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第二話 Q&A【事件編】
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しばらくすると注文したものが届くが、正直なところ味はよく分からなかった。舞香達を見張るほうが忙しく、ほぼ掻き込むような形になってしまったから仕方がないのかもしれない。唐揚げ作戦は大成功に終わり、坂田が追加で何かを頼むことはなかった。よくもまぁ、巌鉄の注文を真横で聞いておきながら、油たっぷりの唐揚げにかじりついたものだ。
「――男が立ち上がったぞ。トイレに行ったか?」
あえて烏龍茶を半分ほど残してねばる巌鉄。考えなしの坂田は綺麗さっぱりと烏龍茶を飲み干してしまっていた。いや、油たっぷりの唐揚げのせいか。
「ちょっと話を聞いてみるか」
坂田はそう言うと、ポケットから携帯電話を取り出す。直接本人がいる席に向かってもいいのだろうが、男がいつ戻ってくるかは分からない。なるほど、携帯電話であれば、仮に途中で男が戻ってきても、ごまかすことができる。少なくとも、尾行をされていることに勘付かれることはない。
「随分と楽しそうじゃねぇか。なに寄り道してんだよ?」
居酒屋という空間は非常にうるさく、会話ひとつするにしても声を張らねばならない。だから、居酒屋という空間がうるさくなり、また声を張らねばならないという悪循環だ。だからか、電話越しでも舞香の声は聞き取れた。もっとも、坂田の携帯電話に限りなく耳を近づけて――という条件付きではあるが。
「なんか先にご飯食べたかったみたいでさ! ねぇ、最近のウリって、こうやって一緒にご飯食べたりもするの?」
察するにあちらの都合で居酒屋に寄ったようだ。人によって考え方は様々であろうが、女を買うことを目的としている男が、わざわざ会ってから食事に行こうとするだろうが。流れとしては、この場も金を出さねばならなくなりそうだし。
「知らねぇよ。一緒に飯を食うだけで金が貰えるんなら、ウリをやる女も爆増すんだろうなぁ。とにかく、正直なところ男が何を考えてんのかが分かんねぇから、警戒することに越したことはない。いいか? あんまり飲み過ぎんじゃねぇぞ」
状況を把握さえできれば良かったのか、手短に電話を終わらせる坂田。その直後、舞香の元へと例の男が戻ってきた。しばらくすると、今度は舞香も伴って立ち上がり、舞香達は巌鉄達の背後を通って会計へ。男が支払いを済ませると、舞香が男の腕に腕を絡めて出て行った。中々に徹底した女優ぶりである。
「俺達も行くぞ」
巌鉄は伝票を片手に、舞香達がいなくなってしまったレジスターの前へと向かう。会計を済ませると急いで外に出た。
「――男が立ち上がったぞ。トイレに行ったか?」
あえて烏龍茶を半分ほど残してねばる巌鉄。考えなしの坂田は綺麗さっぱりと烏龍茶を飲み干してしまっていた。いや、油たっぷりの唐揚げのせいか。
「ちょっと話を聞いてみるか」
坂田はそう言うと、ポケットから携帯電話を取り出す。直接本人がいる席に向かってもいいのだろうが、男がいつ戻ってくるかは分からない。なるほど、携帯電話であれば、仮に途中で男が戻ってきても、ごまかすことができる。少なくとも、尾行をされていることに勘付かれることはない。
「随分と楽しそうじゃねぇか。なに寄り道してんだよ?」
居酒屋という空間は非常にうるさく、会話ひとつするにしても声を張らねばならない。だから、居酒屋という空間がうるさくなり、また声を張らねばならないという悪循環だ。だからか、電話越しでも舞香の声は聞き取れた。もっとも、坂田の携帯電話に限りなく耳を近づけて――という条件付きではあるが。
「なんか先にご飯食べたかったみたいでさ! ねぇ、最近のウリって、こうやって一緒にご飯食べたりもするの?」
察するにあちらの都合で居酒屋に寄ったようだ。人によって考え方は様々であろうが、女を買うことを目的としている男が、わざわざ会ってから食事に行こうとするだろうが。流れとしては、この場も金を出さねばならなくなりそうだし。
「知らねぇよ。一緒に飯を食うだけで金が貰えるんなら、ウリをやる女も爆増すんだろうなぁ。とにかく、正直なところ男が何を考えてんのかが分かんねぇから、警戒することに越したことはない。いいか? あんまり飲み過ぎんじゃねぇぞ」
状況を把握さえできれば良かったのか、手短に電話を終わらせる坂田。その直後、舞香の元へと例の男が戻ってきた。しばらくすると、今度は舞香も伴って立ち上がり、舞香達は巌鉄達の背後を通って会計へ。男が支払いを済ませると、舞香が男の腕に腕を絡めて出て行った。中々に徹底した女優ぶりである。
「俺達も行くぞ」
巌鉄は伝票を片手に、舞香達がいなくなってしまったレジスターの前へと向かう。会計を済ませると急いで外に出た。
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