【完結】成り上がり令嬢暴走日記!

笹乃笹世

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 リアーヌはその事実を思い出し、目の前のご婦人方に、気がつかれないようにこっそりとため息を漏らした。

(元々ギフト持ってるって隠してた人たちだし、力の使い方も上手ってわけじゃ無さそうだし……ハッキリ言われたわけじゃないから違うかもだけど……ーー多分間違って無いと思うんだよなぁー。 ーーええ。 そうですね。 悪いことはいつもそいつが原因。 安定の前領主がやらかしてんだよ! 使えそうなギフト持ちだって分かると、ひたすら粘着され、そして言いがかりのような理由をこねくり回されて借金まみれにされた挙句、肩代わりを条件に他の貴族のところで働かされていたらしいーーもちろん前領主はその貴族から、たっかい金、巻き上げてなんだってさ! ……もうさ、そいつの顔と名前と悪行の数々をビラにコピーしまくって、国中にばら撒いてやろうかとっ! ーーまぁ、その辺りからしっぽ掴まれて、税金五割だなんてとんでもないことやらかしてるってバレて、はい排除。 ってなったらしいんだけど……ーーこの村の人たちにとっては、それがついこの間の話だから「ギフト使って働いたほうがお給料上がるよ⁉︎」とか、あんわり気軽に言えないよねぇ……)

 一人考え込むリアーヌをよそに、ご婦人方は、話題を変えて井戸端会議に勤しんでいる。
 そんな姿をぼんやり見つめながら、リアーヌはさらに考えを巡らせる。

(ギフト持ってるってバレたくなくて、資格があったのに学院に通わなかった人もいるみたいだし……もったいないなぁ……今からでも学院に通わせてあげられないかなぁ? あの学校の卒業生って肩書き、持ってたほうが絶対有利だと思うんだよなぁ……ーーあ、王都に寮的なの作ったら働き口増えそう! ご飯作って、共有スペースの管理とかだけなら、パートでも十分間に合いそうだしーーって無理だわ。 職場が王都じゃ通えないんだわ。 ……でも、そんな所を格安で借りられます! ってなったら学院に通うハードル低くなったりしそうじゃない……? ーーギフト持ちの入学資格っていつまで有効なんだろう⁇ あとでゼクスに聞いてみよー。 ーー……って違うよ。 パート増やそうって話だよ……ーー女の人のパート……バイトーー内職? 家事の合間に出来そうなこと……ーーどうしよう写本ぐらいしか思い浮かばないんだけど……ーーあ、母さんが縫い物の仕事家でやってたことあったな? ーーそれなら良いんじゃない⁉︎ 肉体労働が多いならその分、ここちょっと縫ってほしい……とか、ここ破けちゃったから直してほしい……とか、多いと思う!)
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