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第二話 Q&A 【エピローグ】
第二話 Q&A【エピローグ】1
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「ったく――お前、やってることが滅茶苦茶なんだよ。肝心なところは警察に任せておけばいいんだよ」
呆れたかのような巌鉄の言葉に、坂田は無言で煙草をふかす。
「何? まーた、なんか悪さしたの?」
珍しくカウンターに張り付いていたマスター。グラウンドゼロの新山が、悪戯な笑みを浮かべた。
「そんなんじゃねぇよ。悪いやつにあれだ――アンパンのやつがやるパンチをやってやっただけだ」
グラウンドゼロ。今日は珍しく、巌鉄も昼間からやってきていた。まぁ、普段からグラウンドゼロに出入りしているから、坂田を捕まえるのであれば、ここが最も分かりやすいのであろう。
「――なぜか、逮捕された舞香は、顔面ボコボコだったらしいな。あえて踏み込まんが、お前がやったんだろ?」
諭すような巌鉄の言い回しに、若干の苛立ちを覚える。実に面白くない。巌鉄は親でもないわけであって、なにをやろうとこちらの自由だろうに。
「だとしたらなんなんだ? あの女は色々と小賢しかったんだよ。俺とおっさんを利用して、クスリを自分のものにしようとしてたんだぞ」
舞香の言っていたことは間違っていない。彼女の罪を問うにしても、せいぜい数年程度が限界だろう。
「まぁ、彼女のやったことは許されることじゃない。お前さんの気持ちも分からんではないが、でもお前さんが罰を下す権利もないんだよ。そういうのは警察がやる。個人が個人を罰するのは色々なリスクがはらんでるからよ」
巌鉄が言わんとしていることは分からんではないが、どうにも腑に落ちない。舞香が犯した罪は、きっと本人が思っているより相当に深い。直接的に関与していないというのが、なによりも面白くなかった。言い方を変えれば、舞香は自分の手を汚すことなく、今回の事件で暗躍していたのだ。
「ムカつくやつをぶん殴ってなにが悪い? 俺は別に罰しようとして殴ったわけじゃねぇ」
何を言われたって、やっぱり納得できないものは納得できない。へそ曲がりだと言われようとも、坂田の中には明確な基準があった。
「実際に人を殺すやつより、人を利用して人を殺すやつのほうがよっぽど小賢しいし、卑怯だ。どういうわけか、俺はそういう奴が許せねぇんだよ」
坂田の言葉を受けてか、巌鉄はぽつりと「お前、変なところで正義感強いよなぁ」と漏らした。
呆れたかのような巌鉄の言葉に、坂田は無言で煙草をふかす。
「何? まーた、なんか悪さしたの?」
珍しくカウンターに張り付いていたマスター。グラウンドゼロの新山が、悪戯な笑みを浮かべた。
「そんなんじゃねぇよ。悪いやつにあれだ――アンパンのやつがやるパンチをやってやっただけだ」
グラウンドゼロ。今日は珍しく、巌鉄も昼間からやってきていた。まぁ、普段からグラウンドゼロに出入りしているから、坂田を捕まえるのであれば、ここが最も分かりやすいのであろう。
「――なぜか、逮捕された舞香は、顔面ボコボコだったらしいな。あえて踏み込まんが、お前がやったんだろ?」
諭すような巌鉄の言い回しに、若干の苛立ちを覚える。実に面白くない。巌鉄は親でもないわけであって、なにをやろうとこちらの自由だろうに。
「だとしたらなんなんだ? あの女は色々と小賢しかったんだよ。俺とおっさんを利用して、クスリを自分のものにしようとしてたんだぞ」
舞香の言っていたことは間違っていない。彼女の罪を問うにしても、せいぜい数年程度が限界だろう。
「まぁ、彼女のやったことは許されることじゃない。お前さんの気持ちも分からんではないが、でもお前さんが罰を下す権利もないんだよ。そういうのは警察がやる。個人が個人を罰するのは色々なリスクがはらんでるからよ」
巌鉄が言わんとしていることは分からんではないが、どうにも腑に落ちない。舞香が犯した罪は、きっと本人が思っているより相当に深い。直接的に関与していないというのが、なによりも面白くなかった。言い方を変えれば、舞香は自分の手を汚すことなく、今回の事件で暗躍していたのだ。
「ムカつくやつをぶん殴ってなにが悪い? 俺は別に罰しようとして殴ったわけじゃねぇ」
何を言われたって、やっぱり納得できないものは納得できない。へそ曲がりだと言われようとも、坂田の中には明確な基準があった。
「実際に人を殺すやつより、人を利用して人を殺すやつのほうがよっぽど小賢しいし、卑怯だ。どういうわけか、俺はそういう奴が許せねぇんだよ」
坂田の言葉を受けてか、巌鉄はぽつりと「お前、変なところで正義感強いよなぁ」と漏らした。
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