血のつながらない弟に誘惑されてしまいました。【完結】

まつも☆きらら

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震える睫毛

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「・・・マジか」

保健室を出て行ってしまった保険医の後姿にため息をつき、俺はとりあえずベッドに陽向を寝かせふとんをかけてやる。
真っ赤な顔で荒い息を繰り返す陽向。
俺は預かった鍵を使って戸棚の鍵を開けると、中から冷却シートを取り出し陽向の額に貼った。

「・・・辛そうだな」

苦しそうに半開きになった口から洩れる荒い息に、俺の胸も締め付けられる。
心配をかけたくないと言っていたけれど、やっぱり水沢に知らせて病院に連れて行った方がいいんじゃないかという思いが湧きあがる。
帰宅時間までもう少しだけれど、ちょっとでも早く病院に行った方が・・・・。
そういえば、陽向は心配していたけれど兄の京のクラスは移動教室だったようで教室には誰もいなかったのが見えた。
だったら、やっぱり休んだ方がよかったんじゃないのか?
それを確認するだけの余裕もなかったってことか・・・・。
意外と頑固な陽向の素顔に、苦笑する。

「ん・・・・・」

苦しげに唸る陽向に、なんとか楽になる方法はないかと思うけれど・・・・

「汗、拭いた方がいいか」

そのきれいな黒髪は汗に濡れ、体育着も汗で湿っていた。
俺は棚の引き出しからタオルと、着替えの予備なのか数枚置いてある体育着を1セット取り出した。
そしてタオルを水で濡らし、それを持って陽向の傍に行き・・・ちょっと躊躇う。

「・・・起きちゃうかな」

でも、汗は拭いてやりたいし。
俺はそっと布団をめくると、陽向の首にそっとタオルを押しあてた。
と、その冷たさが気持ち良かったのか、陽向の表情が微かに和らいだ気がした。
俺はほっとして、ちょっと迷いながらも思い切って体育着に手をかけた。
濡れたままの服を着ていたら余計に熱が上がるかもしれない。
だから、着替えさせるだけだ。

体育着を脱がすと、陽向の白すぎる肌が露わになる。
濡れタオルでそっと拭うと、陽向の体がピクリと震えた。

ドキドキと、心臓の音がうるさい。
落ち着け。
こいつは、俺の生徒だぞ。
しかもまだ子供だ。
裸を見たくらいで興奮するなんてどうかしてる。
でも・・・・・

陶器のように滑らかなその白い肌が、徐々に赤みをおびて薄桃色になっていく様子に、俺の興奮は収まらなくて。
気付けば、俺の中心部分が服の上からでもわかるほど盛り上がっていて・・・・

「やべ・・・・」

抑えられなかった。
濡れタオルを床に落とし、そっとじかに首筋に触れてみる。
微かに震える体。
そのまま指でなぞるように、細く浮き出た鎖骨に触れる。

「ん・・・・・ッ」
「・・・・可愛い」

平らな胸を撫で、細すぎるその腰をなぞる。

「んぁ・・・・・ッ、・・・・・・や・・・・・」

まだ声変りもしていないその高く甘い声に、俺の脳がとろけそうになる。

「・・・・せ・・・・んせ・・・・?」

陽向が微かに目を開け、俺を見上げた。

「陽向・・・・・」

陽向は俺をぼんやり見つめ、その長い睫毛をゆっくりと震わせた・・・・。

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