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『好き』の違い
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「・・・・んッ・・・・・は、陽向!やめ・・・・ッ」
何度も陽向の体を引きはがそうとするけれど、陽向のきれいな肌に傷をつけてしまいそうで力が入らない。
陽向の柔らかな唇が何度も俺の唇に重ねられ、可愛らしい舌が俺の歯列をなぞる。
その心地よさに、思わずそのまま流れに身を任せそうになってしまう。
ダメだ・・・・
陽向は、弟だ・・・・・
の、前に、陽向は男だ!
こんなこと・・・・!
「は・・・・・ッ、陽向、やめろっ、こんなこと・・・しちゃダメだ!」
ようやくその体を引きはがし陽向の肩を掴むと、陽向がその大きな瞳を瞬かせた。
「きょおくん・・・・?なんで・・・・?」
「なんでって・・・・こんなこと、ダメに決まってるだろう?俺たち、男同士で・・・そ、それに、血は繋がってなくても、俺たちは兄弟なんだから」
俺の目をまっすぐに見つめる陽向に、なんだか俺の方が間違ったことを言っているような気がしてくる。
「・・・兄弟で、抱き合っちゃダメなの?」
「え・・・・」
「男同士で、キスしちゃダメなの?」
「お前・・・・何言ってんの?」
「お父さんは、キスしてくれたよ?」
「―――――は?」
今・・・・なんて・・・・?
「お父さんは、抱きしめてくれたよ?俺のこと愛してるって・・・・それで」
「それで・・・・・?」
「俺を、抱いてくれたよ」
にっこりと、陽向は無邪気に微笑んだ。
その笑顔は、本当に可愛い天使のようだった。
「俺、きょおくんが好き。お父さんが死んで、もう誰も好きにならないって思ったけど・・・・でも、きょおくんに会えてよかった。俺、きょおくんのこと、大好き」
キラキラと輝くその瞳に、俺が映っていた。
「きょおくんも、俺のこと好きって、言ってくれたよね?」
「言った・・・けど、陽向、それはそういう意味じゃなくて・・・」
「そういう意味じゃない?」
きょとんと、首を傾げる陽向。
「好きの意味に、違いなんかあるの?」
「それは、だから―――」
「俺、きょおくんのこと本当に好きだよ?それじゃ、ダメなの?」
「ダメっつーか・・・・」
どういやぁいいんだ。
陽向の瞳が揺れる。
今にも涙が零れ落ちそうなその瞳に、俺は激しく動揺していた。
「泣くな、陽向。俺だって、陽向のことが好きだよ。でもそれは、弟として好きっていう意味で・・・」
「・・・俺の好きと、ちがうの?」
「うん、いや、ええと・・・・」
「きょおくん、俺、きょおくんに嫌われたくない」
「嫌いになんかならないよ!そうじゃなくって・・・」
「きょおくんの好きは、俺の好きと違うから・・・俺を抱けないの?お父さんの『好き』と、きょおくんの『好き』もちがうの?」
「それは・・・俺にもわからないけど」
陽向を抱いたという陽向の父親。
それはいったい、どういう感情だったのだろう。
自分の息子に、キスをするという感情は・・・・
何度も陽向の体を引きはがそうとするけれど、陽向のきれいな肌に傷をつけてしまいそうで力が入らない。
陽向の柔らかな唇が何度も俺の唇に重ねられ、可愛らしい舌が俺の歯列をなぞる。
その心地よさに、思わずそのまま流れに身を任せそうになってしまう。
ダメだ・・・・
陽向は、弟だ・・・・・
の、前に、陽向は男だ!
こんなこと・・・・!
「は・・・・・ッ、陽向、やめろっ、こんなこと・・・しちゃダメだ!」
ようやくその体を引きはがし陽向の肩を掴むと、陽向がその大きな瞳を瞬かせた。
「きょおくん・・・・?なんで・・・・?」
「なんでって・・・・こんなこと、ダメに決まってるだろう?俺たち、男同士で・・・そ、それに、血は繋がってなくても、俺たちは兄弟なんだから」
俺の目をまっすぐに見つめる陽向に、なんだか俺の方が間違ったことを言っているような気がしてくる。
「・・・兄弟で、抱き合っちゃダメなの?」
「え・・・・」
「男同士で、キスしちゃダメなの?」
「お前・・・・何言ってんの?」
「お父さんは、キスしてくれたよ?」
「―――――は?」
今・・・・なんて・・・・?
「お父さんは、抱きしめてくれたよ?俺のこと愛してるって・・・・それで」
「それで・・・・・?」
「俺を、抱いてくれたよ」
にっこりと、陽向は無邪気に微笑んだ。
その笑顔は、本当に可愛い天使のようだった。
「俺、きょおくんが好き。お父さんが死んで、もう誰も好きにならないって思ったけど・・・・でも、きょおくんに会えてよかった。俺、きょおくんのこと、大好き」
キラキラと輝くその瞳に、俺が映っていた。
「きょおくんも、俺のこと好きって、言ってくれたよね?」
「言った・・・けど、陽向、それはそういう意味じゃなくて・・・」
「そういう意味じゃない?」
きょとんと、首を傾げる陽向。
「好きの意味に、違いなんかあるの?」
「それは、だから―――」
「俺、きょおくんのこと本当に好きだよ?それじゃ、ダメなの?」
「ダメっつーか・・・・」
どういやぁいいんだ。
陽向の瞳が揺れる。
今にも涙が零れ落ちそうなその瞳に、俺は激しく動揺していた。
「泣くな、陽向。俺だって、陽向のことが好きだよ。でもそれは、弟として好きっていう意味で・・・」
「・・・俺の好きと、ちがうの?」
「うん、いや、ええと・・・・」
「きょおくん、俺、きょおくんに嫌われたくない」
「嫌いになんかならないよ!そうじゃなくって・・・」
「きょおくんの好きは、俺の好きと違うから・・・俺を抱けないの?お父さんの『好き』と、きょおくんの『好き』もちがうの?」
「それは・・・俺にもわからないけど」
陽向を抱いたという陽向の父親。
それはいったい、どういう感情だったのだろう。
自分の息子に、キスをするという感情は・・・・
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