魔王に飼われる勇者

たみしげ

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捕らわれた勇者2

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魔王が棲むとされる屋敷の中で何が起きているかを語れる人間はいなかった。攻め入った勇者、戦士たちの誰もがそのまま帰ってくることがないからだ。
その幻妖な様子の屋敷の奥で囚われた者たちが淫猥な責め苦を受けているなど想像する者も誰もいなかった。

重厚なカーペットが敷かれた談話室の中央で、1人のメイドが身を悶えさせながら膝をついていた。それはメイドの衣装を着せられたかつては勇敢に戦っていた勇者だったが、今は尻を揺らしながらはぁ♡はぁ♡と息をつく姿になっていた。

「ぁっ……♡ぁぅ……♡♡ぅぅん……♡♡」

空っぽのアナルが淫紋の効果で刺激を欲しがって切なく疼く。更には先日オーガから与えられたスパンキングのじんじんとした痛みを思い出して尻たぶまでもがじくじくと甘く疼き出す。

「ひぃっ…♡♡ぁぁ……♡♡だめぇ……♡♡」

きゅん♡きゅん♡と肉穴が収縮して前からとろりと先走りが漏れる。掃除用具を取り落し、自慰行為を禁じられた体で四つん這いになって尻を揺することしかできない。
ロングスカートの前の部分が湿って染みになっていくのを自覚しながら、お尻を責めてもらうことしか考えられなくなっていく。
オーガに囚われて数日は意思を持って抵抗しようとしていたが段々と放置されるアナルの疼きに耐えられなくなっていき、今や淫紋に与えられる尻穴のもどかしさに喘ぎながら時間が過ぎるのを待つだけになってしまっている。

「ゃっ…♡♡っ……♡♡だめっ……♡♡なのにぃ……♡♡」

熱に翻弄されながら脳裏に浮かぶのは、オーガに見せられた道具でアナルを責められる先人たちの姿だ。一度淫紋による性欲を発散させるのも手なのではないか。自分も彼らのように後孔を目一杯責められれば。そうしなければまともに動くこともままならないのではないか。
正解かも分からない考えに背中を押されるように青年は震える手で投げ出した掃除用具を掴み、蕩けた顔を上げた。
談話室はそれほど広くないが、彫像や一人がけの大きなソファ、壁掛けの装飾などが鎮座しており、そうした物を合わせて清掃すればオーガに言いつけられた時間には到底間に合わないと思われた。
また調度として飾られることを想像してきゅぅ♡とアナルが切ながる。声を漏らしながら視線をやった先に、人間用の武具が飾られていることに気がついた。
勇者として戦っていた頃に人が使っているのを見た記憶のあるそれらは、ここに攻め込んだ者たちから取り上げられたものだろうか。
それが持ち主同様に飾られていることに屈辱を感じ、目をやっているとその中に手持ちの小刀があることに気がついた。

「っ……♡ぁっ……♡♡ぅぅ……♡♡」

淫紋に疼かされて震える体を叱咤して掃除用具を支えにどうにか立ち上がる。これはもう最後のチャンスかもしれない。
オーガは清掃を終えられなかった己に必ず近づいて辱めを受けさせる。懐に入ってこの小刀で心臓を突けば、殺せないまでも活路が開けるかもしれない。
失敗したらどうなるか想像したくなかったが、最後にできる抵抗だと思った。
幸いにも隠す場所のあるメイド服の中に武器を忍ばせて、青年は掃除用具に縋って体を苛み続ける快感に悦がらされながらオーガが来るのを待った。



「どうやら余程飾られるのが好きらしいな」

巨躯を扉からくぐらせて屋敷の主は現れた。部屋を見渡し仕事が成されていないことを確認すると呆れたようにこちらに近づいてくる。
恍惚に蕩けた目でそれを捉えながら、青年は死角で握った小刀に力を込めた。オーガが1歩、1歩とこちらに歩みを進めてくるのを待って間合いを図る。
大きな壁のような体が眼前に迫り、青年に向かって手を伸ばそうと腕が上がりかけたところで、ここだ、と思い青年は小刀を取り出してその胸に向かって振り上げた。
が、オーガはまるで読んでいたかのようにそのまま腕を上げて刀を掴んだ。

「ぁっ……♡そん、な……♡」
「分かりやすいな。人間というのは」

刀ごと体を振り下ろされて、思わず手を話して床に倒れ伏す。オーガが握った掌を開くと、僅かに切られた傷はみるみるうちに回復していく。

「お前のように抵抗する人間は初めてではない。そういう者は皆初めは堪らえているが、やがて心が折れた頃には身動きもできず喘ぐだけのお飾りになってしまう。それで、気概のある者の気力があるうちにこの部屋に通してやるのだ。飾られた武器を取ることもできないものはアナルに道具を挿れて拘束し、飾り続けてやる」
「っ♡♡ぁっ…♡♡」
「そして武具を取って向かってきた者は」

オーガは初めて見せる愉しげな笑みを浮かべて蕩けている青年の顎を掴んで上げさせた。

「俺が直接堕とす価値のある者ということだ」

オーガの目に籠もる熱に嫌な予感を抱いて青年は後ずさろうとした。しかし両腕をまとめて片手で掴まれて逃げることもできない。

「まずは反省してもらおうか」
「っ…♡♡だれがっ♡そんなっ……♡♡」

気丈に振る舞っても蕩けた表情で喘ぐような声を漏らして、淫紋が効いているのは明らかだった。オーガは腕を振り下ろして青年を床に伏せさせると軽い力でパチンッとその尻を叩いた。

「ひぁぁぁぁっっっ♡♡♡♡」

途端に全身を震わせて尻をガクガクと揺らしながら青年は絶頂させられた。前に覚えさせられたスパンキングが放置されて続けた体に響いて尻を甘く疼かせる。
完全に発情のスイッチが入って快感に濡れた声を漏らしながらぎゅぅ♡ぎゅぅ♡とアナルを締めて腰を揺らす。

「んっ♡♡ぉ♡♡♡んぎゅ♡♡♡」
「メイドがただ悦がるな。尻を上げてスカートを捲くりあげて中を見せろ」

オーガは命令するとスカート越しに尻たぶを掴んで引っ張ってきた。それだけで絶頂の余韻がキツくなり、頭を振りながら青年は尻を持ち上げてロングスカートに手をかけた。
裾を手繰り寄せて捲くっていき、羞恥にかられながら何も身につけていないアナルから尻たぶまでを曝け出す。
きゅん♡きゅん♡と疼いているアナルもぴくぴくと震える尻たぶも、白濁を垂れさせている陰茎もオーガの前に晒された。

「また射精しているな」
「っ…♡♡♡ぅぁぁっ♡♡♡ごめ、なしゃ……♡♡♡」
「仕方ない。後でまた栓をしてやる」
「んっ♡♡♡ぅぅ♡♡♡」
「尻の穴は淫紋に焦らされ続けたからか広がって解れているな」
「ぁっ♡♡♡んぁぁ♡♡♡み、みないれ…♡♡♡」
「躾がなっていないな。見ないでください、だろう」
「ひっ♡♡んぅぅっ♡♡♡」

オーガに太い指で尻たぶを撫でられてアナルが媚びるようにぐちゅ♡ぐちゅ♡と収縮する。

「ぁっ♡♡♡ぅぁぁ♡♡♡みないれ♡♡♡くらしゃ♡♡♡おしりっ♡♡♡みないれっ♡♡♡」
「良い眺めだな」

そう言いつつオーガに片手で尻たぶを擦り合わせるように揉まれ、青年は「んぎゅぅぅぅっっ♡♡♡♡」と啼きながら絶頂し陰茎から勢いよく射精した。掴まれた尻を上げたまま上体を床に突っ伏して襲い来る快感にびくびくと痙攣する。
まだイっているアナルがひくつく様を観察しながら、オーガは「服を脱げ」と命令した。青年は熱に浮かされたように恍惚とした表情でオーガを窺った。そして熱の籠もった息をつきながらおずおずと起き上がり自分の服に手をかけた。
純白のエプロンを外し、ボタンを1つずつ外していく。敵に着せられた衣装を敵の前で脱がさせられる恥辱に体が言うことを聞かずにまたアナルが勝手に疼きだしてしまう。

「っ…♡♡♡ぁっ……♡♡♡はぁ……♡♡♡んっ…♡♡♡」

外されないオーガの視線を感じながら黒いワンピースを脱ぐと、元々下着をつけていないためすぐに全裸になる。

「服はそこのソファの上にでも置いておけ」
「ぅぅ……♡♡♡」

羞恥で腹の奥が熱くなり涙が滲んでくる。動くのを躊躇っているとオーガに服を取り上げられて足を開かされ、勃ち上がった陰茎に尿道プラグを挿入された。

「ぁ゛っ♡♡♡ぁぁっ♡♡♡」
「廊下で垂れ流されたらたまらないからな」

敏感な箇所への刺激に泣きながら膝を折りそうになると、体を押さえられて首輪を嵌められた。
これまでに無い仕打ちに動揺して思わずオーガを見ると、感情の見えづらかった相貌に笑みを湛え、その瞳には情欲の熱が浮かんでいた。

「今更怖気づいても遅いぞ勇者よ」

嬲ることを愉しむその視線に体の奥の方で熱が燻る。それが淫紋の効果なのかも分からなくなりながら、青年は口内に溢れる唾をごくりと飲み込んだ
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