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DAY6
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響野が、決して多くはないが少なくもない自分の預金残高や、まだ手続きをしていない〈終活ファイル〉の中身について説明しようとすると、水元は途中で、待った、とこちらをさえぎった。
「それ、俺が聞いてもいい話?」
「不安なときは、金が原因のことが多いって言っただろう?」
「言ったけど……」
「俺は、正直、あまり考えてなかった。いつまで仕事を休めるかとか、そのあいだの生活費をどうするかみたいなことは」
「そうなの?」
意外そうな声が受話器から聞こえてくる。
「てっきり、治らなかったときの仕事や生活の心配をしてるんだと思ったよ」
「仕事のことは考えてるよ」
弁解するように響野は言った。お互いのものの見方がかなり違うことを、あらためて指摘されたようで気まずかった。
スクリーンリーダーを使って何個かリハビリにプログラムを書いてみた話をすると、水元は「すごいね」と相づちを打ちながらも「無理はするなよ」とやんわり忠告してくる。
「休憩はちゃんと取るよ。飯も食べ忘れないようにする」
「飯って食べ忘れるもんなの?」
「忘れないようにするよ……。そういうわけだから、水元も俺のことは養おうとしなくていいからな」
「それ、俺が聞いてもいい話?」
「不安なときは、金が原因のことが多いって言っただろう?」
「言ったけど……」
「俺は、正直、あまり考えてなかった。いつまで仕事を休めるかとか、そのあいだの生活費をどうするかみたいなことは」
「そうなの?」
意外そうな声が受話器から聞こえてくる。
「てっきり、治らなかったときの仕事や生活の心配をしてるんだと思ったよ」
「仕事のことは考えてるよ」
弁解するように響野は言った。お互いのものの見方がかなり違うことを、あらためて指摘されたようで気まずかった。
スクリーンリーダーを使って何個かリハビリにプログラムを書いてみた話をすると、水元は「すごいね」と相づちを打ちながらも「無理はするなよ」とやんわり忠告してくる。
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「飯って食べ忘れるもんなの?」
「忘れないようにするよ……。そういうわけだから、水元も俺のことは養おうとしなくていいからな」
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