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4.私を探す人 ②
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バーンハルトとセシーリアが見つからないまま、一週間が過ぎた。
マイルズ王国とフェルミノ王国それぞれの森の入り口に兵を置き、二人が見つかったら、合図を送り合うことになっているが、二人は全く現れない。
こうなってくると完全に遭難した可能性が濃厚で、探し見つけることはほぼあり得ないと言える。
「ユリウス様、そろそろ国に戻り、各方面に指示を出さなければ、国が混乱します。」
「わかっている。
だか諦めたら、セシーリアの命が危ぶまれる。」
「バーンハルト様と一緒なら、大丈夫なのでは?」
「バーンハルトと一緒ならもう森から出てるはずだ。
出てこないとなると一人か、もしくは動けない状態である可能性が高い。
だったら、とても危険だ。
頼む、後少しだけ時間をくれ。」
わかっている。
自国は王が不在で、元西国もイーサンとの取り決めで、統治しなければならない状況。
家臣達にそれぞれ配置につかせていると言っても、限界があることも。
だか、最大の脅威であった西国が無くなったのだから、内乱因子のみ抑えておけばいいはずで、何か起これば、フェルミノ王国も動く。
セシーリア、僕は君を諦めたくないんだ。
元気であれば、それでいい。
どこにいるんだ、君は。
そうしてさらに3日経つ。
「今日で終わりにしましょう、ユリウス様」
「わかった。」
もはやこれ以上、捜索を続ける時間は許されていなかった。
「まだ、ギリギリ生きているとして、最後に可能性のあるところに行きませんか?」
家臣の一人が、提案する。
「水が無ければ、もうすでに亡くなっているはずです。
生きているとしたら、水があるところです。」
「なるほど、最後にそこを当たってみよう。」
そう言って向かった先、二件目に行ったのは切り立った崖横の草原だった。
「これが飲める水です。」
崖横の岩場から、細く水が流れている。
「こんな所に飲み水があるんだね。」
「はい、こちらは昔、野営をすることもありました。
あそこが洞窟になっていて、雨風を凌げるんです。」
そう言って、案内された洞窟内にぼろぼろのドレスを着た女性が横たわっていた。
セシーリアだ。
「セシーリア、セシーリア」
セシーリアは、かろうじて息はまだあるようだか、目を開けることも、返事をすることもなく、ぐったりとしている。
ユリウスはその口に水を入れるが、流れるばかりで飲み込むようすはない。
だか、干からびた口を濡らすことはできた。
すぐに抱き上げ、自分の胸にセシーリアの体を縄で縛りつけ、馬に騎乗し、森を抜ける。
そして、馬車に乗りかえ、自国へと戻り、王宮のベッドに寝かせる。
頼む。
間に合ってくれ。
マイルズ王国とフェルミノ王国それぞれの森の入り口に兵を置き、二人が見つかったら、合図を送り合うことになっているが、二人は全く現れない。
こうなってくると完全に遭難した可能性が濃厚で、探し見つけることはほぼあり得ないと言える。
「ユリウス様、そろそろ国に戻り、各方面に指示を出さなければ、国が混乱します。」
「わかっている。
だか諦めたら、セシーリアの命が危ぶまれる。」
「バーンハルト様と一緒なら、大丈夫なのでは?」
「バーンハルトと一緒ならもう森から出てるはずだ。
出てこないとなると一人か、もしくは動けない状態である可能性が高い。
だったら、とても危険だ。
頼む、後少しだけ時間をくれ。」
わかっている。
自国は王が不在で、元西国もイーサンとの取り決めで、統治しなければならない状況。
家臣達にそれぞれ配置につかせていると言っても、限界があることも。
だか、最大の脅威であった西国が無くなったのだから、内乱因子のみ抑えておけばいいはずで、何か起これば、フェルミノ王国も動く。
セシーリア、僕は君を諦めたくないんだ。
元気であれば、それでいい。
どこにいるんだ、君は。
そうしてさらに3日経つ。
「今日で終わりにしましょう、ユリウス様」
「わかった。」
もはやこれ以上、捜索を続ける時間は許されていなかった。
「まだ、ギリギリ生きているとして、最後に可能性のあるところに行きませんか?」
家臣の一人が、提案する。
「水が無ければ、もうすでに亡くなっているはずです。
生きているとしたら、水があるところです。」
「なるほど、最後にそこを当たってみよう。」
そう言って向かった先、二件目に行ったのは切り立った崖横の草原だった。
「これが飲める水です。」
崖横の岩場から、細く水が流れている。
「こんな所に飲み水があるんだね。」
「はい、こちらは昔、野営をすることもありました。
あそこが洞窟になっていて、雨風を凌げるんです。」
そう言って、案内された洞窟内にぼろぼろのドレスを着た女性が横たわっていた。
セシーリアだ。
「セシーリア、セシーリア」
セシーリアは、かろうじて息はまだあるようだか、目を開けることも、返事をすることもなく、ぐったりとしている。
ユリウスはその口に水を入れるが、流れるばかりで飲み込むようすはない。
だか、干からびた口を濡らすことはできた。
すぐに抱き上げ、自分の胸にセシーリアの体を縄で縛りつけ、馬に騎乗し、森を抜ける。
そして、馬車に乗りかえ、自国へと戻り、王宮のベッドに寝かせる。
頼む。
間に合ってくれ。
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