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22.大切な人
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「タイラー様、お話してもいいですか?」
タイラー様の居室には、タイラー様とロドルフがいて、マリアを迎えた。
「どうぞ、座って。」
そう話すタイラー様は、微かに笑みを浮かべているが、瞳は何も映さず、心は見せない。
その姿はいかにも貴族だ。
彼の部屋に入って、今ここにいつもの三人でいるけれど、私の心は一人ぼっちで、タイラー様の気持ちが遠くにあるのがわかった。
そう感じたのは、この部屋で初めて出会ったばかりの時以来だった。
いや、違う。
あの頃ですら、私を受け入れてないのにも関わらず、タイラー様は婚約破棄され、傷ついた私を気遣ってくれた。
今、目の前にいるのは、それよりももっと遠い存在の人。
どう言葉を紡げば、再びいつもの優しいタイラー様の心を取り戻せるのかわからない。
「これからのことを自由に考えて。」と彼は言っていたけれど、もう心の中ではすでに、私との決別を決めてしまったのだろうか?
カーステン様との話し合いを終わらせて、タイラー様に伝えたい想いがたくさんあるから、それを胸にこの部屋に来たけれど、もうそれさえもあなたには終わってしまったことなの?
手を伸ばせば届く距離にいるのに、到底彼に近づくことなどできそうにもない。
今ここにいるタイラー様は、ちょっとした知り合いのような心の見えない侯爵令息そのもので、私は彼といるのに切なくて、話すこともできずに泣き出した。
「ちょっと待って。
どうしたの?
話を聞くから。」
そう言って、慌ててハンカチを差し出して、私を慰めようとするタイラー様はいつもの優しい彼で、私は涙が止まらなかった。
タイラー様と心が離れるということは、こんなに胸が苦しいのね。
私もタイラー様のように冷静に自分の気持ちを伝えようと思ってここに来たのに、口から出て来るのは、私の心の奥底の一人ぼっちの寂しがりな自分だった。
「だって、タイラー様が私と距離を置こうとしているのよ。
私は、タイラー様といつものようにしていたのに。
私を一人にしないで。」
タイラー様は、そんな私を慰めようとしてくれる。
「わかった。
わかったから、まずは座ろうか。」
優しく促されてソファに座らせると、タイラー様は、並んで一緒に座ってくれる。
私は、タイラー様の手をぎっちり掴む。
優しい彼と離れるのが、怖くてたまらない。
「何があったの?」
「ハリエットが、私が妾の子だってクライトン侯爵に手紙を書いたって言ったわ。
それに、カーステン様が、私との結婚を望むから、お父様に来てもらって、私とお父様とカーステン様、クライトン侯爵で話し合いの席を設けたの。
私の意見を言って、どんなに説得しても、カーステン様は納得していないみたいだから、お父様達に任せて、私は彼から離れたの。」
「うん、うん。」
「それで私は、タイラー様に、私を受け入れてほしくてここに来たの。
だけど、今のタイラー様は、いつもとあまりにも違う。
あなたを遠くに感じて辛いの。
いつもは、タイラー様の心が私を受け入れてくれているから、一緒にいると毎日楽しかったのね。
別邸では、何をするにもいつも三人で、ワイワイ楽しくやっていたのに。
今は悲しくて、苦しくてたまらないわ。
もう、タイラー様は、私のことはどうでもいいの?」
「どうでも良いはずないよ。
僕は、冷静に君と向き合いたいと思ったんだ。
君の決断は、この先の君の人生がかかっているんだよ。
だから、よく考えて。」
「いらない。
冷静に距離を置くタイラー様なんていらない。
私は、いつもの優しくて、温かいタイラー様が好きなの。
タイラー様がいないと、私はひとりぼっちで、空っぽだわ。
一人で何をしたいのかさえわからない。」
「僕で本当にいいのかい?
今ならまだ間に合うよ?」
「私の心は、タイラー様しかいらないの。
この先も変わらないわ。
私は、最初から地位とか名誉が欲しかったわけじゃないの。
ただ、私を受け入れて、好きになってくれる人に出会いたかった。
それだけなの。
私は妾の子で、お母様をすぐに亡くしたから、生まれた時から歪な存在だった。
受け入れてもらっているようで、どこか除け者。
いつも本当の居場所を探していたわ。
それに、綺麗だと言うけれど、興味深く遠巻きに眺めたり、軽く声をかけるだけで誰も心まで近づかない、そんな存在だったの。
誰一人私の思いなどに関心を示してくれないし、親身になってくれなかった。
だから、いつの間にか、望みをいうことを諦めて、求められる自分だけを見せて生きてきた。
でも、タイラー様といると、不思議と何を言ってもいいし、ここにいていいんだって、心から思えたの。
素の自分を出しても、受け止めてくれる人に初めて出会って、ずっとタイラー様のそばにいたいって、ここなら私は幸せになれるって。
タイラー様は、私の思いをゆっくりと聞いて、私の望みを叶えようとしてくれるわ。
だから、私はあなたのそばにいる自由がほしい。
ねぇ、タイラー様、もう私のことを好きじゃないの?
私にとって大切なのは、いつだってタイラー様よ。」
「好きに決まってる。
ただ僕は、君にとって最善の選択をしてほしいと思っただけ。
僕といることが、君の幸せって言うなら、もう僕は遠慮しないよ。
君を離さない。
愛してるんだ。」
そう言って、タイラー様は、私をそっと抱きしめ、頭に口づけを落とした。
私はやっと欲しかったものを手に入れた。
好きじゃない相手になら、冷静に思いを伝えることもできたのに、タイラー様には心が溢れて一生できそうにない。
それでも、タイラー様は、そんな私の話でもゆっくりと包み込むように聞いてくれる。
彼は、今まで病気のせいで、悔しい思いを重ねて生きてきた。
その分、人の気持ちにも優しく寄り添えるのだ。
私のすることを否定することなく、受け入れてくれていたことに、いつしか慣れていた。
タイラー様の優しさにいつも包まれていたのだ。
だからこそ、私の心は自由を感じ、タイラー様と色々なことに挑んできた。
タイラー様が、私を受け入れてくれるのならば、私だってあなたのために伝えたい。
一生をかけて。
あなたは、誰よりも優しくて、人を思いやることのできる素敵な人だと。
「お二人さん、そろそろ僕を思い出してもらってもいいですか?」
「いや、ダメだ。
影に徹するのも仕事のうちだぞ。」
「そう思うのならば、早く結婚しちゃってください。
そしたら僕は、静かにその場を離れますので。」
「そうだな。
マリア、僕達すぐに結婚しよう。
一生、大切にすると誓う。
僕の想いは永遠に変わらない。」
タイラー様は、私を抱きしめたまま瞳を覗き込む。
「ふふ、ありがとうございます、タイラー様。
私も結婚したいです。」
私はタイラー様に抱きしめられてから、ずっと心がふわふわしているけれど、彼を好きな気持ちだけはわかっている。
「ありがとう。
僕は世界一の幸せ者だよ。
じゃあ、今から領地に戻って結婚しようか。」
「お二人ともおめでとうございます。
でも、タイラー様、準備がありますので、最短でも明日です。」
「明日?
わかった。
ロドルフ、準備を頼んだ。
僕達はこうして抱きしめ合っていよう。
それなら待てる。」
「タイラー様、それ全然待ってないです。
マリア様はご令嬢です。
今すぐ離れてください。」
「なんで、ロドルフはそんなに堅いんだ?」
「僕はマリア様を大切に思っておりますので。」
「僕だって大切に思っているよ。」
「そしたら、今は離れることができますよね?」
「つらい、なんてつらいんだ。」
タイラー様は渋々私から離れた。
「もう少しの我慢です。」
「ふふふ。」
そして翌日には、別邸に三人で戻り、ロドルフに見守られながら、私とタイラー様は、教会で式を挙げた。
一方で、カーステン様とハリエットは、すぐに結婚とはいかず、しばらく婚約者のままで話し合うらしい。
ハリエットには、彼の性格や思いを知っても、カーステン様と共に生きていく覚悟がある。
だから、今後のことは、ハリエットに任せることに、お父様達も納得したらしい。
いつしか、別邸の周りの領地は、タイラー様の手腕で、王都に継ぐ街に急成長していた。
王都にわざわざ行かなくても、街は栄え、日々の暮らしに何の不便もない。
だから、時間がある時には、ロドルフに見守られながら、二人で街の中心を訪れデートを楽しむ。
そして、領地の友人達を招いて夜会を開き、私とタイラー様はダンスを踊る。
気づけば私は、かつて抱いていた夢をすべて叶えていたのだった。
そして今、私達はその領地を一望できる丘に立ち、私達の寝室に飾る花を摘むのだ。
彼に摘んだ花を持ってもらいながら。
「タイラー様、今日はピンクの花達を集めてみました。
かわいいでしょ?」
「うん、大好きだよ。」
完
タイラー様の居室には、タイラー様とロドルフがいて、マリアを迎えた。
「どうぞ、座って。」
そう話すタイラー様は、微かに笑みを浮かべているが、瞳は何も映さず、心は見せない。
その姿はいかにも貴族だ。
彼の部屋に入って、今ここにいつもの三人でいるけれど、私の心は一人ぼっちで、タイラー様の気持ちが遠くにあるのがわかった。
そう感じたのは、この部屋で初めて出会ったばかりの時以来だった。
いや、違う。
あの頃ですら、私を受け入れてないのにも関わらず、タイラー様は婚約破棄され、傷ついた私を気遣ってくれた。
今、目の前にいるのは、それよりももっと遠い存在の人。
どう言葉を紡げば、再びいつもの優しいタイラー様の心を取り戻せるのかわからない。
「これからのことを自由に考えて。」と彼は言っていたけれど、もう心の中ではすでに、私との決別を決めてしまったのだろうか?
カーステン様との話し合いを終わらせて、タイラー様に伝えたい想いがたくさんあるから、それを胸にこの部屋に来たけれど、もうそれさえもあなたには終わってしまったことなの?
手を伸ばせば届く距離にいるのに、到底彼に近づくことなどできそうにもない。
今ここにいるタイラー様は、ちょっとした知り合いのような心の見えない侯爵令息そのもので、私は彼といるのに切なくて、話すこともできずに泣き出した。
「ちょっと待って。
どうしたの?
話を聞くから。」
そう言って、慌ててハンカチを差し出して、私を慰めようとするタイラー様はいつもの優しい彼で、私は涙が止まらなかった。
タイラー様と心が離れるということは、こんなに胸が苦しいのね。
私もタイラー様のように冷静に自分の気持ちを伝えようと思ってここに来たのに、口から出て来るのは、私の心の奥底の一人ぼっちの寂しがりな自分だった。
「だって、タイラー様が私と距離を置こうとしているのよ。
私は、タイラー様といつものようにしていたのに。
私を一人にしないで。」
タイラー様は、そんな私を慰めようとしてくれる。
「わかった。
わかったから、まずは座ろうか。」
優しく促されてソファに座らせると、タイラー様は、並んで一緒に座ってくれる。
私は、タイラー様の手をぎっちり掴む。
優しい彼と離れるのが、怖くてたまらない。
「何があったの?」
「ハリエットが、私が妾の子だってクライトン侯爵に手紙を書いたって言ったわ。
それに、カーステン様が、私との結婚を望むから、お父様に来てもらって、私とお父様とカーステン様、クライトン侯爵で話し合いの席を設けたの。
私の意見を言って、どんなに説得しても、カーステン様は納得していないみたいだから、お父様達に任せて、私は彼から離れたの。」
「うん、うん。」
「それで私は、タイラー様に、私を受け入れてほしくてここに来たの。
だけど、今のタイラー様は、いつもとあまりにも違う。
あなたを遠くに感じて辛いの。
いつもは、タイラー様の心が私を受け入れてくれているから、一緒にいると毎日楽しかったのね。
別邸では、何をするにもいつも三人で、ワイワイ楽しくやっていたのに。
今は悲しくて、苦しくてたまらないわ。
もう、タイラー様は、私のことはどうでもいいの?」
「どうでも良いはずないよ。
僕は、冷静に君と向き合いたいと思ったんだ。
君の決断は、この先の君の人生がかかっているんだよ。
だから、よく考えて。」
「いらない。
冷静に距離を置くタイラー様なんていらない。
私は、いつもの優しくて、温かいタイラー様が好きなの。
タイラー様がいないと、私はひとりぼっちで、空っぽだわ。
一人で何をしたいのかさえわからない。」
「僕で本当にいいのかい?
今ならまだ間に合うよ?」
「私の心は、タイラー様しかいらないの。
この先も変わらないわ。
私は、最初から地位とか名誉が欲しかったわけじゃないの。
ただ、私を受け入れて、好きになってくれる人に出会いたかった。
それだけなの。
私は妾の子で、お母様をすぐに亡くしたから、生まれた時から歪な存在だった。
受け入れてもらっているようで、どこか除け者。
いつも本当の居場所を探していたわ。
それに、綺麗だと言うけれど、興味深く遠巻きに眺めたり、軽く声をかけるだけで誰も心まで近づかない、そんな存在だったの。
誰一人私の思いなどに関心を示してくれないし、親身になってくれなかった。
だから、いつの間にか、望みをいうことを諦めて、求められる自分だけを見せて生きてきた。
でも、タイラー様といると、不思議と何を言ってもいいし、ここにいていいんだって、心から思えたの。
素の自分を出しても、受け止めてくれる人に初めて出会って、ずっとタイラー様のそばにいたいって、ここなら私は幸せになれるって。
タイラー様は、私の思いをゆっくりと聞いて、私の望みを叶えようとしてくれるわ。
だから、私はあなたのそばにいる自由がほしい。
ねぇ、タイラー様、もう私のことを好きじゃないの?
私にとって大切なのは、いつだってタイラー様よ。」
「好きに決まってる。
ただ僕は、君にとって最善の選択をしてほしいと思っただけ。
僕といることが、君の幸せって言うなら、もう僕は遠慮しないよ。
君を離さない。
愛してるんだ。」
そう言って、タイラー様は、私をそっと抱きしめ、頭に口づけを落とした。
私はやっと欲しかったものを手に入れた。
好きじゃない相手になら、冷静に思いを伝えることもできたのに、タイラー様には心が溢れて一生できそうにない。
それでも、タイラー様は、そんな私の話でもゆっくりと包み込むように聞いてくれる。
彼は、今まで病気のせいで、悔しい思いを重ねて生きてきた。
その分、人の気持ちにも優しく寄り添えるのだ。
私のすることを否定することなく、受け入れてくれていたことに、いつしか慣れていた。
タイラー様の優しさにいつも包まれていたのだ。
だからこそ、私の心は自由を感じ、タイラー様と色々なことに挑んできた。
タイラー様が、私を受け入れてくれるのならば、私だってあなたのために伝えたい。
一生をかけて。
あなたは、誰よりも優しくて、人を思いやることのできる素敵な人だと。
「お二人さん、そろそろ僕を思い出してもらってもいいですか?」
「いや、ダメだ。
影に徹するのも仕事のうちだぞ。」
「そう思うのならば、早く結婚しちゃってください。
そしたら僕は、静かにその場を離れますので。」
「そうだな。
マリア、僕達すぐに結婚しよう。
一生、大切にすると誓う。
僕の想いは永遠に変わらない。」
タイラー様は、私を抱きしめたまま瞳を覗き込む。
「ふふ、ありがとうございます、タイラー様。
私も結婚したいです。」
私はタイラー様に抱きしめられてから、ずっと心がふわふわしているけれど、彼を好きな気持ちだけはわかっている。
「ありがとう。
僕は世界一の幸せ者だよ。
じゃあ、今から領地に戻って結婚しようか。」
「お二人ともおめでとうございます。
でも、タイラー様、準備がありますので、最短でも明日です。」
「明日?
わかった。
ロドルフ、準備を頼んだ。
僕達はこうして抱きしめ合っていよう。
それなら待てる。」
「タイラー様、それ全然待ってないです。
マリア様はご令嬢です。
今すぐ離れてください。」
「なんで、ロドルフはそんなに堅いんだ?」
「僕はマリア様を大切に思っておりますので。」
「僕だって大切に思っているよ。」
「そしたら、今は離れることができますよね?」
「つらい、なんてつらいんだ。」
タイラー様は渋々私から離れた。
「もう少しの我慢です。」
「ふふふ。」
そして翌日には、別邸に三人で戻り、ロドルフに見守られながら、私とタイラー様は、教会で式を挙げた。
一方で、カーステン様とハリエットは、すぐに結婚とはいかず、しばらく婚約者のままで話し合うらしい。
ハリエットには、彼の性格や思いを知っても、カーステン様と共に生きていく覚悟がある。
だから、今後のことは、ハリエットに任せることに、お父様達も納得したらしい。
いつしか、別邸の周りの領地は、タイラー様の手腕で、王都に継ぐ街に急成長していた。
王都にわざわざ行かなくても、街は栄え、日々の暮らしに何の不便もない。
だから、時間がある時には、ロドルフに見守られながら、二人で街の中心を訪れデートを楽しむ。
そして、領地の友人達を招いて夜会を開き、私とタイラー様はダンスを踊る。
気づけば私は、かつて抱いていた夢をすべて叶えていたのだった。
そして今、私達はその領地を一望できる丘に立ち、私達の寝室に飾る花を摘むのだ。
彼に摘んだ花を持ってもらいながら。
「タイラー様、今日はピンクの花達を集めてみました。
かわいいでしょ?」
「うん、大好きだよ。」
完
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カーステンとハリエットのその後が気になります・・・ |•_•`)チラッ
感想ありがとうございます。
確かに二人についてはサラッと終わっていますね
カーステンまあ酷い男なのに、それでも好きって、
物語生まれそう
閃いたら書くかもしれません
好きなお話、いいお話でした。
塗り薬…独占して売り出したらめっちゃ儲かるんじゃ?とそろばん弾いた下世話な自分が…笑
感想ありがとうございます。
イメージはヨモギです。
でも、一回塗って、めでたしは、現実では…。
あったら、臭いを我慢して塗るかも。