48 / 87
48話
しおりを挟む
「ボスはこいつね……」
ボス部屋で俺たちの事を待ち構えていたのはデュラハン。Aランク相当のモンスターだ。
両手剣を持った人型の鎧騎士だが、首より上が存在しない。
「亮、美月。しっかりと皆を守ってね。俺たちは戦ってくる」
「「うん」」
守りながら戦う余裕があるかどうか分からなかったので、二人に再度念押ししてからデュラハンの元へ向かった。
「私が正面で戦うから、隙を見て移動手段を奪って欲しい」
「分かった」
俺は剣の間合いから遠く離れた。
そして杏奈さんがデュラハンに近づくと、デュラハンは剣を上に掲げた。すると剣が強く光り、杏奈さんとデュラハンの周囲を囲むように地面に光の円が描かれた。
「剣で勝負ということかしら……?」
杏奈さんがハーピーから奪った剣を構えると、デュラハンも同じように剣を構えた。
どうやら一対一での真剣勝負をご所望らしい。
「出来るところまではやってみようかしら。飛鳥、私が危なくなるまで様子見していて頂戴」
「分かった」
杏奈さんもそれを面白がったのか、デュラハンの要望に応える様だ。
一応Aランクダンジョンのボス級なので一人で戦わせるのは色々と心もとないのだが、杏奈さんの戦闘能力は試験でもかなり評価されていたのですぐ負けるとかは無いと思う。
「じゃあやりましょうか」
そんな杏奈さんの言葉に呼応するかのようにデュラハンは動き出した。
先手を取ったのはデュラハン。騎士っぽく上段から真っすぐに剣を振り下ろす。
あまりにも単純な攻撃ではあったが、それゆえに目にもとまらぬスピードだった。
だが、杏奈さんは事前に攻撃を察知して避けていた。腕を振り上げる瞬間を見ていたのだろうか。今の俺では絶対にできない芸当だ。
そしてデュラハンは振り下ろした剣を横に振るい、避けた杏奈さんに対して追撃を狙う。
あまりの切り替えの早さに杏奈さんも対応できなかったのか、避けるのではなく剣で防ごうとして吹き飛ばされた。
中々の威力だったので壁まで吹き飛ばされるのかと思いきや、空中の見えない何かにぶつかって止まった。
まさか……
「夏希、俺の財布から小銭を一枚出してくれない?」
「え?急にどうしたの?」
「ちょっと確かめたいことがあって」
「分かったけど……」
俺はもしやと思い、夏希に預けていた財布から小銭を取り出してもらった。
そして、俺はその小銭をデュラハンに向けて投げた。
すると、小銭はデュラハンに弾かれるでも切られるでもなく、見えない空中の何かにぶつかって跳ね返った。
「あの光の円はただ分かりやすいように線を引いたわけではなくて、結界のような役割を果たしているんだ」
目的は恐らく一対一を誰にも邪魔されないため。だからどちらかが戦闘不能になるまで二人には一切介入が出来ない。
「え!?じゃあどうするの?」
それを聞いて杏奈さんを心配する夏希。いくら強いとは言ってもボスを一人で倒すのは無謀だと思っているらしい。
「二人の戦闘を見守るしかないかな」
俺たちに出来るのはただ見守るだけ。杏奈さんがデュラハンとの一騎打ちに勝利することを願うしかない。
「大丈夫なの……?」
「うん。杏奈さんは強いから。信じて」
今はずっと防戦一方と言った形だが、絶対に勝ってくれる。
「飛鳥がそこまで言うなら信じるよ。ね、皆」
夏希が皆に声を掛けると、同意するように頷いていた。
そんな会話をしている中、杏奈さんはついに反撃へと転じていた。
「え……?」
しかし、その反撃の仕方が異様だった。
杏奈さんは相手の攻撃の隙に反撃をするわけでも、先手を取って攻撃するでもなく、全てのカウンターだったのだ。
デュラハンの攻撃は遠目で見ても早いのに、そんな芸当が可能なのだろうか。
加えてカウンターをしている杏奈さんを見るのは今回が初めてだ。
正直人間業ではないと思う。杏奈さんは強い、それは良く分かっていたことだけれど、ここまで圧倒的では無かった。
結局、最後の最後までデュラハンの攻撃をカウンターだけで討伐しきってしまった。
「ふう、余裕だったわね」
そして光の円が消え、円の中から杏奈さんが余裕そうな表情で出てきた。
「お疲れ様。ねえ杏奈さん、あれどうやったの?」
「あれ?」
「デュラハンの攻撃を全部カウンターしてたでしょ。どうやったらあんな攻撃のカウンターを百発百中で出来るのさ」
「ああ、あれね。今まで一緒にダンジョンに挑んでいたじゃない?その時におとり役をずっとやっていたおかげで相手の攻撃を見極める事が出来るようになっていたって話よ」
「でも、カウンターってリスク高くない?」
見極められるのであれば避けてから攻撃した方が安全だと思うんだけど。
「普通に攻撃をしてみた結果、一切ダメージが入る気配が無かったから仕方なくよ。カウンターなら相手の攻撃の勢いを利用して少しくらいダメージが通る可能性があるじゃない?」
「なるほど。確かにデュラハンの攻撃は凄かったもんね」
デュラハンがもし自身で結界を張っていなかったら攻撃の余波だけで子供たちに被害が及んでいた可能性があるレベルだし。
「攻撃力は上がっている自信があったんだけれど、まだまだ足りないようね」
「まあ、レベルが上がればどうにかなるよ」
「そうね」
良かった……
また俺がサンドバッグになる流れじゃなくて。あれすっごく痛いんだよ。なんなら今回なまくらの剣を手に入れてしまったからなまくらの剣を無傷で受け止められるまで続けようとか言われかねないし。
「とりあえず、ダンジョンから脱出しようか」
さっさと脱出させて子供たちを休ませてあげないと。身体的な疲労は勿論として、精神的にも相当疲れているだろうしね。
ボス部屋で俺たちの事を待ち構えていたのはデュラハン。Aランク相当のモンスターだ。
両手剣を持った人型の鎧騎士だが、首より上が存在しない。
「亮、美月。しっかりと皆を守ってね。俺たちは戦ってくる」
「「うん」」
守りながら戦う余裕があるかどうか分からなかったので、二人に再度念押ししてからデュラハンの元へ向かった。
「私が正面で戦うから、隙を見て移動手段を奪って欲しい」
「分かった」
俺は剣の間合いから遠く離れた。
そして杏奈さんがデュラハンに近づくと、デュラハンは剣を上に掲げた。すると剣が強く光り、杏奈さんとデュラハンの周囲を囲むように地面に光の円が描かれた。
「剣で勝負ということかしら……?」
杏奈さんがハーピーから奪った剣を構えると、デュラハンも同じように剣を構えた。
どうやら一対一での真剣勝負をご所望らしい。
「出来るところまではやってみようかしら。飛鳥、私が危なくなるまで様子見していて頂戴」
「分かった」
杏奈さんもそれを面白がったのか、デュラハンの要望に応える様だ。
一応Aランクダンジョンのボス級なので一人で戦わせるのは色々と心もとないのだが、杏奈さんの戦闘能力は試験でもかなり評価されていたのですぐ負けるとかは無いと思う。
「じゃあやりましょうか」
そんな杏奈さんの言葉に呼応するかのようにデュラハンは動き出した。
先手を取ったのはデュラハン。騎士っぽく上段から真っすぐに剣を振り下ろす。
あまりにも単純な攻撃ではあったが、それゆえに目にもとまらぬスピードだった。
だが、杏奈さんは事前に攻撃を察知して避けていた。腕を振り上げる瞬間を見ていたのだろうか。今の俺では絶対にできない芸当だ。
そしてデュラハンは振り下ろした剣を横に振るい、避けた杏奈さんに対して追撃を狙う。
あまりの切り替えの早さに杏奈さんも対応できなかったのか、避けるのではなく剣で防ごうとして吹き飛ばされた。
中々の威力だったので壁まで吹き飛ばされるのかと思いきや、空中の見えない何かにぶつかって止まった。
まさか……
「夏希、俺の財布から小銭を一枚出してくれない?」
「え?急にどうしたの?」
「ちょっと確かめたいことがあって」
「分かったけど……」
俺はもしやと思い、夏希に預けていた財布から小銭を取り出してもらった。
そして、俺はその小銭をデュラハンに向けて投げた。
すると、小銭はデュラハンに弾かれるでも切られるでもなく、見えない空中の何かにぶつかって跳ね返った。
「あの光の円はただ分かりやすいように線を引いたわけではなくて、結界のような役割を果たしているんだ」
目的は恐らく一対一を誰にも邪魔されないため。だからどちらかが戦闘不能になるまで二人には一切介入が出来ない。
「え!?じゃあどうするの?」
それを聞いて杏奈さんを心配する夏希。いくら強いとは言ってもボスを一人で倒すのは無謀だと思っているらしい。
「二人の戦闘を見守るしかないかな」
俺たちに出来るのはただ見守るだけ。杏奈さんがデュラハンとの一騎打ちに勝利することを願うしかない。
「大丈夫なの……?」
「うん。杏奈さんは強いから。信じて」
今はずっと防戦一方と言った形だが、絶対に勝ってくれる。
「飛鳥がそこまで言うなら信じるよ。ね、皆」
夏希が皆に声を掛けると、同意するように頷いていた。
そんな会話をしている中、杏奈さんはついに反撃へと転じていた。
「え……?」
しかし、その反撃の仕方が異様だった。
杏奈さんは相手の攻撃の隙に反撃をするわけでも、先手を取って攻撃するでもなく、全てのカウンターだったのだ。
デュラハンの攻撃は遠目で見ても早いのに、そんな芸当が可能なのだろうか。
加えてカウンターをしている杏奈さんを見るのは今回が初めてだ。
正直人間業ではないと思う。杏奈さんは強い、それは良く分かっていたことだけれど、ここまで圧倒的では無かった。
結局、最後の最後までデュラハンの攻撃をカウンターだけで討伐しきってしまった。
「ふう、余裕だったわね」
そして光の円が消え、円の中から杏奈さんが余裕そうな表情で出てきた。
「お疲れ様。ねえ杏奈さん、あれどうやったの?」
「あれ?」
「デュラハンの攻撃を全部カウンターしてたでしょ。どうやったらあんな攻撃のカウンターを百発百中で出来るのさ」
「ああ、あれね。今まで一緒にダンジョンに挑んでいたじゃない?その時におとり役をずっとやっていたおかげで相手の攻撃を見極める事が出来るようになっていたって話よ」
「でも、カウンターってリスク高くない?」
見極められるのであれば避けてから攻撃した方が安全だと思うんだけど。
「普通に攻撃をしてみた結果、一切ダメージが入る気配が無かったから仕方なくよ。カウンターなら相手の攻撃の勢いを利用して少しくらいダメージが通る可能性があるじゃない?」
「なるほど。確かにデュラハンの攻撃は凄かったもんね」
デュラハンがもし自身で結界を張っていなかったら攻撃の余波だけで子供たちに被害が及んでいた可能性があるレベルだし。
「攻撃力は上がっている自信があったんだけれど、まだまだ足りないようね」
「まあ、レベルが上がればどうにかなるよ」
「そうね」
良かった……
また俺がサンドバッグになる流れじゃなくて。あれすっごく痛いんだよ。なんなら今回なまくらの剣を手に入れてしまったからなまくらの剣を無傷で受け止められるまで続けようとか言われかねないし。
「とりあえず、ダンジョンから脱出しようか」
さっさと脱出させて子供たちを休ませてあげないと。身体的な疲労は勿論として、精神的にも相当疲れているだろうしね。
93
あなたにおすすめの小説
異世界召喚されたが無職だった件〜実はこの世界にない職業でした〜
夜夢
ファンタジー
主人公【相田理人(そうた りひと)】は帰宅後、自宅の扉を開いた瞬間視界が白く染まるほど眩い光に包まれた。
次に目を開いた時には全く見知らぬ場所で、目の前にはまるで映画のセットのような王の間が。
これは異世界召喚かと期待したのも束の間、理人にはジョブの表示がなく、他にも何人かいた召喚者達に笑われながら用無しと城から追放された。
しかし理人にだけは職業が見えていた。理人は自分の職業を秘匿したまま追放を受け入れ野に下った。
これより理人ののんびり異世界冒険活劇が始まる。
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
精霊の森に捨てられた少女が、精霊さんと一緒に人の街へ帰ってきた
アイイロモンペ
ファンタジー
2020.9.6.完結いたしました。
2020.9.28. 追補を入れました。
2021.4. 2. 追補を追加しました。
人が精霊と袂を分かった世界。
魔力なしの忌子として瘴気の森に捨てられた幼子は、精霊が好む姿かたちをしていた。
幼子は、ターニャという名を精霊から貰い、精霊の森で精霊に愛されて育った。
ある日、ターニャは人間ある以上は、人間の世界を知るべきだと、育ての親である大精霊に言われる。
人の世の常識を知らないターニャの行動は、周囲の人々を困惑させる。
そして、魔力の強い者が人々を支配すると言う世界で、ターニャは既存の価値観を意識せずにぶち壊していく。
オーソドックスなファンタジーを心がけようと思います。読んでいただけたら嬉しいです。
異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます
内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」
――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。
カクヨムにて先行連載中です!
(https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)
異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。
残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。
一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。
そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。
そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。
異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。
やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。
さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。
そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。
『今日も平和に暮らしたいだけなのに、スキルが増えていく主婦です』
チャチャ
ファンタジー
毎日ドタバタ、でもちょっと幸せな日々。
家事を終えて、趣味のゲームをしていた主婦・麻衣のスマホに、ある日突然「スキル習得」の謎メッセージが届く!?
主婦のスキル習得ライフ、今日ものんびり始まります。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
異世界帰還者の気苦労無双録~チートスキルまで手に入れたのに幼馴染のお世話でダンジョン攻略が捗らない~
虎柄トラ
ファンタジー
下校帰りに不慮の事故に遭い命を落とした桜川凪は、女神から開口一番に異世界転生しないかと勧誘を受ける。
意味が分からず凪が聞き返すと、女神は涙ながらに異世界の現状について語り出す。
女神が管理する世界ではいま魔族と人類とで戦争をしているが、このままだと人類が負けて世界は滅亡してしまう。
敗色濃厚なその理由は、魔族側には魔王がいるのに対して、人類側には勇者がいないからだという。
剣と魔法が存在するファンタジー世界は大好物だが、そんな物騒な世界で勇者になんてなりたくない凪は断るが、女神は聞き入れようとしない。
一歩も引かない女神に対して凪は、「魔王を倒せたら、俺を元の身体で元いた世界に帰還転生させろ」と交換条件を提示する。
快諾した女神と契約を交わし転生した凪は、見事に魔王を打ち倒して元の世界に帰還するが――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる