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魔導王国アミリ朝クテシア編 〜砂塵と共に流れる因縁の章〜
狂気に堕ちた者達
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(糞、糞!)
ジェティは再び逃走した。先程、梦蝶の死体を見てしまった。自分より強い彼女が惨い死に方をしたのを見て、勝ち目は無いと悟ってしまったのだ。
「待て!」
アレンの大剣が振り下ろされる。辛うじて躱したが、直ぐ横に叩き付けられた鈍色の刃に寒気がする。
不愉快だった。自分が人間とその混血に追い詰められている事が。
シャムシールが目の前に迫る。前髪が数本切れて舞うのが、余りにもゆっくりして見える。
(あいつ、直ぐ横にアレンが居るのに!)
シュルークがアイユーブの中に戻った事で戦闘能力が大幅に上昇したアイユーブは、動体視力も上昇している。アレンを斬らないように刃の向きを調整し、ジェティの頭だけを確実に狙いにきている。
ジェティが躱したその瞬間。
「逃さない!」
美凛の飛び蹴りとフレデリカの魔法攻撃がジェティを襲う。
ジェティはフレデリカの攻撃は躱せたが、美凛の飛び蹴りに吹き飛ばされてしまった。アレンの魔法で成長した美凛の蹴りは、ジェティの予測を上回る威力だった。
「跪け、超重力領域!」
「ぎゃあああああッ!」
アイユーブの重力魔法がジェティを跪かせようとする。跪かせようとすると言っても、自重で圧し潰す形だ。
シュルークの力を得た今のアイユーブは、局地的に超重力を発生させるだけの技量を得た。味方への被害は一切出さず、ジェティから半径二メートル以内のみに留まっている。
「糞がァ…!」
自重によって身体がぐちゃぐちゃになるが、繰り返し再生する。まるで拷問だ。
(早く殺さないと…、シュルーク・イブラヒム=クテシアを…!)
隷属魔法を世に出した諸悪の根源、シュルーク。魔人の怨敵は直ぐ目の前に居る。しかも、先日隷属魔法で散々に甚振ってやった奴だ。もう一度甚振ってやらなければ気が済まない。
「…ボクは、負ける訳にはいかないんだ!」
そう言って再生した腕を歯で傷付けた。
「死者の魂よ、集え。闇の領域!」
重力魔法に抗うように、黒い渦がジェティの周辺を取り囲む。
ジェティは城の地下からヨルムと同じ気配を感じ取っていた。そしてその気配に使われている魔法も解析済みだ。
「シュルークの糞野郎が出来たんだ、僕だって出来るさ!神童は何も、ロウタスだけじゃない!」
ジェティはヌールハーンの行った虐殺に巻き込まれる前は、とある都市の国立魔導学院で最も優秀な成績を修めた神童だった。とりわけ、闇の魔法や魂を操る魔法を得意としていた。だからこそ、虐殺にによって死亡した後にティヤーブ王子の亡骸を新たな肉体と出来たのだ。
「さあ梦蝶、肉体は崩れたけど、まだ戦う意志はあるだろ!?」
それは魂に宿る記憶と意思に干渉し、仮初の肉体を創造する魔法。それは時空魔法と創造魔法の一部を複雑に織り交ぜて造られた、新たな禁忌級の魔法。シュルークだからこそ成し得た魔法を、ジェティは不完全とはいえ再現してみせた。
黒い渦は徐々に女の身体を形作る。その女は一糸纏わぬ姿で、暗い顔をしている。
「梦蝶!?月さんが殺したんだろ!?」
アレンの言葉に梦蝶が反応する。
『月…嗚呼、私は、何て事を…!』
そう言って蹲る。
予想外の行動にジェティは憤慨した。
「動け梦蝶!目の前に苏月の娘が居る!息子の仇なんだろ!」
アレンは美凛の襟を引っ掴むと、アイユーブの後ろに隠した。
「もう悪足掻きはやめろ。お前は此処で終わりだ」
梦蝶にはもう戦意など無い。だからアレンは身体の再生を急ぐジェティに近付いた。
「時を返すよ」
パチン、と音がして、ジェティの身体が再生を止める。
アレンは剣を振り翳した。
「じゃあな、ジェティ」
そう言って振り降ろしたその瞬間だった。
正面の壁が崩れて、大きなファルシオンと大盾を持ったヌールハーンが襲い掛かって来る。
「…ッ!?」
火花が散り、耳障りな音が響く。
「お袋!」
アイユーブは叫んだ。遂に敵味方の判別が付かなくなったのだろうか。
「我の子に何をする、十二神将」
重たい攻撃に突き飛ばされたアレンは、手が痺れるのを感じながら答えた。
「あんたの子?ティヤーブの身体だが、そいつはティヤーブじゃない」
大破した壁の向こうからサーリヤが出てくる。
「ごめんアレン!お袋ったら急に壁をぶっ壊してさ」
ヌールハーンは剣を構えるアレンに怒りの眼差しを向けた。ファルシオンを握るその手は、紫色の亀裂が走っている。
(あれ、何処かで見た…⸺)
「貴様、そこを動くなよ」
アレンは渋々剣を床に突き立てた。そして念の為、ヌールハーンを刺激しないように慎重に問う。
「…何をするつもりだ」
どうせ碌な事をしないのだろう。精神異常者の言動など、予測不可能だ。間違えて自分が叩き斬られるのだけは避けたい。
しかし、次に発せられた言葉はアレンに向けられたものではなかった。
「ティヤーブ、お帰りなさい」
夜の砂漠より冷酷な女王の声色は一変、慈愛に満ちた母の声になる。その声は五年前の狂気に堕ちたアリシアを彷彿とさせ、アレンは思わず身震いした。
優しい母の顔をしたヌールハーンはジェティを抱き起こすと、優しく抱擁した。しかし、これを利用しない程ジェティは愚かではない。
「お母さん、ただいま」
そう言って背中に手を回すが、その手はいつの間にか、アレンを穿った刃と同じ色をした短剣を握っている。
ヌールハーンは依然として息子を抱き締め、頭を優しく撫でている。
「ハーン!」
「お袋!」
アレンとアイユーブが叫んだその瞬間、ジェティがどす黒い血を吐いた。
「…え?」
その間の抜けた声は、ジェティを含めこの場にいた全員から漏れたものだった。
「…これでずっと、私と一緒に居られるだろう」
ヌールハーンは肩をジェティの血で汚しながらも、恍惚とした顔で言った。
彼女のよく焼けた手はジェティの背中⸺心臓の位置に当てられており、ジェティの身体に目立った外傷はない。
しかし、遅れてヌールハーンの強い魔力を感じる。
「まさか、あの魔力を直接臓腑に叩き込んだのか」
膨大過ぎるヌールハーンの魔力を凝縮し、接触面から叩き込むという荒業。それはジェティの幼い体を守る柔らかい骨を容易く砕き、臓腑をぐちゃぐちゃにするには充分過ぎた。
「なん、で…」
「…もう離さない」
ヌールハーンが怒り狂っていたのは、自分以外の誰かがティヤーブを傷付けたからだ。
ヌールハーンは短剣を抜くと、ジェティの首に当てる。
「い、嫌…」
「ずっと、一緒だ」
「誰か、助けて!」
ジェティは泣き叫びながらこちらへ手を伸ばす。ヌールハーンの狂気に当てられて正気を保てなくなったのだろう。惨めったらしく命乞いをする姿は無様で哀れだが、誰も助けられない。その顔に恐怖を貼り付けたまま、頭は胴体と永遠に別れてしまったのだ。
ヌールハーンはゴトンと重い音を立てては落ちたその頭を拾って口付けする。口や首から溢れる血がヌールハーンの美しい身体や顔を汚すが、誰も止められない。惨たらしい風景だが、それは一種の儀式のような荘厳さがあり、口出しする余地など無かったのだ。
アレンはその異様な光景から目を逸らすように、狂気に堕ちた母の一人である梦蝶の方を向いた。
「あんた、戦う意志は?」
梦蝶は座り込んだ。
「…戦って何になる?死んだ子は帰って来ない」
「…そうだな。賢明な判断だ」
フレデリカが複雑な顔をしてアレンの横に立つと問うた。
「どうする、勝鬨は上げるの?」
アレンは溜息を吐いた。召喚された梦蝶の処遇は悩むところだが、先ずは勝利を宣言しなければ何も終わらない。
「歩いて地下の敵に降伏勧告するのも面倒だ。やるしかないよな」
そう言って声を張り上げる。
「クテシア城の制圧は完了した。地下にも響くよう勝鬨を上げろ!」
石造りの宮殿に勝鬨が響く。何とも後味の悪い勝利だが、クテシア城の制圧は完了したのだ。
しかし皆が勝鬨を上げる中、美凛だけは浮かない顔でそれを見ているのだった。
ジェティは再び逃走した。先程、梦蝶の死体を見てしまった。自分より強い彼女が惨い死に方をしたのを見て、勝ち目は無いと悟ってしまったのだ。
「待て!」
アレンの大剣が振り下ろされる。辛うじて躱したが、直ぐ横に叩き付けられた鈍色の刃に寒気がする。
不愉快だった。自分が人間とその混血に追い詰められている事が。
シャムシールが目の前に迫る。前髪が数本切れて舞うのが、余りにもゆっくりして見える。
(あいつ、直ぐ横にアレンが居るのに!)
シュルークがアイユーブの中に戻った事で戦闘能力が大幅に上昇したアイユーブは、動体視力も上昇している。アレンを斬らないように刃の向きを調整し、ジェティの頭だけを確実に狙いにきている。
ジェティが躱したその瞬間。
「逃さない!」
美凛の飛び蹴りとフレデリカの魔法攻撃がジェティを襲う。
ジェティはフレデリカの攻撃は躱せたが、美凛の飛び蹴りに吹き飛ばされてしまった。アレンの魔法で成長した美凛の蹴りは、ジェティの予測を上回る威力だった。
「跪け、超重力領域!」
「ぎゃあああああッ!」
アイユーブの重力魔法がジェティを跪かせようとする。跪かせようとすると言っても、自重で圧し潰す形だ。
シュルークの力を得た今のアイユーブは、局地的に超重力を発生させるだけの技量を得た。味方への被害は一切出さず、ジェティから半径二メートル以内のみに留まっている。
「糞がァ…!」
自重によって身体がぐちゃぐちゃになるが、繰り返し再生する。まるで拷問だ。
(早く殺さないと…、シュルーク・イブラヒム=クテシアを…!)
隷属魔法を世に出した諸悪の根源、シュルーク。魔人の怨敵は直ぐ目の前に居る。しかも、先日隷属魔法で散々に甚振ってやった奴だ。もう一度甚振ってやらなければ気が済まない。
「…ボクは、負ける訳にはいかないんだ!」
そう言って再生した腕を歯で傷付けた。
「死者の魂よ、集え。闇の領域!」
重力魔法に抗うように、黒い渦がジェティの周辺を取り囲む。
ジェティは城の地下からヨルムと同じ気配を感じ取っていた。そしてその気配に使われている魔法も解析済みだ。
「シュルークの糞野郎が出来たんだ、僕だって出来るさ!神童は何も、ロウタスだけじゃない!」
ジェティはヌールハーンの行った虐殺に巻き込まれる前は、とある都市の国立魔導学院で最も優秀な成績を修めた神童だった。とりわけ、闇の魔法や魂を操る魔法を得意としていた。だからこそ、虐殺にによって死亡した後にティヤーブ王子の亡骸を新たな肉体と出来たのだ。
「さあ梦蝶、肉体は崩れたけど、まだ戦う意志はあるだろ!?」
それは魂に宿る記憶と意思に干渉し、仮初の肉体を創造する魔法。それは時空魔法と創造魔法の一部を複雑に織り交ぜて造られた、新たな禁忌級の魔法。シュルークだからこそ成し得た魔法を、ジェティは不完全とはいえ再現してみせた。
黒い渦は徐々に女の身体を形作る。その女は一糸纏わぬ姿で、暗い顔をしている。
「梦蝶!?月さんが殺したんだろ!?」
アレンの言葉に梦蝶が反応する。
『月…嗚呼、私は、何て事を…!』
そう言って蹲る。
予想外の行動にジェティは憤慨した。
「動け梦蝶!目の前に苏月の娘が居る!息子の仇なんだろ!」
アレンは美凛の襟を引っ掴むと、アイユーブの後ろに隠した。
「もう悪足掻きはやめろ。お前は此処で終わりだ」
梦蝶にはもう戦意など無い。だからアレンは身体の再生を急ぐジェティに近付いた。
「時を返すよ」
パチン、と音がして、ジェティの身体が再生を止める。
アレンは剣を振り翳した。
「じゃあな、ジェティ」
そう言って振り降ろしたその瞬間だった。
正面の壁が崩れて、大きなファルシオンと大盾を持ったヌールハーンが襲い掛かって来る。
「…ッ!?」
火花が散り、耳障りな音が響く。
「お袋!」
アイユーブは叫んだ。遂に敵味方の判別が付かなくなったのだろうか。
「我の子に何をする、十二神将」
重たい攻撃に突き飛ばされたアレンは、手が痺れるのを感じながら答えた。
「あんたの子?ティヤーブの身体だが、そいつはティヤーブじゃない」
大破した壁の向こうからサーリヤが出てくる。
「ごめんアレン!お袋ったら急に壁をぶっ壊してさ」
ヌールハーンは剣を構えるアレンに怒りの眼差しを向けた。ファルシオンを握るその手は、紫色の亀裂が走っている。
(あれ、何処かで見た…⸺)
「貴様、そこを動くなよ」
アレンは渋々剣を床に突き立てた。そして念の為、ヌールハーンを刺激しないように慎重に問う。
「…何をするつもりだ」
どうせ碌な事をしないのだろう。精神異常者の言動など、予測不可能だ。間違えて自分が叩き斬られるのだけは避けたい。
しかし、次に発せられた言葉はアレンに向けられたものではなかった。
「ティヤーブ、お帰りなさい」
夜の砂漠より冷酷な女王の声色は一変、慈愛に満ちた母の声になる。その声は五年前の狂気に堕ちたアリシアを彷彿とさせ、アレンは思わず身震いした。
優しい母の顔をしたヌールハーンはジェティを抱き起こすと、優しく抱擁した。しかし、これを利用しない程ジェティは愚かではない。
「お母さん、ただいま」
そう言って背中に手を回すが、その手はいつの間にか、アレンを穿った刃と同じ色をした短剣を握っている。
ヌールハーンは依然として息子を抱き締め、頭を優しく撫でている。
「ハーン!」
「お袋!」
アレンとアイユーブが叫んだその瞬間、ジェティがどす黒い血を吐いた。
「…え?」
その間の抜けた声は、ジェティを含めこの場にいた全員から漏れたものだった。
「…これでずっと、私と一緒に居られるだろう」
ヌールハーンは肩をジェティの血で汚しながらも、恍惚とした顔で言った。
彼女のよく焼けた手はジェティの背中⸺心臓の位置に当てられており、ジェティの身体に目立った外傷はない。
しかし、遅れてヌールハーンの強い魔力を感じる。
「まさか、あの魔力を直接臓腑に叩き込んだのか」
膨大過ぎるヌールハーンの魔力を凝縮し、接触面から叩き込むという荒業。それはジェティの幼い体を守る柔らかい骨を容易く砕き、臓腑をぐちゃぐちゃにするには充分過ぎた。
「なん、で…」
「…もう離さない」
ヌールハーンが怒り狂っていたのは、自分以外の誰かがティヤーブを傷付けたからだ。
ヌールハーンは短剣を抜くと、ジェティの首に当てる。
「い、嫌…」
「ずっと、一緒だ」
「誰か、助けて!」
ジェティは泣き叫びながらこちらへ手を伸ばす。ヌールハーンの狂気に当てられて正気を保てなくなったのだろう。惨めったらしく命乞いをする姿は無様で哀れだが、誰も助けられない。その顔に恐怖を貼り付けたまま、頭は胴体と永遠に別れてしまったのだ。
ヌールハーンはゴトンと重い音を立てては落ちたその頭を拾って口付けする。口や首から溢れる血がヌールハーンの美しい身体や顔を汚すが、誰も止められない。惨たらしい風景だが、それは一種の儀式のような荘厳さがあり、口出しする余地など無かったのだ。
アレンはその異様な光景から目を逸らすように、狂気に堕ちた母の一人である梦蝶の方を向いた。
「あんた、戦う意志は?」
梦蝶は座り込んだ。
「…戦って何になる?死んだ子は帰って来ない」
「…そうだな。賢明な判断だ」
フレデリカが複雑な顔をしてアレンの横に立つと問うた。
「どうする、勝鬨は上げるの?」
アレンは溜息を吐いた。召喚された梦蝶の処遇は悩むところだが、先ずは勝利を宣言しなければ何も終わらない。
「歩いて地下の敵に降伏勧告するのも面倒だ。やるしかないよな」
そう言って声を張り上げる。
「クテシア城の制圧は完了した。地下にも響くよう勝鬨を上げろ!」
石造りの宮殿に勝鬨が響く。何とも後味の悪い勝利だが、クテシア城の制圧は完了したのだ。
しかし皆が勝鬨を上げる中、美凛だけは浮かない顔でそれを見ているのだった。
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