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第1部 第3章
第3話 もっとも王位に近い王族
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詐欺だ。
契約違反だ。
説明責任を求める。
偽装婚約を持ちかけてきたユーリに詰め寄りたいが、リオネル殿下の前でそんな不敬な真似をするわけにはいかない。
というか、王族の前で話す勇気なんてなかった。
だって俺は没落した貧乏子爵。
立場がウサギと獅子くらい違う。
いつ喰われやしないか、戦々恐々とするしかない。
ユーリと相対していたリオネル殿下は、一瞬黄金の瞳をこちらに向けると、そっと瞼を閉じた。
「まだそのような戯言を口にするのか」
リオネル殿下が重苦しいため息を吐く。
「私は王族、卿は公爵家。自己よりも国に対して責任がある。私と卿の結婚は王族と公爵家の繋がりを強くするだけでなく、不安定な国の安定にも繋がる。ユーリアナ嬢の淑女らしからぬ奔放な性格は好ましいが、もう少し大人になることだ」
「ふふっ」
リオネル殿下の正論というか、貴族らしい意見にユーリは笑みを零した。
自嘲するような笑いに嫌な予感がする。
殿下相手にこれ以上の無礼はしないでくれよと思っていると、ユーリはにっこりと笑って、
「――吠えるな、根性なし」
吐き捨てた。
「終わった……」
父さん、母さん、そして妹よ。
俺はここまでのようです。
情けない長兄をお許しください。
天国で家族の幸せを願っております。
「家のため? 国のため? 私はそんなことのために好きでもない相手と結婚はしない。女性からの誘いが絶えないから勘違いしているのかもしれないが、そのような義務感で女性は靡かないぞ。母君に女性の扱いというものを学んでから出直してこい」
強い、強いよ……言葉が。
言いたいことはわからないでもないが、求婚している相手を呼び出し、別の男を婚約者と紹介してまで言う台詞ではない。
それも、殿下相手に。
公爵令嬢だからといって、許される範囲を超えている発言だ。
不敬罪待ったなし。
こんなことで王家と公爵家が対立して、国が揺れるとか勘弁してくれ。
そう思ったが、どうにもリオネル殿下の反応がない。
なんで?
リオネル殿下を窺うと、冷たい印象のあった固い表情を歪めている。
その顔は不機嫌にも見えるが、どちらかと言えば外よりは内に向けているような気がした。
ここ最近、よく向けられるようになった羨望……に、似ている気がする。
「平行線だな」
「いや、むしろ真正面からぶつかっている」
リオネル殿下の言葉をユーリがさらっと否定する。
それを咎めるように黄金の瞳を細めたリオネル殿下は、そのまま視線を横にずらして俺を見た。
「卿も、ユーリアナ嬢の相手は大変だろう」
立場としては恋敵に当たるはずの俺に、リオネル殿下は同情するような視線を向ける。
なんだろう。
さっきまであんなに畏怖していたのに、急に親近感を覚える。
同じユーリに苦労させられる仲間意識か、冷淡な表情とは違い苦労の滲む彼の肩を持ちたくなる。
「ふふっ、なにをバカなことを。私と旦那様はそれはもう相思相愛、廊下を歩けば嫉妬と羨望を向けられる関係だからね。旦那様が苦労を感じていることなんてない!」
「大変ですね」
「旦那様!?」
深く同意すると、そんなバカなという目をユーリが向けてくる。
「そんな! 私は旦那様に苦労なんてかけていないだろう!?」
「自覚持ってほしいなー」
「自覚? そんなことを言われても、少し婚約を迫ったり、授業中に押しかけたり、女性慣れしてない旦那様をからかったりしたくらいなんだが……?」
「必要なのは自覚じゃなくて反省だったわ」
わかってるじゃないか。
首を傾げるな。
それだよ、それ。
口にしたこと全部。
じろっと横目で見ても、わからないなぁと空惚けるだけ。
はぁ、とため息を零すと、ふっとリオネル殿下が口元を綻ばせた。
「仲がいい、というのは伝わった」
節穴か? と、ツッコミたくなる衝動をぐっと堪える。
「当然だね」
ささやかな胸を張るユーリには、呆れた視線を送っておく。
もう一度、今度は苦みを混ぜた笑みを零したリオネル殿下が踵を返す。
「それでは失礼する」
「もう帰るのかい?」
「卿に呼ばれただけで、用はない。それに、せっかくの社交界をこれ以上邪魔するわけにはいかないだろう」
リオネル殿下が会場を一瞥する。
ダンスをしていた生徒たちも、談笑をしていた生徒たちも、誰もが声を潜めて俺たちの様子を窺っていた。
音楽を奏でていた楽団も手を止めていて、会場中が夜の鉱山のように静まり返っている。
公爵令嬢と王家の言い争い。
そりゃ目立つかと、今更気付いて喉を鳴らす。
「別に邪魔してもいいと思うがね」
「そこまで我が儘になれんよ」
ユーリがむっとする。
まぁ、お前は我が儘だと言われたようなものだからな。
否定はしないけど。
「先に帰らせてもらうが、……言い逃げをさせてもらおうか」
振り返って、リオネル殿下は真剣な表情でユーリに告げる。
「貴族にとって個人の感情は些末だ。そうでなくてはならない。ユーリアナ嬢が賢明な判断をすることを願っている」
「帰りたまえ意気地なし」
最後までユーリは王族に罵倒を浴びせる。
ヒヤヒヤさせられるが、リオネル殿下は罰を与えることも言い返すこともせず、そのまま会場を去っていった。
「はぁぁあっ」
脱力する。
そのまま倒れそうになった俺を支えてくれたのはユーリだった。
珍しく彼女は申し訳なさそうに眉尻を下げている。
「すまなかったね、迷惑をかけた」
「死ぬかと思った。比喩じゃなくな」
実際、不敬罪で首が飛んでもおかしくはなかった。
けど、ユーリは違う感想らしく「それはないさ」と苦笑混じりに否定する。
「殿下自身も口にしていたが、賢明な方だ。この程度で罰するほど狭量ではないよ」
「よく知ってるんだな?」
「ん? まさか嫉妬しているのかい?」
嬉しそうにされると、訊くんじゃなかったと思う。
「立場上、関わる機会も多いからね。殿下が優秀なのも理解している」
「なのに、あんな言い方をしたのか?」
「……売り言葉に買い言葉、というのもあるが」
先のやり取りを思い出すように目を伏せた後、その瞳には明らかな苛立ちの感情が映る。
「自分が我慢しているのだから、お前も我慢しろと言われているようで腹が立つ」
「よっぽど気に入らないのだけはわかった」
見た目や雰囲気だけなら理想的な貴族令嬢だが自分の気持ちに素直で奔放なユーリ。
対して、立場を重んじて自分を律する貴族らしい貴族のリオネル殿下とは相性が悪いのだろう。
ユーリと相性がいいのは誰か、というのは想像も付かないけど。
と、思っていたら、不意に手を取られてびっくりする。
見ると、不機嫌な表情を微笑みで上書きしたユーリが、俺を見上げていた。
「憂さ晴らしだ。ダンスをしよう」
「待って」
気持ちはわからないでもないが、それは不可能案件だ。
「社交なんて全然参加しないから、ダンスの踊り方忘れたんだよ」
「なら、私が教えよう」
「ぶっつけ本番で?」
「なに。社交界と言っても学生の集まりだ。失敗しても誰も気にないさ」
そんなことないだろうと思うが、手を引かれてそのままダンスをしている生徒たちの和に加わってしまう。
「エスコートは任せたまえ」
「……足、踏んでも知らないからな」
「傷物にされたら、本格的に旦那様だな」
踏むかい? と、細い脚を差し出され、肩を竦める。
「やめとく。傷を付けるのは惜しいからな」
そうして始まったダンスは、まぁ、ユーリのおかげでそこそこ様になった。
最初は覚束なかったが、踊っているうちに体が思い出してくる。
経験というのは早々消えないらしい。
そうして感覚を取りも出すと、考える余裕が生まれる。
思い返すのはユーリの言葉。
我慢している、ね。
誰がなにをなんて、考えるのも無粋で不敬なのかもしれないけど――っていたぁっ!?
「すまない踏んだ」
「ダンスは上手いんじゃないのか?」
「そういえば、私もあまり社交界に参加しないから、大分鈍っているみたいだ」
あははと笑って、ユーリは上目遣いで熱っぽい視線を向けてくる。
「傷物にしてしまったから、婿殿かな?」
「一緒じゃん」
結局、汗をかくくらい踊って、料理を食べて。
初めて参加した時と違い、なんだかんだ楽しめたのはユーリのおかげなんだろうなって、そう思う。
◆◆◆
社交界から週を開けて数日。
また会う気はしていたが、まさかこんなに早くになるとは思っていなかった。
「こっちに来い。撫でてやろう」
薔薇の迷宮。
入口近くの壁の前で、リオネル殿下が四つん這いになって猫に手を伸ばしていた。
そして、シャーッと威嚇をされて逃げられていた。
「……行ってしまった」
この人、確かもっとも王位に近い王子じゃなかったか?
哀愁漂う四つん這い姿に、俺はこの国の未来を静かに案じた。
◆第3章_fin◆
__To be continued.
契約違反だ。
説明責任を求める。
偽装婚約を持ちかけてきたユーリに詰め寄りたいが、リオネル殿下の前でそんな不敬な真似をするわけにはいかない。
というか、王族の前で話す勇気なんてなかった。
だって俺は没落した貧乏子爵。
立場がウサギと獅子くらい違う。
いつ喰われやしないか、戦々恐々とするしかない。
ユーリと相対していたリオネル殿下は、一瞬黄金の瞳をこちらに向けると、そっと瞼を閉じた。
「まだそのような戯言を口にするのか」
リオネル殿下が重苦しいため息を吐く。
「私は王族、卿は公爵家。自己よりも国に対して責任がある。私と卿の結婚は王族と公爵家の繋がりを強くするだけでなく、不安定な国の安定にも繋がる。ユーリアナ嬢の淑女らしからぬ奔放な性格は好ましいが、もう少し大人になることだ」
「ふふっ」
リオネル殿下の正論というか、貴族らしい意見にユーリは笑みを零した。
自嘲するような笑いに嫌な予感がする。
殿下相手にこれ以上の無礼はしないでくれよと思っていると、ユーリはにっこりと笑って、
「――吠えるな、根性なし」
吐き捨てた。
「終わった……」
父さん、母さん、そして妹よ。
俺はここまでのようです。
情けない長兄をお許しください。
天国で家族の幸せを願っております。
「家のため? 国のため? 私はそんなことのために好きでもない相手と結婚はしない。女性からの誘いが絶えないから勘違いしているのかもしれないが、そのような義務感で女性は靡かないぞ。母君に女性の扱いというものを学んでから出直してこい」
強い、強いよ……言葉が。
言いたいことはわからないでもないが、求婚している相手を呼び出し、別の男を婚約者と紹介してまで言う台詞ではない。
それも、殿下相手に。
公爵令嬢だからといって、許される範囲を超えている発言だ。
不敬罪待ったなし。
こんなことで王家と公爵家が対立して、国が揺れるとか勘弁してくれ。
そう思ったが、どうにもリオネル殿下の反応がない。
なんで?
リオネル殿下を窺うと、冷たい印象のあった固い表情を歪めている。
その顔は不機嫌にも見えるが、どちらかと言えば外よりは内に向けているような気がした。
ここ最近、よく向けられるようになった羨望……に、似ている気がする。
「平行線だな」
「いや、むしろ真正面からぶつかっている」
リオネル殿下の言葉をユーリがさらっと否定する。
それを咎めるように黄金の瞳を細めたリオネル殿下は、そのまま視線を横にずらして俺を見た。
「卿も、ユーリアナ嬢の相手は大変だろう」
立場としては恋敵に当たるはずの俺に、リオネル殿下は同情するような視線を向ける。
なんだろう。
さっきまであんなに畏怖していたのに、急に親近感を覚える。
同じユーリに苦労させられる仲間意識か、冷淡な表情とは違い苦労の滲む彼の肩を持ちたくなる。
「ふふっ、なにをバカなことを。私と旦那様はそれはもう相思相愛、廊下を歩けば嫉妬と羨望を向けられる関係だからね。旦那様が苦労を感じていることなんてない!」
「大変ですね」
「旦那様!?」
深く同意すると、そんなバカなという目をユーリが向けてくる。
「そんな! 私は旦那様に苦労なんてかけていないだろう!?」
「自覚持ってほしいなー」
「自覚? そんなことを言われても、少し婚約を迫ったり、授業中に押しかけたり、女性慣れしてない旦那様をからかったりしたくらいなんだが……?」
「必要なのは自覚じゃなくて反省だったわ」
わかってるじゃないか。
首を傾げるな。
それだよ、それ。
口にしたこと全部。
じろっと横目で見ても、わからないなぁと空惚けるだけ。
はぁ、とため息を零すと、ふっとリオネル殿下が口元を綻ばせた。
「仲がいい、というのは伝わった」
節穴か? と、ツッコミたくなる衝動をぐっと堪える。
「当然だね」
ささやかな胸を張るユーリには、呆れた視線を送っておく。
もう一度、今度は苦みを混ぜた笑みを零したリオネル殿下が踵を返す。
「それでは失礼する」
「もう帰るのかい?」
「卿に呼ばれただけで、用はない。それに、せっかくの社交界をこれ以上邪魔するわけにはいかないだろう」
リオネル殿下が会場を一瞥する。
ダンスをしていた生徒たちも、談笑をしていた生徒たちも、誰もが声を潜めて俺たちの様子を窺っていた。
音楽を奏でていた楽団も手を止めていて、会場中が夜の鉱山のように静まり返っている。
公爵令嬢と王家の言い争い。
そりゃ目立つかと、今更気付いて喉を鳴らす。
「別に邪魔してもいいと思うがね」
「そこまで我が儘になれんよ」
ユーリがむっとする。
まぁ、お前は我が儘だと言われたようなものだからな。
否定はしないけど。
「先に帰らせてもらうが、……言い逃げをさせてもらおうか」
振り返って、リオネル殿下は真剣な表情でユーリに告げる。
「貴族にとって個人の感情は些末だ。そうでなくてはならない。ユーリアナ嬢が賢明な判断をすることを願っている」
「帰りたまえ意気地なし」
最後までユーリは王族に罵倒を浴びせる。
ヒヤヒヤさせられるが、リオネル殿下は罰を与えることも言い返すこともせず、そのまま会場を去っていった。
「はぁぁあっ」
脱力する。
そのまま倒れそうになった俺を支えてくれたのはユーリだった。
珍しく彼女は申し訳なさそうに眉尻を下げている。
「すまなかったね、迷惑をかけた」
「死ぬかと思った。比喩じゃなくな」
実際、不敬罪で首が飛んでもおかしくはなかった。
けど、ユーリは違う感想らしく「それはないさ」と苦笑混じりに否定する。
「殿下自身も口にしていたが、賢明な方だ。この程度で罰するほど狭量ではないよ」
「よく知ってるんだな?」
「ん? まさか嫉妬しているのかい?」
嬉しそうにされると、訊くんじゃなかったと思う。
「立場上、関わる機会も多いからね。殿下が優秀なのも理解している」
「なのに、あんな言い方をしたのか?」
「……売り言葉に買い言葉、というのもあるが」
先のやり取りを思い出すように目を伏せた後、その瞳には明らかな苛立ちの感情が映る。
「自分が我慢しているのだから、お前も我慢しろと言われているようで腹が立つ」
「よっぽど気に入らないのだけはわかった」
見た目や雰囲気だけなら理想的な貴族令嬢だが自分の気持ちに素直で奔放なユーリ。
対して、立場を重んじて自分を律する貴族らしい貴族のリオネル殿下とは相性が悪いのだろう。
ユーリと相性がいいのは誰か、というのは想像も付かないけど。
と、思っていたら、不意に手を取られてびっくりする。
見ると、不機嫌な表情を微笑みで上書きしたユーリが、俺を見上げていた。
「憂さ晴らしだ。ダンスをしよう」
「待って」
気持ちはわからないでもないが、それは不可能案件だ。
「社交なんて全然参加しないから、ダンスの踊り方忘れたんだよ」
「なら、私が教えよう」
「ぶっつけ本番で?」
「なに。社交界と言っても学生の集まりだ。失敗しても誰も気にないさ」
そんなことないだろうと思うが、手を引かれてそのままダンスをしている生徒たちの和に加わってしまう。
「エスコートは任せたまえ」
「……足、踏んでも知らないからな」
「傷物にされたら、本格的に旦那様だな」
踏むかい? と、細い脚を差し出され、肩を竦める。
「やめとく。傷を付けるのは惜しいからな」
そうして始まったダンスは、まぁ、ユーリのおかげでそこそこ様になった。
最初は覚束なかったが、踊っているうちに体が思い出してくる。
経験というのは早々消えないらしい。
そうして感覚を取りも出すと、考える余裕が生まれる。
思い返すのはユーリの言葉。
我慢している、ね。
誰がなにをなんて、考えるのも無粋で不敬なのかもしれないけど――っていたぁっ!?
「すまない踏んだ」
「ダンスは上手いんじゃないのか?」
「そういえば、私もあまり社交界に参加しないから、大分鈍っているみたいだ」
あははと笑って、ユーリは上目遣いで熱っぽい視線を向けてくる。
「傷物にしてしまったから、婿殿かな?」
「一緒じゃん」
結局、汗をかくくらい踊って、料理を食べて。
初めて参加した時と違い、なんだかんだ楽しめたのはユーリのおかげなんだろうなって、そう思う。
◆◆◆
社交界から週を開けて数日。
また会う気はしていたが、まさかこんなに早くになるとは思っていなかった。
「こっちに来い。撫でてやろう」
薔薇の迷宮。
入口近くの壁の前で、リオネル殿下が四つん這いになって猫に手を伸ばしていた。
そして、シャーッと威嚇をされて逃げられていた。
「……行ってしまった」
この人、確かもっとも王位に近い王子じゃなかったか?
哀愁漂う四つん這い姿に、俺はこの国の未来を静かに案じた。
◆第3章_fin◆
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