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それから、ノックスはあからさまに機嫌が悪くなった。珍しい態度に、俺も近づくのを躊躇うし、なんとなく憂鬱だ。だが、毎日のようにヘルメスが家を訪れては、研究の手伝いをして帰っていくので気晴らしにはなっていた。
魔術式の完成は間に合いそうだが、その日はヘルメスの魔力が早々に尽き、差し入れを食べてすぐ帰ることになった。
俺がまた見送りに屋敷の門まで歩いていくと、馬車が停まっているのが見えた。夜だからいいか、と思っていたが、裏門を使うべきだったかもしれない。
面倒な相手でなければいいが、と思って小窓を見ると、馬車にいたのはロジータだった。
「あら」
彼女は短く言うと、御者に扉を開けさせて出てくる。軽やかな足取りで俺の前に立つと、身長はさほど変わらなかった。
俺に向けて、手を差し出してくる。
「はじめまして。私はロジータ・ランク、ええと……ノックスとの事、聞いているかしら?」
「はい。初めまして、ラディです」
「よかった。今、時間はあるかしら?」
握った手は貴族らしく柔らかかった。ロジータは俺を馬車へと招く。返事に迷っていると、ヘルメスが背後から背を押した。
「はじめまして、僕はヘルメス・トレーゼ。二人っきりは良くないので、僕も同席しても構いませんか?」
「ええ、構わないわよ。でも安心して、この馬車。車内の声は御者に届くようになっているから」
彼女が言うように、よく見れば密談には向かなそうな馬車だ。俺は促されるままに座席へと腰掛けた。続いてヘルメスが俺の隣に座る。馬車はノックスの持ち物とは違い、明るい色味で、可憐な花の装飾品や、フリルがあしらわれた小物も多かった。
車内にある机には以前見たものと同じような、空の包みが置かれていた。尋ねると、また書類を届けに来ていたと言う。
「離婚した時に、家同士の付き合いも深いし、面倒だからそのままにしていた財産があったの。でも、なあなあにしておくのは良くないから整理したい、ってノックスが言い出して。放って置いたくらいだから、とにかく書類が大量に必要で。以前も届けたのに、一回じゃ済まなかったわ」
彼女は座席に背を預け、ふう、と息を吐き出した。以前見たものよりも大人しいドレスと、覆うように上着を羽織っている。
彼女は思い出したように上着を脱ぐと、御者へと預けた。
「お話ししたいと思ったのは、一応ね。私がもうノックスと関わるつもりがない、って知っておいてほしかったの」
「…………え。あ、そうなんですか?」
再婚のつもりでは、と前提が崩れたことに混乱する。ノックスだけが再婚を望んでいる、ということだろうか。
俺が混乱しているのが顔に出たのか、ヘルメスは俺の背を、ぽん、と叩いた。
「聞きたいことがあるなら、聞いておいたら」
「あ……、うん」
背筋を正して、ロジータと視線を合わせる。彼女に、冗談を言っているような様子はなかった。
「ノックスが最近、資産を整理しはじめたの。ロジータ……さん、と再婚するためなんじゃないかと思っていたんですが」
「…………え?」
ぽかんと口を開けたロジータは、一拍置いてくすくすと笑い始めた。あまりにもずっと笑っているものだから、俺もヘルメスも顔を見合わせて困惑する。
しまいには呼吸さえ乱し、笑いすぎて涙の浮いた目元を拭っていた。
「再婚、はするかもしれないけれど、相手は私じゃないわよ」
「でも、ロジータさんの他には、あまり誰かと深く接しているのを見たことがなくて……」
ロジータは不思議そうにヘルメスへと視線を向ける。視線を受けたヘルメスは、こくこく、と分かりやすく頷いていた。俺を置き去りに、二人の間では何らかの共通認識がなされているらしい。
置いていかれる形になった俺は、二人に解説を促す。ロジータが先に口を開いた。
「再婚相手のことはさておき。私が浮気したの、知ってる?」
「事実だけは、……聞いてます」
そう言うと、彼女は眉を下げた。
「結婚している間、ノックスは本当に真面目だったわ。きちんと夫としての役目を果たそうとしてくれた。むしろ、女遊びが激しかった頃の方が好みだったのに、ってあの時の私は思ってた。今よりも若かったし、遊び足りない、って感覚があったの」
すらすらと浮いてくる言葉に相反して、彼女の表情は苦々しげだ。若かった頃の感覚を悔いている事が分かる。
ノックスと別れた理由だけ聞いて良い印象はなかったのだが、なんとなく、完全に責めることはできなくなっていた。
「屋敷に間男を引き入れて、何度目かで見事に遭遇しちゃった。相手も遊び慣れているから、許してくれると思ってた。仮面夫婦を続けるんだろうって予想してたのに、ノックスはそうしなかったわ」
ロジータは脚を組み替えた。
「怒られもしないし、詰られもしなかった。ただ、相手を引き込むために使った部屋は物置になったし、実家に返されて、すぐ離婚することになった。お金も何もいらないって、私と結婚し続けることはできない、って言われたの」
愛人を提案する前のノックスは、恋愛関係への慣れを感じこそしたものの、遊びまわっている様子はなかった。ロア兄の言葉の通り、結婚に対して、彼は他の人が思うよりも真面目だったらしい。
そんな彼が、きっちりと関係を清算しようとするのも理解できた。
「誠実に結婚してくれた人だから。再婚、はあり得ないわ。私もきちんと償うつもりだし、その手段が『必要以上に関わりを持たないこと』だって思ってる」
「ノックスが、それを望んでいても……?」
「本人に聞いて。きっと違うから」
ちら、とヘルメスに視線をやると、うんうん、と頷いていた。二人に再婚を否定され、急に資産を整理し始めたのも、愛人か成果を出すか選べと言い出したのも、なんだったんだと更に困惑する。
「あの、なんで。それを、今……」
「ノックスには借りがあるの。再婚したくもない女と関わりがあるんだ、って思われると彼も困るだろうから。訂正しておこうと思って」
はあ、と俺が頷くと、彼女はくすくすとまた笑った。幾分かすっきりとしたような表情だが、ロジータの心境が分からずに首を傾げる。
他に聞きたいことはあるか、と問われ、首を横に振る。すると、御者が馬車の扉を開けた。立ち上がり、開いた扉に手を掛ける。
「あの。今は、ノックスのことは好きですか?」
「あはは、会いたくもないわ。折角また遊べる身分に戻ったんだもの。もう結婚はこりごり」
俺とヘルメスが馬車を出ると、御者の準備が整うまで待つ。夜風が頬に吹き付けた。静かな風が吹けば、寒さよりも清々しささえあった。
見上げると、星空が視界いっぱいに広がっている。ちかちかと瞬く光が、やけに眩しかった。
「独り言に付き合ってくれてありがとう。願わくば、もう関わることがありませんように」
声の響きで、悪口を言われているのではないことが分かった。彼女は、それが最善だろう、と心からその言葉を告げていた。
じゃあ、と彼女は整えられた手のひらを振る。馬が走り出し、車輪が回る。蹄が地面を掻く音に先導され、彼女は去っていった。
それから、ノックスはあからさまに機嫌が悪くなった。珍しい態度に、俺も近づくのを躊躇うし、なんとなく憂鬱だ。だが、毎日のようにヘルメスが家を訪れては、研究の手伝いをして帰っていくので気晴らしにはなっていた。
魔術式の完成は間に合いそうだが、その日はヘルメスの魔力が早々に尽き、差し入れを食べてすぐ帰ることになった。
俺がまた見送りに屋敷の門まで歩いていくと、馬車が停まっているのが見えた。夜だからいいか、と思っていたが、裏門を使うべきだったかもしれない。
面倒な相手でなければいいが、と思って小窓を見ると、馬車にいたのはロジータだった。
「あら」
彼女は短く言うと、御者に扉を開けさせて出てくる。軽やかな足取りで俺の前に立つと、身長はさほど変わらなかった。
俺に向けて、手を差し出してくる。
「はじめまして。私はロジータ・ランク、ええと……ノックスとの事、聞いているかしら?」
「はい。初めまして、ラディです」
「よかった。今、時間はあるかしら?」
握った手は貴族らしく柔らかかった。ロジータは俺を馬車へと招く。返事に迷っていると、ヘルメスが背後から背を押した。
「はじめまして、僕はヘルメス・トレーゼ。二人っきりは良くないので、僕も同席しても構いませんか?」
「ええ、構わないわよ。でも安心して、この馬車。車内の声は御者に届くようになっているから」
彼女が言うように、よく見れば密談には向かなそうな馬車だ。俺は促されるままに座席へと腰掛けた。続いてヘルメスが俺の隣に座る。馬車はノックスの持ち物とは違い、明るい色味で、可憐な花の装飾品や、フリルがあしらわれた小物も多かった。
車内にある机には以前見たものと同じような、空の包みが置かれていた。尋ねると、また書類を届けに来ていたと言う。
「離婚した時に、家同士の付き合いも深いし、面倒だからそのままにしていた財産があったの。でも、なあなあにしておくのは良くないから整理したい、ってノックスが言い出して。放って置いたくらいだから、とにかく書類が大量に必要で。以前も届けたのに、一回じゃ済まなかったわ」
彼女は座席に背を預け、ふう、と息を吐き出した。以前見たものよりも大人しいドレスと、覆うように上着を羽織っている。
彼女は思い出したように上着を脱ぐと、御者へと預けた。
「お話ししたいと思ったのは、一応ね。私がもうノックスと関わるつもりがない、って知っておいてほしかったの」
「…………え。あ、そうなんですか?」
再婚のつもりでは、と前提が崩れたことに混乱する。ノックスだけが再婚を望んでいる、ということだろうか。
俺が混乱しているのが顔に出たのか、ヘルメスは俺の背を、ぽん、と叩いた。
「聞きたいことがあるなら、聞いておいたら」
「あ……、うん」
背筋を正して、ロジータと視線を合わせる。彼女に、冗談を言っているような様子はなかった。
「ノックスが最近、資産を整理しはじめたの。ロジータ……さん、と再婚するためなんじゃないかと思っていたんですが」
「…………え?」
ぽかんと口を開けたロジータは、一拍置いてくすくすと笑い始めた。あまりにもずっと笑っているものだから、俺もヘルメスも顔を見合わせて困惑する。
しまいには呼吸さえ乱し、笑いすぎて涙の浮いた目元を拭っていた。
「再婚、はするかもしれないけれど、相手は私じゃないわよ」
「でも、ロジータさんの他には、あまり誰かと深く接しているのを見たことがなくて……」
ロジータは不思議そうにヘルメスへと視線を向ける。視線を受けたヘルメスは、こくこく、と分かりやすく頷いていた。俺を置き去りに、二人の間では何らかの共通認識がなされているらしい。
置いていかれる形になった俺は、二人に解説を促す。ロジータが先に口を開いた。
「再婚相手のことはさておき。私が浮気したの、知ってる?」
「事実だけは、……聞いてます」
そう言うと、彼女は眉を下げた。
「結婚している間、ノックスは本当に真面目だったわ。きちんと夫としての役目を果たそうとしてくれた。むしろ、女遊びが激しかった頃の方が好みだったのに、ってあの時の私は思ってた。今よりも若かったし、遊び足りない、って感覚があったの」
すらすらと浮いてくる言葉に相反して、彼女の表情は苦々しげだ。若かった頃の感覚を悔いている事が分かる。
ノックスと別れた理由だけ聞いて良い印象はなかったのだが、なんとなく、完全に責めることはできなくなっていた。
「屋敷に間男を引き入れて、何度目かで見事に遭遇しちゃった。相手も遊び慣れているから、許してくれると思ってた。仮面夫婦を続けるんだろうって予想してたのに、ノックスはそうしなかったわ」
ロジータは脚を組み替えた。
「怒られもしないし、詰られもしなかった。ただ、相手を引き込むために使った部屋は物置になったし、実家に返されて、すぐ離婚することになった。お金も何もいらないって、私と結婚し続けることはできない、って言われたの」
愛人を提案する前のノックスは、恋愛関係への慣れを感じこそしたものの、遊びまわっている様子はなかった。ロア兄の言葉の通り、結婚に対して、彼は他の人が思うよりも真面目だったらしい。
そんな彼が、きっちりと関係を清算しようとするのも理解できた。
「誠実に結婚してくれた人だから。再婚、はあり得ないわ。私もきちんと償うつもりだし、その手段が『必要以上に関わりを持たないこと』だって思ってる」
「ノックスが、それを望んでいても……?」
「本人に聞いて。きっと違うから」
ちら、とヘルメスに視線をやると、うんうん、と頷いていた。二人に再婚を否定され、急に資産を整理し始めたのも、愛人か成果を出すか選べと言い出したのも、なんだったんだと更に困惑する。
「あの、なんで。それを、今……」
「ノックスには借りがあるの。再婚したくもない女と関わりがあるんだ、って思われると彼も困るだろうから。訂正しておこうと思って」
はあ、と俺が頷くと、彼女はくすくすとまた笑った。幾分かすっきりとしたような表情だが、ロジータの心境が分からずに首を傾げる。
他に聞きたいことはあるか、と問われ、首を横に振る。すると、御者が馬車の扉を開けた。立ち上がり、開いた扉に手を掛ける。
「あの。今は、ノックスのことは好きですか?」
「あはは、会いたくもないわ。折角また遊べる身分に戻ったんだもの。もう結婚はこりごり」
俺とヘルメスが馬車を出ると、御者の準備が整うまで待つ。夜風が頬に吹き付けた。静かな風が吹けば、寒さよりも清々しささえあった。
見上げると、星空が視界いっぱいに広がっている。ちかちかと瞬く光が、やけに眩しかった。
「独り言に付き合ってくれてありがとう。願わくば、もう関わることがありませんように」
声の響きで、悪口を言われているのではないことが分かった。彼女は、それが最善だろう、と心からその言葉を告げていた。
じゃあ、と彼女は整えられた手のひらを振る。馬が走り出し、車輪が回る。蹄が地面を掻く音に先導され、彼女は去っていった。
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