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ドゥン!
という大きな音と共に帆が大きく膨らみ、そしてその一瞬後に船がぐぅん! と大きく前に進んだ。
「うぉ……⁉︎」
座っていた状態の風持ち船員たちですら、ぐらつき甲板に手をつくほどの大きな揺れで、目に入る範囲にいた船員たちも大きくよろめいていた。
「……嬢、本当に力多いな?」
「ーー私はスッキリしました……!」
バツが悪そうに視線を揺らしながらも、どこかさっぱりとした表情を浮かべているリアーヌ。
船員たちは肩をすくめ合いながら「そりゃなによりだ」と笑い合う。
「……怒られますかね?」
「ははは! 嵐ん時に比べりゃあんな揺れ可愛いもんだ。 気にすんな!」
「そーそー! 何回も続くようなら文句言うヤツも出てくるが、あんな一回ぐらいでぐちぐち言うヤツはいねぇよーー俺たち船に乗ってんだぜ?」
「……そっか?」
船員たちの言葉にホッとしたように胸を撫で下ろすリアーヌ。
その後リアーヌは時間の許す限り、風魔法を使って船を進め続けた。
(ほんのちょっとだけど、揺れを少なくするコツも掴んだ気がしてる! そしてなによりもう全然酔わない! ……私寝るのもここでいい……)
「……なぁ、あの島ってよぉ……?」
「ーーまだ一日目だよなぁ……?」
「凪……だったはずだよなぁ……?」
夕暮れに染まる海の向こう。
小さな無人島を見つめながら船員たちは顔を引きつらせていた。
「ーーこのまま行ったら相当早く着くぞ……?」
「進み過ぎ……?」
船員たちの会話を聞き不安になったリアーヌは眉を下げながらたずねる。
「いや、早くて悪いことなんかねぇさ。 水だって食糧だって限りがあんだから」
「ーーそれに早く着くと休みももらえるしなー?」
「はは! そうなったら良いよなぁー?」
ケラケラと笑い合う船員たちの態度で、安心したリアーヌはホッとしたように息を吐くと同時に、ギラリと目を輝かせていた。
(……早く着くとお休み……ってことは、アウレラ滞在が伸びるってことで……ーーつまり、向こうの食べ物がたくさん食べられて観光だってたくさん出来る……⁉︎)
リアーヌはニンマリと笑いながら、明日からも全力でも船を進める決意を固くするのだったーー
◇
「……アウレラって五日で着く距離にあるんだ……」
「ーーその五日目もまだ昼にしかなってねーんッスよねー……」
目の前に広がるアウレラの港を前に、ゼクスとこの胸の船長であるオットマーは呆然と呟き合う。
今回の船旅の予定は片道一週間だったのだが、リアーヌの大活躍によりその期間を二日も早めていた。
「……ーーつまり、風持ちをもっと多くすば、割増料金で往復1週間も夢じゃない……?」
という大きな音と共に帆が大きく膨らみ、そしてその一瞬後に船がぐぅん! と大きく前に進んだ。
「うぉ……⁉︎」
座っていた状態の風持ち船員たちですら、ぐらつき甲板に手をつくほどの大きな揺れで、目に入る範囲にいた船員たちも大きくよろめいていた。
「……嬢、本当に力多いな?」
「ーー私はスッキリしました……!」
バツが悪そうに視線を揺らしながらも、どこかさっぱりとした表情を浮かべているリアーヌ。
船員たちは肩をすくめ合いながら「そりゃなによりだ」と笑い合う。
「……怒られますかね?」
「ははは! 嵐ん時に比べりゃあんな揺れ可愛いもんだ。 気にすんな!」
「そーそー! 何回も続くようなら文句言うヤツも出てくるが、あんな一回ぐらいでぐちぐち言うヤツはいねぇよーー俺たち船に乗ってんだぜ?」
「……そっか?」
船員たちの言葉にホッとしたように胸を撫で下ろすリアーヌ。
その後リアーヌは時間の許す限り、風魔法を使って船を進め続けた。
(ほんのちょっとだけど、揺れを少なくするコツも掴んだ気がしてる! そしてなによりもう全然酔わない! ……私寝るのもここでいい……)
「……なぁ、あの島ってよぉ……?」
「ーーまだ一日目だよなぁ……?」
「凪……だったはずだよなぁ……?」
夕暮れに染まる海の向こう。
小さな無人島を見つめながら船員たちは顔を引きつらせていた。
「ーーこのまま行ったら相当早く着くぞ……?」
「進み過ぎ……?」
船員たちの会話を聞き不安になったリアーヌは眉を下げながらたずねる。
「いや、早くて悪いことなんかねぇさ。 水だって食糧だって限りがあんだから」
「ーーそれに早く着くと休みももらえるしなー?」
「はは! そうなったら良いよなぁー?」
ケラケラと笑い合う船員たちの態度で、安心したリアーヌはホッとしたように息を吐くと同時に、ギラリと目を輝かせていた。
(……早く着くとお休み……ってことは、アウレラ滞在が伸びるってことで……ーーつまり、向こうの食べ物がたくさん食べられて観光だってたくさん出来る……⁉︎)
リアーヌはニンマリと笑いながら、明日からも全力でも船を進める決意を固くするのだったーー
◇
「……アウレラって五日で着く距離にあるんだ……」
「ーーその五日目もまだ昼にしかなってねーんッスよねー……」
目の前に広がるアウレラの港を前に、ゼクスとこの胸の船長であるオットマーは呆然と呟き合う。
今回の船旅の予定は片道一週間だったのだが、リアーヌの大活躍によりその期間を二日も早めていた。
「……ーーつまり、風持ちをもっと多くすば、割増料金で往復1週間も夢じゃない……?」
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