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6.突入
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次の日僕は、朝いつも通りに王宮に行くと、昼過ぎには王宮を出た。
べモートに、イライザが通う邸に来るまで見張らせていたのだ。
僕とライナスは街で合流して、少し離れた馬車の中で待機した。
彼は邸の中に、もしかしたら危険な人物がいるかもしれないから、一応一緒に行くと言って聞かなかった。
僕も今の自分の言動に自信がないから、それを許した。
それほど、今の僕は動揺しているから、むしろライナスの存在はありがたい。
念の為、馬車は辻馬車を貸し切って、イライザに見られてもわからないようにしている。
べモートから合図が来たら、突入することにした。
しばらくすると、べモートが合図を送って来た。
僕は決着をつけてやると立ち上がり、ライナスとべモートを伴い、邸に向かう。
扉を開けた使用人は、僕達の纏う雰囲気が只事ではないと感じたのか、驚いた顔をしていたが、問答無用で邸に入る。
ここは、父の所有なのだから、現在は僕のものと言うことになる。
慌てた使用人が叫ぶ。
「イライザ様、そちらに男達が向かっています。」
小さな邸のドアを片っ端から開けていくその姿は、相手からしたら震えるほど恐ろしいだろう。
でも、そんなことに構ってられないほど、僕達は緊迫している。
ある部屋のドアを開けると、中には驚いた顔のイライザがいて、後ろにいる者を庇うように、僕達を見上げる。
「リカルド様どうしてここに?」
「そろそろその者と話をつけようと思ってね。」
そう言うと、イライザの後ろから、ベッドに寝ていたであろう少年が顔を出した。
僕達三人はその顔を見て、言葉を失った。
その少年は碧眼に金髪で、どう見ても子供の頃の僕だったから。
「イライザ様をいじめないで。」
その少年は、イライザを守ろうと、キッと僕を睨んだ。
だが、次の瞬間気づいたようだ。
「あれ?
僕にそっくり。」
「リカルド様、お話は後で。
こちらは、オスカーです。
そして、こちらは私の旦那様のリカルド様です。」
「やあ、初めまして。」
僕は、混乱しているけれど、何とか挨拶した。
「リカルド様、初めまして。
ずっとお会いしたいと、イライザ様にお願いしていたんです。
やっと連れて来てくれたんだね、イライザ様。
すごい勢いで入って来たから、僕ね、怒っているのかと、心配しちゃった。
忙しい合間を縫って、急いで来てくれたんだね。
イライザ様が言っていた通り、本当に僕にそっくりだ。」
その少年は、嬉しそうに言い募る。
「そうなの。
いつも忙しい方だから、中々こちらにおいでになれなかっただけよ。
今日は時間を作っていただけて良かった。」
イライザの言葉は、聞こえているが聞こえていない。
僕とオスカーはお互いを食い入るように見つめる。
これは、どう言うことなのだろう?
僕にそっくりと言うことは、僕の血縁なのか?
いや、それにしても似過ぎている。
もしかしたら、僕の弟?
でなければ、こんなにそっくりには、ならないだろう。
よくわからないけれど、僕にそっくりな子をイライザが笑顔で、愛し気に見つめている。
すっかり母の顔だ。
こうしている今も二人は手を繋ぎ、ピッタリくっついている。
しばらく、オスカーと取り止めのない話をした後、オスカーが眠そうにしたので、また来ると約束して、馬車で邸に戻る。
奇妙な体験をした僕達は、口数少なく邸に戻り、執務室に入る。
「さあ、座って。
話をしよう。」
イライザは、嫌がることなく、ソファに座り、僕と対面した。
「オスカーは、僕の弟かい?」
そう言うと、イライザはゆっくりと頷く。
「ならば、父が僕以外にも子供をもうけていたと言うことか。
母親は?
イライザはどうして、あの子と知り合ったんだ?」
イライザは、静かに話し出した。
「実は、お父様を看病している時に、どうしても一緒に行ってほしいと連れて行かれたのが、あの邸でした。
何も告げられずについて行くと、邸の中にリカルド様そっくりのオスカーがいました。
私はその時、欲しくて欲しくて仕方がないものを見つけた気持ちがしました。
お父様の話では、私達が後継が作れないならば、長年連れ添った妾の子を授かってもいいのではないかと思ったそうです。
妾はリカルド様がいるから、子供を諦めていたけれど、私達に子供ができないからと、お父様が説得なさったそうです。
妾の方が、お父様との子供を欲しがっていることに気づいていても、つくってあげられないことに、お父様はいたたまれない思いを抱いていたそうです。
そして、子供はできたけれども、妾の方は身体を壊して、寝込むようになり、結局オスカーを産んだ後に、亡くなってしまったそうです。
お父様も、子供を欲しがったことで、妾が命を落とした罪悪感で、まだお若いのに、あのように病いに侵されたようです。
そして、自分が亡くなる前に、私にオスカーを託したのです。」
「何故、僕ではなく、イライザに?」
「リカルド様は、お母様に近いから、いずれお母様に見つかって、酷い目にあってしまうことを恐れたのか、リカルド様に託したら、私以外の女性とリカルド様の子だと、私が勘違いしてしまうからか、お父様の気持ちはよくわかりません。
ただ、できるだけリカルド様にも内緒にして、私にこの子を守って欲しいと、おっしゃっていました。
私は、子供ができないから、オスカーを見た時、涙が溢れ、絶対にこの子を守ると誓いました。
お父様は、私がそう思うことをわかっていたのでしょう。
妾の方の見た目は、私によく似ているそうです。
だから、私とリカルド様の子であることを疑う者はいないとおっしゃっていました。
それに、子供ができない私を庇ってくれたお父様を私は裏切らないと、お父様は知っていたのでしょう。
ですから、リカルド様、オスカーをこのまま育てることをお許しください。
私は、身を削ってでも、手に入れたいと思っていたリカルド様そっくりの子を手に入れたのです。
お願いします。」
そう言うとイライザは、涙を流しながら、僕に懇願する。
父はズルい。
イライザの思いにつけ込んで、オスカーを僕に託す。
我が父ながら、さすがと言うしかない。
「イライザ、今まで一人で育ててくれてありがとう。
これからは、二人で育てよう。」
「リカルド様、ありがとうございます。」
イライザは涙を流して、喜んでいる。
その横では、ライナスも泣いている。
だが、どうしたら良いのだろうか?
僕は悩み出す。
もう僕達は、オスカーと離れて暮らしたくない。
オスカーを邸に連れて来たい。
僕達のそばで。
そして、親子になるんだ。
けれどもそこには、母と言う問題が横たわる。
親族の者から、養子をもらったと言うには、僕とオスカーは似すぎている。
だからと言って、今さら僕達に子供がいたことにするのも、無理がある。
母は、そのことで散々イライザを虐めてきたのだから。
母はオスカーを見たら、いずれ真実を知ってしまうだろう。
そしたら、オスカーに対して、何をするかわからない。
だからこそ、どうしたらいいのだろう?
でも、これでとりあえず、僕達夫婦の問題は、解決した。
だけど、父には、本当に腹が立つ。
僕に直接言えばいいものを。
そしたら、僕は命を半分奪われたような苦しみを味わわずに、済んだのに。
婚約した時から、僕は幾度も父に、僕がイライザのことを愛していると伝えている。
けれども、父にはわからないのだ。
僕がイライザをどれほど愛しているのかは。
失いそうになったら、僕がどうなるのかも。
だが、確かに僕に伝えたら、母にバレる恐れはあっただろう。
僕は、今の状況を放置するような男ではない。
だから、何らかの動きをしてしまい、僕にべったりな母は、勘づくだろう。
その点、イライザには、母は無関心だ。
くそっ、本当に頭の回る父だ。
だが一番の懸念については、誤解が解けたのだから、とりあえず、今日もイライザを抱いて眠り、明日になってから考えよう。
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僕とライナスは街で合流して、少し離れた馬車の中で待機した。
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僕も今の自分の言動に自信がないから、それを許した。
それほど、今の僕は動揺しているから、むしろライナスの存在はありがたい。
念の為、馬車は辻馬車を貸し切って、イライザに見られてもわからないようにしている。
べモートから合図が来たら、突入することにした。
しばらくすると、べモートが合図を送って来た。
僕は決着をつけてやると立ち上がり、ライナスとべモートを伴い、邸に向かう。
扉を開けた使用人は、僕達の纏う雰囲気が只事ではないと感じたのか、驚いた顔をしていたが、問答無用で邸に入る。
ここは、父の所有なのだから、現在は僕のものと言うことになる。
慌てた使用人が叫ぶ。
「イライザ様、そちらに男達が向かっています。」
小さな邸のドアを片っ端から開けていくその姿は、相手からしたら震えるほど恐ろしいだろう。
でも、そんなことに構ってられないほど、僕達は緊迫している。
ある部屋のドアを開けると、中には驚いた顔のイライザがいて、後ろにいる者を庇うように、僕達を見上げる。
「リカルド様どうしてここに?」
「そろそろその者と話をつけようと思ってね。」
そう言うと、イライザの後ろから、ベッドに寝ていたであろう少年が顔を出した。
僕達三人はその顔を見て、言葉を失った。
その少年は碧眼に金髪で、どう見ても子供の頃の僕だったから。
「イライザ様をいじめないで。」
その少年は、イライザを守ろうと、キッと僕を睨んだ。
だが、次の瞬間気づいたようだ。
「あれ?
僕にそっくり。」
「リカルド様、お話は後で。
こちらは、オスカーです。
そして、こちらは私の旦那様のリカルド様です。」
「やあ、初めまして。」
僕は、混乱しているけれど、何とか挨拶した。
「リカルド様、初めまして。
ずっとお会いしたいと、イライザ様にお願いしていたんです。
やっと連れて来てくれたんだね、イライザ様。
すごい勢いで入って来たから、僕ね、怒っているのかと、心配しちゃった。
忙しい合間を縫って、急いで来てくれたんだね。
イライザ様が言っていた通り、本当に僕にそっくりだ。」
その少年は、嬉しそうに言い募る。
「そうなの。
いつも忙しい方だから、中々こちらにおいでになれなかっただけよ。
今日は時間を作っていただけて良かった。」
イライザの言葉は、聞こえているが聞こえていない。
僕とオスカーはお互いを食い入るように見つめる。
これは、どう言うことなのだろう?
僕にそっくりと言うことは、僕の血縁なのか?
いや、それにしても似過ぎている。
もしかしたら、僕の弟?
でなければ、こんなにそっくりには、ならないだろう。
よくわからないけれど、僕にそっくりな子をイライザが笑顔で、愛し気に見つめている。
すっかり母の顔だ。
こうしている今も二人は手を繋ぎ、ピッタリくっついている。
しばらく、オスカーと取り止めのない話をした後、オスカーが眠そうにしたので、また来ると約束して、馬車で邸に戻る。
奇妙な体験をした僕達は、口数少なく邸に戻り、執務室に入る。
「さあ、座って。
話をしよう。」
イライザは、嫌がることなく、ソファに座り、僕と対面した。
「オスカーは、僕の弟かい?」
そう言うと、イライザはゆっくりと頷く。
「ならば、父が僕以外にも子供をもうけていたと言うことか。
母親は?
イライザはどうして、あの子と知り合ったんだ?」
イライザは、静かに話し出した。
「実は、お父様を看病している時に、どうしても一緒に行ってほしいと連れて行かれたのが、あの邸でした。
何も告げられずについて行くと、邸の中にリカルド様そっくりのオスカーがいました。
私はその時、欲しくて欲しくて仕方がないものを見つけた気持ちがしました。
お父様の話では、私達が後継が作れないならば、長年連れ添った妾の子を授かってもいいのではないかと思ったそうです。
妾はリカルド様がいるから、子供を諦めていたけれど、私達に子供ができないからと、お父様が説得なさったそうです。
妾の方が、お父様との子供を欲しがっていることに気づいていても、つくってあげられないことに、お父様はいたたまれない思いを抱いていたそうです。
そして、子供はできたけれども、妾の方は身体を壊して、寝込むようになり、結局オスカーを産んだ後に、亡くなってしまったそうです。
お父様も、子供を欲しがったことで、妾が命を落とした罪悪感で、まだお若いのに、あのように病いに侵されたようです。
そして、自分が亡くなる前に、私にオスカーを託したのです。」
「何故、僕ではなく、イライザに?」
「リカルド様は、お母様に近いから、いずれお母様に見つかって、酷い目にあってしまうことを恐れたのか、リカルド様に託したら、私以外の女性とリカルド様の子だと、私が勘違いしてしまうからか、お父様の気持ちはよくわかりません。
ただ、できるだけリカルド様にも内緒にして、私にこの子を守って欲しいと、おっしゃっていました。
私は、子供ができないから、オスカーを見た時、涙が溢れ、絶対にこの子を守ると誓いました。
お父様は、私がそう思うことをわかっていたのでしょう。
妾の方の見た目は、私によく似ているそうです。
だから、私とリカルド様の子であることを疑う者はいないとおっしゃっていました。
それに、子供ができない私を庇ってくれたお父様を私は裏切らないと、お父様は知っていたのでしょう。
ですから、リカルド様、オスカーをこのまま育てることをお許しください。
私は、身を削ってでも、手に入れたいと思っていたリカルド様そっくりの子を手に入れたのです。
お願いします。」
そう言うとイライザは、涙を流しながら、僕に懇願する。
父はズルい。
イライザの思いにつけ込んで、オスカーを僕に託す。
我が父ながら、さすがと言うしかない。
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これからは、二人で育てよう。」
「リカルド様、ありがとうございます。」
イライザは涙を流して、喜んでいる。
その横では、ライナスも泣いている。
だが、どうしたら良いのだろうか?
僕は悩み出す。
もう僕達は、オスカーと離れて暮らしたくない。
オスカーを邸に連れて来たい。
僕達のそばで。
そして、親子になるんだ。
けれどもそこには、母と言う問題が横たわる。
親族の者から、養子をもらったと言うには、僕とオスカーは似すぎている。
だからと言って、今さら僕達に子供がいたことにするのも、無理がある。
母は、そのことで散々イライザを虐めてきたのだから。
母はオスカーを見たら、いずれ真実を知ってしまうだろう。
そしたら、オスカーに対して、何をするかわからない。
だからこそ、どうしたらいいのだろう?
でも、これでとりあえず、僕達夫婦の問題は、解決した。
だけど、父には、本当に腹が立つ。
僕に直接言えばいいものを。
そしたら、僕は命を半分奪われたような苦しみを味わわずに、済んだのに。
婚約した時から、僕は幾度も父に、僕がイライザのことを愛していると伝えている。
けれども、父にはわからないのだ。
僕がイライザをどれほど愛しているのかは。
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だが、確かに僕に伝えたら、母にバレる恐れはあっただろう。
僕は、今の状況を放置するような男ではない。
だから、何らかの動きをしてしまい、僕にべったりな母は、勘づくだろう。
その点、イライザには、母は無関心だ。
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