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「ーーほら、リアーヌがいい」
「いいって……」
「結婚しても、俺とこんな風に喋ってくれる人がいい。 美味しいって笑ってくれる君がいい。 ビックリした時は目を大きくして、楽しい時は声をあげて笑って、怒った時はこっちがハラハラするぐらい感情をぶつける君がいいんだ」
「えっと……」
(ーーなぜだろう? 見せかけのトキメキの向こう側に、ものすごいディスが潜んでいる気しかしないんですけど……⁇ )
「ぶふぁ」
眉をひそめながら首を傾げるリアーヌを前に、ゼクスは堪えきれなかった笑いを噴き出した。
(ーーあれ? これもしかして全部が冗談だったりします⁇ もしかして私からかわれてるの⁉︎)
ジロリ! と、ゼクスを睨み付けるリアーヌの様子に、ゼクスはさらにクスクスと笑いを深くし、なだめるようにまぁまぁと両手を動かしながら話し始めた。
「ふふふっ ーー不機嫌になったらそうやって顔に出してさ、全力で『私不機嫌です!』って」
「ーー不機嫌ですけど⁉︎」
(それがなにか⁉︎)
「……お人好しだなって呆れるぐらい優しい君が良いんだ」
「お人好しって……」
(それはもはや褒め言葉ではない……!)
「ーーたまにズルするけど頑張り屋な君がいい」
「……まぁ、しちゃいますよねー?」
「家族想いな君がいい……」
そう言いながらゼクスはそっとリアーヌの手を握った。
動揺したように視線を揺らすリアーヌだったが、その手を振り払うことはしなかった。
そのことに気がついたゼクスは微笑みを深くすると、少し顔を近づけ囁くように言う。
「ーー君がいいんだ」
「あ……」
ゼクスとの距離感に耐えきれず、顔を伏せようとしたリアーヌだったが、それよりも素早くゼクスが動き、その頬にチュッと小さなリップ音と共にキスを残した。
かあぁぁぁっと顔を赤く染め、俯くリアーヌのつむじに向かいゼクスは語りかける。
「ーー俺、頑張るから」
「……え、頑張る……?」
俯いていた顔をピクリと動かしながし、チラチラとゼクスをうかがいながらリアーヌがたずね返す。
「リアーヌがちゃんと安心して俺のこと好きになってくれるように?」
「おう……」
「言葉も頑張るけど、行動でも示してくからね?」
そう言いながらゼクスはリアーヌの手を握っている片方の手を外し、スルリとついさっき口付けたリアーヌの頬を撫で付けた。
「ひょ……」
奇妙な悲鳴をあげたリアーヌは、うつむいたままギシリと身体を硬くする。
しかし、その表情は見えずとも、真っ赤に染まった耳がその表情をゼクスに伝えていた。
「ふふ……ーーちょっとは脈アリ?」
「……あ、り……?」
(いや、あり寄りのありなんですけれども!)
「いいって……」
「結婚しても、俺とこんな風に喋ってくれる人がいい。 美味しいって笑ってくれる君がいい。 ビックリした時は目を大きくして、楽しい時は声をあげて笑って、怒った時はこっちがハラハラするぐらい感情をぶつける君がいいんだ」
「えっと……」
(ーーなぜだろう? 見せかけのトキメキの向こう側に、ものすごいディスが潜んでいる気しかしないんですけど……⁇ )
「ぶふぁ」
眉をひそめながら首を傾げるリアーヌを前に、ゼクスは堪えきれなかった笑いを噴き出した。
(ーーあれ? これもしかして全部が冗談だったりします⁇ もしかして私からかわれてるの⁉︎)
ジロリ! と、ゼクスを睨み付けるリアーヌの様子に、ゼクスはさらにクスクスと笑いを深くし、なだめるようにまぁまぁと両手を動かしながら話し始めた。
「ふふふっ ーー不機嫌になったらそうやって顔に出してさ、全力で『私不機嫌です!』って」
「ーー不機嫌ですけど⁉︎」
(それがなにか⁉︎)
「……お人好しだなって呆れるぐらい優しい君が良いんだ」
「お人好しって……」
(それはもはや褒め言葉ではない……!)
「ーーたまにズルするけど頑張り屋な君がいい」
「……まぁ、しちゃいますよねー?」
「家族想いな君がいい……」
そう言いながらゼクスはそっとリアーヌの手を握った。
動揺したように視線を揺らすリアーヌだったが、その手を振り払うことはしなかった。
そのことに気がついたゼクスは微笑みを深くすると、少し顔を近づけ囁くように言う。
「ーー君がいいんだ」
「あ……」
ゼクスとの距離感に耐えきれず、顔を伏せようとしたリアーヌだったが、それよりも素早くゼクスが動き、その頬にチュッと小さなリップ音と共にキスを残した。
かあぁぁぁっと顔を赤く染め、俯くリアーヌのつむじに向かいゼクスは語りかける。
「ーー俺、頑張るから」
「……え、頑張る……?」
俯いていた顔をピクリと動かしながし、チラチラとゼクスをうかがいながらリアーヌがたずね返す。
「リアーヌがちゃんと安心して俺のこと好きになってくれるように?」
「おう……」
「言葉も頑張るけど、行動でも示してくからね?」
そう言いながらゼクスはリアーヌの手を握っている片方の手を外し、スルリとついさっき口付けたリアーヌの頬を撫で付けた。
「ひょ……」
奇妙な悲鳴をあげたリアーヌは、うつむいたままギシリと身体を硬くする。
しかし、その表情は見えずとも、真っ赤に染まった耳がその表情をゼクスに伝えていた。
「ふふ……ーーちょっとは脈アリ?」
「……あ、り……?」
(いや、あり寄りのありなんですけれども!)
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