷内に立ち入る。
「うぅぅ……ヤマトさん、何もいません……?」
目を瞑ったまま俺の服を掴んで追従するキャシーが恐る恐る尋ねる。
「今の所ごくごく普通の家に見えますね。ほら、意外と綺麗ですよ」
玄関すぐの部屋は居間となっており、家具等は取り払われているのでがらんと殺風景で少々空気は淀んでいるが、特に違和感は感じない。
「んん……ホントですね」
片目を開け俺の背中越しにキャシーが様子を伺っている。
「ホゥ……(イラナイ)」
リーフルが否定的な事を呟く。
「ん? こういう家はあんまり好きじゃないか。というか宿の一室暮らしだし、広いと落ち着かないって感じか」
「──ふ、ふふん! 私にはこの十字架がありますからね! ヤマトさんも居るし!──幽霊さん! に、逃げるなら今のうちですよ!」
どうやら相当勇気を出してこの屋敷に臨んでいるようで、キャシーが虚勢を口にしている。
「十字架って幽霊にはどうなんでしょうか」
──ス
「ホホーホ(ナカマ)」
リーフルがキャシーの肩に移り励ましている。
「リーフルちゃ~ん、ありがとう……」
「とりあえず一階の部屋を全部確認してから二階に上がりましょうか」
一階の残る二部屋を順に確認して回る事にする。
「……特に異常なし。窓から差す光のおかげで助かりますね」
「そうですね。明るいから思ったより怖くないです」
一階全ての部屋を見回り終え、未知が無くなった事により落ち着きを取り戻したのか、先程までとは打って変わってキャシーは平然としている。
「残るは二階か。今の所気配も物音も何も……」
──ガタッ!!
「──キャッ!!」
「!」
突然何処かから物音が響いた。
「ヤ、ヤ、ヤマトサン……」
意表を突かれ、キャシーが身を震わせながら十字架を前に突き出している。
「小動物でもいるのか……キャシーさん、外で待ちますか?」
「は、はい……と言いたい所ですけど……御国に報告する義務のある調査なので、私も確認しないと……」
「そうですか。偉いですね、あまり無理はせずに」
「や、やるのよ私……そ、そう! 私は栄えある冒険者ギルドサウド支部の看板娘! なんでもこなせるスーパー受付嬢!」
足は震えているものの、腰に手を当て胸を張り、いつもの大袈裟なポーズを取り自分を鼓舞している。
(職責の為に偉いなぁ……俺も見習うべき精神だな)
俺としては恐怖よりも幽霊に対する好奇心の方が勝るので冷静に眺めていられるが、いざ自分がキャシーと同じ心持ちになった場合に、奮い立てるかどうか自信は無い。
「じゃあ……二階へ」
「は、はいっ……」
ギシッ……ギシッ……
少々痛みのある階段の木材の軋む音が響く中、二階へと慎重に上ってゆく。
仮に幽霊、もしくは魔物の類が存在するとすれば、この狭い家中で戦闘は避けられない。
階段の突き当りには窓から日が差しており、視界に困る事が無いのが唯一の救いか。
「──ホー! (テキ!)」
「キャアッ!!──」
リーフルが突然警戒を発し、キャシーが俺の服を力強く引き寄せる。
階段を上り切らず、中二階といった所で、リーフルが何かを発見したようだ。
「──うっ……キャシーさん、く、首が……」
引っ張られる服の襟元が食い込み首が締まる。
「あ、ああっ、ご、ごめんなさい……」
「い、いえ、お気にされずに──テキ? 何か見えたのか? リーフル」
「ホー! (テキ!)」
リーフルは二階の左側の部屋の方を向き警戒している。
「そっか、左側に何か居たんだな……よし、気を付けて慎重に行きましょう」
「は、はいぃぃ……」
ギシッ……ギシッ……
腰に帯びるロングソードの柄に手をかけつつ先程よりも警戒しながら階段を上ってゆく。
「とりあえず俺が先に確認します。キャシーさんはここで待機しててください」
「お、お気をつけて……」
いよいよ部屋の前に到達し、勢いよく部屋へと進入する。
「…………」
「何も無い……リーフルの見間違いか?」
元々寝室だったであろう部屋の中には何も無く、窓から差し込む光の筋だけが床を照らし、違和感等は何も感じない。
「ホ?」
リーフルも普段と変わりの無い様子で話している。
「ふぅ──異常なし。残すはもう一部屋──」
──グイッ
「うっ……キャ、キャシーさん、怖いのは分かりますけど首が……」
(んっ!? いや、違う!──手の感触。首を"両手"で絞められてるっ……!)
「ホー! (テキ!)」
(くっ! い、息が……)
首を絞められ呼吸が出来ない。
今この屋敷内に居る人間は俺とキャシーの二人だけ。
必然的に彼女が俺の首を絞めているという事になるが、突然の事で対応が遅れてしまった。
(ぐぐっ……どうするっ……相手はキャシーさん、下手に攻撃できないぞ……!)
首を絞める腕に手をかけ引き離そうと試みるが、とても一般的な女性とは思えない怪力を発揮しており、振りほどくことが出来ない。
(ダ、ダメだ……息が……)
突然のキャシーの凶行の原因を推察する余裕も無く、徐々に意識が遠のいてゆく。
「ホー!! (テキ!!)」──バサバサッ
リーフルが俺を助けようと背後に居るであろうキャシーに体当たりをしている。
──フッ……ドサッ!
突然首を締め上げていた力が緩んだかと思うと、キャシーがその場に倒れこんだ。
「──かはっ!……はぁはぁ……キャシーさん……」
すぐさま振り返りキャシーの安否を確認する。
「クククッ……」
見ると伏せるキャシーの真上、空中に、半透明で不気味な暗い色をした、歪な人型の幽霊と思しき存在が、幾重にも重なる和音状の薄気味悪い嘲笑をあげながらこちらを見据えていた。
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