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第二話 Q&A【事件編】
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今回の事件。どうやら坂田が思っていた以上に、きな臭いことになってきたようだ。クスリ絡みの事件だったということか。
「――犯人になるのは誰でも良かった。ただ、本当の犯人が捕まったら、そこからクスリを常用していたことが明らかになってしまうかもしれない。お前はそれを恐れたってことか」
坂田の言葉に舞香が頷くと、自然と坂田は大きくため息を漏らしていた。
「あのな、お前がやってたのがクスリだとしても、合法のハーブかそこらだろ? 覚醒剤とかならまだしも、それを使ったことがあるからって、警察に捕まったりはしねぇよ。一応、合法だからな」
舞香にとってクスリのことは、きっと誰にも知られたくなかったのであろう。だから、犯人のでっち上げをしてでも、その事実を隠蔽したかった。つまりはそういうことなのだと思われる。
「私、家がそういうのに厳しくてさ。そんなことがバレたらどうなるか分からないの。だから、ごめんなさい」
舞香はそう言うと、瞳に涙を浮かべた。坂田からすれば、なんだか拍子抜けである。まんまと舞香の自作自演に振り回されてしまったわけだから。こんなのに騙されるなんて、巌鉄もお人好しである。まぁ、人のことは言えないが。
「いや、でも全部がお前の自作自演でした――ってわけにはいかないだろ? 実際に人が死んでるわけだし、そいつからしたらたまったもんじゃねぇ」
そう、舞香と一緒にホテルに行った男……名無しの権兵衛が実際に死んでいるのだ。全てが舞香のシナリオ通りでしたでは済まされない。
「それに関しては、居酒屋でお願いしたの。ホテルで殺されたふりをして欲しいって――。それで、隙を見て逃げて欲しいって」
舞香の口から紡がれる言葉が、あまりにも坂田の予想の斜め上であり、もはやため息が止まらない。なんたる雑で、それでいて行き当たりばったりで、考えなしのことをしたのであろうか。
「ってことは、俺達が見た死体ってのは、その男が死んだフリをしてたってことか? それにしちゃあ、随分とリアルな感じだったが。それに、警察だって馬鹿じゃねぇ。もし、逃げ出す隙がなかったら、その男はどうするつもりだったんだ? むしろ、その男もそんなリスキーなこと、よくやってくれたな。相当の対価がなければ引き受けねぇぞ」
事件のことを解明したいと言い出した人物が、捜査を撹乱させようとしている張本人だった。この事実が、坂田のモチベーションを完全に落としてしまっていた。なんだか面倒にさえなってきた。
「――犯人になるのは誰でも良かった。ただ、本当の犯人が捕まったら、そこからクスリを常用していたことが明らかになってしまうかもしれない。お前はそれを恐れたってことか」
坂田の言葉に舞香が頷くと、自然と坂田は大きくため息を漏らしていた。
「あのな、お前がやってたのがクスリだとしても、合法のハーブかそこらだろ? 覚醒剤とかならまだしも、それを使ったことがあるからって、警察に捕まったりはしねぇよ。一応、合法だからな」
舞香にとってクスリのことは、きっと誰にも知られたくなかったのであろう。だから、犯人のでっち上げをしてでも、その事実を隠蔽したかった。つまりはそういうことなのだと思われる。
「私、家がそういうのに厳しくてさ。そんなことがバレたらどうなるか分からないの。だから、ごめんなさい」
舞香はそう言うと、瞳に涙を浮かべた。坂田からすれば、なんだか拍子抜けである。まんまと舞香の自作自演に振り回されてしまったわけだから。こんなのに騙されるなんて、巌鉄もお人好しである。まぁ、人のことは言えないが。
「いや、でも全部がお前の自作自演でした――ってわけにはいかないだろ? 実際に人が死んでるわけだし、そいつからしたらたまったもんじゃねぇ」
そう、舞香と一緒にホテルに行った男……名無しの権兵衛が実際に死んでいるのだ。全てが舞香のシナリオ通りでしたでは済まされない。
「それに関しては、居酒屋でお願いしたの。ホテルで殺されたふりをして欲しいって――。それで、隙を見て逃げて欲しいって」
舞香の口から紡がれる言葉が、あまりにも坂田の予想の斜め上であり、もはやため息が止まらない。なんたる雑で、それでいて行き当たりばったりで、考えなしのことをしたのであろうか。
「ってことは、俺達が見た死体ってのは、その男が死んだフリをしてたってことか? それにしちゃあ、随分とリアルな感じだったが。それに、警察だって馬鹿じゃねぇ。もし、逃げ出す隙がなかったら、その男はどうするつもりだったんだ? むしろ、その男もそんなリスキーなこと、よくやってくれたな。相当の対価がなければ引き受けねぇぞ」
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