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第二十九章 新しい町を作ろう!
九百六十七話 入園式にゲストが登場?
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こうして衛星都市建設現場は急ピッチで作業が進み始め、多くの作業員が王都から仕事を求めてやってきた。
中には、テントを立てて寝泊まりしながら仕事をしている強者まで現れた。
それほど、王都内では仕事不足が顕著化していたのだろう。
軍の施設も建設が進んでいて、一部の兵が駐留している。
しかも、教会側も新しい教会の建設を始めていた。
「既に、計画よりもかなり早い速度で建設が進んでおります。資材も十分に足りていますので、暫くはこのペースで仕事が進むと思われます」
会議室では衛星都市建設に関する報告が行われていて、陛下も満足そうに頷いていた。
お金もキチンと払われるので、作業員の意欲も高いそうです。
人が住み始めるにはもう少しかかるけど、それでも驚異的な速度で進んでいるそうです。
「作業員がどのくらい必要なのかなどの情報を集め、残りの三都市の建設計画を進めるように」
「はっ」
こうして会議は無事に終わったのだけど、僕には別のお仕事が待っています。
もう恒例となった、学園の卒園式に参加します。
今回は、リズとエレノアも一緒に参加します。
「お兄ちゃん、ドレス動きにくいよー」
「窮屈なの、嫌なの……」
この人たちは、ドレスを着る度にいつも同じことを言っていますね。
リズは動きやすいズボンスタイルが好きだし、エレノアもふわっとしたワンピースやツーピースがお気に入り。
なので、動きにくいピタッとしたドレスが嫌みたいです。
じゃあ王城で待っているって聞くと、勉強するのが嫌みたいです。
それはどうなのかなと苦笑しつつ、スラちゃんとプリンとともに学園に向かいました。
「うん、分かる。私も、ドレスは苦手ですわ。この学園服がとても動きやすいので、王城でも着ていたいですわね」
「同感だよ。弟君は、女の子の悩みが分かっていないよ」
学園に着くと、アイビー様とルーシーお姉様もドレスは嫌だと激しく同意していた。
リズとエレノアは、我が意を得たと激しく頷いています。
この様に、ルーカスお兄様も思わず苦笑していました。
僕としては、全員動くのが好きってのもあると思いますよ。
「私も、式典用の服などは動きにくいからあまり好んで着ようとは思わないね。でも、今日はキチンとした式典だから、リズとエレノアも暫くの間我慢しよう」
「「はーい」」
ルーカスお兄様がこの場を綺麗にまとめて貰ったので、僕たちはそれぞれの席に座りました。
でも、今回の卒園式では特別なことはありません。
あの学園長のながーい話を乗り切れは、ですが。
今回も三十分近く話すという、中々の長さで話していました。
そのため、リズとエレノアだけでなくひな壇の学園側の席にいるアイビー様とルーシーお姉様も思わずこっくりとしそうになっていました。
リズの足元にいるスラちゃんと僕の足元にいるプリンは、完全に寝ちゃっていたけどね。
こうして無事に卒園式も終わったのですが、王城に戻ると次の入園式の来賓にこの子たちが選ばれていました。
「「お祝いに行くー!」」
そうです、元気よく手を上げているルカちゃんとエドちゃんです。
僕たちも五歳の時に学園の入園式デビューしたので、タイミング的にも良いのではと言うことになりました。
もちろん、保護者としてアイビー様がついていく予定です。
「あっ、二人に挨拶はさせないから安心して。挨拶は、アレク君のお仕事だから」
「あの、僕は五歳で挨拶をしたんですけど……」
「それはアレク君だからだよ。二人は、まだ元気いっぱいって感じなのよ」
うう、ティナおばあさまにも色々と言われちゃったけど、僕の場合は前世の記憶があったから五歳にしては落ち着いていたのかもしれません。
いずれにせよ、入園式はドタバタしそうな気がするよ。
僕ももちろん参加するから、どこまでフォローできるかな。
中には、テントを立てて寝泊まりしながら仕事をしている強者まで現れた。
それほど、王都内では仕事不足が顕著化していたのだろう。
軍の施設も建設が進んでいて、一部の兵が駐留している。
しかも、教会側も新しい教会の建設を始めていた。
「既に、計画よりもかなり早い速度で建設が進んでおります。資材も十分に足りていますので、暫くはこのペースで仕事が進むと思われます」
会議室では衛星都市建設に関する報告が行われていて、陛下も満足そうに頷いていた。
お金もキチンと払われるので、作業員の意欲も高いそうです。
人が住み始めるにはもう少しかかるけど、それでも驚異的な速度で進んでいるそうです。
「作業員がどのくらい必要なのかなどの情報を集め、残りの三都市の建設計画を進めるように」
「はっ」
こうして会議は無事に終わったのだけど、僕には別のお仕事が待っています。
もう恒例となった、学園の卒園式に参加します。
今回は、リズとエレノアも一緒に参加します。
「お兄ちゃん、ドレス動きにくいよー」
「窮屈なの、嫌なの……」
この人たちは、ドレスを着る度にいつも同じことを言っていますね。
リズは動きやすいズボンスタイルが好きだし、エレノアもふわっとしたワンピースやツーピースがお気に入り。
なので、動きにくいピタッとしたドレスが嫌みたいです。
じゃあ王城で待っているって聞くと、勉強するのが嫌みたいです。
それはどうなのかなと苦笑しつつ、スラちゃんとプリンとともに学園に向かいました。
「うん、分かる。私も、ドレスは苦手ですわ。この学園服がとても動きやすいので、王城でも着ていたいですわね」
「同感だよ。弟君は、女の子の悩みが分かっていないよ」
学園に着くと、アイビー様とルーシーお姉様もドレスは嫌だと激しく同意していた。
リズとエレノアは、我が意を得たと激しく頷いています。
この様に、ルーカスお兄様も思わず苦笑していました。
僕としては、全員動くのが好きってのもあると思いますよ。
「私も、式典用の服などは動きにくいからあまり好んで着ようとは思わないね。でも、今日はキチンとした式典だから、リズとエレノアも暫くの間我慢しよう」
「「はーい」」
ルーカスお兄様がこの場を綺麗にまとめて貰ったので、僕たちはそれぞれの席に座りました。
でも、今回の卒園式では特別なことはありません。
あの学園長のながーい話を乗り切れは、ですが。
今回も三十分近く話すという、中々の長さで話していました。
そのため、リズとエレノアだけでなくひな壇の学園側の席にいるアイビー様とルーシーお姉様も思わずこっくりとしそうになっていました。
リズの足元にいるスラちゃんと僕の足元にいるプリンは、完全に寝ちゃっていたけどね。
こうして無事に卒園式も終わったのですが、王城に戻ると次の入園式の来賓にこの子たちが選ばれていました。
「「お祝いに行くー!」」
そうです、元気よく手を上げているルカちゃんとエドちゃんです。
僕たちも五歳の時に学園の入園式デビューしたので、タイミング的にも良いのではと言うことになりました。
もちろん、保護者としてアイビー様がついていく予定です。
「あっ、二人に挨拶はさせないから安心して。挨拶は、アレク君のお仕事だから」
「あの、僕は五歳で挨拶をしたんですけど……」
「それはアレク君だからだよ。二人は、まだ元気いっぱいって感じなのよ」
うう、ティナおばあさまにも色々と言われちゃったけど、僕の場合は前世の記憶があったから五歳にしては落ち着いていたのかもしれません。
いずれにせよ、入園式はドタバタしそうな気がするよ。
僕ももちろん参加するから、どこまでフォローできるかな。
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