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3.シモンの訪問
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数日後の昼過ぎに、訪問者が来ていると、執事デルクが居室に呼びに来た。
「誰かしら?」
「オリアーニ侯爵様と言う男性です。」
「えー、シモンなの?
どうしたのかしら?」
応接室に行くと、シモンがソファに座り、お父様と話していた。
「ああ、エリシア。
先日、夜会でオリアーニ侯爵と会ったそうだね。
彼はこれから、私の事業の共同経営者になるんだ。
私の亡き旧友が手掛けていた鉱山の採掘を、再び彼が動かしているんだよ。」
「そう言うわけだから、ちょくちょくこちらに寄らせてもらうけど、よろしくな。」
「ええ、よろしく。」
シモンは、笑顔で私に握手を求めた。
私は、握手をしながら微笑んだ。
「ケネス侯爵、エリシアに庭園を案内してもらってもいいですか?」
「ああ、エリシア案内してやってくれ。」
「わかりました。」
私は、シモンと庭園に出る。
「リアとまた、話せるなんて光栄だな。」
「この前会ったばかりよ。」
「その時は、デートを断られたから。」
「そうね、これはデートではなく、ただ庭園を案内しているだけだから。」
「それでも嬉しいよ。
こうやって昔みたいにさ。」
「じゃあ、虫がいても大丈夫なの?」
「当たり前だよ。」
シモンは思い出して笑う。
「大人になったのね。
それにしても、共同経営者ってすごいわね。
仕事の方は順調なのね。」
「俺の父とケネス侯爵は、昔から仲が良いだろ?
だからだよ。
俺の父は早くに病気してさ、亡くなってしまったから、今事業はすべて俺が引き継いでやっているんだ。」
「そうだったの…。
お気の毒に大変だったのね。
でも、事業をすべて引き継いでいるなんてすごいわね。」
「ねぇ、聞いていい?
どうして婚約なんてしたんだよ?
俺がいるのに。」
「えー、いつの話しているの?
結婚の約束をしたのは子供の頃の話でしょ。
それは今では懐かしい思い出よ。」
「俺はずっとリアと結婚したかったよ。
でも、できなかったんだ。」
「もうその話は忘れていると思っていたわ。
それに、もうレイバンと婚約しちったから。」
「くそっ。」
「言葉悪いよ、シモン。」
「そう言うところだよ。
リアはさ、ちゃんと言うだろ。
いいと思えば褒めるし、悪いと思えば指摘するし、そういうところ好きだった。」
「えー、普通じゃないの?」
「普通じゃないよ。
みんなどう思っているかなんて、教えてくれないよ。
嫌だと思ったら、指摘することなくただ去るだけ。
どうしていなくなったかなんて、絶対に教えてくれないんだ。」
「そうね。」
私は少しずつ昔のことを思い出して来た。
シモンは、小さな頃から一言多い子だった。
「それ、わざわざ言う?」って言うことを、知らずに言ってしまう子。
だから、子供の頃は友達は少なかったはず。
私は、「最後の一言いらないよ。」って、よく教えてた。
仲の良い幼馴染だったから。
「ねぇ、リアと話せば話すほど好きなんだけど、僕はどうすればいい?
どうすれば、僕と一緒にいてくれる?」
「そうねぇ。
それはシモンの本音なんだと思うけれど、それは言わない方がいいわね。
その方が平和よ。」
「無理だよ。
リアならわかってくれるよね?
またこうして会いたい。
僕はリアと話していると安心するんだ。
僕の本音に対して、ちゃんと思っていることを教えてくれるから。
いいとか、悪いとか。」
「わかったわ。
でも、友達としてだからね。」
「ありがとう、リア好き。」
「だから、最後のいらないってば。」
先日会ったシモンは、もうしっかりとした貴族の男性のように見えた。
でも、中身はあまり変わってないみたい。
だから、少し話してみると私も昔のように気楽に話せる。
いつの間にか私達は、時を忘れて話をしていた。
「ダンネベルク卿が、お迎えに来ましたよ。」
デルクが、レイバンを先導して庭園にやって来る。
「やあ、こいつ…。」
レイバンは、庭園で私と話しているシモンを見つけると明らかに不機嫌な表情になる。
あー、やってしまった。
夕食は、レイバンと二人で素敵なお食事処に行くんだったわ。
シモンと久しぶりに会えたことで、時を忘れてお話してしまった。
もう約束の時間なの?
「レイバンごめんなさい。
もう約束の時間なのね。
じゃあ、行きましょうか?
シモン悪いけど、私達お出かけするの。」
「わかった。
ケネス侯爵と少し話しに行くよ。」
「じゃあ、私達はお先に。
デルク、オリアーニ侯爵をお父様のところにご案内して。」
「わかりました。
いってらっしゃいませ。」
話が終わるとレイバンは、固い表情のまま私を馬車までエスコートして乗せる。
その間、ずっと無言だった。
あー、そうだよね、怒っているよね。
忘れてしまった私が悪い。
「ごめ…。」
馬車に二人で乗り込むと、レイバンは、私に謝る隙を与えずに抱きしめ、キスをする。
しかもとても長い。
えー、こんな時はどうしたらいいの?
私はキスの間、石にように全身固まってしまう。
「エリシア、大丈夫?
息して。
もうかわいいから、許す。
怒れない。」
私は胸を押さえ、慌てて深呼吸する。
そんな私を見て、レイバンはクスッと笑う。
「長くキスする時は、息を止めたらダメだよ。
鼻で息をして。」
「そうなの?
知らなかった。
そうだよね。
じゃないとみんな気絶しちゃうね。」
「もうかわいすぎ。」
レイバンは無知な私を、ギュッと抱きしめる。
「ねぇ、あの男。
事業とか言いながら、エリシア目的で庭園にいたよね。
今さら、何だよ。」
「怒らないで。
私はレイバンだけだから。
お話をすることはあるけど、信じて。」
「じゃあ、エリシアから僕にキスをして。
長いやつ。
息を止めない練習だよ。
やってみて。」
「わかった。」
私は瞳を閉じたレイバンを見つめる。
レイバンの眼を閉じた姿を初めて見た。
あー、レイバンは眼を閉じていても、顔が整っていてかっこいいな。
そう言えば、眼を閉じた男の人の顔をこんなふうに、まじまじと見たことってないなぁ。
眼を開けていても、恥ずかしくてこの距離でいることはないし、このまま見ていたらダメかなぁ?
ジーッとレイバンの顔を見てると、彼がぱっと眼を開ける。
「長いよ。
待っているのに。」
「ああ、ごめん、ごめん。
レイバンは、かっこいいなぁと思って、見ちゃってた。」
「もう、エリシアがかわいすぎる。」
「だって、レイバンの眼を閉じた顔初めて見たんだよ。
お願い、もう少し見ていたいなあ。」
「ずるいよ。
僕だって見たい。
エリシア、眼をつぶって。」
「うん、わかった。」
私は言われた通りに瞳を閉じる。
すると口に何かがくっついた。
ビックリして眼を開けると、
「ごめん。
ただ見てるができない。
キスしたくなる。」
「もう、レイバンったら。
見たいって言うから、眼を閉じたのに。」
「僕には無理だよ。
エリシアが眼を閉じたら、絶対キスする。」
二人の甘い時間はいつも通りに過ぎていく。
「誰かしら?」
「オリアーニ侯爵様と言う男性です。」
「えー、シモンなの?
どうしたのかしら?」
応接室に行くと、シモンがソファに座り、お父様と話していた。
「ああ、エリシア。
先日、夜会でオリアーニ侯爵と会ったそうだね。
彼はこれから、私の事業の共同経営者になるんだ。
私の亡き旧友が手掛けていた鉱山の採掘を、再び彼が動かしているんだよ。」
「そう言うわけだから、ちょくちょくこちらに寄らせてもらうけど、よろしくな。」
「ええ、よろしく。」
シモンは、笑顔で私に握手を求めた。
私は、握手をしながら微笑んだ。
「ケネス侯爵、エリシアに庭園を案内してもらってもいいですか?」
「ああ、エリシア案内してやってくれ。」
「わかりました。」
私は、シモンと庭園に出る。
「リアとまた、話せるなんて光栄だな。」
「この前会ったばかりよ。」
「その時は、デートを断られたから。」
「そうね、これはデートではなく、ただ庭園を案内しているだけだから。」
「それでも嬉しいよ。
こうやって昔みたいにさ。」
「じゃあ、虫がいても大丈夫なの?」
「当たり前だよ。」
シモンは思い出して笑う。
「大人になったのね。
それにしても、共同経営者ってすごいわね。
仕事の方は順調なのね。」
「俺の父とケネス侯爵は、昔から仲が良いだろ?
だからだよ。
俺の父は早くに病気してさ、亡くなってしまったから、今事業はすべて俺が引き継いでやっているんだ。」
「そうだったの…。
お気の毒に大変だったのね。
でも、事業をすべて引き継いでいるなんてすごいわね。」
「ねぇ、聞いていい?
どうして婚約なんてしたんだよ?
俺がいるのに。」
「えー、いつの話しているの?
結婚の約束をしたのは子供の頃の話でしょ。
それは今では懐かしい思い出よ。」
「俺はずっとリアと結婚したかったよ。
でも、できなかったんだ。」
「もうその話は忘れていると思っていたわ。
それに、もうレイバンと婚約しちったから。」
「くそっ。」
「言葉悪いよ、シモン。」
「そう言うところだよ。
リアはさ、ちゃんと言うだろ。
いいと思えば褒めるし、悪いと思えば指摘するし、そういうところ好きだった。」
「えー、普通じゃないの?」
「普通じゃないよ。
みんなどう思っているかなんて、教えてくれないよ。
嫌だと思ったら、指摘することなくただ去るだけ。
どうしていなくなったかなんて、絶対に教えてくれないんだ。」
「そうね。」
私は少しずつ昔のことを思い出して来た。
シモンは、小さな頃から一言多い子だった。
「それ、わざわざ言う?」って言うことを、知らずに言ってしまう子。
だから、子供の頃は友達は少なかったはず。
私は、「最後の一言いらないよ。」って、よく教えてた。
仲の良い幼馴染だったから。
「ねぇ、リアと話せば話すほど好きなんだけど、僕はどうすればいい?
どうすれば、僕と一緒にいてくれる?」
「そうねぇ。
それはシモンの本音なんだと思うけれど、それは言わない方がいいわね。
その方が平和よ。」
「無理だよ。
リアならわかってくれるよね?
またこうして会いたい。
僕はリアと話していると安心するんだ。
僕の本音に対して、ちゃんと思っていることを教えてくれるから。
いいとか、悪いとか。」
「わかったわ。
でも、友達としてだからね。」
「ありがとう、リア好き。」
「だから、最後のいらないってば。」
先日会ったシモンは、もうしっかりとした貴族の男性のように見えた。
でも、中身はあまり変わってないみたい。
だから、少し話してみると私も昔のように気楽に話せる。
いつの間にか私達は、時を忘れて話をしていた。
「ダンネベルク卿が、お迎えに来ましたよ。」
デルクが、レイバンを先導して庭園にやって来る。
「やあ、こいつ…。」
レイバンは、庭園で私と話しているシモンを見つけると明らかに不機嫌な表情になる。
あー、やってしまった。
夕食は、レイバンと二人で素敵なお食事処に行くんだったわ。
シモンと久しぶりに会えたことで、時を忘れてお話してしまった。
もう約束の時間なの?
「レイバンごめんなさい。
もう約束の時間なのね。
じゃあ、行きましょうか?
シモン悪いけど、私達お出かけするの。」
「わかった。
ケネス侯爵と少し話しに行くよ。」
「じゃあ、私達はお先に。
デルク、オリアーニ侯爵をお父様のところにご案内して。」
「わかりました。
いってらっしゃいませ。」
話が終わるとレイバンは、固い表情のまま私を馬車までエスコートして乗せる。
その間、ずっと無言だった。
あー、そうだよね、怒っているよね。
忘れてしまった私が悪い。
「ごめ…。」
馬車に二人で乗り込むと、レイバンは、私に謝る隙を与えずに抱きしめ、キスをする。
しかもとても長い。
えー、こんな時はどうしたらいいの?
私はキスの間、石にように全身固まってしまう。
「エリシア、大丈夫?
息して。
もうかわいいから、許す。
怒れない。」
私は胸を押さえ、慌てて深呼吸する。
そんな私を見て、レイバンはクスッと笑う。
「長くキスする時は、息を止めたらダメだよ。
鼻で息をして。」
「そうなの?
知らなかった。
そうだよね。
じゃないとみんな気絶しちゃうね。」
「もうかわいすぎ。」
レイバンは無知な私を、ギュッと抱きしめる。
「ねぇ、あの男。
事業とか言いながら、エリシア目的で庭園にいたよね。
今さら、何だよ。」
「怒らないで。
私はレイバンだけだから。
お話をすることはあるけど、信じて。」
「じゃあ、エリシアから僕にキスをして。
長いやつ。
息を止めない練習だよ。
やってみて。」
「わかった。」
私は瞳を閉じたレイバンを見つめる。
レイバンの眼を閉じた姿を初めて見た。
あー、レイバンは眼を閉じていても、顔が整っていてかっこいいな。
そう言えば、眼を閉じた男の人の顔をこんなふうに、まじまじと見たことってないなぁ。
眼を開けていても、恥ずかしくてこの距離でいることはないし、このまま見ていたらダメかなぁ?
ジーッとレイバンの顔を見てると、彼がぱっと眼を開ける。
「長いよ。
待っているのに。」
「ああ、ごめん、ごめん。
レイバンは、かっこいいなぁと思って、見ちゃってた。」
「もう、エリシアがかわいすぎる。」
「だって、レイバンの眼を閉じた顔初めて見たんだよ。
お願い、もう少し見ていたいなあ。」
「ずるいよ。
僕だって見たい。
エリシア、眼をつぶって。」
「うん、わかった。」
私は言われた通りに瞳を閉じる。
すると口に何かがくっついた。
ビックリして眼を開けると、
「ごめん。
ただ見てるができない。
キスしたくなる。」
「もう、レイバンったら。
見たいって言うから、眼を閉じたのに。」
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