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74話
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目的地に先に付いて待っていた杏奈さんの友人の正体は、俺と同じ孤児院出身の健太と弥生だった。
「飛鳥がピンチだって知ってさ。居てもたっても居られなくて二人で来ちゃった」
「ありがとう、励みになるよ」
延々とダンジョンに潜り続けるだけの日々だったので、こうやって二人に会えて少し気が晴れた気がする。
「こちらの二人は何者なんだ?」
「そっか。イザベルさんは知らなかったよね、2人は……」
イザベルさんと二人は初対面だったため、ざっくりとお互いについての説明をした。
「なるほど、よろしくな」
「うん。こちらこそよろしく!!」
弥生とイザベルさんはお互いに笑顔で握手を交わしていた。仲良くなれそうで良かった。
そして健太は、
「凄い美人だな」
とイザベルさんではなくて俺に話しかけていた。
「そうだけどさ、最初なんだから話しなよ」
「仕方ないだろ。俺はあのガーディアンに半年以上居るんだぞ!!」
「いや、説明になってないよ」
ガーディアンに居たからってイザベルさんと話せないってのは無いでしょうに。
「知らないのか?ガーディアンはな、10割が男なんだよ」
「女性も普通に募集してなかったっけ?」
俺の記憶が正しければ、ガーディアンは男女ともに募集しているって聞いた事があるんだけど。
「その筈なんだがな、戦闘スタイルの都合上ガタイの良い男しか集まらないんだ」
「そういうことね……」
男子校に行った男子は女子に対する免疫が無くなって一切話せなくなるって話は割と聞く話だ。
なら確かに孤児院出身で結構な人数の女子と家族同然の関わりを持っているから多少マシだとしても、イザベルさんレベルの美人と話すのは難しいと感じるのは分からなくもない。
「まあ、話せるようにならないといけないんだけどな。頑張るよ」
「イ、イザベルさん、よろしく!!」
「ああ、よろしく頼む」
「アッ……」
そう言って意を決した健太はイザベルさんに話しかけるも、緊張のあまり石になっていた。
「で、弥生は何の目的で来たの?今はギルドでの活動が忙しいんじゃないの?」
『魔術師の楽園』と『ガーディアン』は、異世界出身の俺とイザベルさんを庇ったとして異世界人がボスを務める10大ギルドと戦っているという話を聞いている。
まだ本格的な戦争にはなっていないけれど、襲撃からギルドを守るために二人が駆り出されていてもおかしくないのだ。
「それは勿論飛鳥を助けるためだよ」
「俺を……?」
「うん。家族の危機なんだから助けるのは当然でしょ?一緒に戦うよ」
「それは本当にありがたいけど……」
言っちゃあ悪いけれど、俺たちは最低でも90レベル以上、つまりSSランク以上の実力を持っている。
しかし飛鳥たちは前話した時はCランクだったはず。同世代としては明らかに強いけれど、俺たちと肩を並べて戦えるほど強いかと言われれば否と答える以外ない。
「レベルの事心配してるんでしょ?大丈夫。私たちは強くなったから!健太、あの紙頂戴!」
「おう」
「はいどうぞ」
健太から紙を受け取った弥生は、弥生のバッグから取り出した紙と合わせて渡してきた。
「え……?」
水野弥生
レベル88
スキル:
如月健太
レベル89
スキル:
紙に書かれてあったのは二人のレベルだったのだが、あまりにも高すぎる。俺や杏奈さんと全く変わらないだなんて。
「飛鳥に追いつきたいよねって話をしていたら『ガーディアン』の氷浦さんに超効率メニューを超えた悪魔的メニューの紹介をしてもらってね」
「悪魔的メニュー……」
多分俺たちが1か月ぶっ続けでやった方じゃなくて麗奈さんたちが3人で行ったまともな方のコースの話だろう。お金の問題とかもあるだろうしね。
「ってわけで私たちも参加して良いよね?」
「そ、そうだね。杏奈さん、大丈夫?」
「勿論よ。ただし、二人とも私たちが今やっているメニューに耐えられるかしら?」
「かかってこい!」
「勿論!!」
というわけで、パーティは3人から5人になった。
「オラッ!!」
「来たよ!!!!」
「オッケー!!」
初日は連携を取るための訓練としてSSランクではなくてSランクのダンジョンに潜っていた。
「次は右から来るよ!!」
「分かった!後衛は皆俺の後ろに下がってくれ!」
「「了解!!」」
「問題無さそうね」
「うん。滅茶苦茶戦いやすかった。皆強いね」
訓練としてSランクダンジョンで戦っていたのだが、初っ端からほぼ完璧な連携が取れていた。
そして健太のお陰で安定性が、弥生のお陰で索敵能力と殲滅力が向上しており、単に2人増えたことで得られる恩恵以上の物が得られていた。
「そうだな。では早速SSランクのダンジョンに行こう」
「そうだね」
SSランクのダンジョンで戦えると分かった俺たちはそのままSSランクダンジョンへと向かった。
「よし、110だ!!」
「これで私たち全員110レベルね」
それから約一週間SSランクダンジョンに潜り続けた結果、杏奈さん、弥生、健太はレベル110に到達した。
「両手を挙げて喜びたいところだけど、ね……」
では俺も同じようにレベル110相当、というわけではなく。
「まさか二人が増えたことで効率ががらっと変わるとは思わなかったよ……」
俺はたった一週間でレベル150相当の強さを得てしまっていた。
その理由は三つあり、一つ目はイザベルさんと杏奈さんとは全く違う戦闘スタイルの二人と戦うことで連携に関するスキルが一気に獲得できたこと。二つ目は5人になったことで【集団戦闘(5人)】等、3人だと得られなかったスキルを大量に獲得出来たことがある。
とは言っても前の二つはイザベルさんが加入した時にも似たような現象が起こっていたし、それで上昇するレベルは大体5なので大した影響ではない。
では何が影響していたのか。それは新たに獲得した【スキル修練・改】だった。
このスキルの効果はスキル獲得に必要な条件が10分の1に減少するというもの。つまりは【スキル修練】と全く同じ効果だ。このスキルも他のスキルと同様に他のスキル効果と重複する。
というわけで、スキル獲得を獲得するための条件が通常の100分の1にまで下がってしまったのだ。
そのため同じ位のレベルだった3人に加え、現在レベル125相当のイザベルさんすらも突き放す程に強くなってしまったのだ。
「飛鳥がピンチだって知ってさ。居てもたっても居られなくて二人で来ちゃった」
「ありがとう、励みになるよ」
延々とダンジョンに潜り続けるだけの日々だったので、こうやって二人に会えて少し気が晴れた気がする。
「こちらの二人は何者なんだ?」
「そっか。イザベルさんは知らなかったよね、2人は……」
イザベルさんと二人は初対面だったため、ざっくりとお互いについての説明をした。
「なるほど、よろしくな」
「うん。こちらこそよろしく!!」
弥生とイザベルさんはお互いに笑顔で握手を交わしていた。仲良くなれそうで良かった。
そして健太は、
「凄い美人だな」
とイザベルさんではなくて俺に話しかけていた。
「そうだけどさ、最初なんだから話しなよ」
「仕方ないだろ。俺はあのガーディアンに半年以上居るんだぞ!!」
「いや、説明になってないよ」
ガーディアンに居たからってイザベルさんと話せないってのは無いでしょうに。
「知らないのか?ガーディアンはな、10割が男なんだよ」
「女性も普通に募集してなかったっけ?」
俺の記憶が正しければ、ガーディアンは男女ともに募集しているって聞いた事があるんだけど。
「その筈なんだがな、戦闘スタイルの都合上ガタイの良い男しか集まらないんだ」
「そういうことね……」
男子校に行った男子は女子に対する免疫が無くなって一切話せなくなるって話は割と聞く話だ。
なら確かに孤児院出身で結構な人数の女子と家族同然の関わりを持っているから多少マシだとしても、イザベルさんレベルの美人と話すのは難しいと感じるのは分からなくもない。
「まあ、話せるようにならないといけないんだけどな。頑張るよ」
「イ、イザベルさん、よろしく!!」
「ああ、よろしく頼む」
「アッ……」
そう言って意を決した健太はイザベルさんに話しかけるも、緊張のあまり石になっていた。
「で、弥生は何の目的で来たの?今はギルドでの活動が忙しいんじゃないの?」
『魔術師の楽園』と『ガーディアン』は、異世界出身の俺とイザベルさんを庇ったとして異世界人がボスを務める10大ギルドと戦っているという話を聞いている。
まだ本格的な戦争にはなっていないけれど、襲撃からギルドを守るために二人が駆り出されていてもおかしくないのだ。
「それは勿論飛鳥を助けるためだよ」
「俺を……?」
「うん。家族の危機なんだから助けるのは当然でしょ?一緒に戦うよ」
「それは本当にありがたいけど……」
言っちゃあ悪いけれど、俺たちは最低でも90レベル以上、つまりSSランク以上の実力を持っている。
しかし飛鳥たちは前話した時はCランクだったはず。同世代としては明らかに強いけれど、俺たちと肩を並べて戦えるほど強いかと言われれば否と答える以外ない。
「レベルの事心配してるんでしょ?大丈夫。私たちは強くなったから!健太、あの紙頂戴!」
「おう」
「はいどうぞ」
健太から紙を受け取った弥生は、弥生のバッグから取り出した紙と合わせて渡してきた。
「え……?」
水野弥生
レベル88
スキル:
如月健太
レベル89
スキル:
紙に書かれてあったのは二人のレベルだったのだが、あまりにも高すぎる。俺や杏奈さんと全く変わらないだなんて。
「飛鳥に追いつきたいよねって話をしていたら『ガーディアン』の氷浦さんに超効率メニューを超えた悪魔的メニューの紹介をしてもらってね」
「悪魔的メニュー……」
多分俺たちが1か月ぶっ続けでやった方じゃなくて麗奈さんたちが3人で行ったまともな方のコースの話だろう。お金の問題とかもあるだろうしね。
「ってわけで私たちも参加して良いよね?」
「そ、そうだね。杏奈さん、大丈夫?」
「勿論よ。ただし、二人とも私たちが今やっているメニューに耐えられるかしら?」
「かかってこい!」
「勿論!!」
というわけで、パーティは3人から5人になった。
「オラッ!!」
「来たよ!!!!」
「オッケー!!」
初日は連携を取るための訓練としてSSランクではなくてSランクのダンジョンに潜っていた。
「次は右から来るよ!!」
「分かった!後衛は皆俺の後ろに下がってくれ!」
「「了解!!」」
「問題無さそうね」
「うん。滅茶苦茶戦いやすかった。皆強いね」
訓練としてSランクダンジョンで戦っていたのだが、初っ端からほぼ完璧な連携が取れていた。
そして健太のお陰で安定性が、弥生のお陰で索敵能力と殲滅力が向上しており、単に2人増えたことで得られる恩恵以上の物が得られていた。
「そうだな。では早速SSランクのダンジョンに行こう」
「そうだね」
SSランクのダンジョンで戦えると分かった俺たちはそのままSSランクダンジョンへと向かった。
「よし、110だ!!」
「これで私たち全員110レベルね」
それから約一週間SSランクダンジョンに潜り続けた結果、杏奈さん、弥生、健太はレベル110に到達した。
「両手を挙げて喜びたいところだけど、ね……」
では俺も同じようにレベル110相当、というわけではなく。
「まさか二人が増えたことで効率ががらっと変わるとは思わなかったよ……」
俺はたった一週間でレベル150相当の強さを得てしまっていた。
その理由は三つあり、一つ目はイザベルさんと杏奈さんとは全く違う戦闘スタイルの二人と戦うことで連携に関するスキルが一気に獲得できたこと。二つ目は5人になったことで【集団戦闘(5人)】等、3人だと得られなかったスキルを大量に獲得出来たことがある。
とは言っても前の二つはイザベルさんが加入した時にも似たような現象が起こっていたし、それで上昇するレベルは大体5なので大した影響ではない。
では何が影響していたのか。それは新たに獲得した【スキル修練・改】だった。
このスキルの効果はスキル獲得に必要な条件が10分の1に減少するというもの。つまりは【スキル修練】と全く同じ効果だ。このスキルも他のスキルと同様に他のスキル効果と重複する。
というわけで、スキル獲得を獲得するための条件が通常の100分の1にまで下がってしまったのだ。
そのため同じ位のレベルだった3人に加え、現在レベル125相当のイザベルさんすらも突き放す程に強くなってしまったのだ。
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連載中 全21話
2021年2月17日 23:39 更新
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