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7.メインデルト王国での暮らし
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美味しいご飯に規則正しい生活を続けたセシーリアはほぼ元の体力まで回復し、城の庭園で、お茶を飲みながら、バーンハルトを心配していた。
いっこうに姿を見た者はおらず、消息は途絶えたままだった。
一カ月経過し、もしかしたら、あの森で遭難して、すでに帰らぬ人になってしまったのだろうか?
「そのドレスはとても似合っているね。」
ユリウスが庭園に現れた。
「ありがとう。
何から何まで。」
着の身着のままでやって来たセシーリアは当然ドレスやその他一切の持ち物はなく、すべてユリウスがプレゼントしている。
そして、色やデザイン、レースまでユリウスが厳選し、お針子達と話し合っている様子は真剣そのもので、セシーリアは言われた通りのドレスをそのまま着ていた。
まるで、ユリウスの婚約者になったような扱いにセシーリアは戸惑うが、親切でやってくれていることに口出しはできなかった。
「五日後、王都で花祭りがあるんだ。
一緒に参加しよう。」
「花祭りね、懐かしいわ。
子供の頃以来ね。」
「ドレス中に花をあしらったセシーリアは花の妖精のようだったよ。」
「ふふ。
できるだけたくさん花をつけたくて、ユリウスやお兄様にも手伝わせていたわね。」
「セシーリア姫に逆らうなんて無理だよ。
イーサンと二人で、セシーリアのドレスにつける花を必死に摘むのが、僕達の役目だったからね。」
「懐かしいわ。
もうこんなにも時は流れて、また、花祭りに行くことができるなんて。
ねぇ、ユリウス、私森で遭難して、少し変わったの。
前よりもずっと周りの人や、今私を支えてくれているすべてに感謝しているわ。
だから、あなたがこの国を立派に治めていることが前よりよく見えるの。
あなたは一人でこの国を背負って、今は元の西国までもだなんて、私には到底できないわ。
私はあの森で、私一人さえ、守れなかった。
だから、ユリウス、あなたをとても尊敬しているの。
あなたは素晴らしいわ。
昔一緒に遊んでいた時から、どれほどの努力をして、今ここに立っているのか。
あなたは近いけど、遠い存在になってしまったようだわ。」
「遠い存在だなんて言わないで。
セシーリア、君は僕が昔から本音で話せる数少ない人なんだ。
僕は君といるだけで幸せなんだ。
今回のことだって、君は人を思いやれる優しい人だから、バーンハルトを逃がして、犠牲になったかもしれないのに、君は彼を恨まない。
むしろ、まだバーンハルトを心配しているのはわかっている。
それに、僕が子供の頃より強くなったとしたら、君を守るためでもあるよ。
だから、君はいくらでも頼ってくれていい。
君が人使いが荒いのは、花祭りのドレスを飾る時だけさ。
だから、大人になった僕も君のために必死になって、庭園で花を摘むよ。」
「もうユリウスったら、大人の私は頭に一輪だけ飾ったら、もういいわ。
後の花は子供達に譲るわ。
小さい頃ここでお花を摘めることは、後にとてもいい思い出になるの。
この庭園を一日だけ、子供達が自由にお花を摘めるように開放することはできないかしら?
警備上、難しい?」
「夜は城の者達も最小限にして、花祭りを楽しむけれど、昼間なら大丈夫だよ。
近くの学校や家々に庭園を開放することを伝えよう。」
「ありがとう。
昔の私のようないい思い出を持った子供達が増えていくのね。
素敵だわ。」
こうして私はユリウスのもと、幸せな毎日を送っている。
いっこうに姿を見た者はおらず、消息は途絶えたままだった。
一カ月経過し、もしかしたら、あの森で遭難して、すでに帰らぬ人になってしまったのだろうか?
「そのドレスはとても似合っているね。」
ユリウスが庭園に現れた。
「ありがとう。
何から何まで。」
着の身着のままでやって来たセシーリアは当然ドレスやその他一切の持ち物はなく、すべてユリウスがプレゼントしている。
そして、色やデザイン、レースまでユリウスが厳選し、お針子達と話し合っている様子は真剣そのもので、セシーリアは言われた通りのドレスをそのまま着ていた。
まるで、ユリウスの婚約者になったような扱いにセシーリアは戸惑うが、親切でやってくれていることに口出しはできなかった。
「五日後、王都で花祭りがあるんだ。
一緒に参加しよう。」
「花祭りね、懐かしいわ。
子供の頃以来ね。」
「ドレス中に花をあしらったセシーリアは花の妖精のようだったよ。」
「ふふ。
できるだけたくさん花をつけたくて、ユリウスやお兄様にも手伝わせていたわね。」
「セシーリア姫に逆らうなんて無理だよ。
イーサンと二人で、セシーリアのドレスにつける花を必死に摘むのが、僕達の役目だったからね。」
「懐かしいわ。
もうこんなにも時は流れて、また、花祭りに行くことができるなんて。
ねぇ、ユリウス、私森で遭難して、少し変わったの。
前よりもずっと周りの人や、今私を支えてくれているすべてに感謝しているわ。
だから、あなたがこの国を立派に治めていることが前よりよく見えるの。
あなたは一人でこの国を背負って、今は元の西国までもだなんて、私には到底できないわ。
私はあの森で、私一人さえ、守れなかった。
だから、ユリウス、あなたをとても尊敬しているの。
あなたは素晴らしいわ。
昔一緒に遊んでいた時から、どれほどの努力をして、今ここに立っているのか。
あなたは近いけど、遠い存在になってしまったようだわ。」
「遠い存在だなんて言わないで。
セシーリア、君は僕が昔から本音で話せる数少ない人なんだ。
僕は君といるだけで幸せなんだ。
今回のことだって、君は人を思いやれる優しい人だから、バーンハルトを逃がして、犠牲になったかもしれないのに、君は彼を恨まない。
むしろ、まだバーンハルトを心配しているのはわかっている。
それに、僕が子供の頃より強くなったとしたら、君を守るためでもあるよ。
だから、君はいくらでも頼ってくれていい。
君が人使いが荒いのは、花祭りのドレスを飾る時だけさ。
だから、大人になった僕も君のために必死になって、庭園で花を摘むよ。」
「もうユリウスったら、大人の私は頭に一輪だけ飾ったら、もういいわ。
後の花は子供達に譲るわ。
小さい頃ここでお花を摘めることは、後にとてもいい思い出になるの。
この庭園を一日だけ、子供達が自由にお花を摘めるように開放することはできないかしら?
警備上、難しい?」
「夜は城の者達も最小限にして、花祭りを楽しむけれど、昼間なら大丈夫だよ。
近くの学校や家々に庭園を開放することを伝えよう。」
「ありがとう。
昔の私のようないい思い出を持った子供達が増えていくのね。
素敵だわ。」
こうして私はユリウスのもと、幸せな毎日を送っている。
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