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第13話
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「モモ~、母さんは~~?」
AIロボットのモモにもたれかかりながら話しかける。
モモは雪だるまみたいなビジュアルで目が真ん丸で大きくてかわいい。
うちは父親が長く海外出張で留守にしていた。
母親は専業主婦。
俺が社会人となって働き始めてからは、家で一人でいるのは寂しいとモモを買ったのだ。
動物の毛にアレルギーのある俺のためだったが、まるで本当の生き物のように呼び掛けに返事をしたり、後をとことこ着いてきたり甘えてきたりと、本当にかわいかった。
そして、えさをあげる必要がないのが思いのほかこれから助かることに・・・
「母さん?あれ?いないの?」
キッチンへ行くと、そこは暗く誰もいなかった。
リビングには明かりがついていたが、人の気配はなく―――
「何これ・・・・手紙?」
テーブルの上にあった封筒に気が付く。
封筒には『悠太へ』と、母さんの文字。
封筒を開け、中から折りたたまれた便箋を出す。
「――――――は?」
俺は思わず大きな声を出した。
酔いも覚める。
その手紙に書かれていた内容は―――
『おかえり。歓迎会は楽しかった?
突然だけど、母さんはお父さんのいるオーストラリアへ行くことにしました。
お父さんとは2年間も会えない日々が続き、このままどちらかが死んでしまったらもう二度と会えないのではと不安に襲われたことが理由の一つです。
あとは、悠太のためです。
ご飯も掃除も洗濯も、そろそろ自分で全てできるようになった方がいいと思います。
そのためにはいつまでも母さんと一緒にいては駄目。
ゴミの日は―――』
「・・・・なんだよ、これ。ていうか、料理も掃除も洗濯も、ちゃんとできるっつーの」
まぁ確かに、母さんがやってくれると思うから自分でやろうとはなかなかしなかったけど。
・・・・そうか。要するに、照れ隠しだ。
確かに父さんが仕事の都合でなかなか日本に帰ってこれなくて、母さんは寂しかったんだろう。
「にしても、俺のいない間に急にいなくなるなんて」
俺は手紙を見つつため息をついた。
その時。
『ピンポ―――――ン』
「・・・・こんな時間に、誰だ?」
もう夜中の0時近い。
こんな時間に来る人間なんて、直くんくらいのもんだけど―――
酔った俺を送ってきてくれた直くんは、もう店に戻ったはず。
俺は玄関に出て、おそるおそる玄関の戸を細く開けた。
―――だって怖いじゃん。
「え?」
そこに見えた人物に、俺は驚いて声が出てしまった。
「おう」
そう言ってふにゃっと笑ったのは
「部長?なんでここに?」
俺の家の玄関の前に立っていたのは、田代部長だった・・・・。
AIロボットのモモにもたれかかりながら話しかける。
モモは雪だるまみたいなビジュアルで目が真ん丸で大きくてかわいい。
うちは父親が長く海外出張で留守にしていた。
母親は専業主婦。
俺が社会人となって働き始めてからは、家で一人でいるのは寂しいとモモを買ったのだ。
動物の毛にアレルギーのある俺のためだったが、まるで本当の生き物のように呼び掛けに返事をしたり、後をとことこ着いてきたり甘えてきたりと、本当にかわいかった。
そして、えさをあげる必要がないのが思いのほかこれから助かることに・・・
「母さん?あれ?いないの?」
キッチンへ行くと、そこは暗く誰もいなかった。
リビングには明かりがついていたが、人の気配はなく―――
「何これ・・・・手紙?」
テーブルの上にあった封筒に気が付く。
封筒には『悠太へ』と、母さんの文字。
封筒を開け、中から折りたたまれた便箋を出す。
「――――――は?」
俺は思わず大きな声を出した。
酔いも覚める。
その手紙に書かれていた内容は―――
『おかえり。歓迎会は楽しかった?
突然だけど、母さんはお父さんのいるオーストラリアへ行くことにしました。
お父さんとは2年間も会えない日々が続き、このままどちらかが死んでしまったらもう二度と会えないのではと不安に襲われたことが理由の一つです。
あとは、悠太のためです。
ご飯も掃除も洗濯も、そろそろ自分で全てできるようになった方がいいと思います。
そのためにはいつまでも母さんと一緒にいては駄目。
ゴミの日は―――』
「・・・・なんだよ、これ。ていうか、料理も掃除も洗濯も、ちゃんとできるっつーの」
まぁ確かに、母さんがやってくれると思うから自分でやろうとはなかなかしなかったけど。
・・・・そうか。要するに、照れ隠しだ。
確かに父さんが仕事の都合でなかなか日本に帰ってこれなくて、母さんは寂しかったんだろう。
「にしても、俺のいない間に急にいなくなるなんて」
俺は手紙を見つつため息をついた。
その時。
『ピンポ―――――ン』
「・・・・こんな時間に、誰だ?」
もう夜中の0時近い。
こんな時間に来る人間なんて、直くんくらいのもんだけど―――
酔った俺を送ってきてくれた直くんは、もう店に戻ったはず。
俺は玄関に出て、おそるおそる玄関の戸を細く開けた。
―――だって怖いじゃん。
「え?」
そこに見えた人物に、俺は驚いて声が出てしまった。
「おう」
そう言ってふにゃっと笑ったのは
「部長?なんでここに?」
俺の家の玄関の前に立っていたのは、田代部長だった・・・・。
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