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約束
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「・・・・言わないよ。俺、告げ口って嫌いなの」
「・・・・どうして、あなた・・・・」
「知ってたかって?そんなの、簡単なことだよ。人の口に戸は立てられないって言うでしょ?」
「誰が・・・」
「言ったかって?そんなの教えるわけないじゃない。てか、その人に仕返ししようなんて考えない方がいいよ。小川さんのことも・・・またいじめてるってわかったら、今度は俺、きょおくんに言うからね?」
「・・・・!しない・・・・!しないから、絶対!だから・・・・!」
「じゃ、約束ね?先輩が約束守ってくれるなら、俺も誰にも言わない。ちゃんと約束、守るよ。きょおくんにとって、先輩は大事な妹みたいな存在だからね。その妹の座まで奪ったりしないから心配しないで」
そう言って俺はにっこり笑い、教室に戻ったのだ。
叩かれた頬は痛いけれど、気持ちはすっきりとしていた。
教室に戻ると雄介がいて、俺の頬が赤くなっているのを見て怪しんでいたけど・・・・。
そしてもう1人、気付いてないふりをしてるけど、たぶんきっと気付いてる人。
「陽向、それ、山下にやられたんじゃないのか?」
昼休み、俺は島田先生に呼ばれて資料室に行った。
先生が俺の頬を見て顔を顰める。
やっぱり気付いてたんだ。
「うん。でも大丈夫だよ。ちゃんとわかってくれたから」
「わかってくれたって・・・」
「もう、いじめはしないと思うよ」
「そうか・・・・それならいいけど・・・・陽向は、大丈夫なの?」
心配そうに俺の頬に手を触れる先生。
少しほてった頬に触れる先生の手が冷たくて、ピクリと震える。
「ごめん、痛い?」
「ううん、気持ちイイよ」
そう言って目を閉じると、島田先生の唇が俺の頬に触れ・・・・
次の瞬間には唇を塞がれていた。
島田先生に頼んで調べてもらった山下まどかのいじめ。
以前目にした、山下まどかとその取り巻きらしい女子たちがくすくす笑いながら見ていた先にいた小柄な女の子。
彼女は校舎の裏にある焼却炉から、上履きを取り出しているところだった。
それを見て、ピンときたんだ。
まどかたちが彼女にいじめをしてるんだって。
しかも、たぶんその中心にいるのはまどかだ。
すぐにきょおくんに言うことも考えなかったわけじゃないけど・・・・
俺は島田先生に頼んで山下まどかがその子にどんないじめをしているか調べてもらったのだ。
気の強いまどかが、きょおくんに婚約解消の話をされたら俺に何か言ってくることは予想していた。
俺がきょおくんの弟として学校へ行ったその日から、まどかは俺に敵意むき出しの視線を向けていたから・・・・。
「陽向・・・・何かあったら、また俺に言ってね」
「せんせ・・・・ありがと」
「・・・・どうして、あなた・・・・」
「知ってたかって?そんなの、簡単なことだよ。人の口に戸は立てられないって言うでしょ?」
「誰が・・・」
「言ったかって?そんなの教えるわけないじゃない。てか、その人に仕返ししようなんて考えない方がいいよ。小川さんのことも・・・またいじめてるってわかったら、今度は俺、きょおくんに言うからね?」
「・・・・!しない・・・・!しないから、絶対!だから・・・・!」
「じゃ、約束ね?先輩が約束守ってくれるなら、俺も誰にも言わない。ちゃんと約束、守るよ。きょおくんにとって、先輩は大事な妹みたいな存在だからね。その妹の座まで奪ったりしないから心配しないで」
そう言って俺はにっこり笑い、教室に戻ったのだ。
叩かれた頬は痛いけれど、気持ちはすっきりとしていた。
教室に戻ると雄介がいて、俺の頬が赤くなっているのを見て怪しんでいたけど・・・・。
そしてもう1人、気付いてないふりをしてるけど、たぶんきっと気付いてる人。
「陽向、それ、山下にやられたんじゃないのか?」
昼休み、俺は島田先生に呼ばれて資料室に行った。
先生が俺の頬を見て顔を顰める。
やっぱり気付いてたんだ。
「うん。でも大丈夫だよ。ちゃんとわかってくれたから」
「わかってくれたって・・・」
「もう、いじめはしないと思うよ」
「そうか・・・・それならいいけど・・・・陽向は、大丈夫なの?」
心配そうに俺の頬に手を触れる先生。
少しほてった頬に触れる先生の手が冷たくて、ピクリと震える。
「ごめん、痛い?」
「ううん、気持ちイイよ」
そう言って目を閉じると、島田先生の唇が俺の頬に触れ・・・・
次の瞬間には唇を塞がれていた。
島田先生に頼んで調べてもらった山下まどかのいじめ。
以前目にした、山下まどかとその取り巻きらしい女子たちがくすくす笑いながら見ていた先にいた小柄な女の子。
彼女は校舎の裏にある焼却炉から、上履きを取り出しているところだった。
それを見て、ピンときたんだ。
まどかたちが彼女にいじめをしてるんだって。
しかも、たぶんその中心にいるのはまどかだ。
すぐにきょおくんに言うことも考えなかったわけじゃないけど・・・・
俺は島田先生に頼んで山下まどかがその子にどんないじめをしているか調べてもらったのだ。
気の強いまどかが、きょおくんに婚約解消の話をされたら俺に何か言ってくることは予想していた。
俺がきょおくんの弟として学校へ行ったその日から、まどかは俺に敵意むき出しの視線を向けていたから・・・・。
「陽向・・・・何かあったら、また俺に言ってね」
「せんせ・・・・ありがと」
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