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第二話 Q&A【事件編】
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「どちらにせよ、この事件には何かしらのデカいもんが絡んでる。おっさん達も気を引き締めたほうがいいかもしれねぇな」
坂田が言うと、巌鉄は苦笑い。
「お前に言われるようになったら、もう世も末だな」
互いに煙草を吸い終え、取調室を出てしまえば、素行不良の少年と、行き場を失った少年課の刑事という立場に戻る。そして、この事件は――あまりにも強大すぎる。たった2人で立ち向かうには、あまりにも敵が大きいのだ。
「坂田、これ以上は間違っても踏み込まないほうがいいぞ。なにかあっても、さすがに助けてやれそうもない」
ホテルの一室から始まった事件は、ブルーゼノというカラーギャングが絡み、さらに大きく成長しようとしている。あの事件を追えば、危険が伴ってくるだろう。
「それじゃ、銀山辺りにふっかけるか。ブルーゼノが雨立街に喧嘩を売ろうとしてるってな。あそこに集まってる連中は、地元愛が馬鹿みたいに強い。張り切って力を貸してくれるぞ」
2人で立ち向かうのが難しいのであれば、単純に人数を増やせばいい。坂田の提案は、しかし絵空事だった。それを見抜いたであろう巌鉄に釘を刺される。
「例えお前達がやり合えても、それは末端の可能性が高い。いいか? ブルーゼノだって、自分達でクスリを作って売ってるわけじゃねぇ。ということは、奴らのさらに上がいて、クスリを卸してるってことになる。ブルーゼノは、そいつらにとって都合の良い道具でしかない。そして、得てして末端ほど、なにもしらされていないもんだ」
クスリが絡んできた時点で、良からぬ連中が絡んでくることは明白だ。しかしながら、親玉というのは中々に引っ張り出せないものだったりする。こちらがどれだけ労力を費やしても、せいぜい末端の連中を抑え込むことができる程度だろう。
「今回ばかりは警察に任せたほうがいい――ってか?」
坂田が皮肉っぽく言うと、巌鉄は「警察でも、どこまで踏み込めるかねぇ」と苦笑いを浮かべる。世の中、残念ながら必ずしも正義が勝つわけではない。時として、正義が悪に屈することもある。
「とにかく、お前は一度目をつけられたからな。しばらくは目立った動きをしないほうがいい。こっちはこっちでやれることをやるし、必要とあればお前に情報の提供もする。だから、悪いことは言わない。しばらく大人しくしていろ」
事件から手を引け――と言わない辺りが巌鉄なりの優しさなのかもしれない。
坂田が言うと、巌鉄は苦笑い。
「お前に言われるようになったら、もう世も末だな」
互いに煙草を吸い終え、取調室を出てしまえば、素行不良の少年と、行き場を失った少年課の刑事という立場に戻る。そして、この事件は――あまりにも強大すぎる。たった2人で立ち向かうには、あまりにも敵が大きいのだ。
「坂田、これ以上は間違っても踏み込まないほうがいいぞ。なにかあっても、さすがに助けてやれそうもない」
ホテルの一室から始まった事件は、ブルーゼノというカラーギャングが絡み、さらに大きく成長しようとしている。あの事件を追えば、危険が伴ってくるだろう。
「それじゃ、銀山辺りにふっかけるか。ブルーゼノが雨立街に喧嘩を売ろうとしてるってな。あそこに集まってる連中は、地元愛が馬鹿みたいに強い。張り切って力を貸してくれるぞ」
2人で立ち向かうのが難しいのであれば、単純に人数を増やせばいい。坂田の提案は、しかし絵空事だった。それを見抜いたであろう巌鉄に釘を刺される。
「例えお前達がやり合えても、それは末端の可能性が高い。いいか? ブルーゼノだって、自分達でクスリを作って売ってるわけじゃねぇ。ということは、奴らのさらに上がいて、クスリを卸してるってことになる。ブルーゼノは、そいつらにとって都合の良い道具でしかない。そして、得てして末端ほど、なにもしらされていないもんだ」
クスリが絡んできた時点で、良からぬ連中が絡んでくることは明白だ。しかしながら、親玉というのは中々に引っ張り出せないものだったりする。こちらがどれだけ労力を費やしても、せいぜい末端の連中を抑え込むことができる程度だろう。
「今回ばかりは警察に任せたほうがいい――ってか?」
坂田が皮肉っぽく言うと、巌鉄は「警察でも、どこまで踏み込めるかねぇ」と苦笑いを浮かべる。世の中、残念ながら必ずしも正義が勝つわけではない。時として、正義が悪に屈することもある。
「とにかく、お前は一度目をつけられたからな。しばらくは目立った動きをしないほうがいい。こっちはこっちでやれることをやるし、必要とあればお前に情報の提供もする。だから、悪いことは言わない。しばらく大人しくしていろ」
事件から手を引け――と言わない辺りが巌鉄なりの優しさなのかもしれない。
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