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第10章
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ヴィンセントは、ふたたび腰を叩きつけるように力強い動きで律動を開始した。深く穿たれ、奥まで抉られて莉音はよがり泣く。けれどもやがて、みずからも悦楽を追求するように腰を振りはじめた。
まえにまわされた手でヴィンセントに性器を扱き上げられ、莉音はかぶりを振りながらも甘い声を漏らす。抽挿が次第に速まり、奥の一点を集中的に突き上げられて、下肢にとろけるような痺れが奔った。
莉音は半分意識を飛ばしながら、ヴィンセントの雄を受け止めつづけた。荒い呼吸と断続的に漏れる甘い喘ぎ。ヴィンセントを包みこむ内壁が大きくうねって、眉根を寄せた莉音の口から、声にならない嬌声が漏れた。
身体が硬直して後孔がギュッと締まり、内部のヴィンセントの存在をよりはっきりと感じとる。瞬間、背後でヴィンセントがクッと低く呻いた。一段と容積が増す剛直。直後、身体の奥に熱い迸りを感じて莉音は細い声を放った。
体内ではじめて受け止めた熱い感触に、莉音は喉を仰け反らせてベッドに倒れこむ。
ヴィンセントがブルッと身をふるわせ、さらに強く腰を押しつけると、より結合が深まった莉音の内で、放たれた精が奥へ奥へと注ぎこまれ、言葉にならないオーガズムをもたらした。
快感はいつまでもつづき、硬直の解けた身体がビクンビクンと痙攣する。射精を伴わない、はじめての絶頂だった。
ベッドに突っ伏したまま、莉音はハッハッと荒い呼吸を繰り返す。
全身が気怠くて、けれどもこれまで味わったことがないほど心が満ちたりていて。
結合を解いたヴィンセントに躰を返されると、莉音はそのまま逞しい腕の中に抱き寄せられて、その力強い胸の鼓動にうっとりと目を閉じた。
額に口づけられ、口唇にもキスを落とされる。
身体の奥には、たったいまヴィンセントに注がれたものがまだ熱を放っていて、それがいっそう莉音を幸せな気持ちにしてくれた。
「莉音、愛してる。私の可愛い莉音」
何度も囁かれて口づけられ、莉音は甘えるようにヴィンセントに躰を擦り寄せた。
「僕も好き。大好き。もう二度と、離れたくない」
「そうだな。私もずっと、莉音にそばにいてほしい。もう決して、この手からおまえを放さない」
髪を撫でられ、またキスをされる。
背中にまわされた手に腰の辺りを撫でられて、だいぶ痩せた、と指摘された。
「あの、ずっと、あんまり食欲なくて。ひとりで食べても、全然美味しくないし……」
「気持ちはわかる。だが、あまり華奢だと壊しそうで抱くのが怖い」
「そんなこと……」
ヴィンセントの腕に抱かれたまま、目の前にある端整な貌にそっと触れた。
まえにまわされた手でヴィンセントに性器を扱き上げられ、莉音はかぶりを振りながらも甘い声を漏らす。抽挿が次第に速まり、奥の一点を集中的に突き上げられて、下肢にとろけるような痺れが奔った。
莉音は半分意識を飛ばしながら、ヴィンセントの雄を受け止めつづけた。荒い呼吸と断続的に漏れる甘い喘ぎ。ヴィンセントを包みこむ内壁が大きくうねって、眉根を寄せた莉音の口から、声にならない嬌声が漏れた。
身体が硬直して後孔がギュッと締まり、内部のヴィンセントの存在をよりはっきりと感じとる。瞬間、背後でヴィンセントがクッと低く呻いた。一段と容積が増す剛直。直後、身体の奥に熱い迸りを感じて莉音は細い声を放った。
体内ではじめて受け止めた熱い感触に、莉音は喉を仰け反らせてベッドに倒れこむ。
ヴィンセントがブルッと身をふるわせ、さらに強く腰を押しつけると、より結合が深まった莉音の内で、放たれた精が奥へ奥へと注ぎこまれ、言葉にならないオーガズムをもたらした。
快感はいつまでもつづき、硬直の解けた身体がビクンビクンと痙攣する。射精を伴わない、はじめての絶頂だった。
ベッドに突っ伏したまま、莉音はハッハッと荒い呼吸を繰り返す。
全身が気怠くて、けれどもこれまで味わったことがないほど心が満ちたりていて。
結合を解いたヴィンセントに躰を返されると、莉音はそのまま逞しい腕の中に抱き寄せられて、その力強い胸の鼓動にうっとりと目を閉じた。
額に口づけられ、口唇にもキスを落とされる。
身体の奥には、たったいまヴィンセントに注がれたものがまだ熱を放っていて、それがいっそう莉音を幸せな気持ちにしてくれた。
「莉音、愛してる。私の可愛い莉音」
何度も囁かれて口づけられ、莉音は甘えるようにヴィンセントに躰を擦り寄せた。
「僕も好き。大好き。もう二度と、離れたくない」
「そうだな。私もずっと、莉音にそばにいてほしい。もう決して、この手からおまえを放さない」
髪を撫でられ、またキスをされる。
背中にまわされた手に腰の辺りを撫でられて、だいぶ痩せた、と指摘された。
「あの、ずっと、あんまり食欲なくて。ひとりで食べても、全然美味しくないし……」
「気持ちはわかる。だが、あまり華奢だと壊しそうで抱くのが怖い」
「そんなこと……」
ヴィンセントの腕に抱かれたまま、目の前にある端整な貌にそっと触れた。
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