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第二十一章 ちょっと平和な日々
五百一話 入園式の対応
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ルーカスお兄様とアイビー様の学園への入園が近くなったので、今日は王城に学園関係者も集まっての打ち合わせです。
参加者は当事者のルーカスお兄様とアイビー様に王妃様、そして軍務卿と僕です。
学園からは、新年度の生徒会長と式典担当の教員です。
「生徒会長はエマさんとオリビアさんなんですね」
「まあ、今までの流れ的にね」
「因みに、エマが生徒会長でオリビアが副会長よ」
今年最上級生になるエマさんとオリビアさんが生徒会長と副会長なら、知り合いでもあるルーカスお兄様とアイビー様も一安心ですね。
そしてもう一つ疑問があります。
「王妃様、何で僕がここにいるんですか?」
「アレク君は、来賓として入園式に参加するからよ」
うん、王妃様だけでなく他の人も当たり前って感じで僕の事を見ているよ。
まあ、何となく予想がついたけどね。
「さて、会議を進めるぞ。とはいっても、以前王家が入園した時の対応に準ずるがな」
「体育館の壁際に近衛騎士を配置して、学園の中も兵が巡回するわ」
「受付なども対応を強化する。アレク君も武器を携行していいぞ」
「僕の場合はアイテムボックスがあるので、武器とかは閉まって置けます」
学園の周辺も含めて、警備を厳重にするそうです。
闇ギルドの動きが良く分からないし、こればっかりは仕方ないよね。
「アレク君、当日はスラちゃんとプリンも連れて来てね。何かあった時の手は多い方が良いでしょう」
「分かりました。スラちゃんとプリンも、やる気満々で来てくれると思います」
アイビー様の従魔のアマリリスもいるし、何かあった時の対応は直ぐにできるはず。
というか、逆にやりすぎ無い様に気を付けないと。
「学園側も警戒を強化します。当日は式典に関係ある教職員のみ登校する予定です」
「その方が良いだろう。できるだけ無駄な要素を排除した方が良いな」
式典担当の教員からも、当日は学園に入る人を制限すると言っていました。
軍務卿も頷きながら返答していました。
「でだ、新入生にも危ういのが一人いるんだっけな。確か、テシウス伯爵家の三男だったはず」
「はい。でも、殿下とは座る席を離れております。他の新入生にも何かをする可能性がありますので、教職員も警戒しております」
当日僕も見ることになるテシウス伯爵家の三男か。
一体どんな人物なのか、とっても気になるなあ。
僕達の話し合いはこれで終わり、後は担当者同士で話を詰めるそうです。
折角なので、エマさんとオリビアさんも僕達と一緒に食事を食べる事になりました。
「エマお姉ちゃんが挨拶するの?」
「そうよ。私が生徒会長だからね。来賓はアレク君が挨拶するみたいだよ」
「お兄ちゃんは挨拶が上手だから、きっと大丈夫だよ」
「そうね。私達の入園式でも、上手な挨拶をしていたもんね」
ご飯をもぐもぐと食べながら、リズがエマさんに話しかけていました。
リズは挨拶をやらなくていいので、とっても気楽です。
「おりちゃ、あーん」
「はい、あーん。大きなお口で食べられましたね」
「うん!」
一方のオリビアさんはというと、ミカエルにご飯を食べさせていました。
ミカエルだけでなく、ブリッドやルカちゃんにエドちゃんもオリビアさんに食べさせて欲しくて集まっています。
オリビアさんは、昔から面倒見が良かったもんね。
参加者は当事者のルーカスお兄様とアイビー様に王妃様、そして軍務卿と僕です。
学園からは、新年度の生徒会長と式典担当の教員です。
「生徒会長はエマさんとオリビアさんなんですね」
「まあ、今までの流れ的にね」
「因みに、エマが生徒会長でオリビアが副会長よ」
今年最上級生になるエマさんとオリビアさんが生徒会長と副会長なら、知り合いでもあるルーカスお兄様とアイビー様も一安心ですね。
そしてもう一つ疑問があります。
「王妃様、何で僕がここにいるんですか?」
「アレク君は、来賓として入園式に参加するからよ」
うん、王妃様だけでなく他の人も当たり前って感じで僕の事を見ているよ。
まあ、何となく予想がついたけどね。
「さて、会議を進めるぞ。とはいっても、以前王家が入園した時の対応に準ずるがな」
「体育館の壁際に近衛騎士を配置して、学園の中も兵が巡回するわ」
「受付なども対応を強化する。アレク君も武器を携行していいぞ」
「僕の場合はアイテムボックスがあるので、武器とかは閉まって置けます」
学園の周辺も含めて、警備を厳重にするそうです。
闇ギルドの動きが良く分からないし、こればっかりは仕方ないよね。
「アレク君、当日はスラちゃんとプリンも連れて来てね。何かあった時の手は多い方が良いでしょう」
「分かりました。スラちゃんとプリンも、やる気満々で来てくれると思います」
アイビー様の従魔のアマリリスもいるし、何かあった時の対応は直ぐにできるはず。
というか、逆にやりすぎ無い様に気を付けないと。
「学園側も警戒を強化します。当日は式典に関係ある教職員のみ登校する予定です」
「その方が良いだろう。できるだけ無駄な要素を排除した方が良いな」
式典担当の教員からも、当日は学園に入る人を制限すると言っていました。
軍務卿も頷きながら返答していました。
「でだ、新入生にも危ういのが一人いるんだっけな。確か、テシウス伯爵家の三男だったはず」
「はい。でも、殿下とは座る席を離れております。他の新入生にも何かをする可能性がありますので、教職員も警戒しております」
当日僕も見ることになるテシウス伯爵家の三男か。
一体どんな人物なのか、とっても気になるなあ。
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「そうよ。私が生徒会長だからね。来賓はアレク君が挨拶するみたいだよ」
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「はい、あーん。大きなお口で食べられましたね」
「うん!」
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オリビアさんは、昔から面倒見が良かったもんね。
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