前世は大賢者、現世は最下位種のスライムドラゴン。でも、ステータスは規格外にして世界最凶なり!

HOLIC

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序章

Episode.14 2番目の隠し通路の門番

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ライムのアカシックレコードの情報によると、現在地から北西部にある隠し通路に例のゲートがあるようだ。ちなみにその隠し通路にはゲートの他に【スライム宝玉】というレアなアイテムも存在するらしい。ただ、その隠し通路にもギミックが施されている。魔力を注ぐタイプではなく、全く異なるタイプのギミックが。更にその隠し通路には【ギガントスライム】という門番もいるようだ。取り敢えず、情報は入手した。後は行くのみ。飛行能力を活用し、現地点から目的地まで一気に飛翔。ルートの距離は10kmほど。8分程度で目的地に到着予定と踏んでいたが、意外とあっという間に到着した。

『さてと、ここが目的地のようだな…………』

マップで確認せずとも直ぐに目的地であると理解した。その理由は目の前にいる【ギガントスライム】が証明となるはずだ。

『ありゃ、いきなり遭遇するとはな』

見た目からして、キングスライムの数倍…いや、その数百倍は大きい。桁違いのサイズだ。だが、よーくギガントスライムを見てみると、ある事に気づく。

『……ん? このギガントスライムってまさか、個体の集合体なのか!?』

1個の個体ではなく、個体の集合体だった。数千……数万……数え切れない程のスライムの集合体。だけど、ランクもレベルも他のスライム達の比にならない。まさに、このスライムダンジョン内では最強クラスのスライムと言っても過言ではない。

『怖気づいたの?』
『怖気づいた? そんなわけが無いだろ………!』

寧ろワクワクが止まらずゾクゾクしていた。相手側もこちらの気配を感知し、殺気を向けてきた。四方八方から個体のスライムが増加し、蟻の群れのように集まって来た。個体のスライムの群れはギガントスライムと一体化し、みるみると更に巨大化をしていく。増加も巨大化も止まらない。

『どんどん大きくなってるね』
『だな』

ギガントスライムはパカッと大きな口を開口し、巨大な魔法陣を展開。魔法陣に膨大な魔力が高まっていく。

『あのスライム、魔法を使えるのか?』

確かに魔法を使えるのは人間だけではない。前世も様々な種族達が魔法を使っていた。スライムとて例外ではない。ギガントスライムは狙いを私に定めて碧色の閃光を放ち、魔法陣から高熱エネルギーを解き放った。

『パパ、避けないの!?』
『避ける? そんな事はしない。寧ろ………』

凄まじい程の高熱エネルギーは一直線に私に命中。

『喰ってやるよ!!』

私はそれを一切避けず、口を大きく開口し、高熱エネルギーを喰らう。どんどん高熱エネルギーを飲み込んでいく。私の身体は高熱エネルギーを喰らえば喰らう程にゼリー状の肥満体が膨張していく。
ギガントスライムも魔力を全て使い果たし、高熱エネルギーが消失。私はギガントスライムの高熱エネルギーを全て食い尽くした。

『ゲフッ……ご馳走様っと!』

体内にあるギガントスライムの高熱エネルギーを【暴食者】の効果で吸収。すると、視界にボード画面がオープン。



    スライム魔法【スライムストライク】
           &
      膨大な魔力を獲得しました



と、表示。私はスライム魔法【スライムストライク】と膨大な魔力を獲得した。
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