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32、バッドエンドのその先
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「――お兄様! 早く!」
「待て、イザベル。走ったら転ぶ!」
幼い娘が駆け出すのを叱る親のようにフェリクスが注意する。
純白の花嫁衣装の裾をつまんで走っていたイザベルが立ち止まって、拗ねたように言い返した。
「もう、お兄様。結婚式でも変わらないんだから」
「お前だって私の妻になったというのにまだお兄様と呼んでいる」
「だってお兄様はお兄様だもの。……でも、これからは人前では旦那様、フェリクス、って呼ぶわ」
イザベルは甘えるように兄の腕に絡みつき、背伸びして耳元で甘く告げる。
「それで二人きりの時はお兄様って、呼ばせて?」
二人きりの時というと、やはり閨事を想像してしまうのか、あの生真面目な――大勢の女性に言い寄られても無表情で対応して妹一筋だったフェリクスが、瞬時に顔を赤くしたので感心する。
「お前はどうしてそういうことを……」
「だめ?」
「いや、だめではないが……」
「ふふ。ではそうしますね」
放っておけばいつまでも二人の世界に浸っていそうなので、そろそろ邪魔させてもらおう。
「あー、お二人とも。式はまだ途中ですから」
兄妹はそろってこちらを見た。
「あら、シャルル。いたの」
「先ほどからずっといましたが……」
「覗き見とは無粋だな」
「声をかけるタイミングを窺っていたんです!」
二人がイチャイチャして入る隙がなかったのだ。
「それはごめんなさい」
「しかし愛を誓い合った二人が盛り上がるのは普通じゃないか?」
「それはそうですけれど……いえ、もういいですから、ほら、早く庭の方へ行ってください。みなさんお待ちですから」
二人が挙げた式場はイザベルと自分が初めて会った教会である。てっきり大聖堂で挙げると思っていたが、そこまで派手にしたくないとのことで決めたらしい。
「その前に、シャルル。これ、あなたが受け取って」
イザベルは手にしていた花束をシャルルに渡してくる。
「僕がですか?」
普通は空へ放り投げて参列者の誰かが受け取る。受け取った者が未婚の場合は次に結婚する者だと言われたりしている。
「僕は確かに未婚ですが、ご覧の通り聖職者ですし」
「別に結婚は禁じられていないのでしょう? それに、幸せを分け与えるという意味でもあなたに受け取ってほしいのよ。あなたには、いろいろと助けられたしね」
「イザベル様……」
シャルルが困ったようにフェリクスの方を見れば、受け取ってやれと言うように頷かれた。
「私も、きみには感謝している」
何だか照れ臭い気持ちになったものの、シャルルは素直に受け取ることにした。
(まぁ、いいか。僕も頑張ったといえば、頑張ったからな)
自分の本来の役目はヒロインであるマリオンのサポート役だった。
学院の購買部や教会の聖職者、今回は出てこなかったがパン屋の臨時アルバイトなどに扮し、マリオンがハッピーエンドを迎えられるようキャラを攻略するためのヒントや助言を与えるのだ。
サポート役ゆえ、他の人間には理解できないようなこと――この世界の成り立ちも知っており、正しく理解していた。他のキャラとは少々異なるキャラであるが、すべてヒロインが幸せになるために作られた設定と人格である。
……ただ、今回のヒロインはかなり優秀なのか、自分を頼らずあっさりと攻略キャラの一人と結ばれてしまった。
相手は幼い頃から付き合いのある大工のジョエルである。
彼のルートは特殊で、すべての攻略キャラを網羅したあとでストーリーが解放される。隠し攻略キャラである。彼のルートでは他のキャラたちはほぼ出てこない。悪役のイザベルもだ。
(僕が接触する前にイザベルが自分の未来に関することを夢見ていたのはよくわからないけれど……恐らく、フェリクスの想いが強すぎたからかな)
レーモンを愛する――自分以外の男を愛する人格になるな、というフェリクスの強い気持ちが、イザベルというキャラに衝撃を与えた。あちらの世界で言うならば、バグが生じた。
(そして僕が彼女に触れたことで、記憶がより鮮明に蘇った)
それで、イザベルはここが乙女ゲームの世界であることを思い出した。自分がフェリクス以外の男を愛して破滅することを知って……到底受け入れられないと、本来の人格を維持するため行動を起こした。
だがこの世界は歪みを直そうとして、イザベルがだめならばとレーモンの人格を操ることにした。
もしイザベルがあのままレーモンに冷たく接し続けていたら、彼の心はただ憎悪に染まり、イザベルをもっとあっさり葬っていただろう。
(しかし彼がイザベルを好きになったことで、自分のものにしたい、他の男のものになるならばいっそ殺してしまおう……そんな考えに染まった)
それはまるでバッドエンドを迎えた時のフェリクスのようで……シャルルは内心とても興味深く思った。こんなことイザベルたちに知られれば、白い目で見られそうだが。
(だがレーモンがあれくらいの暴走で留まったのは――ゲームヒロインのマリオンが作ったパンを口にしたからだろうか)
ゲームではイベント――ちょっとしたミニゲームをこなすと、HPが減少する。その際、マリオンが作ったパンを食べるといくらか回復するのだ。
あと後半マリオンに心を開いたレーモンの台詞に、きみのパンを食べると心が優しくなる……と言っていた。もしかすると、抑止力になったのかもしれない。
(ゲームでは、マリオンがイザベルにパンを渡しても、彼女は頑なに受け取らなかった)
恋敵から受け取ったものを誰が食べるものか、という心情はまぁ納得がいく。
ただ前世を思い出したイザベルは偏見なくマリオンのパンを食し、レーモンにも分け与えていた。
(それでもこの世界はイザベルを許さなかったわけだけど……)
イザベルは抗いきれず、レーモンのもとへ行こうとして……フェリクスの激しい嫉妬心と深い愛で元の人格を取り戻した。
(そして最後にハッピーエンドを掴み取ったのは彼女の向こう見ずの行動力だ)
まさか自身の髪をレーモンに切らせるとは……ヒロインにも匹敵するほどの強運と決断力だった。
やはり女性の悪役にしてはキャラ性が強かったので、悪から善に方向性を変えてやれば思わぬ威力で突き抜けてくれた。
(なんにせよ)
「お二人が無事に結ばれたのは、互いを強く思いやり、どんな時でも一途に想い続けたからです。――ご結婚、本当におめでとうございます。どうぞお幸せに」
月並みの言葉であるが、心からそう思う。
どうかこちらが呆れるほど幸せになってほしい。
(物語はやっぱりハッピーエンドの方が好ましい)
彼らのいくつものバッドエンドを知っているだけに余計に。
「ありがとう、シャルル。あなたも早くみんなところに行って、食事を楽しみましょう。今日のために特別なケーキを作ってもらったの。あと、パンもあるわ」
「なるほど。だから、走っていたのか」
「だって、本当に美味しいんだもの。ね、だから早く行きましょう。アランたちに全部食べられてしまうわ」
イザベルはもう待てないとばかりにフェリクスの手を引き、彼もやれやれといった顔をしつつ妹に美味しいものを食べさせてやりたいと走り始めた。
そんな彼にシャルルは一つ提案した。
「フェリクス様。イザベル様を抱えて上げた方がよろしいのでは?」
「なるほど。その方が早いか」
心得たとばかりにフェリクスがイザベルを抱き上げた。イザベルの驚いた、嬉しそうな悲鳴に、シャルルも笑みを零すのだった。
「待て、イザベル。走ったら転ぶ!」
幼い娘が駆け出すのを叱る親のようにフェリクスが注意する。
純白の花嫁衣装の裾をつまんで走っていたイザベルが立ち止まって、拗ねたように言い返した。
「もう、お兄様。結婚式でも変わらないんだから」
「お前だって私の妻になったというのにまだお兄様と呼んでいる」
「だってお兄様はお兄様だもの。……でも、これからは人前では旦那様、フェリクス、って呼ぶわ」
イザベルは甘えるように兄の腕に絡みつき、背伸びして耳元で甘く告げる。
「それで二人きりの時はお兄様って、呼ばせて?」
二人きりの時というと、やはり閨事を想像してしまうのか、あの生真面目な――大勢の女性に言い寄られても無表情で対応して妹一筋だったフェリクスが、瞬時に顔を赤くしたので感心する。
「お前はどうしてそういうことを……」
「だめ?」
「いや、だめではないが……」
「ふふ。ではそうしますね」
放っておけばいつまでも二人の世界に浸っていそうなので、そろそろ邪魔させてもらおう。
「あー、お二人とも。式はまだ途中ですから」
兄妹はそろってこちらを見た。
「あら、シャルル。いたの」
「先ほどからずっといましたが……」
「覗き見とは無粋だな」
「声をかけるタイミングを窺っていたんです!」
二人がイチャイチャして入る隙がなかったのだ。
「それはごめんなさい」
「しかし愛を誓い合った二人が盛り上がるのは普通じゃないか?」
「それはそうですけれど……いえ、もういいですから、ほら、早く庭の方へ行ってください。みなさんお待ちですから」
二人が挙げた式場はイザベルと自分が初めて会った教会である。てっきり大聖堂で挙げると思っていたが、そこまで派手にしたくないとのことで決めたらしい。
「その前に、シャルル。これ、あなたが受け取って」
イザベルは手にしていた花束をシャルルに渡してくる。
「僕がですか?」
普通は空へ放り投げて参列者の誰かが受け取る。受け取った者が未婚の場合は次に結婚する者だと言われたりしている。
「僕は確かに未婚ですが、ご覧の通り聖職者ですし」
「別に結婚は禁じられていないのでしょう? それに、幸せを分け与えるという意味でもあなたに受け取ってほしいのよ。あなたには、いろいろと助けられたしね」
「イザベル様……」
シャルルが困ったようにフェリクスの方を見れば、受け取ってやれと言うように頷かれた。
「私も、きみには感謝している」
何だか照れ臭い気持ちになったものの、シャルルは素直に受け取ることにした。
(まぁ、いいか。僕も頑張ったといえば、頑張ったからな)
自分の本来の役目はヒロインであるマリオンのサポート役だった。
学院の購買部や教会の聖職者、今回は出てこなかったがパン屋の臨時アルバイトなどに扮し、マリオンがハッピーエンドを迎えられるようキャラを攻略するためのヒントや助言を与えるのだ。
サポート役ゆえ、他の人間には理解できないようなこと――この世界の成り立ちも知っており、正しく理解していた。他のキャラとは少々異なるキャラであるが、すべてヒロインが幸せになるために作られた設定と人格である。
……ただ、今回のヒロインはかなり優秀なのか、自分を頼らずあっさりと攻略キャラの一人と結ばれてしまった。
相手は幼い頃から付き合いのある大工のジョエルである。
彼のルートは特殊で、すべての攻略キャラを網羅したあとでストーリーが解放される。隠し攻略キャラである。彼のルートでは他のキャラたちはほぼ出てこない。悪役のイザベルもだ。
(僕が接触する前にイザベルが自分の未来に関することを夢見ていたのはよくわからないけれど……恐らく、フェリクスの想いが強すぎたからかな)
レーモンを愛する――自分以外の男を愛する人格になるな、というフェリクスの強い気持ちが、イザベルというキャラに衝撃を与えた。あちらの世界で言うならば、バグが生じた。
(そして僕が彼女に触れたことで、記憶がより鮮明に蘇った)
それで、イザベルはここが乙女ゲームの世界であることを思い出した。自分がフェリクス以外の男を愛して破滅することを知って……到底受け入れられないと、本来の人格を維持するため行動を起こした。
だがこの世界は歪みを直そうとして、イザベルがだめならばとレーモンの人格を操ることにした。
もしイザベルがあのままレーモンに冷たく接し続けていたら、彼の心はただ憎悪に染まり、イザベルをもっとあっさり葬っていただろう。
(しかし彼がイザベルを好きになったことで、自分のものにしたい、他の男のものになるならばいっそ殺してしまおう……そんな考えに染まった)
それはまるでバッドエンドを迎えた時のフェリクスのようで……シャルルは内心とても興味深く思った。こんなことイザベルたちに知られれば、白い目で見られそうだが。
(だがレーモンがあれくらいの暴走で留まったのは――ゲームヒロインのマリオンが作ったパンを口にしたからだろうか)
ゲームではイベント――ちょっとしたミニゲームをこなすと、HPが減少する。その際、マリオンが作ったパンを食べるといくらか回復するのだ。
あと後半マリオンに心を開いたレーモンの台詞に、きみのパンを食べると心が優しくなる……と言っていた。もしかすると、抑止力になったのかもしれない。
(ゲームでは、マリオンがイザベルにパンを渡しても、彼女は頑なに受け取らなかった)
恋敵から受け取ったものを誰が食べるものか、という心情はまぁ納得がいく。
ただ前世を思い出したイザベルは偏見なくマリオンのパンを食し、レーモンにも分け与えていた。
(それでもこの世界はイザベルを許さなかったわけだけど……)
イザベルは抗いきれず、レーモンのもとへ行こうとして……フェリクスの激しい嫉妬心と深い愛で元の人格を取り戻した。
(そして最後にハッピーエンドを掴み取ったのは彼女の向こう見ずの行動力だ)
まさか自身の髪をレーモンに切らせるとは……ヒロインにも匹敵するほどの強運と決断力だった。
やはり女性の悪役にしてはキャラ性が強かったので、悪から善に方向性を変えてやれば思わぬ威力で突き抜けてくれた。
(なんにせよ)
「お二人が無事に結ばれたのは、互いを強く思いやり、どんな時でも一途に想い続けたからです。――ご結婚、本当におめでとうございます。どうぞお幸せに」
月並みの言葉であるが、心からそう思う。
どうかこちらが呆れるほど幸せになってほしい。
(物語はやっぱりハッピーエンドの方が好ましい)
彼らのいくつものバッドエンドを知っているだけに余計に。
「ありがとう、シャルル。あなたも早くみんなところに行って、食事を楽しみましょう。今日のために特別なケーキを作ってもらったの。あと、パンもあるわ」
「なるほど。だから、走っていたのか」
「だって、本当に美味しいんだもの。ね、だから早く行きましょう。アランたちに全部食べられてしまうわ」
イザベルはもう待てないとばかりにフェリクスの手を引き、彼もやれやれといった顔をしつつ妹に美味しいものを食べさせてやりたいと走り始めた。
そんな彼にシャルルは一つ提案した。
「フェリクス様。イザベル様を抱えて上げた方がよろしいのでは?」
「なるほど。その方が早いか」
心得たとばかりにフェリクスがイザベルを抱き上げた。イザベルの驚いた、嬉しそうな悲鳴に、シャルルも笑みを零すのだった。
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