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第1部 第9章
第3話 偽装婚約者と伴った実家への帰省
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「――旦那様?」
「うわっ!?」
気づけば、ユーリの顔が間近にあって驚く。
蒼玉のような丸い瞳が視界一杯でキラキラ輝き、彼女の呼吸で俺の唇が湿りそうな距離。
思わず椅子ごとのけぞる。
叩きつけるような雨の音を跳ね除けるように、心臓の音がうるさいほど大きくなった。
「な、なにしてるんだよ!?」
「旦那様が声をかけても反応しないからだろう?」
「え、あ……そうなのか?」
これだけユーリが近づいても気づかなかったくらいだ。
自覚がないだけで、結構な時間、放心していたのかもしれない。
「それは悪かったけど……なんでこんな近いんだよ」
「これ以上私を無視するようなら、キスをしてやろうかなと思ってね」
「するな公爵令嬢。もっと慎みを持て」
艶っぽく人差し指で下唇をなぞるユーリから目をそらしつつ、彼女の額を押して突き放す。
「ふふっ、ひどいな」
「なんで嬉しそうなんだよ?」
突かれた額を撫でながら口の端を緩めるユーリに呆れる。
手紙を一緒に見るため、隣に並べた椅子に彼女が戻るのを見届けてから、ずっと持っていた手紙を改める。
力を込めすぎたのか、手紙にシワが寄っていった。
触れた箇所から手汗が滲む。
放心していたのといい、よっぽど緊張しているんだなと体の変化で知る。
「何度読んでも、新たな金脈について、か」
とはいえまだ調査中。
実際にどこまで採掘できるかわからず、おおやけには公表していないらしい。
「なのに、なんで広まってるんだか」
「貴族の情報網を舐めてはいけないよ? 近隣の領主の不倫事情から、飼い猫が逃げ出したことまで、なんでもお見通しなんだ」
「場末の探偵かよ」
下世話すぎる。
とはいえ、貴族なんてのは常に刺激を求めてるもの。
綺麗な装飾品でどれだけ着飾ったところで、その内側は平民と対して変わらない。
低俗で、いつだって誰かのゴシップに興味津々だ。
「国の未来を憂いたくなるな」
「ふふっ、王に興味があるのかな?」
「怖いこと言うなよ」
王族も恐れぬユーリの態度に辟易しながら、どうしたものかと気づけばくしゃくしゃになっていた手紙を揺らす。
すでに事は起こっていて、いまさら俺になにができる、というわけじゃない。
それでも、これはリュウール子爵家にとって大きな事件で、俺のこれからを決めかねない重要なことだ。
降って湧いた転換期に、まだ頭も心も追いついてない。
「幸運、なんだろうけど」
「どこの領も鉱石の採掘量は年々先細りしている。そんな中、新たな鉱脈の発見は幸運以外のなにものでもないだろう。それが金ともなれば、使い道はいくらでもある」
「……実感が湧かない」
「もっと喜んでもいいと思うけどね? 『わはは! 私が王様だ! 跪け貧乏人どもー!』くらい」
「調子に乗ってるんだよ、それは」
椅子に座ったまま腰に手を当て、ユーリは胸を張ってみせる。
公爵令嬢にとっては、金脈が見つかった程度、大したことじゃないということか。
そんないつも通りの彼女を見ていると気が抜けて、悩んでいるのが馬鹿らしくなってくる。
もしかして、俺を落ち着かせるためにわざと……?
「私をじっと見て、どうしたんだい? もしかして、惚れ直してしまったかな?」
「惚れてないんだから、直しようがないだろ」
「いやいや、ぞっこんだろう?」
そんなわけないな、うん。
俺をからかってるだけだ。
とはいえ、落ち着いたのも事実。
「ありがとう、な」
「ん? ふふっ、急にどうしたんだい? お礼なんて」
「一応、言っておこうと思っただけ」
「私は愛の告白の方が嬉しいのだけどね?」
「はいはいあいしてるあいしてるー」
「軽いぞ」
唇を尖らせるユーリを見て、苦笑する。
なんだかんだ、俺も彼女とのこうした軽快なやり取りを気に入っているのかもしれない。
「しょうがない。帰るか、実家に」
「結婚生活が嫌になった奥様みたいなことを言うんだね」
「誰が夫の横柄な態度に耐えかねた奥様だ」
俺は男だ。
「でも、そうか。一度帰るんだね?」
「手紙だけじゃ実感も湧かないし、今どうなってるかもわからないしな。もしかすると、俺が学園に通ってる意味もなくなるから、どうあれ顔を出しとかないと……? どうした?」
急にユーリの顔から微笑みが消え、目を見開く。
さっきまであった余裕のあるからかいの色も霧散して、愕然とした表情で俺を見つめている。
豹変と言ってもいい変わりように戸惑ってしまう。
「……辞めるのかい、学園を?」
「え、あぁ。わかんないけど、その可能性もあるかなってだけで」
もともとこの学園に入学したのはお金のためだ。
よい仕事に就いて、破綻間近のリュウ―ル子爵家を立て直す。
妹に政略結婚をさせない。
そのためにお金が必要で、それがどうにかなるというのであれば、俺が学園にこだわる理由はなくなる。
「俺の父親は金山を巡って色々あって、領地の仕事すら手についてなかったから。今は母が代理で、妹も手伝ってくれてるけど、心配だからな」
「そうか、そうなる……のか」
「ユ、ユーリ?」
突然、生き生きとしていた花が萎れるように黙り込んでしまう。
ざーざー、と。
さっきまで気にならなかった雨の音がやけに大きく聞こえるようになる。
俺、なにか変なこと言った、か?
「偽装婚約の件なら、俺が学園を辞めてもそのまま――」
「いつ頃、実家に帰るつもりだい?」
「え?」
弁明しようとしたら、俺の言葉を遮ってユーリが尋ねてきた。
俯いていた顔を上げて、いつになく真剣な様子に、動揺が帰ってくる。
「いや、決めてないけど、近いうちに?」
「決めて」
「いきなりそんなこと言われても」
「いいから決めて」
「……はい」
異様なユーリの迫力に負けて、頷くしかなかった。
その勢いに飲まれるように、出立の日付や時間まで決めさせられてしまう。
ユーリには関係ないよな? なんて、口を挟める空気じゃなかった。
「よし、わかった」
頷いたユーリはそのまま席を立つ。
空いてる椅子の背もたれにかけておいた傘を差して、「ご機嫌よう、旦那様」と別れの挨拶だけ残して去ってしまう。
雨が降りしきる中、庭園の屋根の下に残されたのは途方に暮れる俺と、すっかり冷めきってしまった紅茶だけ。
「あ、傘」
行きはここまでユーリの傘に入れてもらったんだと思い出したのは、彼女の白い傘が見えなくなってからだった。
濡れて帰って。
寮母さんに怒られるまで、あと少し。
◆◆◆
あれから時間が流れて、3日後の早朝。
数日前の土砂降りが嘘だったかのように、空は快晴だった。
澄み切った青はどこまでも高く、雲1つ浮かんでいない。
心まで透き通りそうな爽やかな朝だというのに、どうして俺はこんなにも憂鬱な気分なのだろうか。
いや、原因はわかってる。
校門を出たところで、豪奢な馬車の脇に淑やかに立つ銀髪の公爵令嬢が見えたからだ。
微笑みながら、端正な顔の横で小さく手を振っている。
雨に濡れて体を冷やしたのがいまさら尾を引いているのか、なんだか寒気がする。
なんかすっごい寒い。汗まで吹き出してくる。
「…………なにしてるの?」
「婚約者なら、ご両親への挨拶は当然だろう?」
もはや『偽装だろ』といつものように否定する元気もない。
大事件が起きてるから実家に帰るのに、公爵令嬢を抱えていくなんて迷惑以外のなにものでもないだろう。
かといって、来るなと言ったところで、ユーリが引き下がるはずもない。
「はぁー……」
「盛大なため息だな。幸せが逃げるよ?」
だというのなら、俺に幸せなんて残っていないだろう。
ユーリに出会ってから、数え切れないほどため息を吐いているのだから。
騒がしい帰省になりそうだ。
そんな予感とも確信ともつかないことを考えながら、ユーリと一緒に実家に帰ることになった。
……どうしてか。
◆第9章_fin◆
__To be continued.
「うわっ!?」
気づけば、ユーリの顔が間近にあって驚く。
蒼玉のような丸い瞳が視界一杯でキラキラ輝き、彼女の呼吸で俺の唇が湿りそうな距離。
思わず椅子ごとのけぞる。
叩きつけるような雨の音を跳ね除けるように、心臓の音がうるさいほど大きくなった。
「な、なにしてるんだよ!?」
「旦那様が声をかけても反応しないからだろう?」
「え、あ……そうなのか?」
これだけユーリが近づいても気づかなかったくらいだ。
自覚がないだけで、結構な時間、放心していたのかもしれない。
「それは悪かったけど……なんでこんな近いんだよ」
「これ以上私を無視するようなら、キスをしてやろうかなと思ってね」
「するな公爵令嬢。もっと慎みを持て」
艶っぽく人差し指で下唇をなぞるユーリから目をそらしつつ、彼女の額を押して突き放す。
「ふふっ、ひどいな」
「なんで嬉しそうなんだよ?」
突かれた額を撫でながら口の端を緩めるユーリに呆れる。
手紙を一緒に見るため、隣に並べた椅子に彼女が戻るのを見届けてから、ずっと持っていた手紙を改める。
力を込めすぎたのか、手紙にシワが寄っていった。
触れた箇所から手汗が滲む。
放心していたのといい、よっぽど緊張しているんだなと体の変化で知る。
「何度読んでも、新たな金脈について、か」
とはいえまだ調査中。
実際にどこまで採掘できるかわからず、おおやけには公表していないらしい。
「なのに、なんで広まってるんだか」
「貴族の情報網を舐めてはいけないよ? 近隣の領主の不倫事情から、飼い猫が逃げ出したことまで、なんでもお見通しなんだ」
「場末の探偵かよ」
下世話すぎる。
とはいえ、貴族なんてのは常に刺激を求めてるもの。
綺麗な装飾品でどれだけ着飾ったところで、その内側は平民と対して変わらない。
低俗で、いつだって誰かのゴシップに興味津々だ。
「国の未来を憂いたくなるな」
「ふふっ、王に興味があるのかな?」
「怖いこと言うなよ」
王族も恐れぬユーリの態度に辟易しながら、どうしたものかと気づけばくしゃくしゃになっていた手紙を揺らす。
すでに事は起こっていて、いまさら俺になにができる、というわけじゃない。
それでも、これはリュウール子爵家にとって大きな事件で、俺のこれからを決めかねない重要なことだ。
降って湧いた転換期に、まだ頭も心も追いついてない。
「幸運、なんだろうけど」
「どこの領も鉱石の採掘量は年々先細りしている。そんな中、新たな鉱脈の発見は幸運以外のなにものでもないだろう。それが金ともなれば、使い道はいくらでもある」
「……実感が湧かない」
「もっと喜んでもいいと思うけどね? 『わはは! 私が王様だ! 跪け貧乏人どもー!』くらい」
「調子に乗ってるんだよ、それは」
椅子に座ったまま腰に手を当て、ユーリは胸を張ってみせる。
公爵令嬢にとっては、金脈が見つかった程度、大したことじゃないということか。
そんないつも通りの彼女を見ていると気が抜けて、悩んでいるのが馬鹿らしくなってくる。
もしかして、俺を落ち着かせるためにわざと……?
「私をじっと見て、どうしたんだい? もしかして、惚れ直してしまったかな?」
「惚れてないんだから、直しようがないだろ」
「いやいや、ぞっこんだろう?」
そんなわけないな、うん。
俺をからかってるだけだ。
とはいえ、落ち着いたのも事実。
「ありがとう、な」
「ん? ふふっ、急にどうしたんだい? お礼なんて」
「一応、言っておこうと思っただけ」
「私は愛の告白の方が嬉しいのだけどね?」
「はいはいあいしてるあいしてるー」
「軽いぞ」
唇を尖らせるユーリを見て、苦笑する。
なんだかんだ、俺も彼女とのこうした軽快なやり取りを気に入っているのかもしれない。
「しょうがない。帰るか、実家に」
「結婚生活が嫌になった奥様みたいなことを言うんだね」
「誰が夫の横柄な態度に耐えかねた奥様だ」
俺は男だ。
「でも、そうか。一度帰るんだね?」
「手紙だけじゃ実感も湧かないし、今どうなってるかもわからないしな。もしかすると、俺が学園に通ってる意味もなくなるから、どうあれ顔を出しとかないと……? どうした?」
急にユーリの顔から微笑みが消え、目を見開く。
さっきまであった余裕のあるからかいの色も霧散して、愕然とした表情で俺を見つめている。
豹変と言ってもいい変わりように戸惑ってしまう。
「……辞めるのかい、学園を?」
「え、あぁ。わかんないけど、その可能性もあるかなってだけで」
もともとこの学園に入学したのはお金のためだ。
よい仕事に就いて、破綻間近のリュウ―ル子爵家を立て直す。
妹に政略結婚をさせない。
そのためにお金が必要で、それがどうにかなるというのであれば、俺が学園にこだわる理由はなくなる。
「俺の父親は金山を巡って色々あって、領地の仕事すら手についてなかったから。今は母が代理で、妹も手伝ってくれてるけど、心配だからな」
「そうか、そうなる……のか」
「ユ、ユーリ?」
突然、生き生きとしていた花が萎れるように黙り込んでしまう。
ざーざー、と。
さっきまで気にならなかった雨の音がやけに大きく聞こえるようになる。
俺、なにか変なこと言った、か?
「偽装婚約の件なら、俺が学園を辞めてもそのまま――」
「いつ頃、実家に帰るつもりだい?」
「え?」
弁明しようとしたら、俺の言葉を遮ってユーリが尋ねてきた。
俯いていた顔を上げて、いつになく真剣な様子に、動揺が帰ってくる。
「いや、決めてないけど、近いうちに?」
「決めて」
「いきなりそんなこと言われても」
「いいから決めて」
「……はい」
異様なユーリの迫力に負けて、頷くしかなかった。
その勢いに飲まれるように、出立の日付や時間まで決めさせられてしまう。
ユーリには関係ないよな? なんて、口を挟める空気じゃなかった。
「よし、わかった」
頷いたユーリはそのまま席を立つ。
空いてる椅子の背もたれにかけておいた傘を差して、「ご機嫌よう、旦那様」と別れの挨拶だけ残して去ってしまう。
雨が降りしきる中、庭園の屋根の下に残されたのは途方に暮れる俺と、すっかり冷めきってしまった紅茶だけ。
「あ、傘」
行きはここまでユーリの傘に入れてもらったんだと思い出したのは、彼女の白い傘が見えなくなってからだった。
濡れて帰って。
寮母さんに怒られるまで、あと少し。
◆◆◆
あれから時間が流れて、3日後の早朝。
数日前の土砂降りが嘘だったかのように、空は快晴だった。
澄み切った青はどこまでも高く、雲1つ浮かんでいない。
心まで透き通りそうな爽やかな朝だというのに、どうして俺はこんなにも憂鬱な気分なのだろうか。
いや、原因はわかってる。
校門を出たところで、豪奢な馬車の脇に淑やかに立つ銀髪の公爵令嬢が見えたからだ。
微笑みながら、端正な顔の横で小さく手を振っている。
雨に濡れて体を冷やしたのがいまさら尾を引いているのか、なんだか寒気がする。
なんかすっごい寒い。汗まで吹き出してくる。
「…………なにしてるの?」
「婚約者なら、ご両親への挨拶は当然だろう?」
もはや『偽装だろ』といつものように否定する元気もない。
大事件が起きてるから実家に帰るのに、公爵令嬢を抱えていくなんて迷惑以外のなにものでもないだろう。
かといって、来るなと言ったところで、ユーリが引き下がるはずもない。
「はぁー……」
「盛大なため息だな。幸せが逃げるよ?」
だというのなら、俺に幸せなんて残っていないだろう。
ユーリに出会ってから、数え切れないほどため息を吐いているのだから。
騒がしい帰省になりそうだ。
そんな予感とも確信ともつかないことを考えながら、ユーリと一緒に実家に帰ることになった。
……どうしてか。
◆第9章_fin◆
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