ポケットのなかの空

三尾

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DAY7

56 ※

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 憑かれたように手を動かし続ける水元の腕をつかんで響野は懸命に訴える。このままでは服を汚してしまう。
 水元はこちらの制止を聞き入れたように手の動きを止めた。息をついたのもつかのま、すぐにかちゃかちゃと金具の音がしてズボンのベルトが外される。すばやくジッパーを下げられ、そそり立った自分のものが下着を押し上げるようにして現れるのを、ほとんどなすすべもなく響野は見下ろした。
 膨らんだ下着の前は、すでに先走りで染みができている。羞恥のあまり目の前が赤くなった。
 あられもなく欲情を示しているそこへ、再び水元が手を伸ばす。
「水元……」
「処理するだけだよ」
 響野の下着の前をくつろげながら、低い声で彼は応えた。
「このままじゃ帰れないだろ、だから」
 言葉の途中でふっと相手の頭が下がる。水元は響野の前に腰を落とすと、何のことわりもなく屹立を口に含んだ。熱い粘膜に飲み込まれ、たまらずに頭が仰け反る。
「……ああ……」
 これ以上は声が漏れないよう、洗面台につかまった手で身体を支えながら、もう片方の手で自分の口をふさいだ。
 水元の口の中はとろけそうなくらい気持ちがいい。熱くてやわらかい内壁が、うねるように動いて響野に絡み付いた。舌は先端の鋭敏な箇所をつついたかと思うと、ふいに強く吸い上げる動きを繰り返してこちらを翻弄する。


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